2020年10月3日土曜日

MARUTOのハリはお値打ちです


  っていうのは割と玄人衆の釣り人には周知の事実かも知れないけど、ワシャ恥ずかしながら鮎の毛鉤をたくさん巻くのに、それまで使ってたTMCとかガマカツのフライフックでは金かかって仕方ないので初めて使ってみて、さすがに値段で6割から半額ぐらいの安いハリは品質とかどうなんだろうと思ったけど、これが全く問題ない良いハリで感心した。フライフックはあからさまに輸出仕様で全部英語表記。多分この品質なら海外で”メイドインジャパン”の高品質フックとして評価されるだろう。

 すっかり気に入って、カマス釣るときのフライのフックとかも”MARUTO(マルト)”ブランドのを結構愛用している。あんまり釣具屋で売ってるの見ないのでネットで直接「(株)土肥富」のサイトから買い付けているところ。サイトも社員が作ってるようなほのぼのした中小企業っぽさがまた味わい深い。ハリどころとして有名な播州兵庫の釣りバリ屋さん。

 でもって、今年の豆アジのあたりからアジ釣りのハリもMARUTOのハリに変えている。それまでメインで使ってたのはガマカツのヘラ用のハリでアスカ4号とコム2号が主で性能的には全く問題なく、まあガマのハリ使っとけば間違いないよねっていうトップブランドの安心感もあるし良いハリなんだけど、MARUTOの安さ費用対効果の良さを知ってしまうと、貧乏人はMARUTOを使うべきだと思わずにいられないのよね。ヘラ釣りならアワセ切れ以外でそんなにハリを消費しないけど、アジ釣りの場合はクサフグ&キタマクラのフグ軍団との戦いがあるので、風雲児さんが書いてたけど”あんまりガマカツさん儲けさせても仕方ない”っていう感じになるので安いのはとにかくありがたい。理想はフグにハリを取られないことだろうけど現実はそう甘くない。

 でもって、なるべく大きさとか形状とか似たような感じのハリを2種類と思って買ったんだけど、MARUTOのハリの欠点は実物売ってるのみかけないので大きさとか実際に見た感触が得られないのと、売ってる単位が一部ルア-のフックを除いて基本100本単位で、大きさとかが思っていたのと違うと使わないハリ100本を抱えて途方に暮れてしまうことである(正確には101本か?MARUTO愛用者ならご存じのように100本表記だけど何故か101本入れてあると注意書きがある)。

 分かっているので慎重に選んだつもりだけど、最初の注文の2種類アスカ4号の後継候補「関東スレ4号」は微妙に小さく、コム2号の後継候補の「改良スレ2号」はだいぶ大きい。という失態を犯してしまった。号数ごとに並べて目盛のついてる画像である程度大きさ分かるハズなんだけど1号違いの大きさの違いって画像じゃあんまりわからんもので、でも実物見ると明らかに違う。かつ製造元やらハリの形によって同じ号数でも大きさは結構違う。仕方ないので豆アジ想定のコム2号の後継をとりあえず「関東スレ4号」で行くとして、アスカ4号の後継には「関東スレ5号」を追加で注文して取り寄せた。

 写真の左からアスカ4号(ガマカツ)、関東スレ5号(MARUTO)、同4号(M)、コム2号(ガ)、改良スレ2号(M)で関東スレの5号4号の差は写真じゃ分かりにくいかもだけど、改良スレ2号はあからさまに関東スレ4号より大きそうでオカシイだろって大きさ。どないせえっちゅうねん。

 使ってみた感想としては、関東スレ5号はアスカ4号の後継としてなんら問題ない釣れっぷりで大変満足している。関東スレ4号も豆アジ釣るにはちょうど良い感じで余らせずに済みそう。

 予想外に活躍しているのが改良スレ2号で、大きさ的に関東スレ5号と被るぐらいなのでどうしようかと思ったけど、豆アジ釣るのに手返し重視でバケツの上に張ったラインに引っかけて釣れた魚のハリを外すときに切れないように、0.8号の太いハリスにしたのを後で仕掛けについているのが太いハリスか普段の0.5号か見分けるのにハリの形変えてしまえと使ってみたら、以外な長所が判明。このハリやや懐が狭くおちょぼ口に入りやすいうえに、若干ハリ先が内側向きなのでハリが口の端に掛かってチモトが口の外に出やすくて、フグにハリス切られる割合が少ない。ような気がする。単にハリス0.8号で太めなのが効いているというだけじゃない気がしているところ。なので、フグ時合い到来の時にはアタリ分かりやすい短バリスにするんだけど、その時のハリはこの改良スレ2号でハリス0.8号にしている。不良在庫化して途方に暮れずに済んでホッとしている。

 アジ釣りでは10センチの短バリスから、最長で春の深棚の釣りではアホみたいに長くて取り込むときにハリス持って魚引っ張り上げる必要が生じる一ヒロの長バリスまで使うので、あらかじめ長さ毎に結んで8の字作ったハリスを発砲の仕掛け巻きに巻いてジップロックに入れて釣り場に持って行っている。今日も昨夜だいぶフグに切られたので結びまくったところ。


 用意しているのは改良スレ2号に0,8号ハリスの10センチ、20センチ、40センチ。関東スレ5号の0.5号ハリスを20センチ、30センチ、40センチ、50センチ、70センチ、1m、一ヒロ、で長ハリスはあんまり細かく長さ変えても意味がない気がするので明らかに変わるぐらい大雑把に、よく使う50センチまでは10センチ刻みで用意している。60センチとかが欲しければ長バリスを切れば良いし、短い方のハリスが不足した場合も長バリスを切れば何とかできるので長バリスは若干多めに結んでいる。長バリスのみ用意して現場で切るっていう手もあるけど、ハリスの無駄が多くなるし一手間増えるしでよろしくないと思っている。しっかり結んで用意してあるのでハリス変えたほうが良さそうなときはあまりためらわずに変えることができる。あと釣りに行く前にハリス結んで用意している時間も楽しめる。

 以前も書いたけど、釣りで大事なのはハリとイトって思ってて、必ずしも最も高級な品が必要って話じゃなくて、自分の釣りに必要なハリとイトは何なのかっていうのはいろいろ試して更新しながら最適なモノにしておきたいと思っている。

2 件のコメント:

  1. ツーテンの虎ファン2020年10月10日 20:24

    台風、大丈夫でしょうか?
    記録的な大雨のところもあるようなので十分お気をつけ下さい。

    さて、MARUTOフック。私はフライフックはほとんどMARUTOフックを使っています。
    使っていて不足を感じたことはありません。しっかりした良いフックです。

    MARUTOフックの会社は兵庫県にありますが、実はハマジさんはこの会社のすぐそばで何度か釣りをしていますよ。

    社長さんは気さくな方で何度かお話しさせて頂いたことがあり、ますますファンになりました。

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    1. おはようございます

      お気遣いありがとうございます。台風は思ったほどの雨量にはならず、今朝は台風一過で良い天気です。

      MARUTOの工場は昔行ったあのあたりにあるんですね。また親しみが増しました。

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