2026年3月28日土曜日
計画どおり
キャリアーSS補完計画を実施した。以前その目論見をザクッと書いたんだけど、おさらいすると、まず入手した「キャリアーSS」は、ベールワイヤー支持部、ハンドルの金属部分に腐食が見られ、逆転防止スイッチが折れて欠損している。この個体を、ベールワイヤー一式はブロウニング「SDX2」から綺麗なのを持ってくる、ハンドルと逆転防止スイッチは大森「タックルオートSS」から持ってくる。逆転防止スイッチが持ってかれるタックルオートSSには逆転防止を省略して、ローター逆転を右手人差し指で止めて使う「逆転釣法」用に改造予定の阿波釣法仕様版大森「コメットG1」から持ってくる。という大まかな計画である。 まずは、なんにせよキャリアーSSを分解して古いグリスを落としたり汚れていれば綺麗にしてやらねばである。蓋パカッと開けると欠損していた逆転防止スイッチは本体の外に出ている部分が折れて失われているだけけで、内部構造的には部品全部揃っていて作戦実行には問題生じなさそうで一安心。ギアはじめ内部も特段汚れたり摩耗していたりということはなく、状態は良く、単純な構成なのでサクッとバラせて整備性はとてもいい。これだけ単純な設計でも、ギアはさすがの大森ハイポイドフェースギアで滑らかだし、簡易ローターブレーキありで意図しないベール反転防止も図られていて、ハンドルでベールリターンも内蹴り式で軽く良い感触。ラインローラーはセラミックでまず削れないだろうし、ドラグはテフロン3階建て式で小型機としては十分な性能。樹脂製本体は腐食に強く、200gを切る軽量。欠点といえば、ベールスプリングが耐久性に乏しいトーションネジ方式なのと、スプールエッジ形状がなで肩なぐらいで、何ら使用に問題を生じさせない。まあ、良いリールだと思う。 でもって、生け贄?となるSDX2から、ベールワイヤー一式とついでに本体蓋を留めているタップネジ、生け贄その2のタックルオートSSから、ハンドルと逆転防止スイッチを徴収する。前回PENNネタで「売るためにいちいち互換性のない”デザインのためのデザイン”で新たな金型作って値段あげて売るしょうもないメーカーとPENNは違うんです。」と書いたけど、大森製作所でもまったく一緒で、ベールアームやらハンドルやら、逆転スイッチなんて、色んな機種でかつ時代をまたがって共通部品が使われているのでこういうことができる。大森製作所も違うんです。 で、綺麗なパーツに換装して、グリス入れて、油注して”状態の良い”キャリアーSSが1台できました土佐の一本釣り。まあ、一時期ほどの高値は付かないけど、1万円がとこはするだろうっていうぐらいの見た目と機関良好具合。キャリアー好きだけど、この大きさに思い入れがあるわけでなし、「そんなに評価されてた機種なら1度使ってみたい」とかいう人はご相談ください。金で売るのは買い入れ価格が安いのもバラしてるので無粋な気がするので、なんかコイツと交換するのにふさわしい機種を提案いただければ、喜んで交換いたします。ご存じだと思いますが、瞬間的逆転防止機構とかが搭載されている機種はワシ毛嫌いしてるので、イグジストだろうとステラだろうと、キャリアーのような良いリールと交換するのはもってのほかだと思ってるけど、ボロくても味のある古い機種や超実用機な実力派なら、ワシ、よろめいてしまうかも。ダイワでも米国版「トーナメントSS」750相当とか実は欲しかったりするし、ピンポイントで外蹴り「マイクロセブンNo.4」なんかも探してたりしてます。まあ、キャリアーSSに限らず、過去紹介したような機種でも、どうしても欲しいものがあれば物々交換ご相談ください。死ぬまでに欲しい人に引き継ぎたいという、終活をそろそろ考え始めてはいるんだけど、なら物々交換してどうするよ?数減らねぇじゃん金で売れ!って話だけど、金はなぁ、味気ないんだよなってのとあわせて適正価格が難しい。高すぎると下品だし、安いのもこれまた良くない気はしている。蒐集家共通の悩みだろうけど、自分のコレクションが自分の死後、逸散してしまったりして、結局ゴミとして消えてしまうっていうのが一番おそれるところだと思う。博物館が蒐集してくれるような品なら迷わず「死んだら博物館に寄付してくれ」って遺言残すところだけど、釣り具の、しかも実用機中心では博物館とかは受け取ってくれん。結局、死後は釣り具買い取り専門業者に買い取ってもらってネットオークションなりに流してもらい好事家達の元に届けば御の字かなと思っている。 で、キャリアーSSは綺麗にしたけど、ちょっと腐食しているパーツを戻されたSDX2とハンドルがボロいのになって逆転防止スイッチが奪われたタックルオートSSも、使用可能な状態でそれなりにお化粧直ししておく。SDX2のほうは、ベールワイヤー支持部やや腐食で削れた面をティッシュを盛りつつ瞬間接着剤で固めて適当に成形して、車用タッチペンで黒く塗っておく。タックルオートSSの方に持ってきたボロいハンドルはこれも黒く塗っておいた。そして、キャリアーSSに徴用されてしまった逆転防止スイッチは、余る予定のコメットG1のスイッチだけを交換しようとしても、本体内で留める方式がSSだとピンを刺すのに対して、G1ではEクリップ止めと違っていて上手くいかないので、試しに銅製の板バネごと交換したら、多少曲げる必要はあったけど問題なく機能するように調整出来て一件落着。 ということで、ここまでは計画どおり。キャリアーSSが綺麗に整備されて、SXD2もタックルオートSSも実釣可能な状態に整備できた。残るは、逆転防止機構と出来ればドラグもない、阿波釣法にも繋がる、魚とのやりとりにおいて、ラインを出したいときはスプールを逆転させて、その調整をインスプールのローターを右手人差し指で行う”逆転釣法”用にコメットG1を仕上げたいんだけど、これがなかなか手間がかかる。そもそも想定した使い方が可能なのか?というあたりから再度考えなければならず、それ故に楽しんでちびちびと作業を進めておりますので、今しばらくお待ちください。
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