メッチャ疲れました。もう、予想以上に堪能。考察し、興奮し、感動し、スッキリしてわけが分からないぐらいに楽しめて、ほんと庵野監督は紛れもない天才だなと今更いうことじゃないけど思った。作中生き残り人類の生活の中での”田植えシーン”とか、なんで、寝る間も惜しんで絵ばっかり描いて、映画ばっかり作ってたはずの庵野監督があんなに体験して知ってるかのように描けるのかなんていうちょっとしたところからして、もうスゴい。作画陣とか監督陣に農家のご子息がおられたのかも知れないけど、そうだとしてもそこまで日常的?な場面にホントっぽさを描き出すから、SF的な突飛な描写にも良い感じで没入してみることができるんじゃなかろうか。とにかく伏線やら他作品のオマージュやらも含め情報量がいちいち多くて、脳内検索が追いつかずに映画観るときは”禁じ手”だとおもうけど、ちょっと巻き戻したりしないと情報処理できないぐらいだった。
まあ、そんな感じで語り出したら端から端までいくらでも書けるんだけど、そんなものはアニメ考察サイトやら、そういう話題の巨大ネット掲示板のスレッドでも覗いたらナンボでも出てくるだろうから、そんなもんワシが釣りブログ(なのか?)で書かんでもいい話で、今ここでアニオタであり、リールマニアであるワシだから書けるネタをとりあえず書いておきたい。
観た人は「ああ、あれね」と思うだろうけど、作中出てきたリールはオリムピック社「トゥルーテンパー」のサイズ感から言って我が家にも1台蔵にある「727」です。ハイ。と思って再度静止映像で確認したら0っていう数字が見えたので小型の「707」やった。まだまだワシも精度が甘いな。
いずれにせよなんで、そんなマイナーなリール持ってきたんだろうか?オリンピック開催されてたはずの2020年公開予定だったあたりに作画したからオリムピックか?にしてもなぜトゥルーテンパーやねん?シャルマンやエメラルドではあかんかったのか?物語世界的にはもともと軍事オタでカメラマニアの相田君の釣り道具だったから、マニアックな選択もありっちゃありかとは思う。
謎の設定とかが多くて考察が盛り上がる作品だけど、ワシ的にはなぜ「トゥルーテンパー707」だったのかっていうのが、最大の謎だな。
アニオタならシンジ君の愛機はと聞かれたら「初号機」と答えるのが筋だが、リールマニアならコレからは「トゥルーテンパー707」と答えるのが正解だろう。
竿が気になって、特定してるマニアは居るだろうと思って検索したら、実物提供した人(作画の鈴木俊二さんという方)のコメントとかヒットしてきて、竿はアルファタックルのリーバーストーンとかいうやつらしい。
返信削除リールはカリカリ音がするのが庵野監督のご所望だったようで、劇中の音も実機で録音したとか。2000年頃の機種を最初提案したらダメ出し食らったとか。庵野監督はさすがに違いの分かる男だわな。
こんばんは。
返信削除シン・エヴァはまだ未視聴ですが、トゥルーテンパーとは超マイナーなチョイスですね。
インスプールスピニングのアニメ登場は釣りキチ三平以来でしょうか?
普通ならカーディナルかミッチェルになりそうなものですが…
そういえば少し前に開発者が立ち上げた会社のHPを見つけてしまいました。
どうもオリムピックの中の人で野瀬三郎という方らしいですよ。
http://createc.sakura.ne.jp/collection.html
norishioさん おはようございます
削除いまでも日本で米国のリール作ってるとは予想外でした。コレクションから推察するにゼブコでしょうか?ちなみに蔵にあるクァンタム1430は中国製でした。どんなの作ってるか検索したら分かるかな?
アニメにインスプールのリールが登場するとか以前に、まともなリールの描写自体が少ないですからね。スピニングのラインローラーにラインが通ってなくてどうやって巻くのかと。開高先生がエッセイで”良い映画は細部が凝ってる”って書いてて例えば米軍兵士ならライターはジッポ、独逸軍ならイムコ(実際にはコピー商品だったとか)ってな細部に神が宿るとかなんとか。シン・エヴァ良い映画なので開高先生説あたってるかも。