2019年2月2日土曜日

PENNスピンフィッシャー棚卸し

 今回スイマセン、皆さんにお伝えするマニアックな情報があるとか、面白いネタに突っ込んでるとか、そういう人様に読んでいただけるような内容にあんまりなりそうにないっていうか、ナマジのお部屋の蔵の整理のための作業記録のような、そんな感じでヌルッと行かせてもらいます。
 前回、430ssgについて「同じリール3台確保しているので、修繕した個体があと5年持ってくれれば15年使えたことになるから、残りの2台で30年持つ計算になるので35年経ったらそろそろお迎え来てるだろうからちょうど良い感じである。」と書いたところだけど、そういう考え方で行くと、そろそろ人生の終末も見えてきた今日この頃、ワシんちの蔵に眠ってるスピンフィッシャーって、アホのように買ってあるけど実際のところは何台あったら足りるのか、ちょっと考えてみるかと蔵をほじくり返してついでにエクセルで管理台帳作ってという”棚卸し”作業をしてみた。

 ちゅうわけで、小っちゃい方から行ってみるとまずは最小の4200ssは1台こっきりで替えスプールもなしなだけど、小型スピニングでスプール径が小さいのはあんまり好みじゃなくて、径が小さい分巻き取り速度が落ちるのを利用してゆっくり巻く釣りにでもとメバル釣りに使ってみたけど、イマイチしっくりこず、結局4300ssでいいやとなって使っていない。
 今後も使う予定はないのでなくてもいいぐらいで、なにか用途が出てきたら使うのに置いてはおくけど、たぶん使わないので壊れようもないだろうから、残りの人生この1台で問題ないだろう。

 お次が、小型スピニングの主力サイズで4桁第3世代の4300ssのサイズ。
 主力の第4世代430ssgが前回書いたように3台確保してあって、うち一台はごらんのようにブリスターパックに入ったまま未開封でたぶん430ssgだけでも間に合ううえに、先代の4300ssと430ssの第3世代コンビもまだ充分使える状態のうえに、インスプールの第2世代714Z、第1世代714のコンビも確保したところであり一生困らないはず。
 かつ、この大きさのリールは復活させたダイヤモンドやらウィスカーSSトーナメントもあるうえに、樹脂製の安ダイヤモンドもあるので弾数的には何の問題もないだろう。
 一番出番のあるサイズなのであれこれ使って遊びたい大きさ。

 次に陸っぱりシーバス用のもう一つの主軸の大きさである4400ssについてだけど、手前の2000年から使ってる個体がまだまだ快調で、この春も使い始めたときに「スピンフィッシャーって巻きも滑らかで、丈夫さとドラグだけのリールってこともないな」と、昨年使ってた古いインスプールと比べたからかもしれないけど今後もこの大きさは4400ssにまかせて安心である。
 新品から20年近く使ってベアリングやらドラグパッド、ベールスプリングなんていう消耗品的パーツは交換したけど、ギアとか本体とか全くもって”消耗”した気配がないので、現状のドングリノブの個体との2台体制がいつまで持つのか、ワシが死ぬまでもつンとちゃうか?という感じで予想すらつかない状態なので、もしこいつら2台が修理不能に壊れたとしても、新品に近い状態のが予備として2台確保してあるので充分だと思う。スペアスプールも3個ナイロン用、3個PE用に確保してありこれまた充分抜かりなし。

 次はカヤックシーバス用の主力として使ってた4500ss。ショアジギングとかデカいルアー投げる陸っぱりシーバスにも過去使ったことがあり、ナイロン14ポンド、PEの2号とか使う釣りに使うんだけど、最近カヤック乗ってないので出番がない。
 出番がないので消耗しようがなく、今使ってるハンドルノブ自作の中古個体と、樹脂製ノブ金ハンドルの2台があれば良いハズなんだけど、なぜか6台もある。
 1台は初期のドングリノブのはギア比が違う高速巻き仕様だと聞いたので追加して買った記憶があるけど、他にも予備に3台も買ってしまっている。
 もちろんスペアスプールの在庫もバッチリ。今後体力回復してカヤック乗れるようになったらまた活躍するにしても、やっぱり4台あれば足りるだろという気がする。キレイめの個体で値段付きそうなヤツを売りはらうとかしたほうが良いのかしらと、アタイ迷っちゃう。

 でもって、釣りをされる人のおうちならどこのご家庭にもきっと何台かはあるだろうという5500ss。
 ほぼ船でのシイラ・カツオ釣り用でたまにショアジギングやらにも使った程度のはずの5500ss系が3桁時代の550ssも含めると7台もござる。
 たぶん、この大きさはシイラ・カツオ釣りの定番機だったこともあって弾数が多いので、中古屋とかで安いの見つけるたびに「あっ予備に買っとこ」とレジに持っていったんだろうことは想像に難くない。
 船にも乗らなくなって久しいので、これまた減るもんじゃなし、我がスピンフィッシャー最初の1台である左下の個体と、JOSさんから引き継いだスピンフィッシャーの名を日本に知らしめた伝説的名機550ssと、やっぱりギア比の高い初期型ドングリノブの5500ssと予備1台ぐらいの4台で多分一生困らない。3台売りに出すかとも考えるんだけど、そんなに値段の付くリールじゃないうえに、実用品なので中古の軽自動車があまり安くならないのと似た感じで中古の値段が下がりもしないので、まあ金に困ってからで良いかという気もしてアタイやっぱり迷っちゃうの。
 そもそも予備機を確保しておかねばと思ったのは、製造終了後何十年もパーツが手に入るなんて、さすがに想像もしてなかったので部品取りするつもりで買ったりもしてた。なので米本国でPENN(というかピュアフィッシングか?)公式のパーツ配給・修理サービスとなったらしい「MYSTIC REEL PARTS」さんが潰れない限り、予備機って実はいらんのじゃないかという気もしてきている。さすがに在庫無しの部品も出てきてるけど消耗品的なのはまだまだ大丈夫そうである。

 お次は、6500ssでここから4桁スピンフィッシャーは金属ボディーになる。ちなみに6500ss、7500ss、8500ssは外蹴り方式、3階建てドラグ、ギア方式と共通点が多く、部品も共通が多い兄弟機。
 同じように内蹴り方式、3階建てドラグの5500ssと4500ssが兄弟機で、4400ssはドラグが1枚で大きくてちょっと違うし、4300ssはギアがウォームギアで4200ssとも何か違うと思っている。9500ssが3桁時代にはなかった大きさで特別な大物専用機なのは以前書いたとおり。って私は整理してます。
 ただ、この6500ss2台のうち、1台は我が家にある7500ssとも共通のローター軸のギアが傘状のハイポイドギア、1台が現代リールの標準的ギアであるハイポイドフェースギアが入ってて、このアタリのギア方式の違いはPENNってABUやミッチェルと違って、値段が付くようなリールじゃないので「見分け方」的な情報があんまり出てこない。多分米本国のマニアのサイトでも探せば一発なのかも知れないけど、英語イマイチわからんのよね。でも「MYSTIC REEL PARTS」さんところで見る限り、やっぱり途中で変更あったようで、6500ss~8500ssのギアは新型(”新”っていうのもへんか?)ではハイポイドフェースギアで、古いハイポイドギアから交換するときは当然ながらローター軸とハンドル軸のギアセットで交換してね、となっている。古いハイポイドギアのほうはさすがに欠品になってるけどハイポイドフェースギアの方はまだ入手可能で、ギア摩耗してすら互換性のあるパーツ入手できて使い続けられるって改めて凄いな。しかも一つ前の3桁650ssからだ。
 出番は、男らしく20LBナイロンと3号PE鱈腹巻いたスプール用意して、ターポン様とナルトビエイという怪魚をやっつけるための遠征に持っていったけど、ゴメン6500ss実力発揮させてやれんくて、いまだボウズリール。2台ありゃ充分な丈夫なヤツなのでいつかコイツが似合うような獲物をモノにしたい。

 7500ssが似合う獲物は、長い時間が掛かったけど釣ることができた。使ってきた7500ssとこれまたJOSさんから引き継いだ3桁750ssは今後出番がなくても手放すつもりはない。ワシが死んだら誰か使ってくれ。
 ただ、もうこの大きさのリールを使うロウニンアジの釣りとかを今後やらないかというと、まあ体力的にできないかも知れないとは思うけど、それでも死ぬまでにもう一度だけクリスマス島に行ってコイツで力一杯の釣りをしてみたいと思う。
 思うのでとりあえずどちらも予備機も用意してある4台体制は維持しようかと思う。以前予備に買った7500ssjにハイポイドギアが入っててネット上ではssjにはハイポイドフェースギアが入っている的な情報があったのでなんだろね?とか書いたけど、多分ギア方式の変更とssj化は関係なくて、本国のほうで手間の掛かるハイポイドギアの在庫が切れてハイポイドフェースギアに移行した時期と、日本でラインローラーにベアリングが入ってないと売れねえジャンということで「ssj」を企画したのがたまたま同時期で、在庫のスピンフィッシャーにラインローラー周りだけ換装して日本で「ssj」として売ったので、もとの個体がハイポイドギアの残りの在庫だったヤツは我が家にきたヤツのようにハイボイドギアが入っているのだろう。
 ちなみに第4世代750ssmのギアは、逆転防止の方式が違うのでローター軸のギアは別物だけどハンドル軸のギアは7500ssの最後の方のハイポイドフェースギアと共通。第4世代は第3世代の後ろの方と陸続きな感じのするリールなんである。第4世代は近代的な設計になった第5世代と人気と実績の第3世代の狭間で短命に終わった不人気世代だけど、スピンフィッシャーの歴史を色濃く引き継いで生まれた良いリールだよと書いておきたい。

 でもって大型で1台ずつのをまとめて写真撮ってみた、706Zと8500ss。
 706Zはかなり気になる存在なので、このインスプールでベールアームレスという単純で古めかしくも質実剛健な感じのリールを使いこなすのは今後の課題の一つとして取り組んでいく所存。
 8500ssはゴメンナサイ。正直出番なさそう。持ってる大きさでコイツだけ使ったことがないし今後も使うことが想定されないリールで、魚を釣るために生まれてきた道具に対して申し訳ないけど、我がコレクション?の一つとして蔵に眠ってくれたまえ。買ったときは使うつもりでスペアスプールも入手したんだけどね。

 トリは漢のリール9500ss、と950ssm。
 もうちょっと体力戻したら、9500ssを持って磯にあがって”岸からのサメ”を狙ってみたいと思っている。
 950ssmで多分人生最大魚のクロトガリザメを釣ってるけど、やっぱり大型リールの逆転防止機構としてはラチェット式の方が確実性があって、不具合による突発的な逆転とかの事故の危険性が低いので”大物”釣るには第3世代の特別な大物専用機である9500ssを携えて磯に上がりたい。このリールで何か不足が生じたら、それはスピニングリールの限界であり、両軸受けのリールにお出まし願うという整理で、自分の中で最強のスピニングだという確信を持って使っていきたい。
 950ssmは殿堂入りで蔵に眠ってもらおう。


 スピンフィッシャー現時点で我が家に36台あり。
 「確かPENNだけで40台ぐらいあるとか書いてなかったっけ?」と突っ込みを入れた皆様、またナマジは嘘書いてやがったと思わないように。
 スピンフィッシャーだけがPENNじゃないでしょ。ってことでインターナショナルⅡ30SW、セネター2台、545GS、インターナショナル9752台でPENN社製のリールは我が家に42台転がってます。両軸はスピニング以上に丈夫なので、予備機とか不要かなと考えて既に545GSは1台ネットオークションで売り、インターナショナル975も丸ABUとかぶるし1台売ろうかなとかも検討しちょります。
 写真は両軸除いた36台格好良く並べようとしたけど、並ぶような台数じゃなかったので積んでみた。もっと大事に扱ったれよとお叱りを受けるかもだけど、わざと雑な感じに見えるように積みつつも丁寧に積み上げておりますのでご容赦を。よい子は真似しないでね。

 我が人生でスピンフィッシャーが不足することはなさそうであり、ホッと胸をなでおろしたところである。
 よしんば津波がきたりして全部持っていかれても、スピンフィッシャーなら中古の弾数多いし安いからまた買えば良いだけである。

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