2015年7月25日土曜日

2015夏の読書感想文

 「本のページ」の出張版です。

 ○青木修「磯の作法」前・後編
 
 筆者の青木修さんの名前は’小笠原の磯’というイメージと共に頭にこびりついいている。
 私がロウニンアジ狙いの釣りを始めたばかりの15年近い昔だと思うけど、アングリング誌上に筆者が所属する「石拳」の小笠原遠征報告が掲載されていて、その中で青木氏が磯からスタンドアップファイトで40キロのイソマグロとか30キロのロウニンアジ釣ってる写真を見て度肝を抜かれた。強烈な写真だった。

 ロウニンアジとか青物系の魚がどうにも制御不能なぐらいに引く魚だというのは乏しい自分の経験でも理解していたが、それを我々船上から釣る人間なら、かかったら必死のパッチで根から離すべく操船してもらうというのに、磯から釣ってる場合は自分が立っている「根」の方に寄せてきて仕留めなければならないのである。
 なんというか想像ができない世界のすざまじい釣りをする人達がいるモンだなと思わされたし、ビワコオオナマズを釣らせてくれた名古屋のSさんが、「あのイソマグロの口にかかってるミノー、実は僕が作ったんです」とか話していたという釣りの世間の意外な狭さを感じさせるエピソードもあって、頭にこびりついていたのである。
 そのエピソードは「知人から譲り受けたがこれまでもったいなくて使っていなかったアカメ用の大きなハンドメイドミノーをつけて投げる。」と書かれていたりして、Sさんがデカいアカメを羽交い締めにして持ち上げている年賀状とかを思い出したりもした。

 ブログに書いていた記事を、57キロ!!のイソマグロを磯から自らの「磯の作法」に則りナイロンライン使用の50lbクラスのスタンドアップタックルで仕留めて20年近い小笠原通いに一区切りを付けて書籍にしたということだが、もうその小笠原通いの情熱というか、フルスイングッぷりが感動的である。
 まずは時化たら磯に乗れないので、毎年初夏から秋ぐらいのシーズン中何回も遠征計画を立てて、準備して気象条件ダメなら次の遠征に切り変えてというあたりのところから半端じゃない。その上で磯に乗れても良い魚がかかるかどうかはその時々で、かかったらかかったで難しい釣りなので根ズレでブレイクとか当たり前で、何度も何度も何度も苦杯を舐めさせられる。
 それでも「淡々と」と自らに言い聞かせるように書いているとおり、上手くいかなかった反省点は次に生かすように経験値として蓄積し、どうしようもなかった部分は「魚の方に運があった」と割り切って、淡々とラインシステムを組みルアーなり餌なりをキャストし、良い時合いを待ってチャンスを待ち続ける。

 釣り師の理想像の一人として私の頭の中には「老人と海」のサンチャゴ老人がいるのだが、彼は長い不漁の後ついに仕留めた大物カジキがサメに無残に食い荒らされた後も、実に淡々と次の漁に向かう準備をしていて、それを当たり前と感じさせる雰囲気をまとっている。
 釣りっていうのは釣れる力量があっても、最後にチョット「運」が回ってこないと結果は出せない。その回ってきた「運」をガッチリつかまえる能力を鍛え、虎視眈々と準備して「運」が回ってくるのを何度でもあきらめずに繰り返し挑戦して待ち続けられる、そういう釣り師になりたいと思う。
 でも、なかなか釣れないとしんどくて、待ちきれないのよネ現実は、と思うのだが、そういう釣れない時もあるけれど、チャンスはきっとやってくるし、漫然と釣っていたのではない、知恵も力も振り絞って釣れなかった経験は後々生きてくるっていうのが、10年単位だと間違いなくあるっていうのは、私も常々書きたいところで、そういう釣りの「釣れない部分」って書く人あんまりいないから私が書くしかないと思っていたけど、この本読むと釣れなかった時のしんどさも含め淡々と書かれていて、オレごときが今さら書くこともないのかなと思ったり、まあ磯から50キロオーバーとかちょっと特殊な釣り人の話ではなくて、船から20キロぐらいで苦戦しちゃうオレぐらいの釣り人の話が持つ平凡さというか現実感も有りといえば有りかなと思うので、これからも釣れないしんどさも、釣れた至福についても書いていきたいと思いをあらたにするのであった。

 久しぶりに胸躍る釣りの現場からの本を読んだ気がする。

2015年7月18日土曜日

ヨーロッパ周遊の旅

 ルアー図鑑うすしお味第13弾はいつ手に入れたのかも忘れたりしながら蔵に入っているルアーで欧州原産のマイナーどころに登場いただこう。
 
 一番手はポーランド、12センチはそれほど長いわけじゃないけど、ご覧のような幅広ボディーなので、かなりバカっぽいデカブツ。スローシンキングのダートさせて使うパイク用ルアーかと思ったら、裏を見るとフローティングとなっていて、カテゴリー的にはペンシルのようだ。
 サルモ社スライダーは、ちょっとネットで調べてみたら、今時流行のS字系ビックベイトの源流と紹介している記事もあった。
 全くそんなこと知らずに、ワゴンセールで見つけて「ポーランドのルアーなんて珍しいやんケ」と即バイト。













 


 似たようなルアー他にもあったよなと、探してみたらあったけど、そういやこいつニールズマスターものやんケ、思いっ切りインビンシブルネタのところで出すの忘れてたので、フィンランド出身ということでここで登場ダートマスター15。
 シンキングで、何釣るために当時のナマジは買ったのか理解に苦しむが、パイクはそのうち釣りに行かんとアカンということか。
 リバイアサン的な巨大パイクを、フィンランドあたりでもよし、オランダの干拓地の水路でもよし、ロシアでも良し。
 アラスカでパイクは一回宿おさえにかかったけど、テロかなんかの影響で航空券が取れるかどうかわからん状態になって流れている。
 パイクは死ぬまでにどこかの水辺でやっつけておきたいと、こういうルアー達を見ていると思う。



 もういっちょフィンランド。
 フィンランドものとしては、クサモなんてのは有名B級ルアーだろう。
 リアルタイムで使ってたわけではないが、うすしお味シリーズ書き始めてから、中古屋で安く売ってるのを見つけたので、ネタ用に買ってみたが、なかなか味わい深い逸品。
 ビッケレとジョイントのがビーサスであってるだろうか。
 JOSさんに連れて行ってもらった古釣り具カフェでビーサスのジョイントのお尻はミノーでは珍しいワイヤーグルグルの処理になっていると教えてもらった。
 たぶん製造工程でジョイント後方は別に作って塗装まで済ませておいて、最後にワイヤーを通してグルグルしてとめたという処理なんだろうと思う。
 







さらにフィンランドおかわり。
なんと読んで良いのか「UKKO」ルアー、インターネットって便利ねェ、ググったらトゥルス社のウッコで正解のようだ。
 豪州のキラルアーと薄い金属リップに彩色している感じとかテイスト似ていると、やっぱり北欧と豪州のつながりを感じてしまう。
 リグがごついのはサーモンだのパイクだのを釣るためだろうか。
 フィンランドに旅行して釣り具屋突撃した人のレポートもググった時に引っ掛かってきたが、ミノーの棚がもうこの手の小規模工房で作ってるっぽいミノーだらけでレポートしてる人も興奮しまくってたが、読むだけでこっちも興奮した。
どこで手に入れたのか、誰かからもらったのか全く記憶にないが、確かにそれは存在するのであった。











 




 ハンガリー出身の名前不明のクランクベイト。手に取ると「男の友情」を実感する。
 カザフスタンにヨーロッパオオナマズ釣りに単身乗り込んだ時に、グループで来ていたハンガリーの釣り人達と仲良くなって、最後、凄腕の「泳がせ」使いの釣り人と同船して、目の前で人間サイズのナマズを釣られて感服した直後、デッキハンドの兄ちゃんがワシの竿先踏みおって穂先折れて涙目の時に、「元気出せ」とくれたルアー。釣り人なら愛竿が時にお金では買えないぐらいの大切な相棒となることは重々承知だろう。彼の竿は竿先がソリッドグラスのPENNブランドの剛竿だった。渋すぎる。
 彼は今もヨーロッパで得意の生き餌泳がせでデカイナマズ釣ってるだろうか。
 オレはあの竿直して、デカイロウニンアジ釣ったよ。
 距離も時間も超越して男の友情は存在し得る。



 スプーン・スピナー欧州モノはパラバンとかパンサーとか蔵には転がってるはずだけど、ここはいっちょフロピーでバカにしたフランスに名誉挽回のチャンスを与えるとしよう。
 フロピーを生んだルブレックス社のオークラである。もう日本のルアーの黎明期こいつがなければ、たぶん忠サンのバイトもついでにダイワのクルセイダーも生まれていないはずっていうぐらいの伝説的な逸物。
 上からオークラ、バイト、クルセイダーだけど、ダイワのこの時代の潔いまでのコピーキャットぶりには「おおらかな時代だったんだな」と思わせられる。バイトもかなり影響受けてるはずだ。




 ついでにフランスネタもういっちょ、メップスミノーの変わり種。
 普通メップスミノーといったら写真上のミノーが付いているのだが、下のはミノーが見たこと無いタイプなのでとりあえず見つけた時に確保して使わず保管していたモノ。ナンジャロこれ。



 欧州、いまだ上陸したことないが、是非釣りに行きたいし、釣り具屋巡りして、欧州ローカルなルアー達をゲットしたりしたいものである。
 南欧のヨーロッパオオナマズ、北欧のパイクやタイセイヨウサケ、地中海の小島で小物釣りなんてのや、内陸のヨーロッパコイ科魚探訪とか、スイスやドイツの河川環境学の旅なんてのも楽しいかもしれん。牧場の川でのべ竿に玉浮きでマス釣ったりなんてのもいいさね。

 なんてのを各国のルアー達をいじくりながら夢想してみる。

2015年7月12日日曜日

臭かった魚の話





 釣り人同士の、釣りに行く道中やら遠征先の宿やらでのバカ話って、なんであんなに楽しいんだろうかっていうぐらいなんだけど、今回、小遠征でお世話になった風雲児さんとの道中の会話も、ひょっとすると面白かった釣りそのもの以上に面白かった。

 2人ともコテコテの魚の汁で煮込んだぐらいの魚好きなので、当然マニアックに「スジシマドジョウが見えてるのに餌を食わないんですけど、どうすれば口使わせられるんでしょうね?」とかほかではあんまり無いんじゃないかという感じの特殊な魚釣りの世界に突っ込んでいく方向はもちろんあるんだけど、何からそっち方面にいったのか、風雲児さんが「昔四国にはセブンイレブンじゃなくてセブンエイトっていうコンビニがあったんですよ」というネタに「営業時間一時間かいッ!」とナマジが突っ込むとか、まあ午前7時から午後8時までというのは分かりつつも、久しぶりに関西人ノリで拾うターンとか、どうでもいい話も真面目な話もウダウダと楽しかった。

 中でも結構印象に残っているのが、臭くて食えなかった魚の話で、まあ2人とも多少の「磯臭い」といわれる魚はむしろ好物で、風雲児さんから、チョット磯臭い魚と味噌漬けが風味がマッチしてすごく美味しいとか教えてもらったりなんだりと話していたのだけれど、風雲児さんがギブアップしたのが、磯臭いとされる「ニザダイ、タカノハダイ、イスズミ、ニセカンランハギ」の鍋。「キムチ鍋にしたらいけるやろと舐めて、というか興味本位でろくに血抜きもしてないまま持ち帰ったら甘かったです。」というもの。
 個体差もあるといわれているこれらの魚だが、臭いのにあたったことがある人なら聞くだに辟易とするだろう代物である。

 対して、泥臭いセイゴとかでも多少の臭いのは根性で食いきるナマジだが、絶対無理だとギブアップしたのが、火力発電所の温排水の流れるドブで釣ったテラピアニロチカ。
 鯛の偽物として流通していたぐらいの美味しい魚という話を聞いていたので、初めて釣った時、迷わずどんなに美味しいんだろうとワクワクして締めて持ち帰ったが、腹をさばいて流石に付着藻類とかデトリタスとかも食べる魚らしく腸が長いなと観察しつつ泥の詰まった消化器官を抜いて、煮始めてすぐに、母親に「あんた何煮とんの、なんやのこのニオイ?」と言われるぐらいの、既に異臭レベルの臭気が漂う。
 ちょっときったねェドブやったから臭いあんのかなと、生姜を追加したりしたが、そんなもんでどうこうなるものではなく、皿に盛って勇気を出して食ってみたが、もう工業廃水で煮しめた魚があったらこんな感じだろうという泥臭いを通り越して、刺激物臭いぐらいの異臭で、釣って殺しておいて、捨てるとは何事だと心の中でもう1人の自分が激しくなじるんだけど、どうにもこうにもゴメンナサイという感じでギブアップ。
 聞けば、養殖モノの綺麗な水で育てたヤツでも、出荷前には泥臭さを抜くため餌止めして腹の脂とか落として臭みを抑える手間をかけてから出荷するらしい。
 ドロドロッちいドブからあげたての風味を食卓に持ち込んでしまったのは大きな誤りだったようである。

 風雲児さん、道中お世話になりました。
 楽しい遠征でした。またご一緒しましょう。

2015年7月4日土曜日

私は人種差別と言葉狩りが嫌いだ

 ルアー図鑑うすしお味第12弾では言葉狩りに果敢に挑んだのかなんなのかな名前のルアー達にスポットをあてます。Fワード、差別用語、それがどうしたという感じの名前になってます。



 まずは前回に引き続きソルトウォーターグレードボーマーものです。
 「バドンカドンク」
 9センチぐらいのペンシルです。モノは、ヘドンで出ていたスピッティンイメージをソルトウォーターグレードボーマーに移植したのかな、まあそんな感じのルアーで例によってポリカーボネイト製で丈夫なら橋桁ぶつけても大丈夫かなと、釣具屋の片隅で特価札貼られて寂しげに売れ残っていたのを全部買いました。
 バドンカドンクとは、このルアーを紹介しているブログとかの説明では「黒人女性とかのデカイ尻を表すスラング」とかなっているけど、デカ尻って感じの造形ではないのでググってみたら、
 「バドンカドンク ba-donka-donk=extremely curvaceous female behind=とても曲線的な、女性のお尻(つまりはいいお尻)。黒人英語発祥の表現。」
  「Badonkadonk [バドンカドンク] 1.term used to describe buttocks of exceptional quality and bounce (主にラテン系や黒人女性特有の大きなヒップ・魅力的なヒップ・男 を魅惑するヒップ)バドンカドンク/スラングで“魅惑のお尻”の意だとか」
 とかの説明が拾えて、「魅惑のお尻」が日本語訳としては適切かなと思ったところです。
 でも、流石に直接「魅惑のお尻」としてしまうとたぶんアメリカでもPTAとか東京都条例的なモノとかがうるさくイチャモンを付けてくるんだと思いますが、このルアー、英語表記では「BADONK-A-DONK」と途中のAの前後で単語を切って表記してます。
 実に上手いです。単語を切ってスラングを分解したという言い訳に加え、ボーマーの伝統であるアルファベット「A」を切り出してボーマーの系列だということも表現してます。山田君に座布団アメリカに運ばせたいぐらいですね。


 こういう言葉遊びはルアーの世界でもちょくちょく見られて、ビルルイスのラトルトラップなんかは「RAT-L-TRAP」となっていて、ネズミ罠とラトルを引っかけてるんだろうなと思います。ちなみにラトルのスペルはRATTLE。




 でもって、そのパターンで人権団体が訴えてきそうなルアーが「HOT’N-TOT」カタカナ日本語表記だとホッテントットです。
 ホッテントットは今ではコイコイ人と呼ばれているアフリカの民族で、身体的特徴として女性のお尻が突出しているのが特徴らしく、昔は見せ物小屋でさらされてたりした歴史があってホッテントットはその頃の侮蔑的な意味合いを含む呼び方として使われなくなりつつあるようです。
 私は、言葉だけ使わないようにして、臭い物に蓋をしても全く意味が無いと常々おもっていてこういう言葉狩りは嫌いです。
 ひるがえってルアーの方のホッテントット、メタルリップのディープダーバーで着水後メタルリップの重さで前傾姿勢でお尻をプリッと出して浮いている様を、ホッテントットの人の身体的特徴であるお尻が突出しているのにひっかけたネーミングなんだと思います。
 って、これは流石に「有罪」でしょう、他人様の身体的特徴を揶揄するような言葉の使い方、そういう使い方こそ使わないようにしなければならないことの本質だと思います。
 ホッテントット作っていたストームは既にラパラの傘下にあります、ラパラさん、歴史ある名前ですが、改名についてご検討願います。
 最近のには上のように金属リップじゃないプラリップのモノもあるようです。こいつも尻出して浮くんでしょうか。まだ使ってません。



 同様の民族名ルアーとして「ブッシュマン」があります。ブッシュマンも藪に住んでる野蛮人的な侮蔑の意味が含まれているとして言葉狩りにあい、サン人と最近は呼ぶらしいですが、映画「ブッシュマン」の痛烈な文明批判のユーモアを味わった世代としては、侮蔑の言葉なんかいナ?と疑問に思うところです。
 いずれにせよ、ルアーの方のブッシュマンを作った時代のダイワが映画「ブッシュマン」の人気にあやかりつつ、ダブルフック上向き装着のウィードレス性能の高いブッシュ仕様のルアーとして命名した行為にはブッシュマンへの侮蔑は全く感じられず「無罪」だと思うのです。
 ちなみに、コイコイ人とサン人はわりと住んでる地域とかも近くあわせてコイサン族とも呼ばれるそうです。
 写真のブッシュマンはラバースカート腐って外してあります。スカート無しだと貧相ですが、スカートあるとわりと釣れそうな顔してます。

 PTAから怒られそうなエロ系のネーミングって、日本製のルアー割と多くて、ホッツィー・トッツィーとかのおとなしめから、ゴッツィー・ボッキーとかセクシャルクレイジーとかのどうにかならんのかというあたりを経て、やってくれました旧ヨーズリ改めデュエルさんという感じで、デュエルの「ハードコア」シリーズは英語圏の釣り人には受けまくっているそうである。
 いわゆるFワードである「FU○K!!」も日本語で「クソ野郎!!」的な使い方から「ファッ○ンナイス!」というように、「クソ素晴らしい!」的に肯定的な意味を最上級に高めるために使われる場合ってあって、デュエルも外人が凄い喜んで「ハードコア!!」とか言ってるのを聞いて肯定的な意味で最上級のシリーズだヨという感じで命名したんだと思うが、「ハードコア」といえば普通「ハードコアポルノ」の意味で使われることが多く、まあ「無修正シリーズ」みたいな感じになってしまっているのである。
 それは逆に人気出るよねって、結果オーライなデュエル海外輸出部門なのであった。
 ちなみにハードコアシリーズのミノー、使ったこと無いですがデキは良いようで例によってデュエル社お膝元の九州のシーバスマンなら必携のルアーだそうです。
 写真はそのハードコアミノーじゃなくて、バス用のハードコアジャークベイト。いかにもジャパニーズハイテクミノーって感じの造形が海外向けっぽい気がします。こういう味付けのルアーってイマイチ趣味じゃないけど、試しに買ってみたら使ってみたくなってきました。
 アメリカンルアーはアメリカっぽいバタ臭さを、日本製ルアーは日本製らしいハイテク臭さを楽しむのが乙というものではないかという気がしてきています。

 今回ルアーの名前に注目してみましたが、ルアーのネーミングってやっぱりルアーの魅力を構成する結構重要な一要因に違いないと思うのでした。


 ネーミングがわるいと、JAPAN製でもなくJ-POP、Jリーグにも関係なくジョイントですらない、何が「J」なのかさっぱりわからん、このJプラグのように100円でたたき売られるメにあったりするのである。
 だいたい、何を考えて日本にトローリングプラグなんて需要の少ないモノを仕入れたのか、100円でも誰が買うんだかという感じだけど、私が買いました。