昨日の「重力波初観測」のニュースも、いよいよ二瓶先生のSFマンガの「重力子放射線射出装置」とかの実現も遠くないのかと、わけわからんなりに興奮させられたが、今日の英国高級紙「インディペンデント」が紙版を廃止してデジタル版のみに移行というニュースには新聞という一般相対性理論よりはずいぶん身近な事柄についての話でもあり大いにビックリした。
ビックリしたけど、つい先日もたまたまパソコン買い換えの時期が重なったケン一と電話したときに、マ○クロソフト様の悪口で盛り上がりつつも、デジタル化の流れの中で紙の新聞ってもう消える運命やナとか話していたので予想はしていた。でも現実に起こるとそれでも新聞を毎朝読むというのが一般家庭の朝の普通の光景だった昭和の男としては衝撃を受けた。
ケン一も指摘していたが、口コミを除いた情報源として、今時一番早いのはネットで次にテレビ、新聞のニュースはいつも「昨日のニュース」に成り下がっている。
でも、情報源としての価値というなら既にテレビの時代から薄れていて、開高先生のエッセイ読みなおしてたら、そういう状況で新聞を読む価値は漫画とコラムにどれだけ独自性があるかにつきると書いていた。
あの手の4コマ漫画で最近面白いと思ったのは、バイオロギング学会の会報の「秘密探偵ヨシキリオ」ぐらいだな。面白い漫画も載ってないから新聞読んでねえってことか。しりあがり寿先生の4コマはちょっと読みたいけど、そのために朝日の夕刊とらんよね。
新聞、正直5年は読んだ記憶が無い。世間一般のニュースには興味がない方だし、ネットニュースで項目だけ読んで「今こんなことが問題になってるんだな」と思うぐらい。
科学生物関係のニュースはそういうの得意なサイトをチェックしている。「カラパイア」というサイトが英語記事の生物ネタとか翻訳して紹介してくれていて記事のチョイスのセンスも好みなので良く暇つぶしに見てる。後たまに新書とかは読む。
100年前の天才が紙と鉛筆で作り上げた相対性理論は正しいらしいことが、莫大な予算を突っ込んだ実験施設で既に証明されつつあり、GPSなんて一般相対性理論無しでは運用できないような技術も一般化している。
ニュースはデジタルでポケットの端末にまで速報され、北朝鮮が衛星軌道にモノぶち込めるぐらいのロケットだかミサイルだかを開発している。
ものすごく未来に我々は来たとやっぱり思わずにいられない。
その未来は、ロボットが人間の代わりに働いてくれるバラ色のものではなく、便利な機械に人間がこき使われているようなディストピア的な要素も色濃い。
コピー機なんか無かった時代には、会議のたびに森が減るかというほどの資料など作らずすましていたはずだ。パワポなんかあるから「一目で分かりやすい資料を」とか、どだい無理な要求にもなんか応えた感じのブツをでっち上げねばならない。
先日の、ケン一との会話でも、新しいパソコン導入についてまわる面倒くささに、いい加減うんざりして頭にきて、二人して情報関連産業に殴り込みをかけようかという話にまでなった。
その時の秘密のビジネスアイデアをここに公開しておく。我々の持つ資本、人脈、技術力では実現不可能だが、誰か志を継いでくれるのならうれしい。
ウインドウズには企業向け一括購入を対象としたウインドウズ「プロ」という商品がある。ならば、我々情報機器関連にうとい、買い換えの時のメールの設定やらで立ち往生してしまうようなオッサン達にはウインドウズ「アマ」こそが必要とされているのではないだろうか。
ウインドウズ「アマ」のスペックは基本ウインドウズ95ぐらいの簡単な機能で余計な機能は一切廃止。ネット閲覧できてメールが使えて、ワープロ、表計算、写真や映像編集などのソフトが使える。それ以上何がいるというのか?
単純にした分、設定も簡単、イラン機能が無いのでその分セキュリティーのパッチ作業とかも減少、そして説明文は漢字多用で日本語の出来る翻訳者に書かせる。
商品名も「素人の窓」あたりで良いかもしれない。
そして大事なのは、この企画をマ○クロソフトジャパン様に持って行くときに、値段設定を普通のウインドウズ10より割高に設定することである。
流石に自社製品を否定しそのシェアを食いそうな企画は許容しがたいだろうが、「でもお高くしてますから御社の既存製品の足は引っ張りませんよ」とかなんとかだまくらかす。
オレなら絶対価格一割増しで低機能でも「素人の窓」を買う。絶対買う。
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