渋谷のハチ公前のスクランブル交差点は、初めて来たときも衝撃だったが、その後もいつまでたっても田舎者には慣れることがないというか理解できないぐらいに人が多い。
普段利用している渋谷の釣り具屋群はハチ公前と逆側なので、そこまで人が多くない。人混み苦手な私としてはハチ公側には行きたくないのが正直なところ。
だがしかし、土曜は意を決して渋谷センター街に突入して来た。
靴屋が何件もあって靴を探すならここか神田のスポーツ店街だと思う。
最近は何でもネットで売ってて通販利用が多くなっているが、先日、懸案の船の上で履く用にボート用っぽいアディダスの靴を通販で買ったら、ちょっと履き心地に不安を感じるところがあった。最近は履いてみてサイズが合わなかったら返品や交換可能なネットショップも多いが、履き比べていいのを探すにはやっぱり実店舗が話が早いだろうということで行ってきた。
写真のニューバランスのは、足の幅が広い私にもちょうどいい形で、裏面のパターンも滑りにくそうだし、濡れてもメッシュで乾きやすそうなのでいくつか試し履きしたなかから一番良さげだろうと買ってみた。これと、先日買ったのと両方試してみたい。
靴底にゴム系の素材が使われていた昔は、黒の靴底は甲板上に黒い跡がつくので船の上では履かないのがマナーだったけど、最近の素材はあまりそういうことは気にしなくていいのか靴底の色がどうこうという話は聞かなくなった。
これまで船の上で履く靴はずっとキャンパス地のデッキシューズを愛用していた。安いし、ぺったんこにしたら持ち運び楽だし、木の板やFRPの甲板上で滑りにくいし結構乾くのも早いしで、デッキって甲板のことじゃないかと思ってるんだけど、だったらデッキシューズでイイじゃんと思っていた。
ところが、ここしばらく遠征時デッキシューズを履いた後に靴ズレがひどい。親指の付け根のあたりと親指の爪が痛くなる。昔同じ靴を履いていても平気だったので足の形が変わったのかもしれない。
ということで代わりの靴を探していたが、なかなかにこれが悩ましい。
滑りにくいことだけを考えれば、テニスシューズとか底のパターンがあまりデコボコしていないスニーカーが良いと思うけど、濡れることを想定すると乾きにくそうでいまいち。
いっそサンダルというのも有りかとも思う。沖縄で漁師サンダルとか呼んでるタイプのゴム草履でもクロックスでも涼しいし、滑らないし、濡れても大丈夫。
ただ、漁師サンダルは指が外にでているのでぶつけたり、魚が船上で暴れたときとかに怪我する可能性はちょっとある。まあ気にするほどでもないけど。あと、玄人っぽいアイテムなので私ごときが履くとちょっとあざといというか生意気な気がする。
クロックスは性能的には問題ないと思うんだけど、なぜか生理的にだめだ。玩具っぽい見た目がイヤなのかなんなのか、人様が履いている分にはなにも感じないが、自分が履いているところを想像すると嫌悪感が走る。ややこしいオッサンである。
で、今回買ったような水遊び用の靴を選んだのだが、水遊び用のでもちょっとした磯遊びを想定した物だと、靴底のデコボコが大きくて甲板上で滑りやすいのがある。カヤック乗るときに使っている物は、試しにシイラ釣りで使ったときに波で揺れる船上で滑って踏ん張れずに転んでいる。
足の形さえ幅広の変な形でなければデッキシューズ履き続けて悩まずにすむのだが、靴は足にフィットしていないと結構地味に靴ズレでダメージを食らうので悩むのである。いっそ裸足でやるか?とも思ってしまう。
でもって無事靴をゲットした後は、Tベリー、J屋、Sスイと釣具屋巡りをし105LBのショックリーダーをゲット。ついでにJ屋の隣のドラッグストアでフェイタスを買っておいた。
遠征の旅では毎日ひたすら釣って、帰ってきたら飯食ってストレッチして湿布貼って寝て、という日程を繰り返す体育会系の合宿みたいな日々が続く。最近湿布はフェイタスがお気に入りである。腰が痛い手首が痛いとぼやきながら、毎日漁に出てしんどい漁労作業に従事する日々。
仕事であれば結構な給料もらえるようなハードワークだが、釣り人は金払ってやっているのである。
いい加減疲れて船上で転がって寝てるのに、「いいジアイだからサボらず投げんかい!」とたたき起こされたりすると、南の島にバカンスに来ているのに「ここは蟹工船か?」とか頭によぎるのであった。
そういうのも含めて、遠征の釣りは楽しいんである。
0 件のコメント:
コメントを投稿