2025年10月18日土曜日

おとなしく音無し

  音の少ないルアーの強さってあるように思う。少なくともラトルじゃらじゃらのルアーとは魚の反応が違うことは間違いない。どちらか一方が常に良ければ迷う必要も無いけど、状況によって違うようにも思うので、派手なのと地味なのはとりあえず両方試してみるべきだと思っている。まあ派手なのと地味なのの両極端の間には無限のグラデーションが美しく存在するわけで、そんへん細かく細かく突っ込んでいくと収拾つかなくなるので、あまり釣りの現場では細分化はしないつもりだけど、釣り場でワシが使う、派手なの1つと地味なの1つは究極の選択としてコレとコレってのを選ぶことになる(実際には2つには絞りきれずもうちょっとユルいけど)。そのために釣り場で余裕のある状況をみて、いろんなのを試して、これがオレの「派手」、これがワシの「地味」っていうのを決めていく作業をして、そいつらに託すって話だと考えている。

 というわけでルアー図鑑うすしお味第82弾は、先週に引き続き根魚クランクの話でグダグダといっておきます。

ビースイッチャー4.0ほか
 実際の魚が釣れるか釣れないかにおいて、クランクベイトが地味か派手かなんてのは、そもそも地味なクランクベイトでもワームとかと比べたら派手に決まってるので「そんなもんクランク食ってくるような活性のある魚ならどっちでも食ってくる」っていう切り捨ても一つの戦略かもしれない。ただ、やっぱりたいして濁りも出てなくて、日が傾いたとはいえまだ沈んでない明るさのある中とかだと、ちょっとアメリカンにど派手なクランクでガコガコ鳴らしながら攻めるのは、それがハマれば勝負早いしその可能性は当然あるんだろうけど、なんか気持ち的には、まだ夜の帳が降りてないなら、も少し地味におとなしく静かに小さく行ってみたくなるのも、また釣り人心理というものだろう。あといつも40cm越えるような良型が接岸してるとは限らないので、20センチぐらいのなら個体数も多いだろうし小型のクランクなら充分食ってくるので、そういうのも釣っておきたいといういじましい想いもあったりして、1軍ボックスにもおとなしめのクランクは常備している。ただ、前回同様50LBナイロンのリーダー背負って海水中3mの深さに潜行してもらうとなると、おとなしく、静かにはともかく、小さくっていうのはなかなか難しく、該当するクランクが限られまくる。最初に使ってたのは上の写真の下から2列目、スミスの同じボディーデザインで潜行深度を変えた”システムクランク”の長兄「ディプシードゥーMAX」で、これはサイズもピーナッツⅡ(上写真下列がピーナッツⅡサイレント)とかの小型シャロークランクに毛が生えた程度で動きの質的にもおとなしめ、ラトルは入ってるけどうるさいってほどではなく、実際に魚もよく連れてきてくれたし能力的には問題なかった。ただ、深く潜る小型クランクベイトって需要が少ないのと、泳ぎの安定性確保が難しくちゃんと泳がないのがあったりしたらしく廃盤で、兄弟の1,2,3は現行カタログモデルだけどお兄ちゃんは中古も弾数少なく入手に難がある。でお次にコレはどうだろうと試したのが上の写真の真ん中列メガバスの「X200ディープ」で、これは潜行能力も充分で、やや細身で小さめのボディー、おとなしめの動きと音で優秀。弾数も人気あったので中古がいくらでも入手できる。実績もあって文句はない。無いけどどうせならノンラトルのがないか?といらん欲が出てしまう。今年根魚あんまり釣れてない中、上写真2列目右のノンラトルの樹脂製クランクであるサンシャインフィッシング「ベクトロン60」が良い魚を引っ張ってきてくれていて、強度面で問題抱えているバグリー「DB3」(写真だとベクトロンの横)の後継として投入したけど、動き自体はブリブリと大きく、DB3とはまた違う個性ではあるけど期待以上の働きをしてくれている。っていうのがあるのでノンラトルはやっぱり効く場面があるよなって話で、小型でおとなしい、淡水でなら3.5m~4mぐらい潜るクランクベイトという、技術的にも深く潜るにゃデカいリップがいるからそれを支えるデカいボディーが必要なのに、ボディーは小さくとかやり始めると安定させにくいだろうし、そこまで潜らせて地味にいきたいならワームでも使ってろって話だろうから需要も多そうに思えない。まあでもいろんなルアー作られているし探せばなくもないんじゃないか?とネットの海にドブンと浸かって探してみたら、ございましたその名をジップベイツ「ビースイッチャー4.0」でその名の通り4mダイバー。小さいので50LBのリーダー背負ってちゃんと潜ってくれるか心配しつつ試し投げしてみたけど、小さいのに飛ぶし、潜りも安定してピッチの細かい振動みたいな動きでグイグイ急速潜行して3.5mぐらいは潜ってくれる。これぞワシが求めていたモノだと久しぶりにヨーヅリとか以外の国産ルアー新品箱入り買いました。ジップベイツって中小メーカーだけど、チヌポッパーの釣りを牽引した「ザブラポッパー」とかのブランドで、オリジナリティーのある先駆的なルアーを作ってる印象で好感持てる。音がしないのは重心移動の磁性タングステンのオモリが棒に刺さって前後して、着水後は磁力で前の位置に固定されてカタカタ暴れないようになっているそうで、同じような仕組みダイワやデュエルでも見た気がするけど特許技術だそうである。細かいところで方式違うんだろう。なんにせよ凝った機構を搭載した高性能なジャパニーズルアーって感じがしてワシっぽくないなという気もするけど、性能的に優れているので1票入れざるを得ない。ルアーが良く釣れるか魚にそっぽ向かれるかは、なかなか使い込まないと分からないものだけど、ディープダイバーについては、まず欲しい潜行能力があるかないかが大前提でありキモなので、この高性能さは買いである。おそらく状況にハマってくれさえすれば期待した仕事をキッチリこなしてくれるだろう。コレで釣れんかったら釣り人の責任というもの。

上からフューズ3つに下ハスティー3
 もう一つ、おとなしいディープクランクで試したくなって投げてみているのがデュエル「フューズクランク」。3.5mぐらい潜る5XDよりチョイ潜らず、潮位が低いときや根がある上を通したいときには、スミス「ハスティー3」を使っていて、こいつはカタログ数値で3.8m、太いリーダーで海水使用だと3m弱ぐらい潜る感触。ハスティー3は性能的にもバランス良く仕上がってるし、カラーも豊富で不満はないけど、たまには違うのも使いたいなと、カタログ数値で3.5mの潜行深度のディープダイバーであるフューズクランクが買って使わずに放置してあるなと、実釣に連れだしてみたけど、これが、ヨーヅリ伝統の長くて根元が絞ってあるディープダイバー用のリップのおかげか、効能宣伝文句のとおり軽い引き抵抗でシュルシュルと潜っていくのは良いんだけど、軽い引き抵抗の分ラインが張ってなくて、水中での挙動も着底も分かりにくいスカスカした巻き心地でこりゃダメだと一回駄目出しした。でも、後になってつらつら考えていると、ラインテンションが抜け気味で手元感度が悪いっていうのは、逆に考えれば”魚の方にも違和感与えにくい”ってことじゃなかろうかということに思いが至って、ハタと膝を打って、これはひょっとして面白い手札になるかもしれないと検証作業のため実戦投入してみることにして投げている。ちなみにコイツもハスティーもサイレントじゃない。

 「ラインが張ってない”感度が悪い”状態で食わせると食い込みが良い」は自分の長い釣り歴の中で確信を持っている真理の一つだと思っている。分かりやすい明確なアタリを出そうとすればするほど、魚にも明確に違和感を抱かれて吐かれて弾かれる。これを強く意識し始めたのはヘラ釣りがきっかけで、ヘラ釣りでアタリが大きく出るときには既にヘラが違和感覚えて逃避行動とり始めてるって話で、そうならないように軽い仕掛けやわざと底に這わせた状態でラインを緩めてやる。そうすると当然アタリが明確に出にくくなるところを、微妙な小さなアタリ、時にアタリとも言えない変化でアワセると、向こうも違和感感じにくい状態なので口にハリが入ってる時間が長く、急いでアワせなくても余裕で間に合うというのに気がついて、先人達が小さくチクッと入るようなアタリを出すようにと言っていることの意味が身に染みて理解できた。コレはもちろんヘラ釣りの応用発展でやっている”延べアジ”ではまったく同じことが言えるし、フライで食い込み悪いときはハリス細く長くしたり、ルアーでは竿を柔らかくダルい調子のモノにしてラインを伸びのあるナイロンにしてってやると、アタリ弾かれにくくなっていく。今年シーバス狙いで20センチ無いような当歳魚の湧きがいいので、いつものアグリースティックよりさらにダルい調子のマイクロライトグラスにしているけど、柔い方がアタリ弾きにくいということは明確に感じる。加えてそういう”感度の悪い”竿でもきちんと食わせていれば手元にすらアタリは感じるモノで、竿先とかライン変化とかも見ればかなり微妙なアタリもとれる。マイクロライトグラスは黄色いので星明かりでも竿先の動き見やすい。世の中の釣り人は感度感度とうるさいけど、どんな道具使ってれば感度の良さが不足していると感じるのか不思議で仕方ない。ヘッタクソなだけだろって正直思ってる。

 ということで、ラインが張らない巻き抵抗の軽いフューズクランクで食わせると、食い込みが良くてしっかりハリ掛かりするのではないかという気がして、手札にできるように使いこなしてみたいと思っている。実績データが少ないので偶然という気もするけど、どうもヤイトハタは口の外側とかに掛かりがちでバレがちな気がするのでヤイトハタの多い状況で切る札にできたら釣りが面白くなると妄想している。チャイロマルハタとヤイトハタはそっくりさんで、同定に悩むようなことも多い似た魚種なんだけど、混ざって接岸することもあるけど、どちらかというとヤイトが釣れるときはしばらくヤイトが続いて、チャイマルが続くときはやっぱりチャイマルということが多いように感じる。似たような魚種だけど微妙にやっぱり性格も違うのだろうか?感度の悪いクランクを使う上で、水中での挙動はまあディープクランクがきちんと動いてないってことはないだろうから気にせず、となると問題は着底が分かりにくいということだけど、ポイントごとの水深の把握は既に終わっているので、根掛かりさせないように着底はさせないということを、普段から意識しているけど、それをより徹底して対応するのだろう。底から1mぐらい切っててもやる気ある魚なら余裕で食ってくる。底から30~50センチとかなら理想的かなと考えている。

 「ビースイッチャー4.0」「フューズクランク」の2つは、たまに切る札どまりで終わっても良いけど、ひょっとすると1軍打線入り、もしくは代打の切り札的なルアーになってくれるかもしれないと期待している。ラトル無しのディープダイバーってDB3がまさにそうだけどバルサ製なら珍しくないし、古いメタルリップのディープダイバー、たとえばホットNやヘルベンダーとかもあるけど、バルサ製は強度問題があるし、メタルリップ系はトローリングなら必要な深度に達するかもだけど投げて巻くと意外にそこまで潜ってくれない。ましてや太いリーダー背負わせて浮力が強くなってしまう海水ではって話である。そういう中でビースイッチャーは貴重なレアキャラだと思うので新品も買って1票入れておいた。もう一方のフューズクランクは中古がクソ安いし、おそらく巻きの軽さは現行のデュエルのディープダイバーにも引き継がれているようにリップ形状を見るとみうけられるので、現行モデルでもよさげで確保が楽。

 ルアーの釣りって、やってるとだんだん釣り場に持ち込むルアーの構成は単純化していくものだけど、百花騒乱、ありとあらゆる工夫やペテンや個性を盛り込んだ市場にあふれるルアー達を選ぶ楽しさってのは間違いなくあるので、今日もネットの海で良さげなルアーにマウスが滑るのをヤメられない止まらないのである。アタイ病気が憎いッ!!

2025年10月11日土曜日

もっと長く!

  根魚クランクはぶっちゃけあまり魚が釣れる釣りではない。ひたすら条件の良い、雨かウネリかでちょっと時化気味の日に出撃を繰り返す釣りで、魚が寄っていれば勝負は早いけど、やることはポイントごとの水深とかの地形把握が終わっていればクランクぶん投げて巻くだけの簡単なお仕事であり、シーバス狙いと一緒で”お楽しみルアー”でも持ち込んで遊ばないと飽きてしまう。

 というわけで色々持ち込むんだけど、ハッキリ言って浅い水深ならともかく、太いリーダー背負わせて海水に3mも潜らそうとすると、それだけの潜行能力を持ってるルアーって限られていて、棚を維持して引いてくるのが難しく根掛かり地獄のドボンと沈んでいくモノを除いて、浮いて引っ張ると潜ってくダイバー系のルアーだとほとんどディープクランクのたぐいしか選択肢はない。過去にも書いているけど、深く潜るためのデカいリップを支えて浮いて、かつ深く潜るための助走距離にもなる飛距離も稼がなければならんとなると、太くてコンパクトにまとまったクランクベイトのボディー形状は好適で理にかなっている。

バス・マス用ディープ?ミノー
 「ラリーニクソンとか琵琶湖に来たときにレーベルのロングビルとかディープダイビングなミノーなげてたやんけ、アレでいかんのか?」と思うかもだけど、遺憾ながらいかんのである。あの手のバス用のディープミノーはせいぜい潜って2mがところで、レーベルのロングビルもTDミノーのそれも、バグリー「ダイビングバンゴー」やメガバス「リバイアサン」、ベルズ「マジェンダ」あたりもカタログスペックで2m行くかどうかで、ベルズ「マジェンダ」あたりはワシャ長めのクランクベイト扱いしているけど、淡水で12LBナイロン直結とかでそのぐらいだと、実際に50LBリーダー背負わせて海水で引っ張ると、せいぜい1m強しか潜ってない感触である。リップの大きなミノーとしては他にマス用のバスディ「シュガーディープ」、ザウルス「レックスディープ」とかもあるけど、さらに細いラインの使用が前提であり、1mも潜るかどうかという感じになる。

 ただ、バス用やマス用にこだわらなければディープに深く潜るミノーは存在する。さっき書いたクランクベイトの反対に、デカいリップを支えきれない細いボディーの浮力と、飛ぶときは後方になる、前方に突き出したリップが比重が大きいので”前方重心”で姿勢が安定させにくく投げにくい、っていう2つの問題も、相応にデカいというか長いボディーにして投げずにトローリングでもしてしまえば解決する。トローリング用のミノーには30フィート(約9m)ダイバーとかもあって、過去デカミノーをネタにしたときにもそういうデカブツを取り上げている。ただそいつらは2つの意味で投げにくい。一つめには心理的に、20センチぐらいある太めのミノーはちょっと投げるのをためらうぐらいにはゲテモノ臭が漂う。海の魚は20センチの餌ぐらい食う大きさのはいくらでも居るし、冬の泳がせでは25センチ以上のカマス餌に根魚やら青物やら釣ってるのも目にするので、投げりゃ良いンだけど、次の2つめの理由もあわせると、どうにも投げにくいのである。2つめの問題はトローリング想定であり投げる仕様にそもそもなってないので、前方重心でかつ動きの良さを担保するためだろうけど、大きさのわりには軽くて空気抵抗ばかりクソ大きくて、ぶん投げても飛行姿勢安定せずクルクルしながらすぐ失速ボチャンとなって、飛距離が出なければせっかくの潜行能力も生かせないという問題。

マジェンダ軍団
 ただ、マジェンダのようにミノーとクランクの中間的な形状であれば、投げやすいバランスに仕上げることはできるし、潜行能力も探せば十分なモノはあるんじゃないか?あればあったでコンパクトにまとまった太短いクランクベイトとは違うミノーの”長さ”が効く場面とかあるんじゃなかろうか?そう信じて集中力持続させて投げることができるようなルアーが、このありとあらゆる種類のルアーが作られて来たなかで一つも無いってこともないだろうと、気になるルアーがあれば探っていた。ちなみに写真のマジェンダ軍団は固定重心と重心移動版に分けてあって袋に詰めてるのが固定重心。

左上マグナムウォーリーダイバー、左下サンダークランク08、右ディープX200
 結果、やっぱり無いわけじゃなかった。一つにはマジェンダを例に出したけどクランクっぽい太いミノーであれば、充分潜って充分投げやすいっていうバランスのものはある。コットンコーデル「マグナムウォーリーダイバー」あたりがそれ。ストーム「サンダークランク08」も”クランク”って言ってしまってるぐらいだけど、ストームのサンダーシリーズは紛れもないミノーなので、まさにミノーとクランクの中間的な存在なんだろうと思ったけどイマイチ潜らず。一方マグナムウォーリーダイバーは3mぐらいは潜ってくれる。合格。既に1軍入りしているメガバス「ディープX200」もクランクですって扱いだけど、わりと細身でミノーとクランクの中間であり、まあこのあたりは逆に言うとクランクとの違いはそこまで無いのかなと思う。太いミノーは長いクランク説の実例か。

上から5つディープウォールアイ、下2つ5XD
 そんなわけでミノーっぽいミノーにトローリング以外で深く潜らせるのはしんどいかなと思っていた。ところが、深く潜るミノーっていうことでトローリング用と思われるけど、アメルア通販サイト店じまいセールで、どうせなら普段買わないようなのを買おうと手を出したバンディッド「ディープウォールアイ」っていう、名前のとおりウォールアイ用のミノーがなかなかにやりおる感じで、投げやすく良く潜ってくれた。見た目はロングA15Aに今時っぽいしゃくれたディープダイバーの幅広リップが付いてるだけでなんてことはない。トローリングで最大27フィート(8m強)潜るっていうけど投げて使ったらそこまで潜る前に戻ってくるだろうと思ってたけど、使う前にトリプルフック3本仕様なのをシングル2本に変えたりしていじってるときに「コイツ(オモリ)動くぞ!」と重心移動であることに気がついた。なぜかしらんけどトローリングなら固定重心の方が動き安定するし立ち上がりも良いだろうけど、投げることも想定しているのか、とにかく重心移動搭載。実際投げて巻いてみると飛ぶし良く潜る。さすがに8mも潜らせられるほど飛んでかないけど、3.5mぐらいは潜ってくれていて、かつわりと急速潜行。クランクで比較すると一軍四番扱いのストライクキング「5XD」相当の能力があると思う。5XDはハッキリ言ってディープクランクの現時点での最高到達点だと感じているぐらいに完成度が高い。それと互角の潜行能力。ちょっとビビった。もちろん写真でも分かるように5XDの方がコンパクトにまとまっていて、ディープウォールアイは同じ能力だとしても長い。長いからリップを支える浮力的には稼げて当然ではある。あるけどそれにしてもやりおる感じ。深く潜るミノーは基本トローリング用の需要しかなく、重心移動にしてしまうというのは盲点だったのかもしれない。けど他にあまりない能力のルアーなので切る札としては面白い存在。バスでもシーバスでも使いどころあるだろうって思う。ただ見た目がもろ15Aのパクリなのはいかがなモノかと思ったけど、バンディッドもボーマーと仲良くプラドコ傘下のブランドになってるから良いのか?山賊がそんなこまけぇこと気にしねぇって話か。

 他に同じような能力のルアーが無いか色々調べてみたけど重心移動のディープダイビングミノーでかつ3m以上潜るってのは他にはメガバスのワンテンのディープタイプぐらいしか見つけられなかった。メガバスは現行モデルはちょっと高級すぎて手が出ない。型落ちになって中古が安くなったら買うか?近い条件でバスディ「ディープシェイカー」というシャッド系のやや長いミノーっぽくも見えるのもあったようだけど、重心移動のオモリが背中に回る設計で同ブランドのモーグルクランクでもそのケがあったと思うけど、底に当たってヒラを打つとひっくり返ってしばらく復帰しないらしいのでちょっと使いにくそうであり、人気も出ず廃盤らしく確保も難しめで入手していない。販売期間が短いことが多い国産品はディープダイビングミノー自体がマイナーな分野でもあるし弾数確保に難があるのは必然か。一方で、固定重心でもカタログ数値で3m以上潜るとなっているミノーはデカブツ以外でも改めて注意して探せば見つかった、ていうか蔵に転がってた。写真一番上のハトリーズ「スティッキー3」が3m、ボーマー「ロングAディープ25A」が12フィートで約3.6m潜るカタログスペックになっている。どちらも太くて長いクランク系ミノーではあるけど、前述のウォーリーダイバーとかよりはミノーっぽい。25Aのほうはシーバス用に買ったけど、リップでかくてスピニングのシーバスタックルでは抵抗大きすぎて巻きにくくて、一つ下の24A(写真上から2番目)は使えそうだけど、25Aはちょっとしんどいなと思ってたけど、ディープクランク投げるための根魚クランクの道具で投げて巻くと、意外にベイトで投げるとスピニングで投げたときの印象と違い飛行姿勢安定して飛ぶし巻き抵抗もさほどではなく、潜行能力も50ポンドのリーダー背負って海中3mぐらいは潜ってくれる。これはまずまず使えると見直して合格点出した。一方スティッキー3のほうはハトリーズのルアーは基本8LBナイロン推奨であり50LBリーダー背負わせると1.5m潜ってるかどうか怪しいぐらいで潜行能力不足。って感じで25Aは良い暴れっぷりでアピール度高く良い札かも。そして買い増しせねばと悪い病気が出る。バンディッドのディープウォールアイは今日本じゃ売ってないみたいで中古も弾数少なく買い増し思うようにいかないので、その点でも25Aは優秀。なんぼでも買える。さすが老舗のボーマーブランド。

 という感じで、深く潜るミノーもあるっちゃあるので、気分を変えて”変えると来る”を期待して今後は投げてみようと思う。まあ近所漁港では根魚に向かってディープクランク投げてる釣り人など居ないので、使ってる人間が少ないルアーが効くって要素はないにしても、ワシが近所漁港の根魚をクランクにスレさせているという懸念があると言えばあるので、手変え品変えしておくのは退屈がしのげる他にも意味があると信じておこう、という締めくくりのルアー図鑑うすしお味第81弾でした。

2025年10月4日土曜日

乾物の実力ービンボ飯干しキノコ編ー

 太陽は偉大である。天照大神の例を出すまでもなく、その偉大な力は古くから神として尊ばれあがめ奉られてきたぐらいのモノで、もしも太陽が無かったら地球はたちまち凍りつくって話でワシら太陽なしでは生きていけない。地球上の生態系では熱水噴出口の化学合成細菌を生産者とするとか例外的なモノを除くと、ほとんどの生き物が植物が太陽の光を用いて光合成で得た有機物をエネルギー源として利用している。つまり巡り巡ってワシやサメ、ヒョウのような頂点捕食者(サメとヒョウと私ではなく、イーグルシャークパーンサー♪のことね)であっても、太陽が無ければエネルギーを得て活動するための糧を得ることができない。単純に生物種の生息できる温度に関係するだけでなく、その光をエネルギー源として我々生き物は恩恵を享受しているということが大きな事実としてあり、あまつさえ人類は電気エネルギーとしての利用もすれば、極論すると太陽光が引き起こしたと言える風や川の流れからも帆船や水車の昔からエネルギーを得てきて産業や生活に便利に使っている。石油、石炭も元をたどれば過去の太陽エネルギーの蓄積であり、神とあがめられて当然の存在とも言えるだろう。

 そういう中で、ワシ的に太陽光の直接利用として生活から切って離せないのが、「干す」という行為で、それはもちろん洗濯物や布団を干すのも含まれるけど、食生活において干物の役割がとてもありがたいと感じているところ。太陽光を用いてその熱で水分を蒸発させ乾燥させたうえで紫外線で殺菌し、食べモノを長持ちさせるというご先祖様から連綿と引き継いできた生活の食の知恵。ありがたいことである。もちろんその主力としては”魚の干物”がワシの食生活の多くの部分を占めるものとして、主に冬期中心としたカマスであったりアジであったりの干物を、干し網が空く暇もないぐらいに作りまくって食べまくって、あちこちにお使いに出したりもしている。魚の干物つくりは、当地に越してくる以前からの手習いであり、古い小さい方の干物網はかれこれ15年以上は使い続けている歴戦の強者である。魚も干してきたが、芋なんかも干してきた。

 そして、最近のマイブームは”干しキノコ”である。キノコについては以前”キノコ狩り”にハマったときに、あれって雨のあととか条件が良いときにニョコニョコ生えてくるので、一度に食べきれないぐらいの収穫があったりした。そういうときは汚れをはらって適当に切って干して保存。煮込み料理なんかに重宝していた。紀伊半島のこの地でも温暖で雨の多い気候から考えてキノコ狩りは楽しめると期待していたけど、杉や檜の植林された山が多く、出るキノコの種類が限られるって以前に私有地であり勝手に採取して良いような場所があまり見あたらない。加えて、都会の公園の整備された遊歩道周りでのキノコ狩りと違って、こちらで本格的にやろうと思うと、急峻な山に分け入ってという形になりそうで、膝も怪しいお年頃なので、近場で私有地じゃなさげなところを軽く探索はしてみたけど、素人が種同定できそうな食菌の発生は見つけられず断念している。とはいえ、この地では製材業の副産物のおがくず利用でのキノコ栽培が結構盛んで、海産物や蜜柑、木材が表の名産物なら裏名産が菌床栽培のキノコ達なのはすでにご紹介したところである。これが、ワシのような貧乏人が買うのは、規格外品の一袋いくらの持ってけ価格のものや、しなびかけて半額シール貼られた特価品で、いつも手に入るとは限らない。まあ正規の値段で買っても産地価格であり安いんだけど、安売りしてるときの価格でドカッと仕入れておけばなお安い。そして一気に食い切ってしまうのが難しければ、干せば良いのである。エリンギと椎茸が主なんだけど、エリンギは食感が売りなので干してどうか?と半信半疑で干してみたけど、案ずるより産むがやすしってぐらいで、シャキシャキしていた食感が水分飛んでギュッと締まってジャキジャキという新たな食感を得ていて悪くなく、かつ独特の香りが生じてきてこれはこれでありである。椎茸においてはいわずもがな、干し椎茸はなにも立派な”ドンコ”でなくても、規格外品の小っちゃいのでも香り高く、良く出汁が出て、ビタミンDも増えているはずである。どちらも素晴らしい干しキノコで間違いない。

 で、どうやって食うか?まあどうとでも食えるんだけど、まずは良い出汁がとれるので、煮込み系の料理が王道だろう。ということでお煮染め作ってみた。

 材料は、自家製干し椎茸、昆布、大根、マイタケ、ネギ、ちくわ、厚揚げ、メンツユ、塩と適当に冷蔵庫にあったもの中心にぶち込む。

 作り方は適当でいい、まずは干し椎茸と昆布を適当に切ったものを鍋の水で数時間かけて戻す。戻し汁はそのまま出し汁になる。

 あとは火の通りにくいモノから順番に適当に切って煮ていくんだけど、大根は水から入れておいて大丈夫。

 味付けは、煮ていく最初の段階でちょっと薄いかなというぐらいに濃縮タイプのメンツユを入れておいて、煮ながら味見して良い塩梅になるようにメンツユと塩を追加していって味を調える。

 グツグツ煮立ったら、タオルにくるんで保冷バックにぶち込んで味を染みさせると美味しく仕上がるけど、どうせ一回で食い切らずに煮返すうちに味は染みてくるし面倒くさいので、煮えたら1回目食って、熱が取れたら冷蔵庫に入れて翌日また煮返して2日目という感じで3日ぐらいかけて食べていくと、最後の方の大根とか味が良く染みてて抜群になる。途中で具と調味料追加して食べ伸ばしてもいいし、最後残りが少なくなったら卵割り入れてゴハンにぶっかけて食うのもお下品でよろしいかと。

 もいっちょは、前回に引き続き麺類いってみましょうってことで、パスタにぶち込んでみた。

 冷凍していた干しエリンギと干し椎茸をジップロックにぶち込んで水入れて戻す。戻し汁がそのまま出し汁になるのは一緒。

 後は具材として、安売りしてたナスと生のエリンギがあったので”追いキノコ”も投入して食感の違いとか楽しみつつ、買い置きのタマネギも賑やかし要因で投入。

 パスタを茹でるのと同時進行で、フライパンで水戻しした干しキノコをベースに具材をぶち込んで煮て、メンツユで味付けする。ちょっと濃いかなってぐらいで麺に絡めるとちょうど良くなる。

 漫画家のよしながふみ先生の作品で、よく登場人物がメンツユ使ってるのを読んで、みりんと酒と醤油ぐらいで作れるのになんで出来合のメンツユ使ってるんだろうって疑問に思ってたけど、濃縮タイプのメンツユ使い始めたら合点がいった。和食系の味付けはだいたいこれでいける便利さ。濃縮タイプだと常備しておいてササッと使えて便利。砂糖ぶち込めば煮魚やらすき焼き風の鍋にもできるし、一度使い始めたらもう、みりん、酒、醤油、砂糖で作る方式には戻れなくなった。逆に買わなくなったのがポン酢のたぐいで、あれはベースは酢と醤油混ぜるだけで鍋にかける必要もないので、都度作って冬とか柑橘が冷蔵庫にあれば絞るし、無ければ大根おろしだの練り辛子だの薬味でごまかしている。

 で、麺が茹で上がったら具を煮てるフライパンにお湯を切って投入して混ぜる。最後香りづけにゴマ油をタラリと掛け回せば完成。まあ、なんか具をメンツユベースで煮てしまって和風のスープスパゲティーにしてしまうというのは冷蔵庫の余り物処理にも好適かと。だいたい何でもあうと思う。今回の和風キノコスパは、キノコ好きにはたまらんキノコだらけの一品に仕上がってて美味しゅうございました。

 てな感じで、安いときに沢山入手して干して長持ちさせるというのは、ビンボ飯的に経済面でも利するところ多しなんだけど、干したことによって出せる味があったりして、料理の幅を広げて楽しい食事に寄与する面もこれまたありで、魚やキノコだけに限らず、乾物の利用、干して食ってしまうというのは今後も挑戦してみたいと思っている。干し柿とか好物と言って良いぐらい好きだし、切り干し大根なんていうのも独特の滋味があって良いモノだし、大根干すならタクワン漬けるか?とか興味は広がっていく。ま、ボチボチやってみます。干しキノコは基本的に切って干し網に並べて天日にまかせるだけの簡単なお仕事なので、乾物入門としては魚の干物より格段に簡単でもあり、実践に基づく自信を持って皆様にお薦めしておきます。

2025年9月27日土曜日

貧乏人が麦を食う時代がまたくるとは想定外ービンボ飯乾麺編ー

  米はやや値段落ち着いて5kg4千円くらいで買えるようになってきた。まあ米農家さんに儲けてもらい生業として続けてもらうにはこの辺で良しとしておくべきなのか?銘柄米が食いたいとか贅沢言わないので3500円ぐらいまで下げてくれると正直うれしいけど、まあなるようにしかならんわな。

 という食費が高騰している中で、乾麺のたぐいは安いし積極的に食うか、と思うわけだけど、ソバやら素麺やらも単品でゆでてめんつゆで食べるのみでは味気ないし、栄養バランス的にもいまいち。パスタにしても安い出来あいのパスタソースはタラコ、トマト、ホワイトソース(カルボナーラも含む)、ペペロンチーノ、マヨ、和風ぐらいの選択肢しか無く、かつ栄養バランス的にもやっぱりイマイチ。ということで今回、ビンボ飯的に乾麺を栄養バランス改善しつつ美味しく、かつ面倒くさくない方向性で料理していこうと思う。ソバにいちいち天ぷらとか”別の料理”くっつける面倒くささは勘弁願いたい。ネットでよく論争になってて、最近ではメーカーが”素中華ソバ”の写真をアップして「これだけでも充分美味しいですよ!」って提案したらワケの分からんバカ主婦どもが猛反発して炎上したらしいけど、ああいう手合いのさも自分のやってる主婦業が大変であると主張してマウント取りたがる姿勢には反吐が出る。錦糸卵やらキュウリ千切りやらが乗ってなくてなにが問題だって話で、家族が気をつかってそういうのなしの手抜きのブツを求めて「簡単でいいよ」といってるのに、自分の変なこだわりのみをもって、そのニーズに応えようという努力もせず勝手にブチ切れている。アホかと。中華ソバはまあなんか乗ってないと格好がつかん気がしないでもないけど、素麺やらまで「簡単じゃない」とか言い始めるといい加減にしろよと思う。ネットでもいい加減にしろって思った人は多いのか、シマダヤ流水麺の入ってたビニール袋そのまま使って水切って食卓にのせてた強者もいて、それだと使う食器も少なく洗い物まで減って、なかなかやりおると感心した。シマダヤ流水麺って関東限定かもだけどすでに茹で上がっている麺がビニール袋に入ってて通常ザルにでもあけて水道水でほぐしてやればすぐ食べられるという便利商品。コンビニのソバとかに”ほぐし水”が付いてるけどあれと同じような仕組みでもっと安くて量があって、茹でるのも面倒くさいような時には重宝した。消費期限は短いけどアレはアレで良いモノです。そういう手の抜き方も含めて、料理を工夫するのって、自分も含めた”お客”の要望を踏まえた上でスーパーの特売品の状況から冷蔵庫の余り物や乾物、調味料やらの在庫を時間軸含めた4次元的に使い回していく戦略性とかもあって、とても創造的で楽しい作業であって、素麺やらカレーやら程度が簡単じゃないと感じるような応用の効かない”料理が嫌いな人間”は主婦などやるなと、テメエで銭稼いで料理上手な相方をみつけてそいつに任せろと言いたい。料理して一人で食っても美味しいけど、人様に食べてもらうのってなお楽しいはずだけど、そう思えないうえに手抜きの手段さえ思いつかないのなら徹頭徹尾主婦(主夫)には向いてない。冷蔵庫のありモノで適当にでっち上げた料理を堂々と食卓に供していた昭和の主婦のしたたかさを見習えと声を大にして主張したい。”映え”とか普段の飯にはいらんのじゃマヌケ。

 ということで、まずは素麺からだけどたまたま実家で余らせていた素麺があったので素麺でやってるけど、乾麺ならソバでもうどんでも冷や麦でも、なんならパスタでも良い。やることは簡単で、素麺茹でる鍋でお湯を沸かす段階から季節のお野菜などをぶち込んで、素麺と一緒に茹でてしまってザルに空けて一緒に食らうのである。今回見切り品のアスパラと常備野菜のキャベツを使いました。ゆで野菜をメンツユやらポン酢で食べるのはこれまた簡単美味。今回めんつゆの薬味としてはタラリとごま油でシンプルに手抜きしている。もちろん生姜でもシソでも好きな薬味でどうそ。おろし大根が意外に素麺でも有効なのはお薦めしておきます。タンパク質が足りんというならしゃぶしゃぶ風に肉でもお好きなように追加してやってくれ。ビンボなワシャ納豆追加でタンパク質を追加。こういうほぼ買ってくるだけで良い”おかず”は大変重宝する。総菜でももちろん良いけど、何度もビンボ飯では書いてるけど大豆製品のそのへんの優秀さは抜群である。豆腐でも厚揚げでもメンツユで食っときゃ間違いない。”映え”ないことはなはだしいけど、簡単で美味しいのはこれまた間違いなし。愛猫のコバンも素ソーメンあぐあぐ食べつつ太鼓判押します。

 で、お次がパスタ方面。これが前々から思ってたけど、安いスーパーのプライベートブランドのパスタソースって酷い代物で、ミートソースってこんなに肉少なくて商品表示的に大丈夫なのか?ってぐらいで昔はこんなのじゃなかった気がして、なんかケチャップ味のソースを釈然としないまま食わされている。カルボナーラも単なるホワイトソースでかすかにチーズ臭は感じるけど卵黄要素どこ行った?って感じである、一応ベーコンの破片は存在が確認できる。タラコ系はごまかしきかんだろうと思ってたらとある激安品は乾燥したタラコのぶっちゃけタラコふりかけに油混ぜるような一品で恐れいった。まあ、手抜きバスタとしては昔から、茹でて鰹節マヨ醤油を絡めて食う”簡易ツナマヨ”とでもいう傑作があるし、さっき書いたようにメンツユで食ってしまっても、素うどんに相当するらしいペペロンチーノでも何ら問題ないけど、今回は既製品のやっすいパスタソースをなんとかバージョンアップする方向で考えてみた。

 まずは、卵黄要素の希薄なカルボナーラまがいの代物をなんとかしてみたい。というわけで卵追加すれば良いんだけど、それだけでは具も少く寂しいのでタマネギとエリンギも追加した。手順的にはパスタを茹でる作業中にフライパンでタマネギ、エリンギをニンニクパウダーで炒めてから、パスタソースでぐつぐつ煮ておく。そこに茹で上がったパスタを投入してソーズに絡めた後、真ん中に卵を割り入れてちょっとかき混ぜて火を止めて余熱で半熟ぐらいにもっていく。仕上げに黒胡椒。うまいゾ!ただ明らかにカルボナーラではないな。そこはもう元が元なので限界があるだろう。カルボナーラ自体材料はベーコンと卵黄と牛乳か生クリームに黒胡椒程度なので最初から作れって話だけど、ベーコンが高くて二の足を踏む。ベーコンなしで油揚げとかにして挑戦しても良いけど、牛乳はワシ乳糖消化酵素を失った大人なので常備してない。日持ちもそれほどしないし使い切る分だけ買うのは割高感があってビンボ飯的には無しだと思う。牛乳の代わりに安物のパスタソースって感じで、ついでに具を追加できるって感じだろう。

 ただこの挑戦は、次のトマトソース系の大きなヒントになった。ソースで煮てしまえば具材の追加は何とでもなる。加えて生卵仕上げにぶち込んで半熟にしてしまうのは、ほぼアレである。ということでサクサクといってみましょう。材料はとにかく肉感が無いので安い肉と言えば鶏皮なので鶏皮みじん切り、あとはタマネギに生卵。”ミートソース”ってそれこそワシの少年時代(40年ぐらい前)ってまだレトルトじゃなくて缶詰で、初めて食べたときにその肉々しさとトマト味の組み合わせにハマり、ご飯にかけて食うぐらいハマったもので、今の安いミートソースは正直ナポリタンソースとの差が分からん。なのでとにかく肉っけを足してみたんだけど、昔のミートソースみたいに挽肉主体になるぐらい鶏皮入れると脂が多すぎて食えたもんじゃないので、肉っけはそこそこにとどまった。ただ多分そうだろうなと思ってたけど、生卵仕上げに割り入れてグチャッとして半熟は狙いどおりの効果を発揮してくれた。写真下段右を見て東海地方出身の人間ならピンときたかもしれない。そう、これ喫茶店の”鉄板ナポリタン”の再現なのである。東海地方の喫茶店ではナポリタンが定番で、頼むとステーキみたいに鉄板に乗ってジュウジュウ音をさせながらやってくるのである。そしてナポリタンの底には溶き卵が敷かれていて、お好きな状態に熱を通してナポリタンに絡めて食するのである。これがもう書いててヨダレがわくぐらい、名古屋中心とした東海地方民にはパブロフの犬的に刷り込まれた懐かしの味なんである。これはちょっとハマってしばらく食い続けた。ワシ後片付けの手間を減らすためにフライパンごと食卓に乗せてるけどそのスタイルとも相性抜群。ちまたでは今ナポリタンに関しては、トマトケチャップを焦がして香りを立たせる”メイラード”とかいう手法が流行のようだけど、そんなもんどうでも良いから東海地方民ならフライパンで最後に生卵底に溶き入れてお好みのグチュグチュ加減に熱通らせてから絡めて食え!ケチャップ使って既製品のパスタソース無しでも行けそうには思うけど、パスタソース使った方が手抜きできて楽っちゃ楽。手間暇かけるほどの料理じゃねえゼだけど満足度高し。

 という感じで、安いとキロ3百円とかで買えてしまう乾麺を使って、簡単手軽にうまい料理を食ってしまおうという試みは、懐かしい味にもたどり着けたりして、実に正しく食の楽しさを味わえていると満足している。この界隈のネタはもうちょっとあるので興味のある方はお楽しみに。

2025年9月20日土曜日

失われたペンチを求めて

  ペンチって今時の人は言わんのか?プライヤーってやつですね。ちょっと気になってしらべたら、プライヤーが大きなくくりで、ペンチはプライヤーのうち主に針金とかの金属挟んで曲げ伸ばしするようなタイプを言うらしい。っていう整理もあれば、開き方が大きくかつ変えられるようなのをプライヤーと限定的に言ってる場合もあるようで、まあそのへん気にせず、若い人はプライヤーと呼び、我らジ様はペンチと呼んでおけば良いのかなと。

 魚釣りにおいても、ペンチは出番が結構あって、一番多いのが釣り場に持ち込んで魚の口からハリ外したり、ルアーのハリ交換でスプリットリング外したりするためのモノで、ワシも基本的にウエストポーチかリュックに一本ぶち込んである。最近はルアーのハリ外しとしては、シーバスに飲まれた場合と、カマスに飲まれた場合に用途が限られているので、前者では奥に突っ込めるのと、後者ではキツい歯になるべく触れたくないということから、ロングノーズのステンレスペンチを愛用している。これ、九州に転勤になるときにJOS師匠から、ライギョとか釣るなら便利だよといただいたもので、長年愛用していて、ライギョ用から紀伊半島標準装備に格上げしている。

 これを使う前には紆余曲折があって、今までで一番気に入っていた、細身のスプリットリングプライヤーが、そこそこロングノーズでハリ外しにも好適、スプリットリングの交換が、細身で小型のスプリットリングでも無理なくスムーズ。定番のステンレスにクロムメッキではなくて、黒い鋼系のような見た目なんだけど、なぜか塩にも強く水洗いとたまにCRCぶっかけて拭いておく程度で錆びない耐腐食性と、ある種自分の中の理想のペンチだったんだけど、香港からの帰路、間違えて預け入れ荷物ではなく手荷物に入れてしまっていて、あえなく没収されてしまい、悲しいお別れを迎えてしまった。

 その後は釣り場に持ち込むペンチは、安いのや拾ったのを使っていることが多かったけど、小さなスプリットリングの付け外しがやりやすいスプリットリングプライヤーは、釣り場持ち込み用と言うより、家でのハリ交換作業に無いと困るので新たに買うんだけど、どうにも香港の空港で失われたプライヤーを越えるものには出会えなかった。シーバスミノーに付いてるような大きさのスプリットリングを付け外しするのは、ごく普通に”スプリットリングプライヤー”という名目で売ってる商品なら問題なくこなせる。っていうか手で爪使ってもどうにかなる。大型のスプリットリングは逆にそれ用の先がL字型のでないと作業がしんどくて、サンスイオリジナルの「ペラジックスプリットリングプライヤー」が文句なしの性能である。でも小型のメッキ用の3gのスプーンだの4センチのシンペンだののハリ交換でちっちゃいスプリットリングを扱うにはなかなか適したものがない。まずまったくダメなのが扱うスプリットリングが小さいからといって、単純にペンチのサイズまで小さくしてしまっているものは、はさみのように持ち手に指を突っ込む穴があったり、バネ使ってあって開いているのが基本姿勢のものならまだしも、ペンチに合わせて人間の手が小さくなるワケではないので使いにくい。アホかと。かつ小さいペンチは他の用途には使いにくいのもあまりよろしくない。家での小型スプリットリング交換専用と割り切ってしまえばバネで開いている方式とかありかなと買ったけど、小さいと握りにくてどうしても扱いにくいのでネットオークションに流してしまった。やっぱりそこは人の手にあった大きさの方が使いやすいように思う。使うとき小さいと写真下みたいに窮屈な握り方になり塩梅悪い。

 わりと良かったのが写真右端バレーヒルの「スプリットリングプライヤーM」で極端に小さいものを除いて、5センチミノーに付いてるようなスプリットリングでも付け外し可能。ハリ外しとかの用途にも普通に使える。持ち手も大きく握りやすい。で、Mでこれなら「ss」っていう小型リング用の機種ならもっと小型リングは扱いやすいだろうと購入。写真真ん中。これがなぜかMよりプライヤーの先端が太くて小型リングに突っ込めなくて扱いにくい。先が細くてリングの穴に突っ込めるようじゃないと小型スプリットリング用としては使えない。駄目だコリャ。普通サイズのリングなら問題ないし全体の大きさもやや小ぶり程度なので、釣り場で使うには充分かもなので、欲しい人はメールください。送料負担いただければ差し上げます。もいっちょ、スミスのでも同じようなことをやらかしていて、Y君が使ってたスミスのが使いやすそうだったので買ったんだけど、意外とスミスから種類出ていて一番小さいのにも適合しそうなのを買ったけど、また先が太くてダメだった。無理矢理ダイヤモンドヤスリで削ったけど使い心地イマイチなので、ステンでサビに強く丈夫そうではあるので、青物用とかのルアーのやや大きいスプリットリング交換用に釣り場に持ち込む用として運用している。写真だと左。さっきも書いたけどシーバス用ルアーについてるぐらいの大きさのスプリットリングなら爪使ってフック交換できるけど、青物ルアーぐらいになってくると爪じゃ無理。下の写真は、右からバレーヒルのM、バレーヒルのSS、スミスの先端のところを比較した写真だけど、MよりSSの方が太いというか幅が広いというのは分かるだろうか?ちなみにスミスのは削ったあとなのでそこそこ細くなっている。

 という中で、これは良いんじゃないだろうかと購入したのが、やっと小型スプリットリング用として満足する品だったのでご紹介したい。ヤリエ「スプリットリングプライヤー JP 13cm」で、金属むき出しの素っ気ない感じだけど、なかなかにやりよる感じで、先が細くて小さいスプリットリングにも突っ込めるのは当然として、開くと片方にくるっと起き上がってくっついてくるので作業がとてもしやすい。やや小型で華奢なので釣り場に持ち込むとかにはあまり向かないかもだけど、家で小型ルアーのハリ交換とかするのに限定して使用するなら、使いやすくて非常に良いと思う。

 これでスプリットリングプライヤーについては、GT用ルアーに付いている下手なプライヤーで交換しようとすると指の皮がむけるような固くて大きいスプリットリングから、メッキ用3gスプーンに付いてる超小型に対応するものまで、使いやすいものが揃った。香港で失った一本は超小型用からシーバスルアー用サイズぐらいまでをカバーする汎用性の高いものだったけど、まあ汎用性高いゆえにちょっと細くて華奢とかの気になる点もあったので、フックの交換は釣り場で曲がるとかを除くと家で準備段階で必要になる作業なので、専門職的な3本で分業しても道具かさばるわけでなし問題ない。小型用にやっと納得いくものが手に入ったので、長らく悩んできたスプリットリングプライヤー問題は一応の解決を見てめでたしめでたしである。

 で、ついでに我が家にはなんだりかんだり、各種ペンチのたぐいが色々ござる。まあこんなんあると便利ですよっって感じに、ついでなのでご紹介しておきたい。


 まあ、このへんは標準的なペンチ、プライヤーというところだろうか。

 上の方は細いいわゆるラジオペンチで先曲がりのやつ。以前はウエストポーチに入れてフック外したりに使ってた現場用だったけど、お役御免になってからは普通に部屋で針金細工やらフライフックのカエシを潰したりの用途に使っている。下の方が挟むものの厚さに応じて開く幅が変えられる狭義の”プライヤー”なんだろうけど、自転車修理セットに入ってたのでそのまま道具箱に入ってるけどあまり出番はない。ペンチ2本で金属板曲げたりするときにたまに使うぐらいか。

 で、ゴツいのの軍団。左からF師匠にもらったバイスプライヤー、「maun industries」社製のサイドカッタープライヤー、ワイヤカッター、スリーブプレッサー、って感じ。バイスプライヤーは便利だよといただいたけど、確かに色々と使いどころがあって重宝している。左下の摘まみを回して開き幅を調整できて、その開き幅で挟んだ時にカチッと強めに固定できて、外すときは右のハンドルの内側に見えているレバーを握ればこれまたカチッと開く。ルアーの色塗るときにアイを挟んで固定して塗るとかの塗装作業にも、PENNの花びら型ナットのようなちょうど良いスパナが無いときの簡易スパナとしても、その他にも挟む幅を固定して使えるというのは応用幅が広く、1個あると何かと捗る。左から2番目がサイドカッタープライヤー、隣の右から2番目がワイヤーカッターで、ロウニンアジのルアーをやるときにギブス社のルアーとかフックのアイの根元に切り込みを入れて隙間を空けてルアーのアイにねじ込んでから隙間を戻してあるんだけど、標準装備のフックは曲がるしそんなだしで不安なので交換したいんだけど、フックのアイをバチンと切るのに最初はワイヤーカッターでやってたんだけど、この大きさのワイヤーカッターでは太いフック切断しきれずにもっと大きいサイズのを使ってた。でもデカいと遠征時持ちこむの面倒くさいので悩んでたら、先輩がMAUN社のを教えてくれて、どういう仕組みだかしらないけど、握る力を25倍にするとかでフックも何とか切断可能。そしてものを挟む機能もプライヤーの歯が平行移動する仕組みで、しっかり挟む材料を保持して力強い。ちょいお値段したけど良い仕事してくれます。最後右端はスリーブプレッサーでワイヤーカッターも付いている。スリーブプレッサーっていうのは、結ぶのが難しいぐらい太いのナイロンハリスやらワイヤーやらを金属の筒を填めてガチャンと締め込んで接続部を作るためのペンチ。なので単線ワイヤーは厳しいかもだけど、縒り糸?のワイヤーぐらいはサクサク切れるワイヤーカッターが横に付いている。サメ狙いを真面目に考えてた頃にこれで仕掛け作ってた。昔のサイトの方の記事に使い方事例とか出てくるので興味のある人は読んでちょうだい。

 で、ワイヤーとか切るならニッパーもあるよって話で、左は通常の針金とかを切るためのニッパー。1本あると針金切るときはもちろん、古い竿のグリップやらシートをバリバリと破壊しながら引っぺがしたりする荒仕事にもつかえて何かと便利。
 右の爪切り用のニッパーが実に使いやすい代物で、普通のナイロンラインやPEラインを切って仕掛けを作るときなんかには、これでだいたい切ってる。刃が鋭い分すぐに切れ味が悪くなるし、針金なんて切った日にゃ欠けてしまうぐらいに弱いけど、キレはよくPEが切りやすいのはじめ切れ味の良さは、通常の仕掛け作る時に使うラインやハリス程度なら何でもこいで、切れ味鈍くなってきたら研いで使っている。ハサミで良いじゃんと思うかもだけど、使い始めると切れ味と汎用性の高さで手放せなくなる。プラモデル用ニッパーとかが性能的には似てるかも。細かい作業も得意でもちろん爪も切れる。

 最後は、特殊用途の職人的な3本。一番上の通称「エイリアンペンチ」は、昔からある歯の鋭い大型魚とかを釣る時のハリ外しの定番品。南の島に遠征にいくときとか、バラクーダとかヨコシマサワラとかサメあたりに手とかをガッと歯でやられたらその場で釣りの旅が終わりかねない剣呑な魚が想定されるので持ち込んでいた。最近出番ないけど、南の海がこっちにやってきつつある状況なので、出番またあるかも。
 真ん中のは、針金細工用の片方が円錐形でもう片方はそれを覆うような形状になってるもので、ステンレス硬線とかでスピニングリールのベールスプリングを自作したり、ルアーの制作時のワイヤー貫通構造をグネグネッとやっつけたりするのにあると便利。ベールスプリングは結構作るの難しくて、いくつか失敗しながらデキの良いのを使う感じになる。右端のは余らせていた拾ったラジオペンチの先を尖らせてCクリップオープナーに改造してあるもので、オリムピックとかのスピニングのローターのベアリング押さえるのに使ってあったりする穴あきのCクリップ(写真真ん中左の囲み)の穴にペンチの先を突っ込んでキュッと縮めて外すのに作ったんだけど、先が細くて細かい部品を拾いやすいので、リール分解整備の時はバネだのネジだのコレで拾って所定の場所に填めたりと当初目的とちがうところでも重宝している。

 とまあ、主に釣りのためであっても結構な種類を使っている。ガラパゴス島ではフィンチという鳥の仲間が、同じ祖先から、主に餌の違いで形状が異なるくちばしを進化させて別の種となっている。挟む対象が違えばくちばしの形が違ってくるし、挟むか切るか割るかとかでも違ってくる。ペンチとまったく同じような話だなと思ったりする。フィンチでも特殊な専門職もあれば、汎用性高くいろんな餌を食べる種まで多岐に分化しているけど、ペンチも用途や趣味、経済性ともろもろあって、いろんな種類が存在する。ペンチ一つとっても種々選ぶ楽しみ使いこなす喜びがあって、道具というもの全般に共通するのかもだけど、人間にとっては必要性を越えて良いオモチャだなと思うのである。

2025年9月13日土曜日

サンマとスルメイカが豊漁で、ワールドベースボールクラッシックはネトフリ、ザマアミロ!

 「WBC中継ネトフリ独占、地上波なし」ってなネットニュースの見出しをみて、ボクシング中継のことだと思ったのはワシだけだろうか?ボクシング団体の方がワールドベースボールクラッシックより歴史は古いぞ。ボクシングとか格闘技の世界では、放映権とれずに地上波テレビはもう”終わってる”感がずいぶん前からしていたが、野球でももう大きな興業放送できる力が残ってないほどに完全な斜陽化した地上波テレビ放送に改めて、ザ・マ・ア・ミ・ロの言葉を贈りたい。今の凋落ぶりはスキャンダルまみれの腐った体制にも一因はあったんだろうけど、結局スポンサーにおもねって視聴者舐めきったくっだらねぇ薄味のバカ相手の映像垂れ流し続けてきたという、見る価値の無いものしか作れなかったことこそ最大の要因だろう。

 ワシが決定的にテレビ放送というものを見限ることになったのは、とある民放のドキュメンタリー番組で、新聞テレビ欄に「アフリカの謎の巨大ナマズ、陸上で家畜を襲う!」とかいうのを見て、彼の地にはアフリカンクララのような空気呼吸もできるような大型ナマズがいるので、そういうのを期待してナマザーとしては期待せずにいられず、正座待機で視聴した。でも番組始まってすぐになんか不穏な雰囲気が流れはじめる。どうも現地でそのナマズは”マンバ”と呼ばれているらしい。マンバってあっちで肺魚の仲間をさす言葉だろ?って思ったけど、まあ肺魚が上陸してニワトリ襲ったとしてもそれはそれで面白いなと、視聴を続けたらオドロオドロしい演出で登場したのが予想どおりエチオピクスあたりの肺魚の大型個体だったことはまあ許そう。どう間違ってもナマズではないにしてもだ。しかし、その肺魚の口にまだ治りきってないような縄傷が残ってて、今朝釣ってきて撮影に協力してもらってますってのが見え見えのゴリゴリの”やらせ”だったのを見て、川口浩探検隊ならともかく、そこそこ真面目なふりしたドキュメンタリー番組でこのていたらく、こんなんでもアホな視聴者は騙されるんだろうな、と思うと同時に、ワシは魚専門のオタクだから魚の話は見りゃ分かったけど、専門外の経済やら政治やらでも同じようなデタラメ、やらせ、嘘、偏向はあたりまえにやられていて、専門外のことなら自分もアホなので分かりようがないので、こんなクソメディアの垂れ流すクソ情報見てたら騙されてアホが加速することは明白なので、地上波テレビ番組の視聴を止めた。後にテレビっ子の元同居人の希望でPCでテレビ番組視聴できるようにしたけど、それでもワシにはアニメと格闘技中継ぐらいしか観るモノが無く、この地に引っ越してくるときにはアンテナも無い借家だったので、地上波とは完全に縁を切って動画配信サービスのいわゆるサブスクで金払って観たいモノを観ている。

 おそらくワールドベースボールクラッシック中継、ネトフリで視聴した方が楽しめると思う。クソみたいなタレントがギャーギャーうるさくしないだろうし、アベマTV視聴していて特にそう感じるけどサブスクの実況解説陣はその分野について専門知識のある人選のことが多く(あたりまえのはずだが)、アマプラのボクシング中継もアベマの相撲中継もパトロンとして満足の一言である。相撲中継はNHKの実況も素晴らしいけどアベマもエースの元NHKの藤井アナウンサーをはじめとする布陣が、それぞれの個性で多彩なゲストと共に楽しませてくれる。せっかくの4年に一度の野球関係の大きなお祭り、ちょっとお金は掛かるけど、ネットフリックス契約して観たら良いと思う。その価値は絶対ある。まあワシャあんま興味ないから決勝残ったら見るかなぐらいだけどな。


 で、そういう地上波TVとかで、インチキくせぇ学者先生が日本は資源管理がなってないので、獲りすぎて資源が枯渇する一方とか言ってるわな。TV見てないけどネットでエラそうなビジネス誌の配信記事でその手の見出しがお勧めされてくることが多いってことは多分そうだろうと思う。いま魚種交代のターンがマイワシ増えてサンマ減る時期だとしても、なぜかサンマ今年は豊漁でっせ?日本や外国漁船もあわせて獲りすぎていなくなるんじゃなかったのか?スルメイカなんぞ単年度発生の海洋環境やら漁場形成やらでドカッと湧いたり減ったりする資源を、上手に資源管理して安定して漁獲するような方法があるとはワシャ思えん。今年は漁場形成が良くて獲れてるのなら、獲れてるうちに獲っておけって正直思う。いわんや銚子とかでバカどれしてるマイワシ資源おや。日本の資源管理は間違ってて魚いなくなるんじゃねえのかよ?マイワシターンのときのマイワシの資源量なんて、加工場やら冷凍庫屋の処理量上限になって獲りきれないぐらいだから、獲れるときにフル回転で獲って、バンバン加工原料にも回して輸出もして、利用できるときにめいっぱい利用しておいて正解だろうと思う。獲れるからといって獲り放題では資源が枯渇するとかアホは休み休み言え。獲らなくても魚種交代でいずれいなくなる。減少時期に入ったときに未来の種親を残すための制限はあってしかるべきだけど、今その時期じゃない。ちなみにマイワシ少ない時代に科学的に算出した理想的な漁獲可能量より獲って良い量が多く設定されていたのもインチキ学者の攻撃の的になってたけど、それでもマイワシ増えるとなったら増える程度には、漁業者の都合も考えてちゃんと管理できてたっていう、いまの増えたマイワシ資源量が動かぬ証拠ではないのかね。なんか反論あったら聞いてみたいもんだ(ここ1、2年加入量が減少っぽいのは気になるけど管理してどうこうなるとも思えない)。

 資源管理していけばすべて上手くいくのなら、なぜ資源管理の優等生だったサケや秋田のハタハタが上手く行かなくなったのか?海洋環境の変化とかの大きな要因でそうなってるのを、たかだか漁獲量の管理程度でどうにかできるわけねえだろ。秋田とか、ハタハタ資源減ってるけど、もう資源管理が効く局面じゃないって判断だと思うけど、禁漁措置とかで意味もなく漁業者いじめることはしない方針のようだ。そりゃそうだ、獲らなくても居なくなる方向は目に見えてるのに資源管理とかバカくせえって話。クロマグロが近年の資源保護が上手く行った例だと認めるのはやぶさかではないにしても、すべてが同じようにいくとは考えるべきじゃない。

 安定的な環境で、今年と同じ季節が来年も来るなら資源の動向もまだ予想しやすく、管理も実を結びやすいだろう。ところが、気候が変動する中で、同じような気象、海況が繰り返されると考える方がマヌケって話で、そうなってくると資源動向を予想して適切に管理するということが難しさを増していく。ベーリング海のズワイガニは漁場から”消えた”とか、逆にノルウェーのとある漁村ではタラが獲れなくなったけどタラバガニで大もうけしたとか。水産における資源管理はもともと重要なことなのに難しいのに加えて、近年の気候変動でさらに資源動向が予測しがたく難易度があがっている。ワシャ常々書いてきたとおり、種親まで取り尽くすのはダメってのは最低限守りつつ、変化に即応して”来た魚を獲る”獲って上手に利用して儲ける、っていうのが大事だと思っている。

 ってな感じで、地上波テレビ放送とかに代表される”旧メディア”の垂れ流す情報なんて、分かりやすい受け入れやすい都合の良い価値の無い情報ばかりなので、そろそろ情報やら娯楽やらは、発信者、作り手に敬意をはらって、金はらって入手して良いんじゃなかろうか。ラジオやテレビの時代になった時点で、すでに”昨日のニュース”に成り下がっていた新聞が、それでも生きながらえてきたのは、曲がりなりにも”買う価値のある情報”が載ってないと購読されなかったから真面目に作ってたってのはあったのかもと、書いてて気がついた。まあワシャ買わんし紙の新聞も絶滅危惧種だけどな。

 情報、娯楽、気に入ったら金払って、気にくわなければ払わず見ない。そうすれば自分にとって価値のある情報・娯楽が手に入るようになるハズっていう単純な話。タダで見られるって思ってる地上波TVも結局スポンサー企業の製品に宣伝費用が加味されているわけで知らんうちに払わされてるって考えると、なおさらくだらねえ番組は見るべきじゃない。だれも見んかったらスポンサーもつかんだろう。

 旧メディアに限らず、今時の動画配信者とかの出してる情報も輪をかけて玉石混淆で、自分に都合の良い論理的に破綻したような情報だけつまみ食いしてると、わけ分からん思想に洗脳されかねん。そこは情報発信者の”名前”で信用できるか判断していくのも一つの手だろうし、でも間違えてはいけないのは、科学者や有名な活動家がいつも正しいワケじゃないということで、アホな情報を「コイツまたアホなこと言ってやがる」って判断できる程度には、自分の中に背景となる基礎知識があり、失敗して身につけたセンスも必要になるんだろうなと思う。情報はあふれているけど、どの情報が自分にとって妥当なのか、いっそワシのようになるべく外部情報は趣味関係以外見ない。っていう情報鎖国政策が、嘘の方が多いぐらいの情報化社会においてはまだマシなのかもと思っている。

2025年9月6日土曜日

夏休みの宿題 やり残しリベンジマッチ

 今年の夏は従来型PENN両軸機で症状悪化してたのはご報告のとおりだが、かといって、症状が出たのがリールとそれにあわせた竿に限られていたかと言えば、そんなわけがないのが病気の怖いところで、ルアーとかもゴチャゴチャ仕入れてございます。アタイ病気がにくいッ!

  昨年夏は、デカミノー熱でえらいことになってたのを憶えてらっしゃるかもだけど、あのとき入手が難しくて「あのブドウは酸っぱいに違いない」と理屈を付けて断念したルアーがいくつかあった。そのままあきらめておけば良いものを、執念深く憶えていて確保できたので1年遅れでご報告。今回ルアー図鑑うすしお味第80弾は、遅れてきたメリケンビックミノーで行っときます。

上からオリザラ、125コモモ、同上、ロングA15A、cd9
 本題に入る前に、まず”基準”となる標準的な大きさのルアーについて、ちょっとご説明しておきたい。こういうルアーのサイズ感を示すために横に置くルアーとしてはルアーマンなら誰しも知ってそうな、ヘドンブランドの「オリジナルザラスプーク」が一般的である。まあ妥当な判断だろうと思う。思うんだけど、我がブログの薄く塩味効いた内容からいくと、THEバスルアーなオリザラはイマイチあってないというか風情にかける。オリザラ海でももちろん優秀だとしてもである。じゃあナニが良いか、海のルアーでオリザラに匹敵するような永遠の定番となると、ラパラ「CD」、ボーマーブランド「ロングA」、タックルハウス「K-TEN」ぐらいがすぐに思い浮かぶけど、こいつら似たような姿形で大きさ違いのモデルがあって、例えばCD7と9と11とかワシぐらいのラパラ沼の住人なら間違えないけど、一般人に単体写真で見分けが付くか、その大きさをイメージできるか不安なところがある。というのがあってイマイチこれっていうのがないなと悩んでいて「これだっ!」っと、豊橋名産ヤマサのちくわじゃないけど合点がいったのが、アイマブランドの「コモモ125」である。海のルアー囓った人間なら、コイツを投げたことないやつはモグリってぐらいで、水面直下系リップレスミノー流行の源泉にして永遠の定番である。そしてサイズ違いは存在するけど、印象が異なるデザインなのでコモモ125は写真で見てもやっぱり125に見える。ということで、比較対象として置いてあるルアーはコモモ125で、アメルアで言うところの5インチ級約125mmのブツだということを念頭にサイズ感とか感じてもらえれば幸甚。ときにえらく小さく見える写真もあるかと思いますが125です。そのあたりお間違えないようによろしくお願いします。

 という前置きのうえで、一ッ発目からクソデカいのはボーマーブランドの史上最大ミノー「サーティファイドデプス30」8インチ、昨夏各ブランド史上最大のミノーを勝手に求めさすらっていた時に、ボーマーはてっきりロングA17Aだと思ってたら、現行プラドコ傘下のソルトウォーターグレードボーマーブランドにはトローリング用でさらにデカいのがあると知って、新品通販で買おうとしたら5千円ぐらいしていて、さすがにためらってマウスの滑りが悪く、中古で安く一つ小さいサイズの25が出てたのを確保してお茶を濁したところであった。しかし、昨年末の老舗アメルア通販ショップのABSさん店じまい半額セールで”ここであったが百年目”とばかりに確保。一応使うことも想定して真面目に赤金とか色も選んではいるけど、ブツ届いて「これはちょっと投げるのには向かん」という大きさなのでおそらくこのまま箱入り娘で蔵に眠ってもらうことになるだろう。25の方は試し投げもしてるんだけど、もろトローリング用で固定重心で投げること想定してないので飛行姿勢安定せず投げにくい。いわんや30おや。

 ただトローリング用ルアーとしての性能はなかなかのモノで、箱裏に潜行能力のグラフが載ってるけど、50ポンドクラスのPEラインで4~5ノットでトローリングした場合、200フィート引っ張ると60フィート近くまで潜るとなっている。60フィートって18m強でっせ!すんげー潜る。潜行板とか砲丸の球みたいなオモリ使ったダウンリガートローリング以外でこの深さはなかなか攻められんだろう。まあワシはトローリングせんから関係ないけどな。

 でもって、下の写真は他のボーマーミノーとついでに基準のコモモ125とを比較した写真。ロングA15Aは食われそうなサイズ差。こうしてみるとサーティファイドデプス25のほうはロングA17Aより本体部分は小さい。もちろんリップ含めると長いけど、ミノー的には17Aの方が長くて立派。でもサーティファイドデプス30は25とはもはや別物のデカさがあって迫力があって非常に好ましい。動きの良いフローティングで深く潜らせるためにだろうけど、太い本体になっているのでロングAも細長めのクランクベイトっぽいけど、さらにクランクベイト感がでてきている。マグナムディープクランクとして使ったら案外ものすごい活躍したりして。

 っていうのを、実際にやってしまっているのがお次のバグリー「ダイビングバンゴーB8」。これ本国ではマスキーとかパイクとかのデカブツ相手のトローリングルアーだと思うんだけど、往年の琵琶湖ではこれともう一つ小さい(けどデカい)DB6でディープクランキングするのが流行ったそうな。8インチ約20センチは今でこそビックベイトとかも流行ってバス狙いで投げることある大きさかもだけど、当時はこんなもん投げているとバカにしか見えなかっただろう。けど、デカバス釣れまくったらしい。バルサ製で軽いので投げて投げられなくもない。ちょっと迷ったのが、コイツはミノーなのかクランクベイトなのかというところで、ダイビングバンゴーシリーズにはクランクっぽいのもミノーっぽいのもあって、コイツはクランクっぽいのをデカくしたようにも思うけど、ミノーといえばミノーにも見えるのでミノー扱いで確保してみた。

 でもって、時代によってダイビングバンゴーだったりバングオーディープだったり表記揺れする、いわゆるバンゴーミノーのリップの大きいののシーバスに使ってる4インチサイズと、コイツがなければバグリー最大ミノーであるバンゴー7インチとも大きさ比べてみた。DB8と7インチバンゴーはリップまで含めりゃだいぶ違うけど本体部分は2.5センチも差があるようには見えない。そのへんはアメルア独特の”8インチ級”程度の表記なんだろう。昔琵琶湖で流行ったせいか、中古の弾数的には多くもないけどたまに出てきて値段もそこまで高騰しない。手に取ると確かにこれは良く動いてよく魚を誘いそうっていう出来栄えなんだけど、ワシが使うとなると根魚狙いであり、このデカいルアーをバックシ食ってくる根魚相手に、バグリーのお世辞にも丈夫と言いかねるルアーが強度的にもつとは思えず、これまたお蔵入りなんだろうなと思う。超格好いいので飾っておいても良いかも。

 弾数的にやや苦戦したのがポーの、名前が調べても出てこないミノーで、一回メ○カリで値段をこちらから提案する方式で出品されたので、弾も少なければ需要も少ないのでこんなもんだろと2千5百円で提案したら、出品してすぐにオファーあったのでもっと良い値が付くだろうと欲かきやがって断られた。でしばらくして再度同じ金額でオファーしたろと時期を見ていたら2千円で売りやがった。まあ2千円でも相場から外れてはいないと思うけど、欲かいて売り時逃してやがる。メル○リは”令和の闇市”と呼ばれるぐらいの混沌とした市場で、時に目を疑うような掘り出し物が既に売れてしまってるのを見て歯がみして悔しがったりもするけど、意図的な詐称、相場が分かってない値段の付け方、問題になってる買い占め転売から盗品売りさばきまで、およそグチャグチャな有様で不愉快な目に遭ったことも何度かある。けど、逆に美味しい思いも何度かしているので覗かずにいられない。結局コイツはヤ○オクで出てきたのを2500円で確保。だから相場的にそんなもんなんだって。ヤフ○クはメルカ○ほど掘り出し物はないけどだいたい相場どおりで確保できるのでやりやすい。で、8インチ20センチ級と比べてしまえば迫力に欠けるかもだけど、6インチ15センチくらいはあって、それなりに大きくこれがPOE’s最大のミノーだと思うんだけど、なんか3本フックのモデルもあって果たしてコイツが最大か良く分からん。分からんけどマイナーどころだしこれで良いことにしておく。実釣にはヒートン方式なのでやや強度面不安が残るけど、ウッドで固定重心で動き的には悪くなさげ。シーバス狙いで投げても良いかも。

 でもって、ついでにシスコキッド。デカいミノーとか探すときに検索ワードとして”マスキー”を入れていると、マスキーサイズのルアーがヒットしてくるんだけど、買う予定もなかった「マスキーシスコキッド」約6インチなんていうのにマウスが滑ってしまい要らぬ散財であった。シスコキッドはおそらくもっとデカいのがあってしかるべき老舗のミノー作ってるメーカーだけど、日本じゃ好事家にスイッシャーの「シスコトッパー」が知られてる程度の認知度の低さで、ミノーはグデブロッドやミローみたいな樹脂ボディーの内側に鱗模様の銀紙が入ってるのと、金属リップに金属のリグが特徴。なかなかに今時のルアーには出せない味があって格好いい。まあ出番はなさそうだけどな。コイツが最大かどうかは分からんけどとりあえずコイツで満足である。

 そしてお待たせしましたマンズ。「マンズはどうしてこうなのか...。オイラはこのメーカー大好きです!!」(©Dab氏)。ワシも好き。前回は8インチ級が手に入らず2番手の「ストレッチ+25ジョイント」(写真の真ん中の)でお茶濁したけど、確保できました8インチ級のマンズ最大ミノー「マグナムストレッチ+30」冒頭写真見てのとおりサーティファイドデプス30に勝るとも劣らないド迫力ボディー。S+25ジョイントの例から考えてこいつシンキングタイプかと思ったら浮きやがったけど、今時のマグナムディープクランクみたいにリップの先端がしゃくれて上向いていて水噛みがよく、トローリングルアーとしては良い仕事してくれるんだろう。30フィート潜るっていうのが名前から見て取れるけど、おそらくサーティファイドデプス30と同程度の能力だろうから、条件次第ではもっと潜りそう。ただ岸から投げるのはちょっとね。っていう感じではある。小さめディープクランク「+15」は小柄で良く動いて良く潜る良いルアーなので、ワシャこちらに世話になっておこう。でも、両軸受けリールで投げると飛行姿勢安定するからデカブツ案外投げられたりして。一回試してみても良いかも。

 で、今回のビックリどっきりメカ発進!(©タツノコ)って感じのブツがちょっとばかり弩級で、ストレッチ+30探してて、セットで売りに出されているのを見つけて、むしろこっちが本命ぐらいに思って亜音速ぐらいでマウスが滑ったんだけど、コレはミノーのカテゴリーではない気がするけどお許しあれ。じゃあなんだというとビックベイトとしか言いようがないんだけど、とにかくすごい迫力。長さ50センチ弱の”泣きランカー”サイズ。おそらくベースはマグナムストレッチ+30なんだろうけど、その体の後半ぶった切って、ストームのタビーズみたいにワームを尻尾として突っ込む仕様になってるんだけど、尻尾が長い。かつ凝った作りになってて、金型のベースはマグナムストレッチ30+なんだろうけど、ちゃんと後方のワーム部分と合わせて背びれが追加してあるのがお分かりいただけるだろうか?また、後方のフックは単線ワイヤーで吊してワーム部分に刺して固定する方式なんだけど、ちゃんとフックを刺す部分が分厚くしてあって、薄いヒレヒレの裂けやすい部分をそこだけ補強してある。そして写真では小さくて分かりにくいかもだけど、ハリを吊すワイヤーのヘワイヤーツイストが綺麗に決まってて、あっちの釣り人は単線ワイヤー扱い慣れてるなという感じ。おそらくこれだけの巨大なルアーをトローリングして狙う獲物となると、淡水ならマスキーやパイク、海ならカマスサワラ(ワフー)やオニカマス(バラクーダ)あたりになるのだろうか?ラパラCDマグの巨大なヤツで狙うような魚種が対象になってくるのだろう。なんにせよ、本邦ではなかなか見かけないレアものでマンズマニアなら1つぐらいは持っていて良いけど2つは要らんなという、キワモノ連発のマンズ軍団の中でも本気で魚釣る気で行ってるのに、どうしようもないゲテモノになってる具合では特筆モノではないだろうか。ちなみに名前がわからんかったので検索したとろこマンズ「ストレッチシースネーク+30」という名前のようだ。ちなみに長さは19と1/2インチが公式発表。ウミヘビでっせ!ちなみに対象魚はマグロ、カマスサワラ、ヒラマサ(オオサワらかも?)、シイラときたもんだ。確かにマンズ社のあるアラバマ州には北方の獲物であるマスキーやらはおらんわな。アラバマってフロリダ湾に面してるんだっけって地図見たら、端の方でギリ海に面している。南部の濁り水仕様のルアー作ってると思ってたらこんなんも作っててマンズはやっぱり油断ならんメーカーだぜ。

 という感じで、やっぱりデカいミノーはというかデカルアーは塩味効いてきて、うちのブログっぽくていいね。8インチサイズのトローリングミノーとかの記事が読めるのは”ナマジのブログ”だけ。と言ったもん勝ちで書いておこう。