2017年8月19日土曜日

マハゼにまつわるエトセトラ


 ハゼ釣りなんざ、ナス型オモリに直接ハリ付けてゴカイ餌でちょい投げしときゃ充分。と思っていた時代もありました。

 確かに、それで釣れる場所ではそれで間に合うというか、むしろ最適解に近いかも知れないんだけど、そうじゃない釣り場も多いというのが、ここ数年来、江戸前小物釣り師修行の一環としてハゼ釣りをしてきて感じたところである。

 そのあたりを含め、10束釣るようなキ○ガイのいるハゼ釣り界隈で、若輩者の私なんぞが、何を偉そうに語るかという感じではあるけど、10束釣るような特殊な釣りじゃない、半日ぐらいやって「スカを食らわず」何十匹か釣って、今夜のおかずが釣れて楽しいというぐらいの釣り方とか、実用的なあれこれを紹介したい。

 ハゼ釣り、舐めてると意外に「スカ」に近いような惨敗を喫することがありがちで、さらには舐めてなくても、数釣りに特化した釣り方を参考に準備して出撃しても、そこそこシビアな状況だとむしろその釣り方のせいで釣れない釣りになるということもありえるので、「スカ」を食わずに活性低めでもそれなりに釣って楽しむ釣り方となると、また別の答えがあると思う。
 結局は釣り場が違えば釣り方違ってくるので、その釣り場用の釣り方を考えるしかないような気もするけど、なるべく単純で汎用性の高い釣り方をということで、3つの場面に分けてお勧めの釣り方とか小ネタとかを紹介することとしたい。


<場面1:浅くてハゼが見える釣り場>
 短竿での脈釣り。キモはハリスが絡まないように短めにしてかつパイプを装着。

 東京湾では湾奥の運河などがこの種の釣り場。河川でも干潮時とか潮位が低くなってきてハゼが見えるようなときはこの釣り方で。
 竿は状況に合わせてハゼがなぜか逃げなくて足下釣るような場合は1.5mとかでも間に合うときもあるけど、普通ハゼは近寄るとちょっと遠ざかるように逃げるので2.7m前後が使いやすい。
 とにかく、ハゼが多くいるところを目で探しながらハゼの目の前に餌を持って行くつもりで釣る。
 ハゼを見ながら釣っていると、様々なことが分かってくる。同じ釣り場のハゼでも日によって反応が違うのはもちろん、個体毎にも差があって、落ちるオモリに反応してアタックしてくるような高活性なヤツから、近づいただけで逃げるヤツ、餌を目の前に落としても無視するヤツと様々で、毎回同じようには釣れないことが分かる。
 水底のちょっとした深さの違いで魚の寄りが違ったり、数m移動しただけで状況が違ったりということも見えてくる。
 餌の食い方のパターンと、その時の「アタリ」のでかたとかを目で見ておくと、ハゼが見えないようなちょっと深いところでの脈釣りの時にもどういうアタリを出して、どのタイミングであわせるべきかとかが見えてくる(場合もあれば余計迷ったりもして、それはそれで楽しかったりする)。

 ハゼの餌の食い方のパターンとしてはアワセ方の種類で考えて大まかに3パターンぐらいに分けられると思う。1つめは「飲み込むか食って走って勝手にかかる」、2つめは「食って走ってから吐き出す」、3つめは「居食いしてから吐く」という感じ。

 1つ目はほっといても釣れるので適当にかかってからあげれば良い。逆にいうとちょい投げ置き竿で狙うならこの食い方をしてくれるハゼがいないと釣れない。

 2つめの食って走るのが一番多いパターンで、魚が見えない状況での脈釣りでも目印が派手に横に動くし手元にもビビビと来るので、このアタリが沢山出るような場所あるいは誘い方などで釣っていくのを意識する。多少水深違っても見やすいように道糸の3カ所ぐらいに目印の糸を巻いておく。
 アワセはとにかく早合わせ、それでもギリギリ間に合わない空振りが連発するときもあったりして結構難しく、その場合、ハリ掛かりを良くしようと餌を小さくしてみたり、吐くまでの時間を稼ごうとオモリを軽くしてみたり遊動式にしてみたり色々試してみるけど、いつでもコレで良しという正解にはいまだたどり着けていない。というかそんな都合の良い正解はないのかも?で、そのあたりを毎回あーでもないこーでもないと試して釣っていくのが楽しいところ。

 そんな中でもいくつか、おぼろげながら割と効果のあると思った対策をいくつかヒントまで。

 餌の付け方は、長く垂らすと端を咥えて引っ張り回されるので、アワセが決まらないときは小さくちょん掛けの方が良いのかと最初思っていたけど、どうも小さくすると食い自体が悪くなってアワセ自体は決まるようになっても釣果は伸びていかないように思う。
 ハゼが長い虫餌を食う様子を見ていると、端の方からチマチマと囓っていくより、近づいて横ぐわえぎみに胴のあたりから一気に吸い込むことが多いように思う。
 なので、私はミミズ餌なのだけど頭から苦労して通し刺しにしていたのを、ミミズの鉢巻きの所にハリのフトコロ分ぐらい掛ける「鉢巻き掛け」にしてみたら、そういう横ぐわえ気味に食う時にハリが口の中にスポッと入りやすくなってハリ掛かりが良くなった。と思う。
 鉢巻き掛け、ミミズがウネウネして結構難しいので最近は鉢巻きのあたりで、行って帰っての縫い刺しにしている。

 オモリについては「ハゼはオモリぐらい引っ張って泳ぐ」説が根強くあって、確かに固定式でもけっこうしっかり走り回るアタリが出るんだけど、やっぱり微妙に吐き出すまでの時間が稼げるような「気」がして遊動式にしている。この時、ズルズルとどこまでも道糸を引っ張っていけるようにしておくとアワセの時に道糸があらぬ方向に行っている分、力がかからなくてハリがかりしない。遊動式にしてもちょっと上で止まるように浮子止めゴムとかで「遊動」の長さを10センチ弱に調整している。

 オモリを軽くするという方向で、劇的に軽くできるのがシモリウキ仕掛けで、シモリウキ仕掛けについては流れのある釣り場のところでまた説明するけど、浮子の重さで仕掛けが振り込めるのでオモリ自体は極小さなガン玉ですむ。オモリで違和感を感じて吐き出すというような状況では脈釣りで多少オモリの重さを調整するよりは思い切って仕掛けを変えるのもありかなと最近思ってきている。

 3つめの、「居食いして吐く」が、渋い状況では重要になってくることが多い。これが掛けられるかどうかで、貧果に終わるかまずまずの釣果とできるか分かれてくることもある。
 ハゼが見える状況なら、餌が口に入った瞬間にアワせて掛けてしまう。後は吐き出すのが早いかアワセが早いかの勝負。割と得意な釣り方。
 ハゼが見えない深いところや振り切った遠目で釣っている場合、誘いを兼ねて聞き合わせして重みを感じたり、ハゼが走ったりしたら即アワセ。
 コレが決まる日は深場だと大型が多い傾向があるので良い釣りになる。でも、いつもそう上手くはいかなくて、手元にブルッという感触を残して餌だけとられておしまい、というのが連発してどうにも上手くいかないことがある。そういう時に餌の付け方だのオモリの重さだので調整するか、誘い方のリズムや道糸の張り方、アワセのタイミングとかを変えていくか、あきらめて場所変えたり見えてる浅場のを狙うか、色々悩むことになる。ダメな時はダメで、見えてるハゼ狙いが割と手堅いようには思う。見えてるハゼ狙ってると、速攻で吐き出すときには手元にアタリが来てからのアワセでは間に合わないように思えてくる。でも、なんとか上手くいくと気持ち良いので色々試してみたいところ。

 次に、ハゼの餌の追い方も誘い方のパターンにあわせて3つぐらいに分類。
 1つめは「動く物に反応して追ってくる」、2つめは「近くにあるとそのうち食う」、3つめが「口の前に餌が来ると一瞬口を使う」という感じ。

 1つめの動く物に反応するハゼが活性高く食いが良い傾向にあるので、脈釣りの時はオモリで底をトントン叩きながら誘ってくるのが基本的な誘い方だと思う。
 見ていると、中には着底するオモリにかじりつくヤツもいて、こういうのが最近流行り出したハゼクランクで釣る対象になるんだろうなと思うけど、ハゼが沢山いてもそこまで活性高いヤツがいつもいるとは限らないので、ハゼさえいれば成立するという釣りでもないんだろうなと思っていて手を出すのに躊躇しているところだ。
 遠目に振り込んだときとか、トントン手前まで誘ってくると後ろを付いてくるのがいたりする。誘った後に止める「食わせの間」が結構重要で、2つめとも関係してくるけど、追ってきて食い切らないなと思っても、しばらく餌を止めておくと食ったりする。その時々で動かし続けた方が良いのか、止めておく時間を長く取った方が良いのか、いろいろ試して良く食ってくる「間」をつかみたいところ。
 それから、割と良くあるのが近くの見えているハゼを上下の動きで誘う形で、この時にハリスが絡まないようにパイプを使っておくのが地味だけど重要。横に引っ張ってくるときはハリスは後ろにあって道糸に絡まないけど、上下させるとよく絡む。仕掛けの例についてはサイトの方の「工夫」「ハゼ釣り仕掛け」に実例あげているので参考に。
 一番簡単なのは、オモリに自動ハリス止めがついている「カツイチドロップシンカー」とかを使う仕掛け。

 2つめの「近くにあるとそのうち食う」も、意外にある。最初水辺に近づいていくと、ちょっと逃げて遠くに行ったり、石の裏とかに隠れたハゼが、しばらく静かに釣っていると、戻ってきたりするんだけど、見ていると餌を動かして誘っていると警戒するのか食わないんだけど、しばらく放置しておくとジワジワ寄ってきて食ったりする。こういうときは動きじゃなくて臭いに反応しているのかなという気がする。魚が見えない状況でも、放置しておくとブルブルッときて釣れるというパターンがハマるときがあるので、止めて食わせるというのは意識しておいて損はない。
 
 3つめの、口の前に餌が来ると一瞬口を使うハゼは、見釣りじゃないとたぶん釣れない。餌を上下させて誘うといやがるし、ちょっと離したところに餌を置いても寄ってこないというときに、ホントに魚の口の真ん前に生きの良い虫餌を持って行くと、しばらくするとパクッといくことがある。瞬間的にビックリアワセで抜きあげるぐらいの勢いで早合わせ。
 けっこう渋い状況でポツポツ拾っていかなければいけない時間帯とか、デカいのが見えてるときとか、見釣りができる浅い釣り場では結構コレをどうにかできるかどうかが釣果に響いてくる。
 なので、餌はこういうときにシッポのウネウネで誘ってくれる虫餌にこだわっている。

 ハゼ釣りの餌としては、細めのアオイソメが頭の部分の餌持ちの良さが手返しの良さにつながるので定番餌だけど、夏場の暑さに弱くてクタッとなりやすく、餌箱に保冷剤を入れたり、餌箱自体を首から掛ける小型クーラーボックスに入れておくなど保冷策が必要で、その点、若干餌持ちが悪いけどミミズはゴカイ系に比べると暑さに強いので、餌箱も保冷バックも小型のを使っている私はミミズを選択している。「ミミズちゃん熊太郎」を愛用。
 ハゼ釣りの餌として、他には冷凍エビとかボイルホタテをちぎってというのも手軽で人気のようだけど、渋い状況でも動きで食わせる能力を信頼して虫餌派である。ハリ付けがしやすくボイルホタテは数釣りには向いているようだけど、ボウズをくらいたくないのなら虫餌の方が堅いかと。
 冷凍エビとガルプの臭いワームでは釣ったことあるけど、釣れなくもないけど虫餌に比べると今一な気がする。

 直接釣りには関係ないかもだけど、マハゼの食性って謎である。図鑑やらでも小型の多毛類や甲殻類を食べる肉食と書いてあることが多いし、実際に虫餌に反応よく食ってくるので、そうなんだろうなと納得しかけるんだけど、実際に釣ってから食べるために捌いて腹を開けてみると困惑する。肉食っぽい餌なんて食べてないようで、泥のようなものが詰まっている。そう思って釣りながらハゼを見ていると、石の上で縄張り作ってコケ食ってるような個体も見えるし、なんか底の泥食ってるようなのもいる。少なくとも東京湾に注ぐ川やら運河ではマハゼの食性は底の植物プランクトンやら有機物を泥ごと食べているようなデトリタス食性が中心の雑食なんじゃないだろうかと思うのだがどうなんだろう?虫餌とか滅多に食べられないご馳走に歓喜して食いついているのかも知れない。



<場面2:そこそこ浅くて流れのある釣り場>
 中尺軽量竿でのシモリ浮子仕掛け。キモはとにかく餌が常時底について流れるように浮き下長め。
 
 東京湾に注ぐ河川の中下流域の釣り場(特に低潮時)。とか、流れのある浅い運河とか。
 近所ポイントが、まさにこういう釣り場。
 流れがあるので、餌を仕掛けごと流して広い範囲を探って、流れてくる餌を待っているハゼに食わせる。
 そのために、竿はある程度長さが欲しい。今時のオイカワ釣るような清流竿は4.5mで300グラムくらいと軽いのでそのぐらいのが使いやすい。
 流れのある釣り場でも、別にちょい投げでも延べ竿の脈釣りでも釣れそうなものなんだけど、やってみるとあんまり釣れなかった。常連らしいオッチャン達はシモリ浮子仕掛けなので試してみたところ、なるほど釣りやすいと納得。
 シモリ浮子仕掛けは軽いオモリで、浮力の小さいシモリ玉6個を使った仕掛けなんだけど、まず、オモリが軽いので、流れで自然に餌が底をズルズルと流れてくれてハゼがそれに良く食ってくる。ここのところが、流れのある場所でのハゼ釣りのキモだと思う。とにかく餌が底についてズルズルと適度なスピードで流れるのが良いんだと思うけど、玉浮きの仕掛けでも同じように浮き下を長めに必ず底を餌がズルズル流れるようにしていると釣れるようで、素人臭い玉浮き仕掛けの釣り人が結構釣っているというのは目にする。シモリ仕掛け用意するのが面倒くさい人は玉浮き仕掛けでもそれなりにやれると思う。
 とにかく、流速にもよるけど水深の3倍くらい浮き下を長く取ってズルズル流し。ハリスも長め。
 
 で、シモリ浮子仕掛けだと、さらに利点がある。流れるときに深さが多少違っても問題ない浮子の効く深さの幅広さも使いやすいけど、シモリ浮子自体が単体では浮力が小さいというのが、オモリの軽さとも相まって、アタリを出やすくしているように感じる。
 「食って走ってから吐き出す」場合は明確にシモリ浮子が引き込まれるし、「居食いしてから吐く」の場合でも居食いで仕掛けが止められて流れでシモリ玉がいくつか沈むので簡単に分かる。かつ、仕掛けの抵抗が軽いからか吐くまでの時間が長くなるような気がする。脈釣りに比べて「食ったら掛かる」感じが強く、良いアタリさえだせればアワセの空振りは少ない印象。

 流れの効き方によって仕掛けが早く流れすぎる時とか、底切るとシモリ玉が2個水没するぐらいに調整してあるのを、完全底ズルべたでシモリ玉6個とも浮くぐらいにして、底を引きずっているオモリと餌で抵抗効かせてユックリ流れるように浮き下長く調整したりもする。逆に流れが緩くて流れないときは餌が底を切らない範囲で浮き下を短くする。
斜め上流に投げて目の前を流すのが通常だけど、流れが早すぎるときは斜め下流に投げてわざと竿でブレーキ掛けながらウェットフライでいうところのスイングさせる感じでユックリ流して食わせたりもする。
 流れが止まった潮止まりには、チョイチョイとしゃくって誘いながら広範囲を探るようにするとアタリが拾える。しゃくらずズルズルと引いてくるのも試したけどしゃくった方が良いように思う。
 沖目を狙いたくなるのが心情だけど、夏だと特に意外に岸近くの浅いところで良く釣れるので、涼しいのもあってジャブジャブ水遊び靴で立ち込んで釣っているけど、岸近くの浅い場所も意識しておいた方が良い。

 この釣り方を初めて、しばらく悩んだのが「シモリ浮子の止め方」である。爪楊枝で止めるとかはすぐに外れてよろしくなく、輪ゴムを引っ張り込む方法はちょうど良い太さの輪ゴムが難しいというか太すぎて入らない(ラバージグのラバーは細くて良いらしい)。
 あれこれ悩んで、しばらくはシモリ浮子の上下に浮子止め糸で玉を作って止めていたのだが、6個を2カ所づつ玉で止めるのは面倒くさい作業。
 小物釣りのコツ的な本を買って読んでいたら、毛糸を適度に束ねてナイロンラインで引っ張り込んで余分を切り取るのが位置調整も楽にできて良いとあったので、グローバグヤーンでやってみたらこれが良い塩梅。
 シモリ浮子止めるのはこの方法が今のところ最良。
 シモリ浮子仕掛けって関東の釣り方なのだろうか?あまり馴染みがなかったのだけど、使い始めると便利で、唐辛子浮子で釣っていたマブナ釣りとかも移動しながら探るなら、オモリを勝たせておけばどれかの浮子が水面に来て浮き下調整少なくて済んで良さそうだなとか納得。
 


<場面3:深かったり広かったりする釣り場>
 やっぱりちょい投げ。キモは明確なアタリが出るような釣り場と時間を選んで行くことか。

 港や、河川でも護岸された場所で高潮時とかは延べ竿じゃ届かない。贅沢に釣り船でというのもありといえばありだけど、手軽に行くならちょい投げ一択。
 仕掛けも横に引っ張ってくるのであまり絡まないし、ナス型オモリにハリス直結でも結構やれる。絡み防止にハゼ用の小さい天秤を使ってもいい。仕掛けはそのあたり単純で良い。

 ただ、ちょい投げの場合、魚が食っているのが見えるわけじゃないので、勝手に掛かってくれるか、明確なブルブルと手元にくる走るアタリがあって、長いラインを通してのアワセが決まるぐらいはハゼが餌を口にいれてくれていないと苦戦する。
 実は近所ポイント初挑戦時には、冷凍エビ餌ちょい投げで大苦戦。あちこち自転車で走り回ってやっと1匹という有様だった。アタリはたまにあるんだけど掛かるぐらい咥えていてくれなかったのである。 

 その手の苦戦は割とありがちで、見釣りのできる浅い釣り場なら、餌が口に入ったタイミングを見ながら早いアワセで掛けてしまう手もあるし、流れのある浅い場所なら軽いシモリ浮子仕掛けを使えばアタれば高確率で掛けられるので、渋い中でも何とかするんだけど、ちょい投げは「アタるけど掛からないんだよね~」というありがちな渋さで苦戦しちゃうのである。
 そういう時ちょい投げならどうするの?
 最近あんまりやってないんで参考になるかどうかだけど、とにかく、アタリの出るところはハゼが集まってたりするのでそういう場所を足も使って探す。あとは釣り場毎に潮時だったりまずめだったり、釣れる時合いはあると思うのでそれを待つ。ぐらいだろうか?まずは情報収集段階でちょい投げで釣れる釣り場かどうかの判断が一番重要か。そこで勝負ありだったりして。

 今年は体調が秋のシーバスシーズンまでに復調できる気配が見えてこないので、秋シーズンはご近所でヘラ釣りとハゼ釣りの2本立ての予定である。ハゼ釣りも秋が深まると、浅場から深めの澪筋あたりにポイントが変わっていくようなので、そいつら追っかけるならちょい投げにも取り組まねばなるまいと思っているところ。


 ハゼ釣りはおかず分釣るぐらいなら比較的簡単で、良い時期に良い釣り場に行けば誰でも釣れる楽しい釣りであり、初心者にも超お勧めの釣りである。食っても美味いし良い獲物である。

 それでも、ちょっと外すと釣れなかったりという「釣り」の難しさは全くこの釣りも同じで、簡単な釣りだと思っていたのが、多少渋いときでも安定して釣りたいとか、沢山釣りたいとか思い始めると、とことん突っ込んでいける難しさも孕んでいる。たかだか数年やっただけで、これだけ蘊蓄書けるぐらいにはいろんなことを考えなければならなくなる。
 
 今回、3つの場面に分けて釣り方について書いてみたけど、結局、ハゼ釣りってポイント違えば釣り方違ってきて、その釣り場用の釣り方を考えるしかないような気もしているところ。
 東京湾界隈だと、マハゼってものすごい数がいて、魚がいないということはあまりない。その中でいかに上手に楽しく釣っていくのか、いくらでも工夫のしがいのある釣りなのでみんなで楽しめればいいなと思っている。
 そのための参考にしてもらえればとてもうれしい。  

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