2016年4月10日日曜日

妄想タックルボックス

 毎日釣りのことばかり考えている。
 毎日釣りに行けば妄想も止まってくれるのだろうが、流石にそんなに元気なら仕事行けるってぐらいで、まあ、普通に仕事に行っているときも同じっちゃ同じだけど、釣りに行ってない日は釣りのことばかり考えている。いうまでもないが釣りに行っている日ももちろん釣りのことを考えている。だから毎日釣りのことばかり考えている。

 部屋にいても釣り具をいじるのはいくらでもできるので、こまごまとした修理や手入れちょっとしたルアーの作成などはネットショッピングとともに自宅療養の友なのだけど、次に釣りに行く時を想定して、タックルボックスの中身を考えて入れ替えたりするのが、これまたいろいろと妄想を喚起してくれて楽しい作業である。
 「このルアーにガバッと」、「食い渋ったときの抑えはこいつで」はたまた「こいつで絶対釣ったるねン」等々ネタは尽きない。

 基本的にルアーはウエストポーチに入るぐらいの小さめのタックルボックス1個分に絞っている。あんまりルアーの数が多くても迷ってばかりでフン切りがつかんし、デカいタックルボックスは移動のじゃまでしかない。

 春のシーバス用のルアーはもう9割がたニョロニョロ投げるのが分かっているので、小型かつ薄っぺらいタックルボックスで収まるし、入れ替えもあんまり必要としていないので捨ておいて、もう今から夏とか秋とかのシーズンを想定してシーバス用中心に「妄想タックルボックス」を用意してみた。春用の薄っぺらいボックスほどではないものの入れられるルアーの数には限りがあるので「1軍」ボックスに入れたのはいずれ劣らぬ実績のルアーやら期待の新人やらナマジ的超お気に入りルアー達である。


 まずは昨年出漁できなかったカヤックシーバス用妄想タックルボックス。
 メインはFマグ11センチ改で軽めの青鯖、緑鯖と重めの青銀の3つ。
 そして、大物用のFマグ14センチ改青鯖と実戦投入予定の大型新人「北欧のルドラ」ことインビンシブルの15センチがボックスの中でも既に存在感を放っている。Fマグ14センチと比べてもアピール度高そうだ。後は投げやすさとかそのあたり実釣で見ていきたい。
 他にはソルトウォーターグレードボーマーのウインドチーターミノーも試してみたいし、シーバス用にちょっといじくったスピナベも用意した。
 九州男児御用達のヨーズリハードコアミノーのS12パワーも入手したので試してみたい。ヒラスズキとか釣るためのワイヤー貫通構造の丈夫な男らしいミノーである。そういえば唯一の重心移動搭載ミノーだな。
 2個入れたレンジバイブは抑えといったところ。
 突然のナブラに対応するため忠さんスプーンバイト13gとクルクルも用意している。
 カヤックは陸っぱりに比べると荷物は沢山積めるので、予備のルアーとペンシルとかトップが入った「控え」ボックスも一応用意している。

 続いて、なんか黄色いこのボックスは、夏の湾奥クロダイ兼シーバス用。
 クロダイは黄色が好き!と鹿児島大学の川村軍蔵先生が著書で書いておられる。ルアーカラーなんてのはこれまた色々ありすぎると迷ってばかりでろくなことにならない。いつも書いているように派手と地味の2色ぐらいがちょうど良いと思うし、「このカラーが絶対!」というのがあれば、それに賭けるのも一興。ということで黄色に賭けます。
 Gyao!で釣りビジョンの番組がいくつか無料配信されている中で、クロダイルアーのスペシャリストが九州でクロダイ、キチヌを狙うのがあって、その中でもその人がパイロットルアーとして使っていたポッパーは半透明で黄色だった。やっぱり黄色なんだなと思ったところ。ついでにそのポッパーも入手。ザブラポッパーの黄スイカ色。クロダイ釣りにスイカ撒き餌で釣る釣法があるのなんかも踏まえたんであろう、なかなかに洒落た色で気に入った。
 他にポッパーは半透明黄色のポップXが中古屋で半額ぐらいで売ってたので、昔はプレミア付くぐらい売れまくったのにな、と思いつつ良いルアーなのは間違いなさそうなのでゲット。その他ペンシルやミノーはいつものザラパピーやらシュガーミノーやら黄色っぽいのをゴチャゴチャ。昨年実績のロングA黄葡萄色ももちろん入れた。
 海の底物をクランクで釣るというのをやってみたいとは前々から思っていて、ピーナッツⅡと最近は小型版のプチピーナッツというのもあるので、そのあたり黄色っぽいのをそろえてみた。
 あとは南の島でクロダイ系狙うときにポッパーとならんで定番のスプーンも、黄色く塗ったバイトとか用意してみた。
 湾奥のポイント、干潮時に牡蠣礁が露出するような浅場にクロダイが突っ込んでくるのを想定して、干潮から上げてくる時間をポッパーとクランク中心に狙いたい。上げて良いあんばいに潮が効いてきたらフラットラップの、この辺りの日中シーバス実績カラー青銀でシーバスも釣っちまおうとこういう塩梅である。
 みんなバイブレーション使ってるけど根掛かり酷そうなので、よっぽど周りが釣れているとき使うために1個ぐらいは入れておいた。
 昨年はシーバス狙ってて交通事故的に釣れてしまったが、後から考えるとまさに黄色のミノーで釣っており今年は6月7月狙ってみようかなと思うところである。

 お次は近所の橋の下パターン攻略用に選んでみました。基本的に次に紹介する内房運河用をベースに、ツイッチが効かせられるメガバスX80とサルモのスライダー7Fを入れてます。
 近所ポイント、夏はハゼ釣りシーズンなんだけど、潮が高い満潮時にはハゼの魚信が遠く、どっか満潮でも釣れる場所無いかとさまよって探していたら、内房側ではなく東京側で初めて橋の下パターンが成立しそうな「橋」を発見。その時はルアータックルもっていなかったので釣れなかったけど、イナッコが追われているような音がしていて魚は入っているようだった。
 春先にやりにいったら春の満潮じゃ潮が足りなくて、いくらなんでも浅すぎてダメだったので夏の大きく満ちる潮で再戦したい。
 ただ、この橋は接近できるのが下流側からのみで、基本アップストリームに投げて釣るしかない。シーバス春先にバチとか遊泳力のない餌を食ってるときは上手に投げて釣れるが、基本は下手から引いてくる方が良いことが多い。流れに乗って下っていく小魚はあまり追わないというイメージだろうか?ということで、エキスパートはアップストリームで釣るならツィッチかけて止めて食わせの間をつくれ的なことを言っているのでツイッチを意識してみた。まあ、橋桁にべったりついてるシーバスは上から流れてきたルアー普通に食うかもだけど対策は考えてみたところ。

 運河の橋の下、明かりの下用のボックスはいつも使ってるのでそれ程入れ替えなし。
 基本的に明るいうちの橋の下パターンでは、ザラパピー、フラットラップ8、ロングAのローテーションに、いるけど食わない対策で動きと音のないフッコスペシャル。と言う布陣。
 加えて、濁り用にスーパーミスティー、遠投用にコモモスリム95とニョロニョロ、水面かき回すためにチャグバグとシーバスでは苦手意識のあるスイッシャーの代わりにバズベイトという感じ。
 あと忘れちゃならない、昨シーズンからレギュラー入りの足場高いところ用のインビンシブル8DR。
 暗くなってからの明かりの下用はフッコスペシャルのみで良いと思っている。夜行くならタックルボックスいらない。小袋にフッコスペシャルとそれでも抑えに「セイゴでもいいから釣れてくれ!」な夜のためセイゴスペシャルのそれぞれ3つも放り込んでおけば一晩間に合うだろう。


 でもって、いつも同じルアーじゃつまんないだろうと、ルアーなんて迷わないように少数で良いと書いた真逆のことを考えております。妄想全開の運河用「2軍」ボックス。
 コレで釣りたいという思い入れがたっぷり詰まってます。
 まずはマーベリック。昨年ボーンカラーのロングAの水面使い「ウェイキング」テクニックというのを知ったときに。そんなもん最初から浮力の強いタイガーとかマーベリックとか使っときゃ良いジャンよと思ったのが発端。水面でシーバスに食わせる予定。昔はマリアのザ・ファースト7センチで同じようなことして釣ってました。まあこいつは釣れるでしょう。釣れたらタイガーも試したい。
 トップはペンシル、ポッパー、スイッシャーで、まだ釣ったことないルアーを入れてみた。ペンシルはポリカーボネイト製の丈夫なバドンカドングでまあコレも普通に釣れるだろう。
 ポッパーはクロダイ用に買った黄色スイカ色のザブラポッパーをこちらにも。シーバス釣っておけば、クロダイにも自信もって投げられるだろう。
 セイゴ対応とベイトが小さい場合の抑えとしてタイニーラッキー13も入れてみた。
 スイッシャーが苦手意識あるので、2つほどチョイス。バス釣りで一番好きでよく釣ったヘルレイザーをシーバスっぽく銀ベースに塗り直して用意。もういっちょは、ちょっと目先を変えて潜らしてまおうかということで、スピナーテールバンゴーも入れてみた。ペラモノは効くときはそればっかり釣れる時もあるので苦手意識を払拭しておきたい。
 そういえばバズも入れてた。シーバスはユラユラするフレアスカートいまいち好きじゃない説があるのでスカートはシリコンミノーみたいな感じに信越シリコンで固めている。
 手堅いミノー系はまあラパラFのプラスチック版みたいなもんであるレーベルミノーと、初めて買ったシーバスルアーだが釣ったことがないシーバスハンターを中古屋で見つけたので、ここで20年以上の時を超えボウズルアー脱却を願う。
 そして、なぜか今までブラックバス用という固定概念が強くてシーバスには投げていなかったクランクベイトもということで、ピーナッツⅡとピーナッツⅡDRサイレントを入れてみた。こうしてボックスに入れてみると釣れない理由がないように思う。
 なんかもう、ブラックバス釣り用のタックルボックスみたいになってきたのでついでにスピナベも入れている。コレもスカートは固めてある。 

 まあ、頭の中に死ぬほど渦巻いている妄想を現実世界に現出させるためには、健康面しっかり養生して、早く釣り場に行って投げまくれということだと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿