医者に禁酒を宣言されるなどして、酒が飲めなくなると口寂しくて甘い物に目覚めるという話は聞くが、私はドクターストップがかかる前の酒が飲めた昔から甘い物もいける口だった。
甘い物にあわせる飲み物としてはちょっと渋いか苦くて口中をさっぱりさせるものが好まれ、和の甘みには渋めの緑茶、ケーキなんかには紅茶、ドーナツにコーヒーなんかが定番だと思うけど、私は「じゃあほろ苦いビールでも良いだろう」ということで、ビールをグビグビいきながら、ケーキ食ったり大福食ったりしていた。
習慣とは恐ろしいもので、今でも甘い物食うのにビール的な味のものが無いと寂しく感じてノンアルコールのビールテイスト飲料を飲みつつ甘い物を食べたりしている。
我ながら味覚がおかしかったのかもしれないと思うし、今もおかしいような気もするが、結構いけた記憶があるし、今も炭酸入り麦茶のようなビールテイスト飲料を結構飲んでいる。私の食い物の話はその程度の舌の持ち主の戯れ言と思って読んでいただけると幸い。
というわけで、昔から甘い物は好物であり、プリンなんていうものも結構食してきたわけだが、プリンって冷やして食べるので、あるいは形からもゼリーの仲間というイメージがあるかもしれず、実際プリンといいながら、製法的には「焼かない」プリン味のババロアというべき製品も多かったりするが、基本的には卵のタンパク質を熱して固めた焼き菓子の一種であり、製法的に一番近い料理は「茶碗蒸し」である。と理解している。
なので、「戦え!軍人君」だったかで、戦場で飯ごうでプリンを焼く話とか出てきたときに、プリンが焼き菓子だと承知しているあたり吉田戦車はさすがだなと妙なところで感心した記憶がある。わりとプリン好きは「デカイ容器で作ったプリンを食いたい」と考えがちなようで、他のマンガでもバケツプリンとかのネタはみた記憶がある。
飯ごうプリンが吉田戦車であっているかググって確認したところ、どこかの牧場でリアルに「飯ごうDoプリン」という製品が売られていてちょっと笑った。吉田戦車のパクリだと書いている人もいて、飯ごうプリンは吉田戦車ネタで正解のようだ。
というようなプリン好きな私だが、同居人もプリン好きなので、デカイプリンが食いたいという話はいつかしたらしく、「売ってた」ということで写真のブツを買って来た。
「俺のプリン」455グラムとまあ1ポンドクラスのブツである。
食ってみた。味はババロア系の安っぽい味で、嫌いじゃないというか割といける味。しかし、プッチンプリンだのがこれの1/5くらい、100gとかのサイズである理由がよくわかった。
半分ぐらいでいい加減飽きて食うのが苦痛になった。
2日に分けて食ったが、過ぎたるは及ばざるがごとしという言葉の意味を味わったところである。
プリン好きには日南・飫肥の厚焼き玉子は外せないかも。
返信削除あれは、歯ごたえのある和風プリンとしか言いようがないですからねえ。
金曜の夜から船に乗って食べに行く予定です。
その後は例のごとく、鬼海が島に島流しになってくる・・・はず。
風雲児さん こんばんは
返信削除日南方面は福岡在住時に何度か行きましたが、チキン南蛮は食べましたが、厚焼き玉子は知りませんでした。
しかし、「島流し」とは釣り人にとっては、なんとも魅力的に響く言葉ですね。お気をつけて良い釣りを。