しかし、今回分解整備してみて、まったく7392円(送料別)は安かったと心の底から思って、ちょっと興奮を抑えきれない。この手の大型インスプール機が米国の釣り人、特に東海岸のストライパー野郎どもに人気なのは知ってたし、ベールワイヤーのないマニュアルピックアップ機の706zとフルベール機の今回のブツである704の後継機704zが2020年前後とかの最近にも復刻版が出てるぐらいに支持されているのも知ってはいた。いたけど706zは持ってるので、あんな感じの単純で壊れる部品が少ないところが共通の魅力なんだろうぐらいに思ってた。しかしながら、いざ分解整備してみると意外にあれこれと凝った設計で整備には思ったより時間がかかったんだけど、その凝った設計で奢られている機能は、今日の我が国大手製スピニングがやっと取り入れて追いついたぐらいの有用な機構で逆にいらんものは付いてなくて驚くほど完成度が高いと唸らされる。704の登場は1966年となっていて60年代のスピニングでっせ。今時のエラそうなスピニングがそこから何が進化したっていうのか?いらんもんが付いて蛇足状態で退化しかしてないんじゃないの?そのあたりを、ボチボチと分解の様子を報告しつつ説明していきたい。
分解はいつものようにスプール周りからいっておく。まああれだ、あたりまえのようにこの時代のスピニングにも3階建てのドラグが入っている。ドラグパッドの素材自体は、1枚がテフロンで他の2枚が赤いファイバーワッシャーに近いざらついた手触りの樹脂製で、なんだろ繊維が見えてるのでグラスファイバーのFRPかなんかだろうか?かなり摩擦が大きくてキュッと締まる感じで、締まりすぎるのを1枚滑りの良いテフロンで良い塩梅に調整しているようだ。ドラグノブにバネも入ってるので調整幅もそこそこあるし、今時のドラグがここからどれだけ進化したんだって話。
スプールは主軸に直接ブッ刺さってるわけじゃなく、この時点ですでにスプールの乗る台座のうえにはドラグを受けて安定的に作動させるため太い軸にした真鍮の部品が主軸に刺さっていて、後のスピンフィッシャーシリーズにも踏襲されていく。スプールと同期する6角ワッシャーが1枚多いのは底が平面じゃないので底に填めているのが1枚。でアルミ製スプールなんだけど、アルミ直受けではなく真鍮スリーブが入れてあるのもスピンフィッシャーの良き伝統。ドラグ周りに関してはドラグパッドの材質やらドラググリスの最適化とか細かい改良はあったとしても、この時点ですでにほぼ完成形である。アホをカタログ上のボールベアリング数で釣るためにドラグの軸にまでボールベアリング入れたりしているのは、何度もしつこく書くけど愚の骨頂で、最近さすがにダイワさんはちょっと反省したみたいで、ネットフリマに「セル○ートフルベアリング化キット」とかいう馬鹿丸出し臭のする品が売りに出されてたので、セ○テートみたいな上位機種にいまさらボールベアリング追加する隙はないんじゃないの?っておもったけど、どの位置のか確認してみたらドラグ関連の位置で、どうやらメーカーとしてもやっぱりいらんと判断したようだ(過ちを認めるのは立派)。にもかかわらず、メーカー公式に逆らって、かつ、どう考えてもドラグの機能にボールベアリングの低摩擦性は必要ないのに、わざわざ「フルベアリング化キット」なる”ヘビの足”を安くもない金額で売りに出す者が居て、買いたがるマヌケも多いのが我が国の釣り具市場だと改めて認識させられウンザリである。
本体に移って蓋パカッと開けていくと、まあこのあたりは714zとかでもお馴染みの単純明快なウォームギア機って感じで、ハンドル軸のギアはステンの芯で真鍮製、ローター軸のギアはステンレスと定番安心の組み合わせ。ハンドル軸は左巻き専用機なので片軸受けで軸は長い真鍮スリーブで受けられている。逆転防止のストッパーはハンドル軸のギアの下にあるラチェットに掛ける旧式のものだけど、それでなにか不便があるか?って話で、本体内にあるから防塵防錆性も良い。遊びを小さくして適正化、空いてる空間にデカいのを入れて強度を確保とかはローター軸のギア周りに持ってくる方式のほうが優れているかもだけど、諸悪の根源”瞬間的逆転防止機構”の邪魔くささに比べたら、たいして劣っている方式ではないと思う。スプール上下は単純クランク方式でウォームギア機の巻きの重さに追い打ちかける形かもだけど、スプールが直径大きいわりに幅が狭く上下幅がそれほどあるわけではないので、巻いて特段重く感じるほどのことではない。滑らかで耐久性が高いけどちょっと重い、っていうウォームギア機の”味”のうちと思っておけば良い程度だと思う。ここまでは、60年代にすでにスプール周りがほぼ完成されていることに驚きはしたけど、言うてPENNだし、わりとあたりまえって感じではあった、でもローター周りに手を付け始めると、次々に「オオッ!」と心の中で驚きに声を上げるような設計が見えてくる。
まずは、ラインローラーに樹脂製スリーブが入っていることに驚く。704自体は1966年の発売となっているけど、これまでも書いたようにPENNスピンフィッシャーは細かなマイナーチェンジを繰り返して最適化していったようなシリーズである。この個体自体が60年代の製造なのか、その後のマイナーチェンジを受けた機体なのかちょっとわからない。でも新しくても黒金の「z」シリーズになる70年代中頃以前とかのはずで、PENNのこの形のラインローラーはその形状から、あるいはPENN社の得意分野がトローリングであったことからも、トローリングロッドのローラーガイドからの形状や機能の流用だろうと思っていて、ローラーガイドには最終的にはボールベアリング入りも登場しているけど、ローラーガイドに樹脂製スリーブが入っていた時代があって、そこからの流用とかだろうか?同じアメリールのシェイクスピア「2062」でも60年代E系には樹脂製スリーブが入ってなくて、70年代のD系になると樹脂製スリーブ入りになる。大森製スピニングも似たような感じで60年代の「マイクロセブンDX」では真鍮のスリーブで、70年代の機種になるとお馴染みの樹脂製スリーブ入りとなる。704zの樹脂製スリーブ入りが、60年代からのものだとしたら、樹脂製スリーブ入りラインローラーの”元祖”はPENNスピンフィッシャーシリーズだという可能性がでてきた。これまでワシ、真鍮スリーブ入れてた大森が新素材で滑りが良くて耐摩擦性に優れるポリアセタール樹脂がでてきて、こりゃ良いや!と真鍮から樹脂に素材変更っていうのが”本家”かなと思ってたけど、トローリングロッドのローラーガイド由来でPENN元祖説が新たに出てきた。いずれにせよ現在でも多くの場合過剰装備でしかないボールベアリング入りラインローラーより、単純で錆びにくく最適解に近い樹脂製スリーブ入りラインローラーがすでにPENNではこの時代に採用されていたという事実に唸らされる。ちなみに大型機以外のグリーニーな714とか712ではスリーブ入りではなかった。 つぎに、細かい所だけどベールスプリングがベールアーム側と反対側(矢印のところに取り外したのが写ってる)の2箇所に入ってるのを見て「インスプール時代のカーディナルみたいやんけ!」と驚く。巻きの多いバネ2つ採用なら耐久性が良く、かつ片方壊れても片方で釣りが続けられるというカーディナル3とかと同様の工夫。なんかPENNらしくないというかアメリールらしくないってぐらいに丁寧に設計されている。「耐久性が必要?だったらバネをぶっとくしておいたぜ、ハッハッハー、ガシャーン(壊れそうな勢いでベールが反転する音)!」っていう印象をアメリールに持ってるのは偏見だろうか?ワシってばレイシスト(差別主義者)?ベールアームとベール反転機構は反対側に持ってきてあって、これは714zとかとも共通のPENNお得意の方式で、重量分散して回転バランスをとってある。あるけど、それでもちょびっとバランス取りの錘が填めてあるのが見て取れる。と同時に傘の骨かってぐらいにローターの底の梁が放射状に沢山設けられていて、そこは丈夫さには定評のあるPENN社製、頑丈に作ってまっせという感じがしていかにも頼もしいところ。
でもってお次が今回の目玉。ローターをパカッとハズしてみたら、なんか見慣れない黒いタイヤみたいな輪っかが鎮座している。タイヤと書いたのはこれ素材がゴムみたいな弾力のある樹脂でできてるからで、最初意味が分からなかった。でどうやって分解してきゃ良いンだろうといじくってると、単純に引っぱがしたら良いだけのようで、3箇所で下の”蹴飛ばし”兼”ボールベアリング押さえ”の真鍮部品から飛び出てるキノコ型の突起に刺さってるのを剥がす。ここまでバラすと「アッこれアレかも?」と思い当たる。ベール反転の”蹴飛ばし”自体はベアリング押さえの真鍮リングから立ち上がっている坂状の板部分で間違いないんだとは思う。ただ、ベール開放レバーがその坂を登る前に、どうもやんわりとこのゴム状樹脂の上に当たっていて、ベールを起こした状態で回転にブレーキをかけているんではないだろうか。要するに”ローターブレーキ”なんじゃないだろうか?と思って、軽く組み直して試してみると正解!ベール起こした状態ではちょっと回転重くなってる。704zの展開図で確認しても、部品番号21B-704で「Rotor Brake」となっているのが確認できる。ローターブレーキ自体は量産型スピニングの元祖ミッチェル「300」の昔から存在していて、投げるときにローターが回ってしまい意図せずガシャンとベールが返ってしまうのを防ぐ機能として、いろんな仕組みでいろんなメーカーが作っていて、珍しくはない機構である。でも、スピンフィッシャーに搭載されているとは意外だった。なんかZシリーズの大型機には付いてるというのを目にしたような記憶もそういえばあるけど、アウトスプールの時代になると、VやⅥは知らんけど、外蹴りにはつけようがないし、内蹴りの中小型機にもローターブレーキは付いてなくて、PENNとローターブレーキというのは自分の中で結びついていなかった。なにしろストライパー野郎どもの巣窟である「ストライパーソンズ」とかのネット上の情報交換サイトとかをみても、「手に入れた710がすぐに勝手にベールが返ってしまって上手く投げられません」という相談に「ベールレス機に改造すればベール周りのトラブルとはおさらばさ!ハッハッハー」とかいう回答がごく当たり前のように上がっている状態で、東海岸系の釣り人はとにかくベールアームを引っぺがしたがる印象があり、704系のフルベールをベールレスのマニュアルピックアップ機に改造するパーツとかは、あっちのネットオークションサイトでも珍しくないのを知っているので、まさか704にローターブレーキが付いてるとは不意を突かれた。なんでローターブレーキ付いてる機種をマニュアルピックアップ化するかね?まあパーツ少なくなって面倒がなくて良いってのがストライパー野郎どもの気質なのだろう。ということにして深く考えないでおこう。何しろヤツらはベールレスにしたがる。スピンフィッシャーだとアウトスプールの4桁とかの大型機をベールレスに改造するキットも目にするし、VやⅥにいたっては公式でマニュアルピックアップ機が準備されているぐらいに根強い需要がある。ある種の様式美かなんかだろうか?そういえばPENNのスピニングの旗艦機であるトルクにも公式のマニュアルピックアップ化パーツが用意されている。
それはともかくローターブレーキって、変なところでベールを返さず真っ直ぐ投げられてミスしなければ無くても良いと言えば良い。でも人間ミスするし真っ直ぐ以外に投げにゃならんこともあるので、付いていればありがたい機構である。ワシ、バチ抜けシーバスで愛用してた4400ssは、柵にもたれるようにして上半身捻りつつ斜め上流に投げる場面が多く、どうしても捏ねて投げてしまい、4400ssはローターブレーキなど付いてないのでガッシャーンと意図しないベール返りを起こしがちであり、チョイ前に書いたけど内蹴りの部品を取っ払って、ハンドル回転ではベールが返らないようにしてしまって、ベールは左手で返すマニュアルベールリターン機として運用するという外法で対処しておりました。良い子は真似しないように。って感じなんだけど、21世紀になってやっと国産のスピニングにもローターブレーキに相当する機構が付くようになって、50年から昔のリールにやっと追いついてやがるって話なんだけど、これがまた再度退化しやがった事例を目にして、ちょっと腹に据えかねたので書いてしまう。昨年お客さんが使ってたリールが最近の安いシマノで、安シマノには「ナビ」で良い印象があったので、どんなもんかとちょっと使わせてもらったら怒りが湧く代物だった。ローターブレーキ付いてねえんでやがる。まあ安い機種なのでそれはそれで仕方ないのかもだけど、ローターブレーキ無しで意図しないベール反転をどう防いでいるかというと、元の木阿弥日本製スピニング暗黒時代よろしく、ベール返りを重くして返りにくくしてしまっていた。とてもじゃないけどハンドル巻いてベール返せんがな。初心者がこんなリール買って正しく利き手人差し指でライン放出調整しつつ、逆の手でハンドル巻いてベールを返すってお作法が身につくわけがない。大手が初心者にちゃんとした道具でちゃんとした方法教えなくてどうするよ?経費の関係で削るんならもっと削るべきところあるだろうって話で、少なくともベールがガシャーンと返ってしまってもハンドル回して軽く返るようにはしておくべきで、それなら正しい投げ方でないと投げられないので、使いにくくても練習にはなる。もっと言うなら瞬間的逆転防止機構を削ったら、防水もしなくて良くなって安くできるしリールとしての実用性は上がるし、なぜそうしないのか?初心者がアソビが無いかあるかとか気にするかよ、値段とブランドだけ見て買ってるだろって思うけどどうなのそのへん。少なくとも高級機種ではできるちゃんとしたお作法が安いヤツではできないってのは、御社の姿勢が問われる話だって誰もいわんのか?その時ワシが使ってたリールが、これがまた韓国日吉釣具の「ゴールドスピン」っていうベールの返りも軽く、簡易ローターブレーキもちゃんと付いてる実用性抜群の良くできたリールで、お客さんに比較のために触らせたら「全然違うじゃん」って道具詳しくない人でも分かったよ。まあ、ワシ、左手でライン放出調整してそのままベール返すのもやるし、マニュアルベールリターン機にしたりの外法で対応してたりもするので、正しい方法がどうこう言える義理じゃないかもだけど、安い機種に手を抜いて、安い機種を買う層である初心者が正しい方法を学ぶのを邪魔するのは大手がやっちゃダメなことだと思い、正直頭にきたって話である。皆さんもし釣具屋で安いシマノスピニングを触る機会があったらハンドル回してベールの返りを確かめてみてください。”うへぇ”ってなること請け合い。
まあ脱線から戻って、なんにしろこの704というリール、ローターブレーキは付いてるし、ベールスプリングは2個ついてるしで、大きさこそ違えどまるで名機「カージナル3」とかのような仕様で、PENNにはあるまじき凝った仕様のイカしたスピニングなんである。無駄なモノは付いてない、必要なモノは揃ってる。丈夫さは折り紙付き。そりゃ米本国で最近になって色違い的後継機である704zの復刻版が出るわけである。今使っても何の問題もなく使えるだろう。復刻版が出たときにアマゾンの米国でのレビューとか読んだけど、「今までも使い続けてきたけど、これでこれからもずっと使い続けられる」とか書かれていて、あっちのお好きな野郎どもに愛されまくってきたのがうかがい知れる感じだった。 まあわが家にある洋物の釣り本でも、東海岸なシーンには704やらミッチェルの大型インスプールやらが見切れている。ついでにフロリダのコビア(スギ)釣りのシーンでも左ミッチェル右706zという感じに見切れている。チョイ古い写真ではあるけど、今でもあっちの塩水系の釣り人はけっこうインスプールスピニングは好きな印象で、海だからってエラそうな高級スピニングしか使ってない我が国の、皆と一緒じゃないと不安な腰抜けどもと違って、好きなモノは好きなフリーダム具合、それがUSA!オーイェス!!ということで当初は使う気はなかったんだけど、コイツでガツンと青物でもやっつけて、今時の高級スピニングがなんぼのもんじゃ!50年前に必要充分な実用性のあるスピニングぐらいもうできてたんじゃ!というのを証明したくもなってくる。そんなもんワシが証明せんでも、いやっちゅうぐらいストライパーソンズが証明してるだろうけど、「あっちは匹数制限とか規則もしっかりしてて、魚も多くて釣りやすいだろうけど、日本じゃ魚はスレてて遊んでる余裕はない」とかクソみたいなこと言い出して、そんなもんどこでも魚がスレてるのなんぞ世界共通じゃ、アマゾンの奥地に行っても原住民のガイドのカヌーに日本の釣具屋のステッカー貼ってあるぐらいで、魚スレてないところなんてそうそうあるわけねぇだろバーカ、ストライパーソンズも東海岸大都市圏のスレッスレのストライパー向こうに回して、インスプールの愛機で気合い入った塩辛い釣りしてるのぐらい想像つかんのかね?つかねぇから遊べねえし楽しめねぇんだろうな、って哀れんじゃうよワシ。
で、使うとなるとちょっとアップデートできる部分はしておくかという気はする。PENNは第4世代までは古いシリーズの部品で使えるモノは使いつつ設計していて、逆にマイナーチェンジ後や新しい機種の改良された部品を古い機種に取り付けるのも可能だったりする。50年前のリールが完成度高いので設計イジってない部分もあって90年代の4桁とか21世紀の第4世代とかと部品共有できたりするという驚きの事実。750ss系用のとかが使えます。ドラグ周り、そのままでもイケそうだけど、信頼のカーボンシート製のドラグパッド「HT-100」に2枚か様子見て3枚交換しておくとモアベターかなと。さらにはドラグノブはワッシャーを押さえる面が樹脂製から熱に強い真鍮製になって、さらに防水パッキンが付いた第4世代のものに交換すると憂い無しだろう。陸っぱり青物ならラインローラーは樹脂製スリーブ入りで充分だろうけど、もしこの記事を読んで船で沖に出て704でマグロとかをとなったらラインローラーは部品番号35-704、スリーブ35A-704で5500ssにも引き継がれて使われている部品であり、つまり社外品の5500ss用のボールベアリング入りラインローラーも使用可能(写真下が装着例)で換装しておけばなお安心。糸巻き量的には704zが235y/20lbでだいたい6500ssの220y/20lbと同じぐらいで、PEの4号250mぐらい巻ける。100キロのクロマグロは無理でも20キロぐらいまでのキハダとかならイケるでしょ。円安のおり割高になるけど海外のネットオークションには様々な時代の色違いやらなにやら弾数豊富に出品されている人気機種なので入手は比較的容易。なーに円安だろうと今時の高級リール様ほど金食い虫じゃないって。ワシ的にはまずは6500ssで魚釣ってないってのを脱却させたいので、そっちを優先だけど、いつになるか分からんけどそれが終わったら、704や706zで漁港の堤防から青物やっつけるとかいうのは長期的な課題として頭に入れておこう。堤防から青物自体は簡単じゃないけど、その時の道具的にインスプールの時代のPENNが充分以上に働くだろうことは確信している。
PENN「スピンフィッシャー704」なかなかに良い買い物だった。
<事務連絡>”勝手にチャリティーオークション”は無事終了。報告は元ネタの方でさせてもらってます。お年玉の5500ssに応募者いまだなしです。タダでっせ!誰かもらって使ってやってください!!
700系でローターブレーキ付いてるのは711/710からで、この辺りから重いルアーや仕掛け付けるからだと思います。
返信削除下に来る通常のトリップ位置ですと逆回転ローターにすればベイル返りトラブルは完全に払拭されるのをPENNは知っていたようで
ミッチェルと違いローター回転方向を変えてません。
700系ってザンギ系とミッチェルの後に出たからそいつ等の欠点把握してた可能性が高いです。
確かに重いルア-でガッシャーンってやると、シーバスルア-ごときとはくらう衝撃が違いますからね。
削除でも、ストライパー野郎どもは問答無用でベールアームを取っ払うってところが、なんかとても好きです。
ミッチェルの影響はモロ感じます。それでもPENNっぽさがでてるところが、PENNだなと思います。
あっちのストライパーは規模が違いますからね
削除50lb超えとかそんなの相手する機材ですし
あとターポンの人もベイルワイヤ撤去する人多いです
713なんかはスヌーク釣るのに愛されてるようですが
このサイズでもベイルレスキッドあるようですし
ストライパーは日本のスズキのイメージでいると、デカさにビビりますよね。あんなデカい魚だと初めて知ったのはバスプロショップスのカタログのトライリーンの宣伝で、ガタイの良いオッチャンが左右からエラに手突っ込んで顔ぐらいまで引っ張り上げてやっとシッポが地面から浮いてる写真。ド胆抜かれました。
削除ベールレスのバンスタールもそういえば、もとは航空機部品メーカーの社長さんが、自分がターポンに使うように作ったとかですもんね。
日本人はいろんな機能をプラスしていきたがるけど、あっちの人はいらん機能を削りたがる傾向はあるかも?って一概には言えずラインピックアップと同時にベールが起こせるオートキャスト系の機構とか今でも付いてるリール売ってますからね。いろんな好みの人が居るってことでしょうか?選択肢が多いのは楽しくて良いと思います。