2021年2月7日日曜日

青物幻想

  今年の冬の青物はたぶん終了だなこりゃ。という状況。

 餌になるであろうカマスもアジも高い堤防には寄ってないのでいかんともしがたい。それでもカマスが寄った短い期間に、名手はキッチリと10キロ級のブリを仕留めていた。その数日前にサゴシ掛け損なってて、ワシもここしか釣るチャンスはないっていう短い期間に良い線までは行けていたんだと思いたいところではある。まあ今年再度カマスがやってきて青物も回り始めるっていうのは、道具はいつでも出撃できるようにして釣り部屋に立てかけてあるけど、あんまり期待しない方が良いんだろう。それでも次の冬もその次もと、きっと狙っていれば機会は巡ってくる。

 良い魚が釣れたのを目にしたので、九州時代に初冬の玄界灘で当地で”ヤズ”と呼ばれるハマチやらサゴシ(これは全国共通のサワラの若魚の呼び名)やらを釣ってた、ブロウショットの10fにPE3号を巻いた4500ss(右)で15センチ前後のルア-を中心に投げていたのを、妄想全開でブリ釣るつもりで、道具もブロウショットマグナム9fにPE4号を巻いた6500ss(左)という、ターポン狙いに行ったときの道具立てにして、そうなるとルア-も大きいのが投げられるようになって、カマス食いに来ているような10キロ超の青物にはルア-の大きさによる誘惑は重要だろうとルア-サイズも18~20センチを中心に大型化して投げまくった。正直肩に負担が来るし、船上で投げることを想定した投げ方なので足をガシッと開いて踏ん張ってオリャッと気合いでぶん投げるので膝にも来る。でも、最初ヘロヘロになったけど何度か通ってると、力みが抜けて1時間半ぐらいなんとか投げ続けることがデキるようになる。まだワシャ10キロ越えの青物狙えるぞい。若いもんには負けん。

 ちゅうわけで、せっかく気合い入って妄想全開でルア-も用意したのに出番がなさそうになってきたので、せめてここで紹介しておこうということで、久しぶりの”妄想タックルボックス”いってみましょう。

 まずはアレコレ投げてみて良さそうだなというルア-を吟味した現時点での1軍ボックスはこんな感じ。

 10キロの青物想定なので、ロウニンアジ用に使ってたルア-のあんまり重くないのはそのまま使える。

 ルア-の打線で一つ入れなければならないと思っているのがポッパーで、ブリにポッパーってあんまり印象無いかもしれないけど、ロウニンアジが釣れてブリが釣れない理屈は無いのでポッパー自体で釣れてしまえばそれはそれで万々歳だし、泡が砕けるようなポッパーの出す音は低周波で、低周波の音は遠くまで響いて魚食魚を寄せる効果があるっていうのは、川村軍蔵先生の釣りの科学的な解説本でも紹介されているし、ロウニンアジ釣りではポッパーで魚の注意を水面に向かわせてから、ダイビングペンシルとかで食わせるなんていう技法も実際に経験しているので、ナブラとかがなかったらポッパーでまずは寄せを意識してみるってのは作戦としては有りだと思ってて、だいたい釣り場で最初に投げることにしている。ルア-はブローショットマグナムだと「クレイジースイマー100」というもろGTルア-が投げられるので、ポッパーは同ルア-の50サイズかコイツをメインに投げている。波ッケがある時には早引きして波の下を潜らせるのもロウニンアジ狙いでは定番の使い方。

 でもって本命的に考えているのが、”水面滑走系”とでもいう感じのルア-達で、トップで水面飛び出すギリギリぐらいで水中にあまりルアー本体が無い状態で波や飛沫もあわさってなんか細かいところを見せずにごまかして食わせるっていうのが、ブリ系効く気がしている。房総半島のカヤックでのワカシ釣りではザラパピー高速タダ引きが効いたし、昨冬唯一の釣果は14センチの「ザ・スプラッシャー」で出している。ザスプラッシャーも投げられるけど、同じような形でより大型のザウルス「ポップトプススイマー18」を入れて、そしてワシ的大本命のヨーズリの世界的大名作「サーフェスクルーザー200」をぶち込んでおります。サーフェスクルーザーは150も良いンだけど投げられるならデカい方がイイだろうと思っちょります。同じようにワイヤー貫通構造の発泡樹脂製で兄弟ルア-のポッパー「サーフェスブルGT」ではロウニンアジやらヨコシマサワラやらキハダやら釣ってるけど、実はペンシルはワシがロウニンアジ始めた頃にはフィッシャーマン「ロングペン」が全盛期で実際良く釣れたので、サーフェスクルーザーでは魚釣ってません。ただこのルア-投げたら分かるけど、早引き系ペンシルとして実に良い塩梅の動きをしてくれて、高速タダ引きでは水面飛沫飛ばしながらヨレつつ滑走し、さお先で弾くように動かしてやれば首振りもこなし、ダイビングペンシルみたいに竿で引いてやるとこれまた良い飛沫上げて不規則に水面を滑ってくれる。いまだに表面加工が変わったぐらいで同じ形で売ってる超ロングセラーなのも納得の釣れる動き。これで釣れると確信を持って魂込めて投げられていると思う。まあまだ釣ってないんだけど魚が回ってきたら働いてくれると信じている。

 でもって、ルア-なので派手なアピール力で勝負っていうのが主体ではあるんだけど、ちょっと地味目に抑えも入れてるよっということで、一番上はガンズシンキング18で水面下にちょっと沈めて竿でダイビングペンシルみたいな引き方をしてやるとギラッギラッとヒラをうってくれるので、派手な動きや速い動きの逆をさせて目先を変える目的で入れている。

 上から2つめはタックルハウス「ソルティアペンシル」で腹のフックが無い仕様のせいか横にスライドしたりというような不規則な動きが軽やかで、動かしていて釣れそうに思えて集中力が持つ。堤防の高めの足場からだとダイビングペンシルを安定して潜らせるのは難しいので、潜る役目はシンキングペンシルとミノーに任せて、動きの良いペンシルはソルティアペンシルに任せてみようかなと思っているところ。

 で3つめはミノー。ラパラマグナムF18のちょっと重量上げた版。この大きさになってくるとミノーって種類が限られてきて、かつ高めの足場から足下までキッチリ泳がせられるとなると結局ラパラかなという感じに落ち着く。お遊びルア-としてはストライパーサイズのアメルア系のミノーとかいくつか2軍には入れているけど釣るためにはFマグあれば良いかなと。あとワニエソ釣るために80グラムのメタルジグも2つほど入れてある。

 2軍はデカいボックスにゴチャッと入れてあるんだけど、面白そうなのはこの辺か。

 上から、ルーハーのアマゾンで使うようなスイッシャー。ペラモノはワカシにはリトルジョージが効いたけど、クルクル系は小さすぎる気がしていっそデカスイッシャーかなと思ったり思わなかったり。その下のミローの「101MR」は意外とやりそうな縦浮き系ペンシル。その下3本はミノーで18センチのレーベルミノー、デカイミノー20。ソルティアミノー。

 あと、ロウニンアジ用のルア-で軽めのはどれも使えそう。フィッシャーマンのクレイジーペンシル90とかギブスポラリスあたり。


 ついでに、ブロウショット10fに4500ssの時に使ってたルア-はこんな感じ。

 ガンズシンキング14、ザ・スプラッシャー、タイドミノースリムf175、Fマグ14微乳チューン、サーフェスブル150、サーフェスクルーザー150、クレイジースイマー50ぐらい。タイドミノースリム175は食わせてるんだけど、シーバスロッドで投げられるデカミノーっていう設計なのでブリ狙いの道具立てだとちと軽すぎる。ザスプラッシャーは自重があるのでそれなりに飛ぶ。その他はブリ狙いの道具でも問題なく飛距離稼げるので今後も使って行くと思う。

 っていうか、ザ・スプラッシャーとか買いまくったので在庫が飽和状態であり積極的に使っていきたい。ザ・スプラッシャーの大型判としてポップトプススイマーを導入しているけどマイナーすぎて補充がきかないので、18センチ級のデカいスプラッシャーってないだろうかと探しているところ。ギブスのポラリスがちょっと違うけど近いと言えば近いかも。ポラリスまだ投げてないので次回投げてみよう。

 という感じで妄想全開でルア-もあれこれ楽しく悩みつつ準備してあるんだけど、正直青物に関しては、魚が来たときにちゃんと釣り場にいて竿振っているっていうのがほとんど勝負を決めるんだろうなとは思っている。釣れる釣り場の釣れる時間に立っているために、楽しく投げられるということが割と重要かなと思っちょります。

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