竿は、ダイワの古いパワーメッシュなブランクスを確保するため安い出物をサクポチっとした程度で収まっているけど、リールがちょっとまずい。サイエンテフィックアングラー「システム2ー89」、同「システム2ー78M」、PENN「スピンフィッシャー650ss」、大森製作所「キャリアーSS」と年開けてから畳みかけている(長年キャリアーって認識してたけどカタログ表記だと”キャリア”だな、まあいいや)。
順に見ていくと、フライリールのシステム2関連はまあ今使ってるののスペアスプール体制強化であり、あって困るモノではないというかあると便利。「システム2ー89」のほうは、長くスプール1個体制だったんだけど少し前に替えスプール1個付きのをそこそこのお値段で確保してあり、ボラ釣りぐらいしか最近出番無いので、まあ充分かなとは思ってたけど、4200円と格安のがメルカリに即決で出てきてたので買わざるを得なかった。実はこのスプールに穴が開いてない初期型のシステム2って米国市場では人気があるようで、イーベイ見ていると、定価200ドルぐらいだったと思うけど、それを超えてプレミアつけた強気の値段で出品されてたりする。日本でも穴あき時代のは5千円しないぐらいの手頃な値段で買えるけど、穴無しのは1万円越えていることが多い。4200円は穴あきの相場ぐらいの値段でお買い得だった。アルミ鋳造(ダイキャスト)でスプールに穴開いてなくて、多少重いんだけど、その重さも含めて高級機種にはない、飾らない実用品の良さがあると思う。なにしろ見た目が渋くてゴツくて良い。多少重いのは9番ぐらいまではワシ気にならん。竿とリールが多少重くても、投げるラインの重さが9番で一緒ならどってことない。10番以上とかになると、竿とリールの重さよりも振るラインの重さがそろそろしんどい重さになってくるとは思う。 で、カマス釣りやらで普段メインにしている8番のリールとしてはスペアスプール2個ありの「システム2ー78M」を使ってるんだけど、この大きさは同じ「78」でも「無印」「L」「M」とあり、加えてさっきも書いたように穴無しと、穴あきがあって、穴あきでもスプール外側面だけか、スプール内側も穴ありかとか細かい仕様違いが多くて、どれとどれが互換性あるのか、穴の有り無しは互換性ありそうに思うけど、現物で試さずネットでエイヤと買うっていうのは、まあ本体ごと買った場合スペアスプールがスペアリールになるだけで使えなくはないので良いんだけど、できたら同じ「78M」が欲しかった。で、しばらく前に出てきたんだけどヤフ○オク5000円スタートと、穴あきの3~4千円の相場を考えるとやや高く、売れンかったら値段下がってくるだろうと思ってたら、売れなかったのは予想どおりだったけど、出品取りやめてしまってガックリ。Lと無印はそこそこ出てくるけどMは結構珍しい。やっぱり「迷ったら買っておけ!あとで売ることはデキても、あとで買うことはデキん」というのは金言である。と思ってたら、珍しくあとで買うことができた。同じ出品者がまた出品してきたので、5000円開始価格+送料で無事確保。ヤレヤレだぜ。 ラインは表層ユックリ引きたい時もあるのでタイプⅡとかも欲しい、もちろん主力のタイプⅥは予備ライン含め2本は釣り場に持ち込まねばならぬ。もいっちょ重いタイプⅦとかも用意して、メッキの時期にはフローティングも、とかになると、同時に全部使うことはなくても、いちいち巻き替えるのも面倒くせえので替えスプールか変えリールに巻きッパで運用できるのは楽で良い。見よ!この充実の8番9番のフライリール体制!!システム2穴無し89が3台にプラス替えスプール1つ、78Mが2台にプラス替えスプール2つ、「システム1-678」、「コンセプト2-35」が1台ずつ。加えてマグネシウム本体は塩に弱いとやっぱり判明してお蔵入りにしたリョービ「455MG」も2台プラススプール1つあって、川シーバスとかには出せる。もはや充実を通り越して過剰である。しかたないよね?病気だから。足るを知れば不足はないのに欲望に歯止めをかけられないのは人類の宿痾か?話がデカすぎる?「650ss」に関しては、我が家には既に後継機種の「スピンフィッシャー6500ss」が2台体制であるので実釣面ではまったく必要ない。使用感もギアは4桁が基本ハイポイドフェースギアで3桁がハイポイドギアという違いはあるけど、本体スプール互換性があるぐらい共通部品も多く分かるほどの差はないと思う。そもそも6500ss自体オカッバリ青物一発大物狙いぐらいしか出番無いのに従来型PENN両軸機に手を出したのでなおのこと出番が減ることが想定される。じゃあなんで買ったのか?っていうのはまた改めて別ネタで書きたいので今回は触れない。
で、もいっちょの「キャリアーSS」は、一時4万とか5万とか異常な高値になってた人気機種をなんでマイナー好きのワシが買ってるのか?キャリアーでも若い頃の愛機「キャリアーNo.1」には思い入れもあるし3台持ってたりする。けど、SSはワシ的にはちょっとスプール径が小さすぎて、ウルトラライトタックルとしても”万能機”とお好きな人が評してた大森No.1サイズの方が使いやすくて、このサイズのリールに200gを切る軽量さがあったとてそれがどうしたって思ってた。にもかかわらず手が出てしまったのは、あんまり釣り具詳しくなさそうな中古なんでも屋さんがネットオークションに4台一山で売りに出してたんだけど、大森なんてマイナーなメーカー名聞いたことなかったのか、シマノ、リョービ他と件名がなっていて、「キャリア」はもちろん「大森製作所」「ダイヤモンド」とかで検索かけても表示されてこない状態で、かつ本体は樹脂製でサビに強いけど、金属パーツのベールワイヤーのラインローラの反対側とハンドルが腐食してて見た目ボロいので安く手に入るなと思ったのでダメ元で5220円で入札しておいたら4100円で落とせてしまったのである。ちなみにウオッチしてたのが6名でワシ以外にも気づいてはいたようだけど状態の悪さを鑑みて5千円も出せなかったのだろう。一時の異常な”プレ値”は、リールとしての実用性、性能が、当たり前だけどまったく変わってないにも係わらずすでに落ち着いていて、”大森アナリスト”としての相場観としては1万円台前半。箱とか揃って綺麗な個体で2万円超えれば良いところという感じになっている。まあこのボロさなら妥当な落札価格というモノだろう。ちなみに他の3台は要らんうえにかさばりそうなので、まだしも使えそうなシマノと本命のキャリアーSSの2台だけにして60サイズで送ってもらった。送られてきても整備する気にもならんようなゴミに送料かけたくない。ワケの分からん金銭的にまったく価値の無いような機種を喜々として購入してバラしているこれまでの所行からして意外に思うかもしれないけど、ワシの中には明確な基準があって、なんの個性も工夫も味わいもないような真の意味でのゴミスピは愛すべき”ゴミスピ”とは違うのである。ワシこだわりのある差別主義者なんである。![]() |
| 上段左タックルオートSS、右マイクロセブンCS |
ただ、リールを分解整備したくなると、何でも良いから開いて中身を見てみたいという、サイコパス系の人体解剖してしまう快楽殺人者の気持ちもちょっと分かるぐらい、どうにも止められないぐらい、いじくり回したくなるんんだけど、今現時点ではその症状は治まっていて、整備必要な使ってる機種も放置してる有様なので、いつになるか分からんですが、どういう結果になるか気長にお待ちください。こうご期待。
タイトルの数字?恥ずかしながら現時点で我が家にあるリールの台数です(そしてさらに2台配送待ちという恐ろしい事実)。








こんばんは。
返信削除本文中に登場したコメットG1ですが阿波釣法カスタムと思われます。以前何処か上物師の個人サイトで一枚の写真に昔語と合わせて語られていたまさにそのものでした。数カ月前にその実物がオークションに転がっていて大興奮した覚えがあります。(終了時間を見逃してしまった)
歴史文化遺産なので是非ともそのまま維持使用&公開して欲しいなぁ、見たいなぁ、と思います。
norishioさん 悲しいお知らせです。
削除既に、わけあってバラして元の状態からだいぶ形を変えてしまっています。フットのところは束ねてあったのをバラしてあれこれしました。なぜその必要があったかも含めてまたネタにします。
norishioさんがネットオークションで出品されてるのを見たブツは、おそらく私も同じの見てました。香川の人でお兄さんがテスターだったとかなんとか書かれてました。
この個体はそれとは元の持ち主違っているようで、木製の指置きの追加とかがない版です。
興味がおありでしたら、いじる前ならなんかと交換、あるいは進呈とかできたのですが、残念ながら。
ただ、バラしたゆえに束ねたところの工夫とか改造の小技とかは明らかになりました。
そのままで使えそうなら元に戻せる変更で済ますつもりでしたが、ちょっと難しく歴史的資料として退役でも良いぐらいの歴戦の強者感がありましたが、使用を前提とするなら大なた振るう必要があるなとやっちゃいました。
ひらにご容赦を。
返信ありがとうございます。
削除やっちゃいましたか…こちらこそ差し出がましいコメント失礼しました💦
どういう形であれ有識者の手元に転がり込んでさらには現場復帰できるならコメットにとって幸せだと思います。
それにあのフットの内部とか、どういう改造が施されていたのか私、気になります。
ブログに登場するのを楽しみにしております。
阿波釣法カスタムコメットの来歴について調べ直したら面白い記事を見つけました…
https://ameblo.jp/khccard0310/entry-12686717186.html
この記事によると阿波釣法という概念の起源的な方でたかはし釣具店 [高橋康生]という方が関わっていそうな気がしますね。氏の著作本の表紙を飾っているくらいなので、おそらくショップ公式に近い形で改造品を販売していたのかもしれません。故にけっこうな個体数が存在している?
他に少し前の時代のオリムピック系インスプールでも同じ系統の改造品を見かけた記憶があります。
またはるか昔にどこかで読んだのですが、これらカスタム品はグラスロッドからカーボンロッドへの変遷期に、のされて溜めると折れてしまうカーボン竿を、折られずに立て直すために考案されたものだそうで。
最初は改造インスプール。次にリョービのグレキラー。次にダイワのss-700LBあたりのレバーブレーキの系譜に…
現代に生き残っているメーカー史では決して語られない貴重な日本の釣具史の足跡ですね。
著作本表紙の木製指置きはオークションにでてたのと同様ですね。
削除私もどっかで拾った「磯釣りスペシャル」で高橋康生さんがインタビュー受けているのを持っていて、「リールの脚を切って短くするといっても、普通の人はなかなかできんで。ほなけん、ようする人は注文を受けてやりよった。そうこうするうちに、足の短いインスプールリールがリョービから出てきた。グレキラーっていうやけど、よう売れたな」そしてS45年にスポーツライン500LB、1000LBが登場。「あっという間じゃ。皆がLBに変わった。そら見事やった」とあります。写真にはツルーテンパーの脚切って溶接したモノが載ってました。
ついでに「徳島釣りの輪」主催の「阿波の釣りの夕べ」という講演がYOUTUBEにあるとあったので残ってるか検索したらありました。チョイ長いのでこれから観てみます。
歴史的価値をみいだして欲しがる人が居るならその人のところに行くのが一番だったように思いますが、やっちまったもんは仕方ない。現場復帰させてみたいと思います。
norishio
削除返信ありがとうございます。
削除●「磯釣りスペシャル」で高橋康生さんがインタビュー
→まさに自分の知りたかった内容の情報抑えてらっしゃるの…流石です。
重ね重ね野暮で差し出がましいコメント失礼しました💦
インスプールの最成熟期、グレキラー、ダイワの初期レバーブレーキ…このあたりの発売年を追って、カーボンロッドの登場と重なって進化するには、余りに期間が短いと思ってましたが、次代を生きた当事者も同じ印象だとは。
youtubeの動画、軽く見てきました。
かつて阿波勢と紀州勢の覇権争いがあって、阿波勢の現地改修品が、闇市を彷徨い、云十年後に紀伊半島に渡って日の目を浴びるかも…なんとも素敵なエピソードだと思います。
今の時代にインスプールのローター逆転させる使い方を習得しようとする人は稀だと思うので、持つべき人の手に渡ったのだと思います。