2019年5月25日土曜日

姿勢が大事


 今期メバル用シンペンがシーバス釣るのに活躍している。
 正直メバル用シンペンのような”小さい”ルアーの出番の時って渋い状況が想定されて、そういう状況なら動きのない”おとなしい”セイゴスペシャルやらクルクルスペシャルの出番だと思っていて、小さくてそれなりに”動く”メバル用シンペンはなんというか小さいくせにおとなしくなくて、いまいち信用していなかった。
 ところが難攻不落のハクボイル攻略で悩んでいたところ和幸さんの進言に藁をも掴む感じですがってバスディ「海爆リップレス」使ってみたら、爆釣とはいわないまでもセイゴスペシャルとかが無視される状況でも反応拾えることがあって、今まで使ってなかったから盲点になってたけど案外活躍する場面あるかもナと、海爆リップレス買い増ししてついでに廃盤になった7センチ版にはお世話になったストーム「フラッタースティック」4センチもガサっと買って、というあんばいで結局メバル用シンペン症を発症。
 ただ、これがなかなかに面白い結果を招いていて、どうも同じようなメバル用シンキングペンシルなのに、食いが違うようなのである。それもどちらかがいつも釣れるというなら片方がダメか逆に優秀だで話が終わるんだけど、どちらでも良かったんだろうなという状況もあれば、明らかにどちらかしか反応しなかったと思える状況もあって、何か違うんだろうけど何なんだろうな、とまあルアーとかなにが効いてるのか分からなくても経験則で釣れるのが分かってりゃ良いのであんまり気にしても仕方ないなと割り切りつつあったんだけど、ひょっとして’’姿勢’の違いかなと思うところが出てきたので、そのあたりについてちょっと書き留めておくとともに、みなさまの釣りの一助になればと公開してみる。ってことで、今日は「ルアー図鑑うすしお味」第41弾、小型シンキングペンシルでいってみます。
 
 昨年あたりから私には懐かしいバチ対応ルアーであるラパラフローティングのリップを切ってゆっくり沈むぐらいにオモリ埋め込んで調整した「ラパラF改」を使ってみたらなかなかにいい仕事してくれて、同様に水面直下系の”自作シンペン”とともにバチパターンに限らず活躍している。
 このF改の7センチが今期のC川バチ対応で妙に好釣で、何で良く釣れるんだろうな?と思いつつ、いつものごとく、まあ釣れれば理由なんてどうでもいいやと思いながら、好釣なのでというのと鉛をなるべく使わない方針にしているので錫オモリ版に更新していくかというので増産かけてみた。
 錫の方が比重軽いので最初どのぐらいオモリを入れればいいのか分からず、一応料理用の秤で重さはそろえたんだけどグラム単位でしか測れないので最初は軽すぎてフローティングになってしまった。
 C川で好釣なのは今年は水面疾走系のバチが安定して抜けているので水面を航跡引くのが効いてるんだろうから、別に最初から浮いていてもいいようなもんだけど、昔の経験に照らし合わせるとフローティングだと出るけど掛かりが悪いことが多いし飛距離も劣る。
 追加で風呂場試験しながらステンレスの針金を必要な長さ割り出して穴あけて突っ込んで沈むように調整した。
 この時にステンレス線を後方に突っ込んだら元の鉛版F改よりも当然尻下がりというか頭を上に沈むようになったので、それはそのままにして他のは鉛版F改と同程度のやや後方重心でちょっと頭を上にした斜めの姿勢で沈むように調整した。昔その重心に調整したのはある程度後ろに重心がないと飛行姿勢が安定せず飛ばないだろうということでそうしていた。
 っていう感じで手作業してるのでちょっと重くて沈みが早いのもできてしまったりしたけど、それはそれで風の中での安定性とかありそうで良いかもと釣り場に持ち込んで投げてどんな塩梅か試してみた。
 とりあえず、多少重くても浮き上がりはまだ十分早くて、これならもうちょっと重くても問題なく釣れるかなということでどのくらいまで重く作れるかの塩梅を見るために、たぶんCDリップレス(CDL)より重くしてしまえば、CDLだと水面引きが難しい程度に浮いてこないのでそれより重いのはとりあえずダメだろうなと、比較対照にCDL7センチも持ってとりあえずこれまで作った錫版F7改を風呂場に持っていき沈めてみた。

 驚いた。

 なんと、錫版F7改でちょっと重めになってしまったのはCDL7センチより断然沈むのが早い。ゆっくり沈むように調整できたヤツでちょうどCDLと同じぐらいの沈降速度。CDLはもっと早く沈むと思っていたけどぎりぎり沈むぐらいの比重になっている。
 CDLはぎりぎり沈む程度なのに何故浮きにくいのか?逆にF改はそれより重くても何故浮き上がりが早いのか?
 沈んでいく様を見ていれば、重心の位置による沈降時の姿勢の違いなんだろうなと思い当たる。
 CDLは綺麗に水平姿勢を保ったまま沈む。F改は斜めになって後ずさりするように沈んでいく。
 水平姿勢をたもつCDLではルアーの上面の水の抵抗が浮くのを押さえているんだろうし、逆にF改ではルアー下面に当たる水流で揚力?が発生しているのだろう。
 F改は引きはじめすぐにアタることが多いと感じていて、それは沈まずにすぐに水面直下に浮上して航跡引き始めるからだと思っていたけど、ひょっとしたら浮き上がる動き自体にも、水面に泳ぎあがるバチを追ってるシーバスが反応しているのかもしれない。分からんけど。
 シンキングペンシルは基本的に”シンキング”っていうぐらいで沈めて使うことが想定されていて、浮きを押さえる意味で水平姿勢に重心が設計されていることが多い。浮かせるんなら普通の浮くペンシル使っとけってことなんだろうし、あるいは水平姿勢の方が小魚の自然な姿勢であり食わせやすいということも設計思想としてあるのかもしれない。
 でも泳ぎあがる動きに反応しそうな条件ってそれなりに想定できて、泳ぎあがるバチ以外でも、水面に小魚追い上げて食ってるとか普通にあって、そういうときに必ずしも浮き上がるルアーに反応するかっていえば、そんなあこたぁなくてトップや水面直下のルアーでかたがつく方が普通かもしれないけど、それらと”違う動き”があるルアーが効く状況があっても不思議じゃない。って信じれば投げるルアーに魂込められるというモノである。

 そういう観点もふまえて作られているんだろう、って感じで浮き上がるシンキングペンシルって極端なのは少ないにしてもそれなりに売っていて、メバル用シンペンである海爆リップレスも若干尻を下げ気味の姿勢で振って、後方重心なのかなと確認してみると水平に沈んで行くのでどうも頭部の形状やアイの位置で引くと頭を上げて浮き上がり気味になるようだ。
 沈下時水平姿勢で引いたときもあまり尻下がりにはならないフラッタースティック4センチとはサイズが違うというのに加えて、引いたときの姿勢の違いによる泳層の違いもあるように感る。
 もともと海爆リップレスは管理釣り場のマス用のシュガーミノーリップレスを海用に色とか変えたルアーのようで、水面直下やトップウォーター的使い方を想定したルアーだった模様。一番上の黄色のはパーマーク付きで、中古で買って、なんでメバル用シンペンにパーマーク付いてるんだろうと思ったけどコイツは正確にはシュガーミノーリップレスのようだ。まあ細かい模様なんて気にしないけど。
 色や模様は派手なのと地味なのぐらいの違いはあるだろうけど、特に夜釣りの明かりの少ない中では細かな差で違いが出るとはあんまり思ってない。けど、水面近くのルアーを引く”棚”の違いはかなり気にしている。
 水面にボカッとボディーの多くを出して浮いた方が良いのか、頭だけ水面に貼り付くような感じで航跡引かせた方が良いのか、水面直下だけど水面には付かない方が良いのか。
 水面直下0センチと5センチでは魚の食いに差が出る気がするけど、充分な水深がある場所で水面下50センチと100センチにはそんなに差がないと思っている。ってぐらい水面直下の棚の違いには気をつけている。
 気をつけているつもりだったけど、今回色々考えてあらためて、ニョロニョロが手堅いのは引き始めは若干沈みつつ、足下近くに来るにつれ浮き上がって水面に貼り付くので両方の攻め方を意図せずやってるんじゃないかとか、早期のカワゴカイ系のバチが抜けてるときには若干沈んだ方が”棚”が合ってて良いってのもあったんじゃないかとか色々と思いあたる。

 あんまりゴチャゴチャ細かく気にしだすと収拾つかなくなってどのルアー投げるか悩んでばっかりでろくなことにならない気はするけど、違いが出るキモの部分は押さえて自分なりに整理して、釣り場では今どれが効くのかあたりを意識して使っていきたいところである。
 ルアーの釣りでは”なんでか分からんけどこのルアーは釣れる”っていうのはごく普通にあるんだけど、”このルアーはココが売り”っていうのが分かっていれば、手札の切り方に鋭さが出るんじゃなかろうか?と、とにかく何か”変えると来る”を期待して薄ボンヤリとした方針でルアー交換している我が身を反省したところである。
 などと分かったような気持ちでシーバス釣りに行ったらスカ食って、釣れる場所の釣れる時間に行くことに比べたら、そんなこまけぇこたぁいいんだよ!!と身も蓋もないことを思ってしまうナマジであった。

2 件のコメント:

  1. めっちゃ買ってますね(笑)
    もう一個私が気に入っているシーバス用メバルシンペンに
    ダイワの澪示威6Sというモデルがあります。
    6cm7gのウェイトが特徴で、8cmシンペンの感覚で投げることが
    出来るのが強みです。

    澪示威6Sはかつて「レイジー6S」として販売していたシーバスプラグの
    使い回しで、レイジーとして売っていた時代はシングルフックが
    セットされていました。

    しかしシーバス用としては小さすぎて売れず、メバル用として
    再販するも微妙に大きすぎて売れず、この6cmだけピンポイントで人気が
    無くて、どちらもあっという間に絶版になりました。

    私の使い分けは、海爆やCDL3は「このサイズでないと食わない」奴狙いで、
    澪示威6Sは飛距離を生かしてパイロットルアーにしていました。
    メバルシンペンでは70cmクラスも結構釣っているので、ベイトが合って
    いれば良いサイズも釣れると思います。

    澪示威6S不人気すぎて中古でも手に入りにくいので、よっぽど手持ち在庫を
    ナマジさんに送ろうかと思っていたのですが、運良く現在ヤフオクに
    大量出品されているので、良かったら使ってみて下さい。

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    1. おはようございます

       メッチャ買ってます。
       この分だと澪示威6Sも期待できそうですね。ということで早速いくつか入札しておきました。
       釣れるルアーと売れるルアーって微妙にズレてることがありますよね。お気に入りが廃盤になると焦って買い占めるハメになり、その結果蔵にルアーが山と積まれることに。

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