2016年8月14日日曜日

蝉の一生

ジュィィィィーーーーーーーーーっという鳴き声がたくさん重なって音の圧力を感じるぐらいにアブラゼミが鳴いている。
 今年は特に多い当たり年ではないだろうか?
 学生時代に大学の構内で異様にアブラゼミがわいた年があったことを憶えているが、そのときはセミが手で取れるぐらいの木の低い位置にもたくさんいた。今年の我が家周辺もそこまで多くはないがそれでもかなり多いような気がしている。今でも低い位置に止まっていると思わず捕まえようとしてしまうのだが、今年はその機会が多い。でも若いときと違ってトロくさくなってしまったのかいつも逃げられている。

 アブラゼミって、異様にたくさん羽化する年とそうでもない年があって、アメリカの有名な素数蝉13年ゼミ、17年ゼミと同じように、7年に1回ぐらい当たり年があって、捕食圧をうまく逃れているのじゃないかと思っていた。7も素数であるし漠然とそう思っていた。

 昭和の時代を少年として過ごした我々世代は、アブラゼミの寿命は7年、卵で1年、地中で育つ幼虫が6年目に羽化すると図鑑とかで習ってきたのだが、どうも最近の説ではアブラゼミの寿命は5~8年ぐらいで多少ずれることもあるような書きぶりである。
 となると当たり年は7年ごとというわけではなくて、環境がよかったとかの要因で沢山羽化した年なのかもしれない。

 ネットで調べてみると、中学生が調べたアブラゼミ3年周期説とか、別の報告者のやっぱり7年周期説とかもみつかって面白いが、これだけ身近にたくさんいるアブラゼミの寿命とかがはっきりわからないとか、なかなかに自然は謎にあふれているなあと思うところである。
 セミの一生ぐらい誰か、百でも千でも飼育試験して明らかにしてくれないものだろうかとも正直思う。

 と、儚い命の代名詞でもあるセミの一生について書いていたら、グリーンランドシャークことニシオンデンザメの寿命が400年ぐらいあるとう調査結果がニュースで駆け巡り大いに驚いた。400百年てどうよ!やっぱり自然は謎にあふれている。ゆっくり泳いで急がずながーく生きて大きくなるようだ。日本の近海深くには近い仲間のオンデンザメが棲んでいる。最大7mともいわれる海の怪物である。いつの日か釣ってみたい!

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