2016年4月2日土曜日

ナマジの夢


 PENNスピンフィッシャーの第3世代、第4世代が生産を終えてからもう数年。未だ私はこの世代、特に第3世代を再び作るべきだと考えております。今第3世代の4桁ssを作るならどこをどうするのか・・・という狂人の妄想のようなブログです。


 すいませんTAKE先生のサイトの「私の夢」というページのまねっこ企画をやろうと思いつき、冒頭の文章もオマージュを捧げさせていただきました。

 最近TAKE先生の電子版の本を立て続けに読んだッス。「80年代リールの歴史」というのを読んだら、面白くて止まらなくなり、最近出た「Cardinal」も読み、「オレ、インスプールのリールは手でベール返しちゃうから使えないんだよね」ということで読んでなかった「Let’s Inner Spool!」も読んじまい、「最近のスピニングリールってあんまり興味ないのよね」ということで読んでなかった「TACKLE RESEARCH[スピニングリール編]」も読んじまった。相変わらず最高に面白いリールの細かい技術的な蘊蓄やら愛ある解説。

 勢いついてしまってサイトの方もあちこち読み直して「私の夢」のページで「ステラでも使ってろ!(不適切な発言をお詫びします)」とかの暴言に大ウケ。最高に楽しめました。
 「道具というのは、実用的だからカッコいいし、美しいのです。」ってあたりの美学!

 私の場合、TAKE先生ほどはリールという物について専門知識は無く詳しくないので、要望も本家ほど細かくマニアックに面白くはならないとは思いますが、それでもまあ自分なりに書いてみます。


 スピンフィッシャーの5500ssより下のサイズは金属製の第3世代前期3桁ssでも、グラファイトボディーの第3世代後期4桁ssでも、瞬間逆転防止機構(メーカーによってはインフィニットアンチリバースとかいうやつ)がついてシンプルなメイドインチャイナの第4世代のssgでも正直どれでもOK、そんなシビアに性能面を要求されることはないように思っています。
 強いて言えば、3桁ssは小型リールに金属ボディーは重くてごつすぎる気がするのと、ラインローラーにはssgのようにベアリングが入っているのではなくて、スリーブ噛ましてある方が放置後に錆びて固まっていたりしないので良いかなと思います。スリーブ方式でもちゃんと回ってますし糸ヨレそんなにした記憶が無いです。TAKE先生が糸ヨレ対策に「ラインローラーのベアリングにオイルじゃなくてグリスをちょっと効かせてテンション掛かっていないときに回りすぎないようにする」というのを紹介してました。低いテンションでラインローラーが回りすぎるとかえって糸ヨレするという可能性があるそうです。
 もろに海水を浴びる外側に付いてるラインローラーに、錆びるのがわかっているベアリングが付いているのはトラブルの元かと。
 でもって、内部のベアリングについては浸水したりすると錆びますが、そういう時は交換するのが錆びないようにクソ高くてめんどくさい機構を組み込むより手っ取り早い解決策だと思います。内部については、たまにしかないトラブルなのでそういう割り切りでいきます。

 と言うことで私の理想とするスピンフィッシャーは4桁ssのラインローラーにベアリングが入ったss「j」じゃなく普通のssがベストで、いじるとしたらベールアームスプリングを今時の心棒入りのグルグルコイルスプリング方式の耐久性高い物にしておくと、なにも文句が無くなるように思います。まあ5500ss以下のサイズはそれほどバネ交換必要なくバネ備蓄で対応でも十分なので4桁ssで不都合感じたことありません。4400ssは糸ヨレ多いという噂がありますが、ナマジ的にはそんなことは無いように感じているのでそのままで良いかと。4200ssは使わないのでナマジ的には省略。
 ということで、5500ssも4500ssも4400ssも既に一生使う分ぐらい本体も消耗パーツも備蓄しているので、個人的には心安らかです。この心安らかさを多くの人と共有するためにもう一回4桁ssを4300ssから5500ssまでベールアームスプリングだけ改良して復刻してくんなまし、というのが小さい方のサイズについての「私の夢」です。

 第4世代の440ssgから550ssgについてはベールアームスプリング改善されているので、こいつのラインローラーをベアリング方式からスリーブ方式に変えても何ら問題ないリールかも知れません。ラインローラーにまめに注油してベアリング錆びさせたりしない人にはssgお薦めです。実際私が日常的に使ってる430ssgはまめに毎回釣行後注油しているのでベアリング錆びさせてません。錆びは遠征で使うような使用間隔が開くリールで起こります。
 また、ssgでも430ssgより小さいサイズはベールアームスプリングが改善されず昔のままです。PENNはわりと真面目なメーカーなので耐久試験して430以下のサイズだとそれほど力が掛からないので昔の形でOKだという結果が出ているのかも知れません。確かにこのサイズでベールアームスプリングを交換した記憶はありません。

 4300ssサイズはssgの耐久性をみたくて現在は430ssgを使うことにしてますが、実は私このサイズは第三世代の3桁ssの430ssと4桁ssの4300ssも過去使っていて、第4世代ssgも含めた3機種全部使ったことがあります。このうちどれが一番好きかと聞かれれば、やっぱり実は4桁です。3桁ssは金属でちょっと重い。小型リールは軽い方が良いように思います。




 ssgも悪くないというか好きですけどベールアームのラインローラーとは逆側の金具が錆びるのが「デキ」で唯一気に入らない点で減点。ベールアームだけ買ってありますけどね。
 もう一点気に入らないのはメイドインUSAじゃなくなったということか、これは気分の問題で、現時点で世界の工場である中国の技術に問題があるという話ではない。ないけどディスイズザリールフロムユーエスエ~という気分が楽しめないジャンよという話。



 私が4300ssをどれぐらい好きかというのは、東北時代の2年ほどでナマジの指がハンドルこんな感じに塗装を剥がしたという事実から推測していただければと思います。

 430ssgはssgの耐久性をみたくて使ってると書きましたが、具体的にはワンウェイクラッチとかいう逆転しないベアリングが鎮座している「瞬間逆転防止機構」が、どのくらいで不具合生じるのかみようとしてます。が、ずっと不具合生じないのと違うのか?と疑い出すぐらいにこれまでたまの注油だけで特に問題なく使えてます。2008年からなので、もうかれこれ8年使ってますが壊れません。
 重いルアーやデカい魚の強い引きに対応する大型リールでどうかはまた別ですが、小型リールでssgについているような瞬間逆転防止機構は十分耐久性もあるとみて良いのかなと思っています。
 瞬間逆転防止機構の本来の目的であるアソビが無いという巻き心地に関する部分は「正直言って、心の底からどうでもいいよ。」と思っています。別にいらんがな。


 続いて、4桁ssだと6500ssから9500ssのサイズ。
 このクラスは重いルアーとか使ってでかい魚釣ることが想定されているので第3世代前期3桁ss、第3世代後期4桁ss、第4世代ssm共通して金属ボディーで頑丈な造りになってます。
 7500ssを長らく遠征の友として使ってきて、不都合は、①だんだん弱くなっていくベールアームスプリング、②キャスト時にベールがかえってしまって逆転防止関係のパーツが壊れる、③スリーブ方式のラインローラーを改造パーツを使ってボールベアリング入りラインローラーにしていたら錆びた。ぐらいです。
 これを4桁ssの改善でどうにかするなら、まずは小型と同様ベールアームスプリングだけ耐久性の良い物に改良。キャスト時にベールがかえるのは最近のリールについているベールを返した時には「ローターの回転にブレーキが掛かる機構」を組み込むことにより回避。ラインローラーは純正のままスリーブで良いんじゃないのと、最近トローリングロッドを入手してラインローラーみていてもベアリング入ってないことからもそう思ってしまう。無くてもいけるはず。と思う。

 第4世代ssmのベールスプリングは改良済み、ベールが返るのも逆転防止関係のパーツがシンプルに逆転しないベアリングだけなので壊れないという可能性もあるが、今のところキャスト時ベールが返ったことが無いのでなんともいえない(ひょっとして改善済みか?)。ssmの耐久性は950ssmで見ているところだが単発のやりとりでどうこうなることは無かったが、悔しいことに長期間の使用のデータがとれるほど950ssmという男らしいサイズのリールに出番が無いので正直どうともいいかねるところ。

 ということで、実績と信頼の4桁ssのベールアームスプリング、ベールを返した時のローター回転ブレーキの改良を加えて復刻というのが大きいサイズの方の「私の夢」です。


 とグチャグチャ書いてみましたが、「そんなもん、PENNならバトルでもスピンフィッシャーVでも買えば解決やん!」というご意見もあるかと思いますが、何というか慣れ親しんだ形とか使い心地とか、今まで使ってきたリールともパーツが共有できて何かと便利とか、そういうのも大事だなと、特に第3世代スピンフィッシャーの後にスペアスプール共有できる形で第4世代が出てきた時の感動を憶えているので、「ナマジの夢」はこんな感じになるのです。
 「あなたの夢」のリールはどんなリールですか?何じゃらわけのわからん機構がゴテゴテついてたり、やたら高価な素材とか使いまくったりの成金主義のリールだったら軽蔑しまッセ。

 書いてて改めて認識したけど、どうにもこうにもスピンフィッシャーが好きだ。大好きだ。狂おしいほどに愛させてもらう。



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