コバンは病気持ちだし、外にも出さないし繁殖もさせないという方針にして、去勢手術を受けさせることにした。
金玉取ってしまうのは同性として身につまされるものがあって、悩んだところだけど、発情しても外に出られないとかは結構なストレスになるので健康上よろしくないというのに加えて、発情するとカンツォーネを歌いながらあちこちに縄張りの印のオシッコかけてまわるとかいう話を読むと、体力精神力の尽きかけた爺さんではそこまで面倒見切れないなと、ワシの方の都合で悪いけど、「スマンのぅ、タマぁとっちゃるけん!」と広島ヤクザの抗争みたいな台詞を吐いて病院に連れて行くのであった。
”発情しても相手がいない”っていうのは、ワシも思春期にはさんざんな目に遭った悩ましい状況で、あんな面倒なのがなければそりゃ楽だろうなと思うと同時に、あの悶々とした欲求不満の日々こそが青春というものだったという気もこれまたしないわけではなく、はたしてコバンの幸せのために良いことなのかどうなのか?答は自分の中では確定しないので、良かったんだと思うことにしよう。
(とりあえず読者サービスで”在りし”日のコバンのちょっぴり恥ずかしい”鈴カステラ”写真傑作選をお楽しみください。もう”ない”ので貴重ですよ。)
でもって、手術してもらって、その時に全身麻酔掛けるので、ついでに採血して病気の血液検査をしてもらったんだけど、嬉しいことに猫白血病ウイルス”陽性”だったのが”陰転”していた。要するに血液中にウイルスがバラ撒かれていない状況になってて、ネットで調べたらその場合でも骨髄とかに潜んでて、体力落ちたりするとまた悪さするってこともあるようで油断はできないんだけど、ウイルスがバンバン活動中で症状が出るっていうことと、他の猫にバラ撒くっていうことは、現時点ではなさそうで、このまま”陰性”で元気に過ごしてくれれば長生きできそうになってきた。
とても嬉しい!失敗の多い後悔だらけの人生において、コバンを家の中に閉じ込めてインターフェロンとかお金掛かったけど治療を受けさせて、健康になってくれたのなら、今後長生きしてワシと楽しく生きてくれたら、それは珍しく”成功”といっていいことになるのかもしれない。そうなるよう祈っている。
今現在、元気そのもので、餌もよく食べるし体重も5キロを軽く超えてきた。
最近のお気に入りの遊びは、2階建てのダンボールの基地(ナマジ作)にルア-とか投げ入れてもらって、突入してダンボール基地をブチ壊しながらルア-を確保して、また投げてもらうためにこちらまで持ってくるというので、同じことばかりだと飽きるだろうから、時に天井向けて高く放り投げたのを、ジャンプして空中で両手で挟んで落ちてくる”コバンジャンプ”とかも織り交ぜて、1時間がところ遊びにお付き合いさせていただいたりしている。猫って犬ほど運動量がないから10分も遊んでやれば充分って書いてあるのを読んだけど、10分では全然終わらない。もうじき1歳の育ち盛りで体力ある時期だからだろうか?とにかくよく暴れてます。元気でよろしい。
そして寝る子は育つのかよく寝てます。PCの前のこたつ机で作業していると胡座の上に乗っかってきて寝るのが定位置。夜も最近は冷え込んでくると布団に入ってきてくれるのでゲージから出してあるので、寒くないと布団の上で、寒いとワシの脇の下あたりに潜り込んで寝てます。可愛いのぅ。しかも体温高めで温かいという最高の湯たんぽ。布団カバーを囓って穴だらけにするのは勘弁して欲しいけど可愛いから許す。
という感じで、男一匹猫一人、割と楽しく生きてます。
0 件のコメント:
コメントを投稿