そんなことはなかったんじゃ~っ!しっかりそっちはそっちで泥沼じゃったんじゃ~!!
ということで、合併症でエラいことに。あぁエラいことに。
事の発端は、秋のシーバスあんまり調子よくない状況が続いてた時、ルア-同じもの投げてるだけだと退屈なので、なんかいつもと違うルアーでも投げてみるかっていう”いらんこと”を思ってしまって、まあ主戦場のA川では「コモモスリム95」と「ワンダースリム70・90」が堅いんだけど、要素としては動きすぎずに静かすぎずという感じのユルヨタなやる気なさそうな泳ぎ下手くそな感じが共通で、泳ぎ下手クソ系?のルア-をと考えたんだけど、当然ながらコモモの真似したような各種リップレスミノーは該当するはずだけど、それならコモモで良いじゃんという気がして、コモモの後発系は除外。シンペン系は海爆リップレスやらフラッタースティックもあるし、これまた今あるので良いじゃんという感じで却下。となると、泳ぎ下手なルア-って何がある?って考えると昔のダイワ「ロビン」とかの古い日本のルア-とかも考えたけど入手が難しくて断念。
そして、まああれだよリップレスミノーってスリムな水面直下系は”コモモ以降”に雨後の竹の子みたいにニョキニョキ現れてきたとしても、リップがなくて頭斜めに切ったプラグって古くからあって、以前試したフラットフィッシュのようなトローリングプラグは投げて使うのには使いにくくて今一だけど、ダーターに分類されるようなルア-は、泳ぎ下手な感じで、ワシ、バス釣り少年時代もバスオレノとかこんな動きのモタクサと悪いルア-でどう釣れっていうねん?って正直苦手だったけど、今回は目的に合致するんじゃないかと、そう思ってダーター色々試してみた。いうても我が家にも蔵には各種ルア-転がってて、「バスオレノ」の小っちゃいのとか早速投げてみたけど、バス狙いで水面でチョンチョン動かしてると気がつかなかったけど、あれ引っ張ると結構潜るのよ。立ち込んで狙うA川は浅いところが多くて根がかりそうで却下。同じような理由でブーン社の超ロングセラー「スピナーナ」も却下。まあバスオレノがあるぐらいなのでラッキー13もあるわけで、ワシ唯一得意にしてたダーターがタイニラッキー13なんだけど、バス釣りではダーターっちゅうより小型ポッパーとして使っててポコポコさせてたんだけど、引っ張ってみると割りと良い塩梅に下手くそな泳ぎでかつあんまり潜らないのでとりあえず合格。タイニーとベビーラッキー13は蔵にもまだ在庫がある。ああ良かった、これで安心めでたしめでたしって終わっておけば良いモノを、この機会にダーターをお勉強しておくかとか要らんことを考えてしまい、最初に小さくて使いやすそうなバグリーの「リトルジョン」を買ってみてこれはそこそこ使いやすそうで、これはダーターわりといけるんじゃなかろうか?って思ってしまい、まあダーターちゅうたらその名も「ダーター」なクリークチャブのはおさえといた方が良いんだろうな、と中古探してみたら、これがクリークチャブってバスにパイクにストライパーにと世界記録を樹立しまくったことで有名で米国では深い沼に沈んでる人間も多いコレクターズアイテムらしいけど、日本じゃ、それこそ琵琶湖でタイ記録が出たけどいまだ破られてないラージマウスバスの記録魚が釣られたとされている「ウイグルフィッシュ」(違うルア-説も有り)がちょっと良い値段付くぐらいで、あとは古い木製も最近の樹脂性も単なる中古価格しかついてなくて可哀想なぐらいで、ボロいのまとめ売りしてるのとかガサッと買ってしまった。ダーターが欲しかったんだけど、まとめ売りでボロい「パイキー」も手に入って、見た目がきちゃなすぎるので再塗装してやろうかと思うんだけど、どういう動きするのか試しに投げてみたら、これがすんごく良いのヨ。今時のおとなしめの動きのシーバスミノーやラパラやらロングAやらのキビキビしたミノーの動きとは全く違って、デカい金属リップが水をしっかり搔いてグワングワンと大きく動く。ヘドン社「タイガー」とかに近いけどタイガーが水面系であまり潜ってかないのに対して、そこそこ潜っていく感じ。これはこのルア-が効く場面って、具体的には思いつかないけど絶対あるよなって根拠もなく思ってしまって、パイキーにまで飛び火して落ち着くまでしばらくかかった。パイキーはGTロッドで投げる馬鹿デカい大きさのは持ってたけど、そこまで大きいとグワングワンとまではさすがに動いてくれないのでイメージと違った。まったく、余計な買い物をしてしまったわい。ちなみに目的のダーターは投げてみたけど可もなく不可もなくという感じで、まあたまに投げてみても良いかなぐらいだった。ので、ダーターもっと他にないかなと地球丸の「バスルア-・カタログ」を眺めてみると、意外なメーカーがダーター作ってて、ラッキークラフトの「マラス」っていうのがポッパーとクランクとダーターの混ざったようなダーターで中古の値段調べたらこれも安かったので買ってみた。これはまあまあ合格かも。若干泳ぎ上手すぎるけど水面直下引けるのは高得点。
ということで、ダーター合格はリトルジョン、タイニー&ベイビーラッキー13、マラスということでよろしくって感じに一応落ち着いた。ボロパイキーの再塗装はグラスアイの復元からやってみようかと思ってて上手いことできたらまた報告したい。
でもって、”ダーター熱”こじらせて”クリークチャブ症候群”に罹患してしまってたんだけど、同時進行で”マジェンダ固定重心不安症”も発症してて、まあN川の護岸の上から1匹スズキ様釣って、在庫まだあったよなと蔵をゴソゴソしてみたら、あったんだけど半分ぐらいは重心移動になった後期版で、これは固定重心版を補充しておかねばと思うんだけど、「写真で判断して下さい」って書かれてても見た目では区別がつかんので、質問欄で「固定重心版が欲しいんですがこれはどっちでしょう?重心移動だと前後に振るとガコンとオモリが移動します。固定重心ならラトルがカラカラ鳴るだけです」と確認をお願いして、固定重心なら買うンだけどネットフリマはそれでいけるんだけど、ネットオークションは質問とかして下手に興味もたれてしまい落札価格が上がるのが不安で、今時わざわざ固定重心の古いダイビングミノー欲しがってる人間なんてそうそう居ないって薄々わかってはいるんだけど、とにかく手に入れることが優先という感じのおかしな症状がでてしまっているので、とりあえず買ってみて届くと振ってみてガコンとオモリの玉が前後する音にガックリしたりしたのであった。まあ、その場合ドリルで穴開けて移動する方のオモリの玉を接着剤で固定してしまえば良いんだけど、面倒くせぇよねって話。ついでに固定重心のダイビングミノーでラトル入りというのが共通で使えそうな感触の「スティッキーJr2」も買い増し。マジェンダは下段のが重心移動版で、最後の方の製品はカラーも違うし目も立体になったので区別できるけど、上段と下段の火虎(ファイヤータイガー)色のを見てもらえば分かると思うけど、それ以前のは見た目的には一緒で写真じゃ分からんのよ。足下の流れ込みの護岸際狙いで、投げる(というより下手から振り込んでる)距離なんて5mで引いてくる距離4mとかの超々接近戦では重心移動が戻って立ち上がって動き始めるのに40センチ使ってしまえばチャンスが1割減ってしまう。近づくのは真上に陣取っても良いぐらいだけどルアー通すのは護岸舐めるように際を攻めないとダメで50センチ離れたら食ってこんかもしれんっていう状況でなるべく近くに寄って正確に投げることが重要、そんなときには重心移動は邪魔でしかなく固定重心であることに意味があるのよ。って信じて投げられる(振り込める?)のが大事。
てな感じで、チャブって欧州や北米大陸のコイ科小型魚らしく北米に”クリークチャブ”って呼ばれる仲間がいて、日本語だと「ハヤ」とか「ハエジャコ」的な位置づけの魚のよう。クリークチャブベイトカンパニーはそういう小魚的な疑似餌を作ってまっせな会社で、そのあたりのルア-を中心にアレコレ脱線しつつ行かせていただきました、”ルア-図鑑うすしお味”第50弾でございました。
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