今回は症状が竿に出た。テイルウォークの「マンビカver.2 100XXH」は10フィートの長尺でドラグ最大13キロ(ワシそんなにドラグ締めれんけど)、適合ルア-140gまでというごっついスピニングロッドである。
基本的に磯とかからの大型青物を想定して、船上でも使えるような用途の広い竿で、多分テイルウォークだからチャーマス北村氏の影響あるんだろうけど、遠征先で何にでも使える長めのルアーロッドというのは、我が家にも1本あるザウルス「GTチャーマス90H」と設計思想が似ているように思う。
川崎に居たころから、磯とかの岸から大型のサメを狙いたいという想いは抱いていて、今もずっとそれは心にある。
青物狙いでちょっと重めのルア-投げて朝の1時間ほど竿振っただけで足腰に来てるような有様で、なにが岸からサメじゃ、という気もするんだけど、そこはそれ道具買っちまうと気合いも入ってくるというもので、早速昨日、花粉症で一時中断していた近所のジョギングを再開して朝から走ってきたところである。その後昼寝したら近所ちょろっと走っただけで疲れ切ってしまい起きたの夕方だったけどな。まあ、時間はあるので足腰から鍛え直さねばならぬ。
最大ドラグ値13キロとなってるのを見ると、使う人間を選ぶガチムチ系の竿かと思ってしまうけど、メーカーのテスト風景とかの写真を見た記憶があるけど、長竿がしっかり曲がって負荷を受け止める系の竿のようで、もちろん筋力は求められるだろうけど、非常識な馬鹿力が要求される竿ではなさそうではある。
ということで体はおいおい鍛えなおしていくとして、サメはどこに釣りに行くのよ?って話だけど、そんなもん”来た魚釣る”っていうこの地でのワシの釣りの大原則に基づいて、高い堤防とかからルア-か死に餌かブン投げて狙うんである。青物釣ってるときにハンマーヘッド(アカシュモクザメと予想)とか回ってくることがあって、掛けるとなかなか寄ってこなくて苦労するッテ話を聞いてるので、剛竿振ってサメ狙う場面は準備しておけばそのうち訪れるんではないかと期待している。90Hでもいいっちゃ良かったんだけど、ちょっと筋トレとか練習に付き合わせすぎて、バットのあたりの表面塗装のヒビも増えてバキバキになってるし、竿自体も腰が抜けつつあるのでもうチョイ長めの強めの竿があるといいなというのもあって、それ程高い竿ではなく「安いけど使える竿」という評判だったので、1万3千円を予算としてネットオークションとかで出物があると入札してたんだけど、”実用的”な竿としてそこそこ人気があるようで、何度も競り負けてきてた。それが今回、ちょい見た目小傷の多いのが1万2千円即決(送料別)で出てたので、パァァン「越後製菓!」ってぐらいの勢いで速攻ポチった。送料そこそこかかるけど釣り具に使えるクーポンがちょうどあったので、1万3千円をちょっとだけはみ出して、まあ許容範囲で収まってめでたしめでたし八丁味噌赤だしとなった。
我が近所漁港はなんでも釣れるので、そのうち中アジを泳がせてクエを狙おうとかいう話が出てきたりしても、この竿で対応可能ではないだろうか。合わせるリールは男らしく9500ssしかないだろうなと思っている。冬になって青物の時期が来たらGTルア-でも投げて手に馴染ませておきたいところ。
長期的に欲しいと思ってて狙ってた竿のうち1本が手に入って、あと欲しいのは今愛用しているグラスのグニャ竿「マイクロライトグラス」をもう1本予備竿として”おかわり”したら、いい加減腰抜けてきた8番フライロッドの後継を一本確保ぐらいで、買うモノ無くなり心穏やかな日々が訪れると思ってた。そのために竿整理して軍資金も稼がねばと使わなくなった竿をネットオークションで売り始めており、竿に関しては目標本数の120本に収めるのも目前になって来た。
と思ってたら、やっぱり竿は消耗品で、使ってる竿は腰が抜けてくのは長期的には仕方ないとして、アジ釣りに今期から導入した宇崎日新の「マルチ2Way枯山水硬調540」が、ワシのキチガイじみた全力の魂込めた”ビックリアワセ”に耐えかねたのか、手元2番がヒビ入ってメシメシいい始めた。手元から2番という位置では直しようがなく、現行モデルでもないうえに、中古で買って保証書も付いてないのでメーカー修理もままならず、ほっといて竿が自己修復するわけもないので遅かれ早かれそこから折れてしまうだろう。おそらく超深棚狙いに導入した同じ枯山水シリーズの「62」と先の方は交換可能な気がするので、「62」の方の交換部品要員として折れたら備蓄しておくとまた役には立てられるだろうとは思うけど、まだメシメシいいつつももっている間に代替を探さねばならぬ。新しいのが見つかる前に折れてしまったら、先代の「抜無双54」が先の方折れたのを修理して53ぐらいに短くなってるけどまだ使えるのでそっちを使おうかなと、長期戦覚悟で探し始めたんだけど、Tベリーのネット通販であっさり良さそうなのが見つかってポチッとしてしまった。
まあ一安心ではあるがこれで竿は現状123本となってしまって、あと3本売らねばである。違うな、あと2本買う予定があるなら5本売らねばならんのか。ちなみにリールは90台規制のところを96台に膨れあがっていてこっちもいい加減売っていかないと収拾がつかん。蒐集癖で収拾がつかんという”誰が上手いことを言えと?”状態。リールも地道に売っていこう。基本的に中古釣り具は売ると買ったときの値段ぐらいはつくので、送料分ぐらい足が出るけどその分は所有して使ったりクリクリしたりして楽しんだ分だということで悪くはないんじゃなかろうかと思っている。
で、新しい5.4mののべ竿はどんな竿を買ったのかというと、探してたのは宇崎日新のできれば中級モデルかダイワの古めので、新しくて高い竿はハッキリ言って薄くて折れるので回避。趣味じゃないしな。5.4mは「抜無双」「枯山水」と使ってきて悪くない使い心地で気に入っているので宇崎日新のあんまり高くないのがまずは候補。ダイワの古めは今使ってる4.5mの早霧というハヤ竿(写真右)が今時基準だとチョイ重めだけど、”パワーメッシュ”とか”カーボウィスカー”とか銘打ってた時代のダイワの竿は普通にグルグル巻いたカーボンシートに斜めの網状にカーボン繊維とかを上乗せしてあって”パワフル”なことを謳ってて、実際「早霧45」はハヤ竿だけどボラだのサバだのに走り回られて限界近くブチ曲げられても結構粘ってくれて確かにパワフルに感じる。単に強くて折れない竿が欲しいのなら”鯉用のべ竿”という選択肢もあるけど、仕舞い寸法が長いのと、大きくても中アジまで想定の用途なのでさすがに強すぎで却下。今回竿にヒビ入れたのはワシのアワセがキツすぎるという使い手の不手際が原因で、宇崎日新の竿に対しての信頼感は変わっていない。長く使った「抜無双」が中古で格安だったのに良い竿でその印象が強いので「抜無双シリーズ」後継機種あたりは良いなと思ってた。でも宇崎日新の竿は意外に中古の値段が高い。手頃な値段設定で安心の日本製というのもあって”実用品”として人気があるように感じる。軽自動車の中古価格は安くないのと似ているか?
対してダイワは古いと値段がガクッと落ちる。最新の5万円以上するようなモデルは全く興味ないので知ったこっちゃないけど、ネットオークションだとワシの狙ってる”カーボウィスカー”系とか落札実績5000円前後のも結構ある。でネットオークション見ていくつか”ウォッチリスト”に登録して、ネットフリマはイマイチ良いのがなくて、Tベリーのネット販売在庫を眺めてたら5千円切る値段でまさに愛用してる「早霧45」の同時期の製品で5.4mの渓流竿「CW早霧 硬調54」というのが5千円切る値段で出てたので、送料入れると6千円がとこ行ってしまうけど許容範囲内だろうということでポチッとな、と購入。
ふうっ、これで一安心。
こんな調子で道具買ってたら、老後の蓄えはまったくもって安心じゃないけど、ここから今年は”売り”を頑張って、老後の蓄えにちょっとでも上乗せできるようにしてみたい。
道具買うのも蒐集欲が暴走してのそれはいただけないけど、釣りたい魚があってとか、使うために必要ってのならまあ仕方ないのかなとオノレの行いを正当化してみる今日この頃でございます。