ジギングロッドはショートロッド派が多いと思うけど、チャーマスはジャークスピードを稼ぐためにロングロッド。今もCB-ONEから出しているロッドはセンター2ピースの長めのものだったと思う。自分の確固たるスタイルがあるっちゅうのは渋い。
で、この竿で何を釣るかというと、実は釣り場に持っていく予定がない竿なのである。
でも、すごく重要な竿だと思い初めている。筋トレ用に使ってます。
最初買ったときは、遠征用メインロッドのGIANT86が穂先も折れたし、後継のロッドというか当面のサブロッドが欲しいと、いくつか候補を物色していたときに中古で見つけて安かったので確保したものである。センター2ピースで携行が楽でジギング用とされているけど持って行ける竿の本数が限られる遠征先でキャスティングの釣りもこなせちゃうような汎用性もある。
結局後継のロッドは3ピースで良い塩梅のゼナックのルーフ83に落ち着きそうなので、必要なくなって中古屋に売りはらうかと思っていたが、そういえばダンベルつるして筋トレする用のバッタモンの中華ジギングロッドがしばらく前に永年の酷使に寿命が切れたのかポッキリいったので、その代役にちょうど良いと使い始めた。
魚かけてリフトアップする筋力を鍛えるために、まあ普段はダンベル10キロ両手に持ってスクワットしてたりするのだが、実際にタックルセットしてジンバルも付けて筋トレするのが実戦を想定したトレーニングとしては望ましいように思っている。
ので、9月のクリスマス島行きのチケットもおさえた6月頃から、月曜V字腹筋、火曜日ダンベルスクワット、木曜膝曲げ腹筋の通常メニューに加えて、水曜グリップにリール付けてキャスティング素振り、金曜にこのロッド使ってのリフトアップ練習を追加している。
実際に使う竿でトレーニングすればいいんじゃネ?と思うかもしれないけど、6キロドラグとかでぎっちり曲げて毎週リフトアップ練習すると、遅かれ早かれカーボンの繊維が切れていって折れる。さすがに遠征用のメインロッドを折れるまで練習に付き合わせるわけにはいかない。
ということで、先代は折れてもかまわない安竿を使っていたし、今回もだいぶバットの塗装にクラックはいっているようなくたびれて値段の安い中古竿にトレーニングに付き合ってもらっている。
しかしながら、多少くたびれているとはいえ良い竿は良いと感じる。
6キロドラグでティップがまっすぐ入って、バットが曲がって負荷を受け止める感じとかに痺れる。ちょっとダンベルトレーニングでは無いような興奮を覚える。デカイ魚がかかってこうやって、ぎっちり竿が曲がるのを腰を入れて腕を伸ばして耐えて、魚がこっち向き始めたらバットに重量を乗せて運ぶ感じで寄せてくる、なんてイメージが勝手に湧いてくる。ロングロッドの気持ちよさがこのロッドにはあると感じる。トレーニングも楽しくて捗る。
私なら、塗装にクラック入るような激闘を友に闘ったロッドを中古屋に売り払ったりしないと思うが、まあ縁あって我が家に来たからには、折れるまでトレーニングに付き合ってもらおうと思う。
機会があれば実際に魚も釣ってみたいと思いはじめるぐらいに気に入りはじめてもいる。
ここ数日寝込んでいたので筋トレサボってしまっていたが、だいぶ復調したのでとりあえずこのロッドを使ったトレーニングから再開した。竿握ると、ちょっとアドレナリンも出る感じで良い塩梅である。
0 件のコメント:
コメントを投稿