2019年12月14日土曜日

噂のカマスも黄色がお好き?


 カマス爆釣(ッテほどでもないのか?)して、次の作戦の妄想で頭の中が一杯になっている。
 圧倒的に釣れたのが、バークレイの生分解性ワームであるガルプシリーズ、パルスワーム8センチのチャートリュースグリーンブラックフレークオレンジという長ったらしい色名だけど要するに黄色とオレンジの派手な色で、白と明確にアタリの数が違った。
 紀伊半島は黄色が効くっていうのが自分の中でそろそろ信仰と化しつつあって、全てのルアーを黄色く塗れと、ローリングストーンズの”ペイント・イット・ブラック”の伴奏が頭の中で鳴り始める。ペイント・イット・イエローが最近の私的脳内流行。

 まあ実際には、隣で釣ってた投げサビキのジ様のサビキは黄色くも何ともなかったので、黄色くなくても良いのかも知れないけど、色目で迷うのってあんまり良いことなくて、安定した堅い釣果の色が自分の中にあって、それを信じて投げ続けられるというのは”その日の状況にマッチしたカラーをチョイス”とか釣り具売る側が仕掛けてくる洗脳にハメられてあれこれ迷ってルアー交換してるより結果は良いと信じている。迷ってる暇があったら投げておけってことだと思う。
 この色は違うんじゃないか?っていう迷いは焦りにつながり、巻く手を早めてしまいルアーをしっかり狙った棚で狙った速度で引き切れなくなる。
 以前にもどこかで紹介したかもだけど、何本もハリを付けて引っ張る”ひき縄”でタチウオを釣る漁業者が自作のテンヤに掛ける餌として切り身餌とエコギアのワームを使ってて、活性上がってくると餌もちの良いエコギアを全部のハリにかけるんだけど、この時に色がピンクだけで取材記者だったかが「状況によって色変えた方がイイのでは?」と聞いたところ「それをやり始めると当たった時は良いけどハズレが怖い。トータルで見ていくと実績の色でずっと通す方が水揚げが多くなる」ってなことを答えててナルホドナと思わされた。下手に換えると最悪いつも間違った色でハズシ続けることになりかねない。
 もいっちょ紹介。昔の「東北の釣り」の実験コーナーで色縛りかけた釣り人と色自由に選んで良い釣り人のシーバスの釣果比較の報告があって、思いっきり自由に色選べる人間が成績悪く、蛍光系だけとか、ナチュラルカラーだけとか条件付けられた釣り人の方が釣っていた。1回の実験で結論づけるのは早計かもだけど、狙いがハッキリするので作戦が立てやすいのや、迷わなくて良いのが良いンじゃないだろうかと考察していて、これまたナルホドナと思わされた。

 ってことで、迷わず釣れた派手な色のパルスワーム8センチをアマゾン様に発注かけたんだけど、なにげにお高いのよね。8本入りで600円チョイは1本百円近くしてて、結構シッポ噛み切られたりして、そうなると食わなくなったりで消耗する。シッポなしはストレートワームとして根魚釣りに回せば良いっちゃいいんだけど、固いルアーで釣れればワームほど消耗しなくて金かからんなと思うンだけど、ちょっと試したコーモソナーは反応なくて、色が黄色じゃなかったのが悪かったんじゃないか?とか妄想し始めたら止まらなくなった。
 ということで、蔵にある水深ある船だまりである程度ストンと沈めてから引っ張ってこれる固いルアーでなるべく黄色いのを選んでみた。
 まあ、そういう用途なら鉄板系含めバイブレーションだよねと思うので、蛍光黄色のシコバイブ、コーモソナーの仇を討つべく本家ヘドンのソナーフラッシュが鉄板系、その下拾った名前誌知らんバイブレーションを”紀伊色”に塗ったの、マールアミーゴにレンジバイブの名作コンビにバイブレーションなのか何なのかローリングベイト、クルクル系は後ろのペラばっかり囓ってきそうなので小ぶりなリトルジョージにしてみた。
 あとはメタルジグが黄色いのなかったのでオレンジのとピンクの、スプーンは在庫してたはずの蛍光黄色のチヌーク17gが残り1個しかなかったので、バイトとチヌークの10gぐらいのをペイントマーカーで片面ペイントイットイエロー。
 ちょっと迷ったのがハリで、シーバスみたいにドンと出てひったくって反転って感じじゃなくて追尾してきてハグハグ食ってくるっポイので掛かる確率上げるのにはトリプルフックの方が良いのかなとも思うんだけど、かなりしつこく追い食いして掛かるまでガンガン食ってきてたので掛かってからのバレにくさ重視のシングルフックでも良いかもしれん。けどやってみンと分からんのでどちらも用意した。
 アシストフック2本付けも試してみるけど、太いPEの部分が歯で切れそうでちょっと不安もある。これもやってみんと分からん。

 という感じで、次に群れに当たるのはいつか分からんけど、機会が来たらじっくり試してみたい。
 金を掛けずにというなら、ジ様方式で一番下にオモリつけた胴付き仕掛けで2本サビキ付ける代わりにフライを付けてっていうのも、あれこれ工夫できて楽しいかもしれない。
 フライロッド振れる場所ならそうしたい気もするけど、後ろに高い堤防があってちょっと自分の技術じゃなんとも奈良漬け。
 カマスが水深のある漁港とかに滞留するのは通常冬の間らしいので、冬の楽しみができて良い感じである。

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