2018年1月7日日曜日

フラットラップ屋後継者問題

 フラットラップの生産中止については、おそらく世界中の愛用者が泡食っていると思う。まあそういう偏愛してた私のような人間もいただろうけど、今のルアーの市場では、このルアーの良さがあんまり評価されなかったのかと思うと寂しい。
 フラットラップの良さについてはこれまでも何度も書いてきた。「固定重心なのによく飛ぶ」「固定重心なので動きの立ち上がりが早い」「固定重心の軽いバルサ製ミノーなので動きがキビキビとしていて良い」「世界のラパラが作ってるので安いし手に入れやすい」「ワイヤー貫通式なので大物も安心」「バルサボディーなので修理がきく」あたりがパッと思いつく。思いつくんだけどそういう諸々の要素がありつつ結局のところ「良く釣れる」という結果論的に良いルアーなのである。愛用者として断言する。
 パッと思いついた要素のうち「飛距離」はアホでもというと失礼だが素人でも評価しやすい項目である。魚が一回もかからなくても飛びゃあいいんだから分かりやすい。私が釣具屋でもろくすっぽ魚よう釣らんような素人衆相手に道具売りさばこうと思ったら、アホでも分かる飛距離を売りにして「よう飛びまっセ!」と揉み手する。おかげで飛距離をうたい文句にした製品はルアーに限らず竿でもリールでも枚挙にいとまがなく、毎年「同クラス最高の飛距離(当社比)」とかいうのがでてくる。洗剤の「驚きの白さに」と一緒で別にたいして代わりばえもしないことがほとんどだと思う。飛ばないより飛んだ方がいいし飛距離が重要な場面もあるけど、そこそこ飛べば十分なことが多くて、飛距離と引き換えになにかを失うのなら別にそこまで欲しくないというところだ。何事も程度問題でどこまで飛距離を重要視するか、欲しい飛距離を確保したうえで動きの良さだの潜り方だのをどう特徴づけて釣れるルアーにしていくかってあたりがルアーを作る側の腕の見せどころだろう。
 でもまあ「動きの良さ」ってのは正直難しい要素だ。バルサミノーの軽やかなキビキビとした動きが良い時もあれば、今時の日本製ミノーのようなヨタヨタってるおとなしめの動きが良いときもあって飛距離のように単純じゃない。昼間に浅いところを泳がせてみればどんな動きかは見ることができるけど、それが魚にとってむしゃぶりつきたくなる動きかどうかなんてのはなかなか人間には知り得るものじゃない。結局、魚を何匹も釣って何となく自分のなかでどんな時にどんな動きが効くのか分かったような気になってくる程度である。
 「立ちあがりの早さ」は動きの良さと比べれば割と分かりやすく、かついろんな場面で重要になってくるけど、あんまり分かってない人が多いような気がする。障害物や対岸とかの際に投げ込んですぐに動き始めてくれないと魚が食ってくる範囲を通りすぎてしまうことになりかねない。ツイッチとかジャーキングなんかのルアーを竿で動かすときの追従性の良さにもつながる。
 重心移動搭載のミノーでもリール巻き始めたらすぐに動き始めるジャン充分早いジャンって思っている人はたぶん、固定重心のうえに軽いバルサでできているフラットラップやラパラオリジナルフローティングとかの本当に立ちあがりの早いルアーを使ったことがないか見る目がないかなんじゃないかと思う。なにしろ投げて巻きはじめる前にラインの張りで着水直後から動き始めているぐらいである。そのぐらい立ちあがりが早いと、渓流で上流に投げて釣りあがるような時には圧倒的な差になったりする。立ちあがり遅いと流れてしまってて動いてない時間が長い。流れてるだけで食ってくるときは良いけどそういうときばかりじゃない。ラパラフローティング7センチなんて軽くて飛距離は全然だけど上流に投げても流れの中でしっかり泳いでくる。結果釣れるので良いルアーということになる。
 この辺は私がシーバスに限らず近距離特化型のルアーマンなので、遠投して広く遠く探る釣り方のルアーマンとは評価の基準が違うということもあるので、まあ異論はあるんだろうと思う。でも釣具屋さん側が発信する情報ほど飛距離ばかりが重要な要素じゃない、ほかの要素の方が大事なことも多い、とは思うので、いつもしつこく書くのである。

 とまあ、オリジナルフローティング同様に動きの良さ立ちあがりの早さなんかは持ちながら、飛距離もそこそこ出ちゃうという実に良い案配に設計されたナマジ的史上最高ミノーであるフラットラップ廃盤の衝撃を受けて、さてどうするかと考えた。
 とりあえずはわが家の蔵にも在庫がまだあるので、今日明日どうにかしなければならないという差し迫った状況ではない。まずは、まだ売ってるところを探すのとネットオークションや中古屋で出物を探して弾数確保しておくかと探してみた。
 通販はどこも売り切れで、バスプロショップスとカベラスにももうなく、別の米国の通販で売れ残ってるのを見つけたけど米国カナダあたりの英語圏以外はファックスでやり取りしろとかなっててめんどくささに諦めた。
 Tベリーで安売りされてたとの情報があったので探したら10センチが10個ぐらいあった。即下品に買い占め。ネットオークションでもそれなりに追加できて8センチと10センチで50近くストックできた。けど、障害物際とか攻めまくって1年に5個とかなくすと10年でなくなりそう。とはいえ下品に買いすぎるのも良くないような気もしてきた。物欲にまかせて必要以上に手にいれているような気がしてならずやりすぎ感が漂う。いい加減にしろと自分でも思う。地球にやましい釣り人だ。
 かつ、中古は思ったほど弾数も多くなくて値段もあまり安くなってない。デカいのと小さいのは定価以上の値段ついてたりもする。2011年ぐらいから5年ちょいぐらいしか売られていないので中古市場では今後もそれほど弾数稼げそうにない。
 ラパラさんが再生産してくれればそれに越したことはない。ラパラ社はFマグも復活させたし、割りとマイナーなところのカウントダウンシャッドラップなんかも復刻してたりして、望みはないわけではないと思う。
 期待しつつも、再生産されなかったときのことも想定して、在庫がつきるまでに後継のルアーを見つけていこうということにした。あるもんでなんとかしろよという気がするし、新しいルアーとか試して、利点も欠点も把握していきながら、自分の得意ルアーに育て上げていくのってルアーマンの姿勢として正しいだろうし、何より楽しそうジャン。
 まあ、最悪納得いくルアーが見つからなかってもフラットラップを参考にバルサで自作するという最終手段もある。1からあれに匹敵するミノーを設計しろと言われたら無理だけど手本があればそれなりのものをまねて作れる程度の技術は持ってるはずである。あんまり先のことを気にしすぎても仕方ないし気楽に行こうぜ。

 というわけで、フラットラップ後継ミノーを探すべくまずは、どういうミノーがほしいのか整理してみる。
 まずは固定重心が必須。飛距離ほしくて重心移動が必要な時にはコモモやサスケ、ハードコアリップレスあたりにお出まし願えば問題ないと思っている。特にこの秋にいろいろ試して気に入ったハードコアリップレス90Fはさすがに飛距離を売り物にしているだけあってよく飛ぶし動きも派手目で好みだ。もっと飛距離が必要なら単純に大型化していくかピンテールとかの自重がクソ重いシンキングミノーが結局頼りになる。
 次にフローティングで、できればあまり潜らない方がいい。根掛かり馬鹿臭いしなんだかんだいって水面直下がよく釣れるというのもある。根掛かり気にしないでいい場所ならシンキングの固定重心ミノーは大正義ラパラカウントダウンやアスリートシンキングがある。こいつらはそこそこ飛距離も出るしこいつらのヌルヌル系の動きが効くときもあるけど欲しいのは軽いフローティングミノーのキビキビとした動きなので、フローティングであることも必須。水深30センチとかの浅場の釣りでもフラットラップは活躍してくれてたのでできれば水面直下系がありがたい。最悪リップ削って調整できるけど、最初から潜らないのもあるでしょ。
 動きはキビキビしていて欲しいんだけど、あんまりロール系か横振り(ウォブリング)系かは気にしてない。それより重要視しているの何というか振り幅小さく振動数が多いような忙しくバタバタしてくれるのがフラットラップの後継というなら理想だと思っている。なかなかプラスチックのミノーでは出せない動きなので、だからこそ効く場面があるのかもしれないけどそこまで贅沢はいわないでおいて、軽いフローティングミノーならではのキビキビ系なら良しとする。よくわからんけど私の目にキビキビ働いてるように映ってくれるならとりあえず良し。まあ動きとかは実際に使い込んでいかないと良いも悪いもわからないもので、判断するのは最終的には釣り場の魚であってオレじゃない。
 サイズは、私は残念ながら大物釣り師ではないのでレギュラーサイズの50センチぐらいのフッコを想定すると、7から10センチぐらいがちょうど良いかなと思っている。シーバス釣るにはマッチザベイトな大きさはあんまり関係ないとき多いと思ってる。むしろスレたら小さいルアーとかでかいルアーのアピールで勝負とかの方が釣り場では意識させられる。
 飛距離はあんまり期待してないけど、ラパラフローティングみたいに軽すぎてちょっとした風にひらひらと舞うようなのは塩梅が悪いのでそれなりに欲しい。フラットラップほどは飛ばなくても良いけどロングA並以上が合格点かな。飛んでるときにバランス崩して回転しなければ何とかなる程度。
 あとは、丈夫なの安いのがありがたいというのもあるけど、入手しやすいというのがかなり重要。今生産中で手にはいるというのも大事だけど、今後も作られ続ける実力があるのかも考慮しなきゃだし、ラパラFマグ生産中止の時に実感したんだけど、中古の弾数が多いと廃盤になっても入手はしやすかったりする。Fマグ生産再開したけど中古だけでも結構補充可能である。

 ということで、まずは手持ちのルアーで該当するようなのを蔵から発掘してきたりして、近所ポイント偵察がてら試し投げしてみた。
 候補は、インビンシブル8センチとロングAのいつも使ってる12センチの15Aじゃなくて9センチの14Aがまずは合格ラインかなと思う。今でも使ってるし今更テストしなくても実力は折り紙付き。後はどれぐらいフラットラップの能力をカバーできるかという所。
 とりあえず手持ちのルアーで固定重心のというと、昔使ってたり中古屋で叩き売られていたのでとりあえず買ってしまったヨーズリ軍団がある。トビマル10センチとクリスタルミノーF9センチは今復刻されているので手に入れやすいはず。スイングミノー9センチとその後継版みたいなGL工房のツルミノーもとりあえず試してみる。
 あとはレーベルミノー9センチとタイドミノーSSRもあったので試してみた。
 (写真上から順に、インビン、14A、トビマル、クリスタル、スイング、ツル、レーベル、タイドミノーSSR)

 結果としては、やっぱりインビンシブル8センチとロングA9センチが今回欲しい性能的には優れている。
 インビンシブル8センチは、バルサ製なので動きはまさに求めてたような忙しくキビキビした動きでラパラと遜色ない動きだと思う。飛距離も塗装が厚いせいかそこそこ飛んでくれて実に良いバランスに仕上がっているミノーだ。フィンランド本国でラパラを向こうに回して生き残ってきた実力は伊達じゃない。惜しむらくはサイズが小さめでその次のサイズがいきなり飛んで12センチになることで、9センチ10センチあたりがあればもう少し飛距離も出せるしフッコ狙いにはちょうど良いんだけどまあ8センチでも充分やれると思う。やや近距離向けスレた魚向けという感じか。入手のしやすさは今日本に正規代理店がないので新品の確保は難しいけど、歴史あるミノーなので中古の弾数は豊富で安い中古見つけたらとりあえず確保していきたい。
 ロングA9センチはサイズ考えたら良く飛ぶし、動きもツーテンの虎ファンさんが細長めのクランクベイトと評していたぐらいで、キビキビバタバタと良く動いてくれる。プラスチックのルアーでこのぐらい動きが良ければそりゃ売れ続けるだろうという感じ。今でも新品1000円ぐらいで売ってるし、中古もよく見かける。
 一応、ボーン素材と普通の透明な素材のも比べてみたけど、12センチのボーンカラーのように極端に浮力が強いというほどではない感じだった。超浅場では潜りすぎるかも。一番上がボーン素材、真ん中が普通ので、一番下が反射板入り。普通の透明素材のにも反射板入りとそうでないのがあって、反射板入りはラトルが顔の下あたりに入っているけど、反射板なしはボーン素材同様ボディーの広い空洞にラトル入っててカラカラ鳴る。
 一時期ソルトウォーターグレードボーマーのブランド名で生産されていたポリカーボネイト製の丈夫なモデルは今現在15センチ16A以上の大きなモデルしか売ってないようで、12センチ15Aの方は確保してあるけど9センチ14Aは買っておらず、買っときゃ良かったと後悔している。
 一つ考えなければいけないのが、ラトルの問題でロングAはラトル入りである。虎ファンさんとも議論したことがあるんだけど、カヤックシーバスでレンジバイブやフライングダイバーが強いのは固定重心でラトル音がないからかもと思っていた。でも、フライングダイバーって固定重心だけどオモリがゴトゴトいうルアーで、そう考えるとラトル音じゃなくて立ち上がりの早さとかが関係してるんだろうなという意見に落ち着いた。
 ミノーはラトルなくてもフックがボディーに当たる音とかも結構しているので、単純にラトル音がないから固定重心がスレには強いってことではなさそう。一撃必殺のつもりで投げたラトルなしのフラットラップがさんざん無視されたあとで15Aぶち込んだら食ってきたなんてことも経験していて、ラトルやオモリの音があるとスレた魚が食ってこないなんて簡単に言える話じゃないのだろう。でも音の違いは色の違いよりは釣果に影響しそうにも思うのでローテーションするときにはその辺意識しておいても損はないと思う。
 ということでロングAはロングAで良いミノーでボックスに入れとけなんだけど、フラットラップの後継という意味ではラトルのないのも探しておきたいところ。
 ヨーヅリ軍団のミノーがそれぞれ個性的で面白い。トビマルは正直重量アップした改造版しか投げてなかったので今回初めてじっくり動きを見たけど、今時のミノーみたいな振り幅狭い動きで、太さで重さを稼いで飛距離も出るしいかにも釣れそう。ちなみにこれだけラトル入り。逆にクリスタルミノーは頭起点にグワングワンと派手な横振り系でアピール度高い。フラットラップの後継という感じの動きではないけどコレはコレでなかなかに良いかも。お楽しみルアーとして2軍ボックスに入れておくか。
 スイングミノーが一番ロール伴った振動数多いキビキビ系の動きで動きは好みだけど、9センチの細身のミノーはやや飛距離不足でかつ、発泡樹脂製という変わった製造方法のせいか復刻されていないので確保も難しい。ツルミノーはヨーヅリから独立した津留崎氏がGL工房でスイングミノーを発展させたやっぱり発泡樹脂製のミノーで、太くして重量稼いで飛距離も確保してスイングミノーの弱点を克服してバランスの良い優等生に仕上げている。完成度の高い固定重心ミノーだと思うけど残念ながらこれも廃盤。中古で見つけたら買ってもいい良いミノーだと思ったけど主軸まかせるには廃盤だと辛い。 
 レーベルミノーは性能的にはオーソドックスな、まとまってるけど特別悪いところも良いところもない、ミノーってのはこういうモノという感じのミノー。だけど、今売ってるバリューシリーズとかいうのが新品で500円台とかのすざまじい低価格でちょっと心引かれるのだがレーベルミノーの代名詞の「クロスハッチ模様」という鱗模様がカラーにないので候補から外す。
 タイドミノーSSRもバランス取れた良いミノーだけどこれまた廃盤。これの12センチはボートシーバスでも良く釣れた。同じシリーズのタイドミノースリムが重心移動で良く飛んで人気だったけどSSRも良かった。

 ということで、結局手持ちの駒ではロングAとインビンシブルがやっぱり良いというオチになったんだけど、フラットラップの後継という観点で考えるとロングA以上に飛んでラトルなし、と超浅場を狙えるの、が足りてない気がする。
 うちの蔵に転がってないなら新しく買いましょか。ということになって、ネットで今時のミノーなど調べて候補を絞ってみた。フローティングの固定重心のミノー自体は結構作られてて、やっぱり穴撃ち用とか障害物際の釣り用のがある。ルアー作ってる側の人ならやっぱり固定重心のミノーの長所って無視できない要素で、一つぐらいそういうミノーも作ってみたくなるんだろう。でもあんまり多くはない。
 そんな中で、候補を絞って2種類ほど買ってみた。
 一つはやっぱり固定重心のミノーは得意なのかデュエル社の海外向け「ヨーヅリ」ブランドで出てる「3Dインショアサーフェスミノー9」は垂直系リップの付いた超浅場用。
 もいっちょが、バレーヒル社の邪道ブランドから出てる「ごっつあんミノー89F」。
 どちらも完全に固定重心のミノーの立ち上がりの早さを認識したうえで作ったような説明ぶりで、良く分かってらっしゃると安心する。早速試投してきたけど、なかなかに良い買い物かも知れない。
 「3Dサーフェスミノー」の方は、ワンマイナスとかの水面引きクランクをちょっとミノーっぽくした感じで、ゆっくり引くと水面引きできるし潜らせてもそれ程潜らず超浅場用としてバッチリな感じ。太めなので飛距離も充分出るし、動きも派手めでラトルも入ってていかにもアメリカ人好みな感じに仕上がっている。国内向けじゃない製品のようでパッケージも英語だし、ルアーの背中にも誇らしげに「YO-ZURI」のブランド名が刻印されている。国内でも通販で手に入るんだけど、これがまた安いのよ。新品700円台ってどうなのよ。ちなみに3Dってのはカラーリングが表面に施されているだけじゃなくてボディー内部に立体的にホログラムシートとか配置されているのに由来するらしい。これは超浅場に入ってるやる気のある魚がガッポリ食ってくれそうな気がする。ちょうどロングAの潜りすぎないヤツみたいな感じである。良いところにハマるピースかも。
 「ごっつぁんミノー89F」は、一転していかにも日本人好みの良くできた感のあるミノー。リップ小さめで飛距離もかなり出るし、動きは飛距離稼ぐのにやや後方重心なのでおとなしめだけど、それでも今時のミノーにしてはバタバタと良く動いてくれていい感じ。ラトル無しということでロングAとかぶらない。デザインも「魚そっくりでしょスゴイでしょ」的などうでもいい人を釣るためのじゃなくて、単純でスッキリしつつもルアーらしい表情のある好感の持てるものになっている。こことかコモモのアムスデザインとかの作るルアーのルアーらしさを、国内市場向けなのに横文字の名前付けて2番煎じか3番煎じのリアルミノーをご大層な値段で売ってるメーカーには見習ってもらいたいモノである。
 こいつぁフラットラップが無い場合の、最初に投げるルアーとして使えそうなぐらいの臭いがプンプンしてくるゼ。
 ローテーションでロングAとインビンシブルを織り交ぜて。飛距離が欲しければ重心移動搭載ミノー出して、超浅場なら3Dサーフェスミノーとかいう感じで行けそうに思う。
 実際には釣り場で投げてみて、使えるかどうか判断していく中で、思ったようにはいかない場合もあれば、意外な発見とかもあっていつものように楽しく苦労させられるのだろう。今から秋が待ち遠しい気がする。まあ、まだ始まったばかりの春の釣りしっかりやっとけよだけど。

 という感じで、今回ルアー図鑑うすしお味第38弾はラパラフラットラップ廃盤ショックを受けて、次世代のエース候補を探すべく、固定重心のフローティングミノーについてあれこれ書いてみました。

(追加註:2019年フラットラップ8カタログ復帰しました。祝!!)

4 件のコメント:

  1. ツーテンの虎ファン2018年1月7日 11:16

    あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    年明け早々好釣の様子。何よりです。

    フラットラップの後継ルアー探しは、改めて他のルアーを吟味することになって、それはそれで楽しいね。

    札幌のTでフラットラップが安売りコーナーで売られえていたので反射買いしたけど、全国的に若干の出物があったんだねえ。
    このルアーは売れてないから中古の出物は期待できんだろうから貴重でしたね。

    私の方は海アメ用ルアー探しを楽しんでいるところです。
    まだ釣りに行けてないけど・・・(汗)
    この前、送ってもらったルアーを試しつつ、あと魚の捕食ポイントが思っているより近くなのではないか、大遠投いらんのんちゃうんという仮定で釣りをしてみたいと思っています。
    釣果を報告できるように頑張ります。


    いずれにしても健康第一で良い釣りをしましょう!!

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    1. 今年もよろしくお願いします。

      そうなんですよ、ルアー探しがまた楽しいんですよね。
      昨年秋のボイル攻略あたりから、シーバスルアー新しいのも試していて、ミノーなんてラパラフローティングで基本は完成していたのかも知れないですが、その後の数限りない挑戦で生まれてきたミノー達にそれぞれ個性があって物語があって、昔のマイナールアーにも最先端のハイテクルアーにもみんな違ってみんな良い的な面白さを感じてます。

       北の大地からの良い報告を楽しみにしています。

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  2.  久しぶりにコメントさせて頂きます。

     フラットラップ廃盤の報……
    恥ずかしながら、今、初めて知りました。
    https://www.youtube.com/watch?v=_bh4jzflOVw
    過去に川鱸で活躍してくれたルアーなのでショックですね。
    うちにも10本以上ストックはありますが心細いです。

     フラットラップの後継……というには入手し辛いですが、コーモランの「フォルテシモ」なるルアーが、夜の中小河川シャローシーバスにオススメですよ。
    ジョインテッドロング14A、といった感じですがジョイントルアーのくせに飛行姿勢が良く、フラットラップ並に飛んで、超ドスローから水面直下をウネウネ泳いで、止めると若干の尻下がりで斜め浮きします。
    ノーマル状態だとかなり極端なアイチューンをしなければ真っ直ぐ泳いでくれませんが、それさえ出来れば超一軍シーバスルアーになりうるポテンシャルを持ったルアーですよ。
    鱸以上にキビレ、クロダイにもよく効きますし……

    なによりもコーモランのルアーで魚をバカスカ釣るというカタルシスがたまりません(笑)

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  3. nori shioさん おはようございます

     あの釣れっぷり使い勝手の良さを知っていると何で廃盤なのか理解に苦しみますよね。私もまさか廃盤とは予想外でした。日本じゃそれなりに売れているように感じてましたが欧米では不人気だったのでしょうか?

     フォルテシモ、また面白そうなルアーを教えていただいて、中古屋巡りの楽しみが増えました。

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