古い家なので、屋根の樋の防水やら釘穴のコーキングが劣化して浸水してたカ所も何カ所もあって、1箇所ややこしいところは大工さんにやってもらいつつ、その他4箇所は自分で漏れてる原因箇所を特定して何とか対応してきたところだが、古くなったウェーダーが漏れるの修理しても全体的に劣化してるので、また別のところから漏れるのと似た感じで、直しても直しても我が暮らし楽にならざり、じっと天井を見る。って感じでキリがない。どっかで業者さんに入ってもらって、いい加減劣化して脆くなった屋根のスレート瓦を吹き替えてもらうとかしないと、キリがないなと言う気もしてきた。
とはいえ、今現在漏れているという事実には当面対応せねばならず、漏れているその雨が降っているうちに、水漏れ原因カ所のアタリを付けておきたく、安らかな寝床の誘惑を断ち切って、脚立とマスクとヘッドランプと釘抜きとノコギリと、ちりとりと箒で武装して、天井板をぶち抜いて、濡れているカ所の確認と水漏れ原因箇所の特定を試みた。しかしながら、内側から覗き上げた感じでは、横組みの柱の広い範囲が濡れてそこから水滴がしたたっているのは確認できるけど、どこから漏れてるのか原因特定するにはいたらなかった。とりあえず雨漏りはバケツで受けておくしかなかろうて。
晴れて乾燥したら、屋根の上に上って濡れていたカ所の上を中心に、風雨でスレート瓦が割れたり剥げたりしていないか、確認せねばならない。爺さん、屋根に上るのもヨイヨイで足下おぼつかなくておっかないのと、スレート瓦自体が劣化して点検のために上がることで割れたりするので、直しに上がってるのか壊しに上がってるのかわからん部分もこれあり、気が進まない厄介な作業だ。とはいえやっておかないと、場所が特定できてコーキング材で穴を塞げば当面間に合うような簡単な話なのか、あるいは広い範囲でスレート瓦がめくれてたりして、グラスファイバーシートを樹脂でかためて屋根の一部をFRP(繊維強化樹脂)で覆ってしまうか、あるいは手に負えそうにないので業者さんに相談だ!なのか見切りができない。
台風紀伊半島の真上に来たら雨止んで、晴れ間が出て「あぁこりゃ”目”に入ったのか」と思ってたら、その後吹き返したりはせず晴れ上がって今は良い天気で、しばらく天気は晴れが続きそうなので急がずボチボチ次の大雨までに間に合わせよう。
てな感じに晴れてきて、釣りにも行かないと食糧がないんだけど、さすがにこれだけ時化ると1日2日は港のアジは底荒れの影響でイマイチだろう。逆に川の増水・濁りは確実に出てるはずで、今日明日どっちかシーバス狙いに行くタイミングを計りたいところ。
コイツは「PENN77(シーホーク)」というリールで、見ての通りの両軸なんですが、実はクラッチ切ったらスプールだけが回転するようになる”フリースプール”のリールじゃなくて、スプールが回るときっ、ハンドルも回るんですぅっ!っていう形式のいわゆる「ダイレクトリール」であります。
ダイレクトリールはツーテンの虎ファンさんがコレクターでゴチャゴチャとあつめて使って楽しんでおられたのを記憶しておりますが、そのおこぼれでいただいたダイレクトリールの時代に使われてたであろうゴツ短いグラスソリッドの竿が我が家の蔵に眠っていて、そのうち機会があればダイレクトリールは、単純な機械ゆえそれ程お値段高くないので1台手に入れて遊んでみるのも悪くないなと、おもっちょったんですが、まあ優先度合いは高くなく、PENNの創業者は独逸系移民でリール製造についてオーシャンシティ社で修行をつけてもらったような話も聞いてたので、オーシャンシティのダイレクトリールで安いのがあればそのうち買おうかなと思ってたら、なんとPENNそのものがダイレクトリールを作ってたとは、PENNマニアとしては恥ずかしいことにコレまで知りませんでした。値段も2500円即決送料込みなので、屋根も直さなあかんのに無駄遣いしくさってという気もするけど、言い訳するならまだ雨漏りする以前の話で、いつものように流れる様にポチッと購入しておりました。
でもって、我が家にやってきて早速分解清掃なんだけど、分解って程もなくハンドルとサイドカバー外したらほぼ分解終了(右上写真)。
なにしろ、クラッチはない、ドラグはない、遠心ブレーキなんてもってのほか、付いているモノといえば、クリックブレーキ(左の写真の真ん中)と、多分1:3ぐらいに増速するためにギアが2枚(左写真一番下)ってのが、クリックブレーキのフライリールよりは部品多いところかなと思うんだけど、両軸リールとしてスプールの軸を受けてるのが、サイドプレートの樹脂に直接掘った穴っていうのは、大丈夫なのPENNさん?って不安になる構造。もちろんそんな状態なので、スプール軸を両側から挟み付けるメカニカルブレーキなんていうのも付いていない。
クリックブレーキがかなりキツ目に効くので、魚が掛かってハンドルから手を離してもドラグ掛かりながらライン引き出すぐらいのラインへの圧はかかるんだろうけど、基本的には、ハンドル握っておいて手で止めろ、それが間にあわんぐらいのときは、根性で親指でスプール押さえて”サミング”でブレーキ掛けろ!ってコトなんだろう。キャスティングにおいてはハンドルがグルグル回ること自体がブレーキだけど、そもそも軽やかな回転など望むべくもなく、重いルア-なら多少投げられるだろうけど、その際にもブレーキはこれまたサミングしかない。
なんという単純で漢らしいリールだろうか。なかなかに感動的である。デカめのルア-でコレでシーバス釣ったろかとかも一瞬考えたけど、さすがにワシ近距離特化型のシーバスマンだといってもコイツの飛距離でデカいルア-縛りでは難易度が高すぎてたぶん無理。パーツクリーナーで洗浄してオイル注し直したら多少回転は良くなったけど、ルア-キャスティングに投入するにはちょっと要求される技術力・総合力が高すぎる感じで、いまのところ断念せざるを得ない。
しかしながら、この単純な道具で良い魚とやりとりできたら、マニュアルの車を乗りこなしてドライブを楽しむような喜びがあるんじゃなかろうか。というわけでとりあえずいただきもののゴツいグラスソリッドのキャスティングロッドに付けてみた。なにげにヘドンの竿。ちょっとピンとくるモノがあった、グラスソリッドの短竿にギア比の低い、つまり巻き取り力の強いダイレクトリール。これで足下にアジの活き餌を泳がせてクエとかハタとかの良型根魚を狙ったら面白いんじゃなかろうか。
近所漁港はなんでも釣れる釣り場なんだけど、60ぐらいのクエを釣ってるチヌ釣りの人も見たし、4,50のマハタを釣ってるガシ(カサゴ)狙いの少年も見ている。30,40のオオモンハタでも充分な獲物だろう。20,30のガシでもオカズにゃ充分。そのぐらいの良い根魚の突っ込みをグイッとソリッドグラスで受け止めて、ろくなブレーキも付いてないようなダイレクトリールのハンドル握りしめて、まさに直撃的とでもいうようなやりとりを楽しむ。なんなら左手に革手袋はめて、サミングで魚を止めても良いかもしれない。っていうのを想定してハンドルは右で巻くのが良いか、左で巻くのが良いかとか、竿尻の置き所はとかアレコレやってみると、低速ギアの力強い巻きを生かすには右手巻きが良さそうで、竿尻を左脇に挟んでリールを左手でガシッと掴んでやりとりするのが力が掛けやすそうで良い感じ。ただ、そうなると、この竿だとちょっと竿のグリップが短い。まあソリッドグラスのブランクは1本蔵に転がってたはずなので、折れたジギングロッドのグリップで脇に挟むのにちょうど良い長さのもあるし、1本「PENN77」用に竿を仕立ててみよう。
とりあえず、雨漏りの修理は急務だし、費用も最悪結構掛かるかもなので釣り具ばっかり買ってられないけど、ダイレクトリールで岸壁良型根魚を泳がせで狙う、っていうのはちょっと挑戦してみたい。いつになることやら、どうなることやら。
台風被害、大丈夫かなと思いつつも、雨はしょっちゅう降っているかの地ならば心配なかろうと連絡もしなかったけど、雨漏りがひどかった様子。
返信削除雨漏り対応は素人には難しいと聞いたことがあるけど、早く、釣り具が濡れず、安心して寝られるようになると良いですね。
ロッド、懐かしい。
確かソリッドグラスのマスキーロッドだったね。
しかし、フロッグ使ったライギョゲームでは全然フッキングが決まらんかったなあ。あの時の釣りで心に火がついて、ライギョ釣りにハマるきっかけになったロッドです。
ちょうど最近、九州にライギョ釣り遠征したいなあと思っていたところでした。
PENNのダイレクトリールは記憶がないですね。
ABUは本当のダイレクトリール、スプールフリーになる半分ダイレクトリールがあります。
PENNの歴史は知らないけれど、フリースプールへの転換期頃から始まっているのかもしれんね。
我が家には365日違うリールを使っても、何年か違うのを使い続けられるぐらいリールがあるけれど、北海道での出番を考えた時に、思い浮かんだのはテトラの穴釣りぐらい。できる環境があったら泳がせ釣りは面白そう。
久々にダイレクトリールでバス釣りたいなあ。
最近、体力低下が著しく、日本一周釣り行脚は無理だけど、動けるうちに合宿やらピンポイントの遠征はしておきたいねえ。
おはようございます
削除お互い歳取りましたね。私も今年で50UPのランカーに育ちました。体力強化に年明けから走り始めたらてきめんに膝が悪化する始末。みんな平等に老いていくんですね。
ライギョ釣りも懐かしいですね。九州もまた行ってみたいけど、地元で来た魚を迎え撃つので手一杯かな。
PENNリールの歴史をピュアフィッシングジャパンのホームページで改めてみてみると、創業は1932年、で最初のモデルが後にNo.77となるシーホークと後のロングビーチとかになる機種で始まってます。ロングビーチはフリースプールでスタードラグの付いたタイプなので既にそういったリールの時代だったはずですが、シーホークは廉価で実用的なリールとして、まだダイレクトリールに馴染みもある過渡期の市場に投入したのかなと想像します。
しかし、100台ごときではまだ”軽症”だなと思い知らされます。お大事に。お互いほどほどにしましょう。