ミローのトローリング用ミノー「108MR」「107MR」はなぜかネットフリマで見つけたときにマウスが滑った。
グデブロッド「スーパーマーベリック」においては、どこでどうやって入手したのか記憶にございません。
というわけで、ルアー図鑑うすしお味第72弾はなぜか蔵に転がってたデカアメミノーでいってみましょう。
クリークチャブっていったら、なんといっても世界記録を釣ったとされてたりされてなかったりする「ウイグルフィッシュ」が有名かもだけど、我が家の蔵にはそんな高価な代物は転がってない。でも「パイキー」は結構転がってて古いジャンクの再塗装とかも過去にやっている。で、写真一番上のデカブツなんだけど30センチくらいはあって、いにしえの時代にトローリング用かなんかで存在したらしい大きさのを2000年代ぐらいに復刻したもので、お尻の針金の玉で処理してる感じとか、そのころに流行ったでっかいヘドンの「マグナムザラスプーク」とかと同じ工場で作られたんじゃないかと思う。ちなみに世界の工場中国製。とにかくデカいしリグは海で使っても問題ない貫通ワイヤー方式で丈夫だしで、ジョイントじゃない小さい方(いうても20センチぐらいあるがな)とともに、2mの巨大タイメンを狙うならこのボリューム感が必要だろう!と息巻いてロシア釣行の予定もないのにガサゴソと買ってしまった代物である。7インチ17.5センチ級のミノーは今後海水温上昇に伴う”紀伊半島南の海化”に伴い出番あると期待しているけど、さすがに30センチもあるようなミノーに今後出番あるんだろうかは疑わしい。ちなみにこのデカパイキーは国内に正規では入ってきていないのでレアものといえばレアもので、いくつかまとめ買いしてるし、お好きな人に高値で売れないかとか考えるけど、クリチャブものは国内では不当に人気ないし売れんのだろうな。マグナムザラスプークとか一時価格暴騰してて、そっちをなぜまとめ買いしておかなかったのか悔しくてならんかった。1個買ったけど使って目玉剥げてしまってて自分で使うしかない。当時はネタ扱いで普通にルアーコーナーで売っててちょっと高いけど話の種にと買いはしたけど、何が値段高くなるかなんてわからんもんである。話ずれたけどCCBC(クリークチャブベイトカンパニー)ものは日本じゃマイナーであんまり馴染みがないかもしれんくて、ワシも初めて手にしたのはシイラに使おうと思って購入した「ストライパーストライク」で釣り場で投げたらブクブク沈むシンキングポッパーで当時は使い方知らんかったので途方に暮れてその後放置したっていうぐらいのモノである。バス用としてはパイキーシリーズの他にダブルスイッシャーの「インジャードミノー」、そのものずばりな名前の「ダーター」、ポッパーの「プランカー」あたりが国内には入ってきてたようだ。個人的にはリップが掻いた水が背中の穴からクジラの潮吹きみたいに吹き出るらしい「ジガー」が面白いと思ったけど、コレクターズアイテムで手が出るような金額ではないので入手は断念している。樹脂で勝手に復刻した代物があるようだけど権利関係でどっかともめたようで、そういう品はちょっと買うのがためらわれる。という感じでよほどのマニアでないと日本じゃあんまり話題にもならないけど、パイキーは良いミノーだと思っちょります。デカブツはさすがにノタノタと鈍重な動きにしかならんのは想像どおりで求めているモノがデカさのアピール力なのでまあ良いんだけど、普通の大きさのはグワングワンに振り幅の大きいロール少なめの横振りで他にあんまり類を見ない感じ。アピール力すごくある。タイガーのロールを無くしてその分横に振らせたような感じ。ここのルアーはラージマウスバスを始め記録ハンターで、パイキーもパイクの世界記録出してたし、ストライパーストライキングもストライパーの世界記録出してたはず。日本じゃマイナーだけど本国アメリカでは深い沼に沈むマニア多数の超人気ルアーである。円も安いし海外に売れんかな?とかやくたいもないことも考えてしまう。まあ面白いブツなので蔵に転がしておけば良いか。 ミローもまた、国内じゃややマイナー味の染みた渋いメーカーで、その昔は社名も「L&S」って名で、日本で唯一人気と言って良いダブルスイッシャーの「サーフェススピナー」も「ダブルスキャット」の名前で出てました(源氏名は「5M」「コーリングアップ」「Aプロップ」とか変遷あり)。あとは「ジョイントポッパー」とか「トップドック」「トリプルアクション」なんかも水面系のバスマンなら馴染みあるかも。でも、ここの得意は本来塩水系で、地元フロリダではターポンなんかをスローシンキングのバイブレーションプラグ「TT」シリーズとかでやっつけてるし、今時だと水中ドックウォークさせて使う”トィッチングベイト”的なシンキングペンシル?も得意としている。で、写真左上の「108MR」「107MR」は見たまんまCDマグみたいなトローリング用ミノーで7インチ級。両者で何が違うのかというとリップの大きさがちょっと違う。 ここのルアーはこういう細かい違いのが多くて、極端な例になると体側の黒点のあるなしぐらいしかどうにも違いが分からんのが別の名前になってたりする。で、まともな名前が愛称的についてるのもあるけど、基本は数字とアルファベットの機械的な略称で名付けられていて独特。ミノー自体はキャスティング用の「スイマー」とか「バスマスター」とか投げて釣る用の大きさのも作られているけど、独特なのは命名方法だけでなく、以前も書いたけど樹脂本体の内側に金属膜が配置されていて、樹脂越しにヌメッと良い感じに輝きを放つのである。バイブレーションプラグはそれなりに買って東京湾とかで投げたけどイマイチ成績振るわず。今後はデカミノーとついでにデカいペンシル「101MR」で青物釣ってみたいと思ってる。青物狙いは魚回ってくるかどうかの一ッ発勝負なので、投げ続けるためにこういう”楽しめる”ルアーの存在は意外に重要だと思っている。 で、お次のグデブロッドも樹脂本体の内側に金属膜が配置されているのが特徴で、経典で則さんたちが紹介していた「マーベリック」「トラブルメーカー」は特に有名。ほかにも水面系なら「ブラバーマウス」「シナースピナー」なんかもあるし、古くは我が国第一次ルアーブームの頃、銀山湖なんかで開高先生も使ってた「バンプNグラインド」なんてのもある。あるけど、ロッドビルディングをたしなむ人間ならグデブロッドといったら、ガイドを巻き留めるためのラッピングスレッドの最大手で昔はどこの竿メーカーも使ってて趣味で巻く人も皆お世話になっていた。「あそこの竿には●△番」とか色指定が決まってて良かったんだけど、グデブロッドがスレッド作らなくなるというのを聞いたときには、そのあたりがわからんようになる云々以前に、どっか他にスレッド作ってるメーカーなんてあるのか?と界隈ザワついたものである。まあなんとかなってるんだけどワシャそれを機にラッピングスレッドは漢らしい太さもそろってる「イカリ印」の補修糸を愛用している(「漢らしい太さ」とか書くと今時、性差別とセクハラとで小突き回されるかもしれんが俺は好きに書くぜ)。でもって、スーパーマーベリック。たぶんどっか中古屋で見つけて、カラーが特徴だと書いた内側金属膜ではなくて、コットンコーデル社のルアーみたいな”練り”系の樹脂でできてて、大きさもふざけているし、マーベリックの形だけまねたパチモンだろうなと思いつつも面白がって確保したんだと思うけど、後にネットでこのルアーの記事を見つけて、ちゃんとした本家の製品だったと知って驚いたものである。見るからに浮力強くて暴れそうで期待しちゃうんだけど、1個しか持ってないしわりとレアキャラらしいので補充もできそうにないので、実戦投入なしで観賞用だな。グデブロッドの最大ミノーはこいつで間違いないと思うんだけど、グデブロッドのミノー?としてはトラブルメーカーに金属リップ付けたような「バスピリン」ってマイナーなのがあるので、その巨大版「スーパーバスピリン」とかは、ないよね、まさかね。
って感じで、デカアメミノーシリーズ的には第3弾いってみました。次あたりから沼にハマりまくってるので引き続きお楽しみに。
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