まあ黄色いお店の店員さんが、分類で「渓流竿」としてたわけだけど、ハヤ竿(清流竿)って黄色い店の整理だと渓流竿に入れるのかその他竿に入れるのか微妙なところで、ワシがあんまし分類方法を理解してなかった落ち度もあるし、黄色いお店の店員さんの知識の無さには幾度も美味しい思いもさせてもらっているので、交渉して送り直してとか面倒臭くなって、とりあえず使ってみることにした。ハヤ竿手にして気がついたんだけど、渓流竿より柔いハヤ竿であれば、伝家の宝刀である全力のビックリアワセも柔々と衝撃を吸収してくれて合わせ切れ減るんじゃないだろうか?というのも期待できるしで、上手くいくと怪我の功名となりえる。20センチこえるマアジを5m以深の深場からハヤ竿で引っ張り上げて来るっていうのは間違いなく引き味最高で面白そうだけど、制御不能で走られて回転数的には効率落ちそう。あと、早いアワセの伝達が柔い分ゆっくり伝わってアワセの遅れとかも生じるかもしれない。そのあたり早く実戦導入して試したいところだけど、コロナ禍で近所漁港”禁漁”状態なので、解禁して次釣るときには浅棚の豆アジ釣りのはずなので、実戦導入は来春ということになるのかな。
というわけで、5.4mの渓流竿自体は先の方折れたのを補修して使ってるボロい抜無双54と、元2番がメシメシ言ってる枯山水540の2本という状況変わらず、早霧54は別方向からの取り組みという感じなので、枯山水540の後継竿は引き続き探したいんだけど、当然その分のオゼゼがかかってくる。その上我が家の竿の上限基準値120本の達成も遠のく。一応、送料抜きで3千円台ぐらいで安く手に入らんかなと何度かネットオークション参加したけど、微妙に競り負ける。アタイ悔しい!
面白そうだとはいえ当初予定にないハヤ竿を買ってしまい、ガッチリ予算掛けることははばかられる状況下で、なんとか元2番が折れそうになってる枯山水540を修復する方法はないかと知恵を絞ってみた。
一番良いのは、同じ竿で先の方が折れているジャンク竿を見つけてきて双方の良いところを使って”ニコイチ”で元通りっていうのだとおもうけど、そんな都合の良い代物がおいそれと見つかるわけがない。
似たような竿の元と元2番を持ってきて交換っていうのができないか?と試しに抜無双のと交換しようとしたけど、抜無双の方が細くて入らない。ただそれで気がついたけど、交換用に引っ張ってくる元と元2番あたりが枯山水540より太くて、枯山水540の元2番より上の部分が通る太さがあれば、スカスカな部分はセキ糸巻いて瞬間接着剤で固めてサンドペーパーで削って等”コミ調整”してやれば何とかなる気がしてきた。あまり曲がる部分じゃない手元のほうなので曲がり方とか性格が違う竿から持ってきても問題は少ないはず。あるいは、コミ調整するかわりに、伸ばすときにちょうど収まる太さのところで太い方の”材料竿”をぶった切るという乱暴な方法の方が繋がりの自然さでは良いかもしれない。
となれば、探さなければならないのは、とにかく枯山水540の元3番からが突っ込める太さのあるのべ竿の手元の方。でありこれなら太さとあとは仕舞い寸法ぐらいを確認してジャンク竿を入手すれば良いはずである。
って考えたところで、そういえば我が家の蔵に1本手元が太目のジャンク竿があるぞと思い出す。学生の頃バッタモン屋で千円チョイナで買って当初渓流で使ったけど、すぐに渓流ではフライロッド振るようになってお蔵入りの後、東北の港でチカ釣りするのに先の3mぐらいだけ使って、そっちは津波に流されて元だけ残ってるグラスの太い竿。コイツに30年近くの時を経て新たな役割を与えよう。枯山水540の元3番をあちこちに突っ込んでみると、ジャンクグラス竿の元2番ではスカスカ。ここで枯山水540の元3番の根元にセキ糸巻いて適度に太らせるという手もあるけど、先ほど書いたようにその上のジャンクグラス竿の元3番を適切な位置でぶった切って、良い塩梅に枯山水の上の方につながるようにしたい。抜いたり刺したりしつつ位置を決め、最初はちょっと余裕みて長めに切ったつもりだったけど、はめてみたら1発合格、ある程度重なって良い位置で止まってくれる。切った上のところはセキ糸巻いて瞬間接着剤で固めて補強を入れておく。
割と上手くいったと思う。見た目はボロいとしても機能的には問題なく復活したはず。ただ、長さが微妙に長くなってしまって15センチぐらい伸びた。「555枯山水硬調改」と銘を打った、っていうかペイントマーカーで書いただけだけどな。
竿折れた場合は、メーカーに修理依頼して折れた部分の交換ぐらいしか方法はなさそうに思うけど、多少太さがドンピシャじゃなくても、切ったり貼ったりして調整してやれば、繋げるぐらいの補修は可能で、太さが似たような他のジャンク竿を持ってくれば実用可能な程度には復活させることはできそうだなというのが、今回作業しての感想。
もちろん、竿の製造元の設計者が意図した曲がりだとかにはならんかもしれんし、見た目いかにも”ニコイチ”でカッチョ悪いけど、こういうモノを直して使うっていうことの楽しさを含めれば、その見た目もまた”わびさび”のうちってことで許せるような気もする。
近所の港でおかずのアジ釣るの程度に、最新型ピッカピカの竿なんぞむしろ似合わねえって話で、適当にボロくなっても愛着持って使ってる竿っていうのは、そういう気安い普段の釣りには似合うんじゃないだろうかと思っている。
しかし、絶対もう使い道無いだろうと思ってたけど、それでもタモの柄とか作るのに使うかもって残してあったジャンク竿が役に立つときもあるとなると、我が家にゃもう使えないようなボロ竿ゴミスピ、産廃ベイトが転がってるけど、ますます捨てるのが難しくなってしまうのであった。
ゴミ屋敷作りだす人の気持ちは割と良く分かる。何かに使うかもしれないと思ってしまうとモノは集めてくることはあっても捨てることはできなくなるのである。それもまたそういう病気なんである。
やっぱりアタイ病気が憎いっ!
ナマジさん、こんばんは。
返信削除記事と関係無いのですが(笑)、先日、マイクロ二世を手に入れまして、またマイクロセブンの201も手に入れまして・・(^^;
比較してみたのですが、マイクロ二世の方が自分的には一枚上かな?と思っておりました・・(笑)
はしどいさん おはようございます
削除201は以前狙ってるっておっしゃってたヤツですね。
マイクロ二世は別の方も大森インスプールの傑作の一つに数えておられました。私もちょろっと投げた程度で使い込んではないのですが、確かに良さそうです。
しかし、ドップリ沼の深い所に沈んでますね。私が言うのも何ですがお大事にしてください。