2017年2月19日日曜日

へら学ことはじめ

 「サクラが咲いたらオレ、へら釣り始めるんだ」などと、死亡フラグ臭い台詞を吐いている今日この頃、皆様お加減いかがでしょうか。
 私、リハビリの方は3歩進んで2歩下がるというか三寒四温というか、まあ悪くはなってないからいいか、という感じの進み具合。あせっても仕方ないと自分に言い聞かせる日々。

 春のシーバス釣りは楽しくて、リハビリの励みにはなっているんだけど、2月3月は近所ポイントを攻めるとして、4月5月がここ数年、港湾部の立ち入り禁止の強化で釣り場が激減してちょっと苦戦している。この傾向は東京オリンピックを控えてることとかテロ対策とかでこれからも進む方向だろうから気が重い。
 事故とか起こった場合の管理責任とかもあるだろうから、立ち入り禁止にしてしまえば管理は楽なんだろうけど、事故なんて滅多に起こらない上に、釣り人でも人がいる限り、本来人気のない暗い港湾部での密輸やら傷害やらの事件が起こりにくくなるという、放っておけばタダで巡回警備員が雇えている状態なのに馬鹿臭いことやってるなと正直思っている。

 河川はまだ港湾部ほどうるさくないので4月5月も河川を中心にシーバスは狙っていくけど、河川は潮の効きが釣果に直結するので、いつでも条件がそろうわけじゃない。

 ということで、この時期のシーバスの裏作として何か面白い釣りはないかと探っていた。オイカワ釣りはそこそこ楽しくて割と安パイなんだけど、もうちょっと新鮮味のある釣りものも開拓したい。

 これまで、いろんな釣りをやってきたけど手が出せていない釣りに、アユの友釣り、本格的な磯釣り、チヌ釣り、ヘラブナ釣りなどがある。これらは、高度に技術が体系化されていてトーナメントとかも行われる、ちょっと敷居が高いと感じる釣りである。素人がひょいと手持ちの道具で、というのは難しい。アユもグレもチヌもヘラも釣ったこと自体はあるのだけど、専門的に狙うとなると道具への投資からしてちょっと覚悟がいる。

 ところが、ここ数年、故郷のF師匠がライギョ釣りに行った池でヘラ釣りの人に竿を握らせてもらったところから、ズボッとはまってヘラに夢中になっている。ずいぶん面白いようで、これはそろそろ私もヘラ釣り始める時期なのかなと思い、そもそも近くでヘラ釣りできるところがないか調べてみた。
 一カ所テナガポイントの近くの河川敷に人工の池があってヘラ釣りのオッサン達がパラソルさして釣っているのは知っていたが、調べると他にも自転車で行ける範囲に公園の中の半自然の砂利採取跡池を使った管理釣り場があることが判明。
 偵察に行ったところ、クソ寒い中桟橋にオッサン達が並んで座って釣っていた。事務所には「例会」の告知とか貼ってあって本格的な感じ。
 とりあえずこの管理釣り場でヘラ釣りを始めて、F師匠の通信教育とあわせて、隣の人の釣り見て我が釣り直せで行こうかと思う。
 当日は寒くて全く釣れてなくて、暇そうにトイレ休憩にきた釣り人をつかまえて、竿とかどんな長さが必要かと聞いてみたら、春なら9尺とか10尺の短いのでできるけど、冬は沖目の底を釣るので18尺とか20尺とかを使うよとのこと。とりあえず春浅い棚で釣れる時期に始めるとして、10尺をまず買ってみようと思う。

 ということで、F師匠お勧めの入門書「ヘラブナ釣り入門」でお勉強を始めたところ。
 なにはさておき道具そろえるのがまず楽しいよね、ということでヘラ釣り独特の「竿掛け」あたりは既に専門店に発注した。
 ヘラ釣りと一口でいっても、中層を釣るか底を釣るか、餌は何を使うかとかで、いろんな釣り方があるようだ。
 とはいえ、始めたばかりの素人が様々な釣り方の技術を使い分けることなどできるわけがないので、まあおいおい憶えていくにして、まずは「ヘラ釣り」といったときに真っ先に連想する、2本バリの上針に寄せ餌であるバラケ餌を、下針に食わせ餌であるグルテン餌を使って、魚を寄せて中層を釣る「宙づり」から始めてみたい。
 ヘラ釣りは、浮きの微妙な動きで餌の状態と魚の状態を探りながら釣る釣りのようなので、浮きはちょっと良いのを選ぶ必要がありそうでF師匠おすすめの三千円ぐらいの中級グレードのを何本か買おうと思う。
 浮きであたりをとるのはもちろん、餌の状態、バラケ餌がだんだん減って浮きが微妙に上がってくる様子だとかまでみるようなので、ちょっと慣れるまで難しいかも知れない。
 餌も、バラけるスピードやらハリ持ちの良さやらを、各種餌の配分やら捏ね方、付け方で魚の活性や棚などの状況に合わせるとか、いろいろ考えなければならないようだ。
 左手で餌付けして、テンポ良く振り込むとか、ぬれタオルで手を拭いて餌を扱うとか、効率的に釣っていくための手練も必要だし、必要な道具を自転車で運んで釣り場で整理良く使いやすく展開するための運搬収納方法とか、いろいろ試してこれまた工夫せねばである。

 まあ、最近はネットで映像も見られるし、ぶっちゃけ管理釣り場なら隣の人にあれこれ聞くというのもありだろう。もちろんF師匠の通信教育も頼りにしているところ。
 どうしても上手くいかないようなら魚のいっぱいいるらしい釣り堀も電車でちょっと行くとあるのでそこで修行しても良いだろう。

 結局釣りはどんな釣りでも実際に釣ってみて、課題を持ち帰って考えて、また実釣で試してという試行錯誤の繰り返しだと思うので、とにかくサクラが咲く頃突撃してみようと思う。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    ヘラ釣りを始められますか!
    あの釣りはハマりすぎに要注意です(笑)

    私も関東にいたころに学生釣り連盟の大会をきっかけにはまった時期があり、和光市からダイワ本社の近くの管理池まで自転車に乗って出かけてました。
    暖期の上中層専門のインチキ釣り師でしたけど、ウキの動き一つで水中を想像するのは本当にワクワクして、今でも鮮明に思い出すことができますよ。

    まあ私の場合は正統なヘラ釣りではなく、バラケをマキエ、麩をサシエのオキアミと見立てて同調を想像したり、ウキはともかく仕掛けはかなり変なものを使ったりして独自の世界で楽しんでましたが。

    書いているうちに久しぶりにやってみたくなってきたけど、こちらだと野釣りになるので「竿1本と仕掛けと餌だけ積んで気軽に」というわけにはいかないのが辛いところ・・・。

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  2. 風雲児さん おはようございます

     ヘラ釣りもやっておられたんですね。ホントにいろんな釣りをやってますね。

     私も正統なヘラ釣り師にはなれそうにない性格なので、独自路線でやってみようかと作戦練っているところです。
     今週末ぐらいに所信表明演説ぶちかます予定です。

     道具はだいたいそろって早く行ってみたいのですが、私も寒い時期の渋い釣りをする気はあんまりないのと、1日釣りする体力を回復せねば、で春が待ち遠しくなってきてます。

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