地上波のテレビはあまりみない方だと思う。
みるのは録画して視聴している深夜のアニメとNHKの「ダーウィンが来た!」とかの動物番組ぐらいで、後はボクシングとかの格闘技の中継。金曜のボクシングは面白かった!
格闘技は一時期ブームで大晦日には「PRIDE」と「K-1」両団体が興行をうってTV放送していたくらいだったが、K-1は身売り、PRIDEは解散という栄枯盛衰を味わった。しかしながら、昨年末久しぶりに大晦日に格闘技番組がやってたのからも分かるようにチョット日本での格闘技人気が戻ってきているようだ。
世界的にはアメリカのUFCという団体が人気で、MMA(ミクスドマーシャルアーツ、いわゆる総合格闘技)のメジャーリーグみたいな大舞台になっている。
日本でも総合格闘技の団体は「修斗」とか「パンクラス」とかいくつか生き残っていて、最近キックボクシング系の「K-1」も「新生K-1」ということで定期的に興行をうっている。
地上波ではやっていないので、どっかで見ることができないかと探してはいたんだけど、WOWWOWとかケーブルテレビとかは契約がめんどくせえので手が出ないでいた。
それが、ネットで無料放送の「abemaTV」というのができて、そこの格闘チャンネルに、日本の格闘技団体の興行はもちろん、UFCもちょこちょこ、UFCの次ぐらいに大きなアメリカの総合格闘技の団体の「ベラトール」については、これから全シリーズ放送予定ということで、なかなかに充実している。チャンネルは他にもアニメチャンネルとかもあって充実していて、しばらく無料で楽しんでいたのだが、これを録画する方法が画面を無料ソフトで連続画像保存するとかなんとか面倒そうなのでどうにかならんのかと思っていたら、月千円弱で過去放送分を好きなように見られるというサービスがあるのに気がついた。たぶん無料放送は餌でこちらに誘導しようとしているのだろう。
まんまと餌に食いついてしまった。手続きもネットでコチョコチョッとすぐ済んだ。
一気に沢山見たらチョット飽きてしまったが、まあ面白い。もともと総合格闘技とかは流血している相手のうえに馬乗りになって殴りまくるとか、絵的に地上波でやるには陰惨な部分があったので、好き者が金を払ってひっそりとみるこういった形がふさわしいのかもしれない。
今日、音楽にしろ本にしろ芸術はネットでも手に入るので、ネットの前のオタクが現代の芸術のパトロンだと感じていたが、戦士の戦いをコロッセオで観戦していた王侯貴族のような楽しみもネットの前のオタクには提供されているのである。
労働力として搾取され、種々監視されている奴隷のような面もある我々だが、王侯貴族の楽しみを享受しているのもまた真実のように思う。
戦士たちよ我を満足させてくれたまえ。
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