半月ほど前の食卓をネタにしてて鮮度がイマイチだけどご容赦を。ジャンクリールと激闘してたら季節はすっかり春になって、ふきのとうも既にとうがたっている頃だろうか?季節の巡りは早い。
冒頭写真、フキノトウとワカサギの天ぷらなんだけど、フキノトウはレクエル堂さんから、ワカサギはOニーサンからのいただきもの。
レクエル堂サンからは、お貸ししていたDAMのリールの返却とともに「(リールの)振れ止めに春の山の空気を封入してます。」とあったので、「今の春の山の空気って杉花粉をつかったテロか!」と一瞬下らん連想が頭に浮かびましたが、そんなわけはなくて塗れ新聞に包まれたフキノトウが丸く可愛らしく顔を出した。春の渓ではお馴染みのフキノトウ。我が家のVIP様の実家の気仙沼の方では”バッケ”という響きも可愛らしい呼び名で呼ばれていて、雪の残る斜面で丸い愛らしい姿を見つけると「春が来たなぁ」となごんだものである。
で、見た目の可愛らしさ季節感を感じさせるたたずまいも素晴らしいんだけど、食味も一級で、なんといってもそのホロ苦さは春真っ先に出てくる山菜らしい鮮烈な個性で楽しませてくれる。
料理法としては、天ぷらが鉄板ではあるけど、なんと言っても気仙沼のお母さんが作る”バッケ味噌”が最高で、ガッチリ砂糖の甘みを効かせた”なめ味噌”の一種なんだけど、甘くて苦くてどうにもご飯が進む逸品で、今回自作に挑戦してみた。ていっても、難しくはなくて、ザクザクとフキノトウを刻んだら、フライパンにサラダ油+ゴマ油を多めに引いて熱し、砂糖をすき焼きにぶち込むぐらいの勢いでフキノトウにかけて炒め、フキノトウに適度に火が通ってシナッとなってきたら味噌投入で、ある程度水分が飛んでドロドロになるまで弱火で炒める。水分飛びすぎてパサパサになるようなら味醂か酒で調整か。
炒め上がったら、熱湯消毒しておいたビンとかに熱いうちに詰めて、冷めたら蓋して冷蔵庫で保存すれば、砂糖の多さにもよるけど半年もつような保存食にもできるようだ。今回そこまで甘くはしてないけど、ご飯のお供にちょうど良い感じで、実に上手にできた。なんで苦いのが美味しいのかよく分からんけど、この苦みが最高なんだよね。美味すぎて半年ももつわけがなく、すぐ食い切ってしまった。
でもって、定番の天ぷらの方は、この冬Oニーサンがワカサギ釣りにハマりまくってるようで、3年ものの15センチ級のワカサギ干物とかもいただいたけど、冷凍したものもいただいてたので、春と冬の天ぷら共演(競演?饗宴?)ということで、ガツンと大量に揚げて、さすがに一気には食べきれず、二食に分けて食いきったりました。あらためて、レクエル堂サン、Oニーサンありがとうね。 ワカサギはワシだけじゃなくて愛猫も美味しく解凍したのをワシワシ食ってました。ワシもそうだけど、普段海の魚ばっかり食っていて、それはそれで大好きで美味しいし文句もないんだけど、たまに食べる淡水魚の繊細な味覚とかは、これはこれでまたたまらなく美味しいと思うのよね。多分コバンもそう感じてるはず。食いつきが良いと見てて嬉しい。
でもって現在、半月も経つと春本番になってて杉花粉が今年は酷くてエラい目にあってるけど、食うモンも春っぽくなっていて、最近味噌汁の具としてお気に入りは”菜花”で、いかにも春っぽい食材なんだけど、これがなかなか野菜としても実力派で、茎とかも柔らかく味噌汁の味が染みて適度な歯ごたえ、癖がなく優しい味わいも春らしい。柑橘は今の時期はハッサクが終わりかけで、甘みの強いデコポンとセトカが出ていてて、ワシ、デコポンの果肉のブリブリ感が大好きなのでデコポン食いまくっている。直売所で傷物キロ100円とかで売ってたら、買わずにいられないでしょう?
という感じで、オカズはマアジを主体としつつも、季節の美味を楽しんでおり、ついでにジャンクな袋菓子などもバリバリしつつ、お金は掛けてないけど相変わらず良いもん食ってます。
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