2015年4月25日土曜日
薄塩味のルアーの楽しみ方列伝攻略法カタログ 序章
「井上博司のブラックバス攻略法」とか「ブラックバス釣りの楽しみ方」の昔から地球丸の「バスルアーカタログ」、Dab氏のサイトの書籍版「B級ルアー列伝」あたりまで、ルアーの紹介が沢山載っている本って大好きである。
少年の日にワクワクして読んだし、オッサンになってもやっぱり胸ときめく。
先週、ニールズマスターネタを書いて、書いてて楽しかった。いろんな思いが胸に去来したしインビンシブルにあらたな愛も芽生えたように思う。
そして、いろいろと「蔵」を探っていたときに気付いたのだが、我が家の蔵には結構レアなお宝が眠っている。それはまあ、あんまり人気とか価値のあるルアーではないのかもだが、「B級ルアー列伝」あたりから、そういうちょっと本流から外れたルアーについても結構好きで注目している人がいて、それなりにB級ルアー紹介にも需要があるんじゃないかと感じている。
ということで、まあ人様の企画のパクリっちゃパクリなんだが、そこはそれナマジならではの、ちょっとあんまり語られることのない塩水系のマイナールアーなんぞを多めにして独自色出していきたい。
単なる模倣は「パクリ」だが、本家にリスペクトを持って自分の表現に取り入れる場合それは「オマージュ」というらしいということを免罪符に、しばらく「蔵からひとつまみ」という感じで他に書くことあったら休み休みの不定期でぐらいでと、ゆるい感じでやってみたい。
レアもので気に入ったルアーとか、デカイの釣ったときの記念のルアーとかは、写真の両開きのプラノのボックスに入れている。この中のルアー中心にやっていこうと考えている。
B級ルアーやマイナールアーもちょっと注目浴びつつあるといっても、それはバスルアー、トラウトルアー中心で、おそらくソルトウォーターの古いルアーの情報とかあんまり需要はないのかもしれないが、それでも書く。なぜなら書きたいからである。
一発目は、「序章」ということで、ジャブっぽくB級ルアーでは割とメジャーなエスコ社「ボナー」を取り上げたい。このあたりならまだ知ってる人も多いだろうし、読んでくれる人はいるだろう。
科学的に解明した魚が水を動かす動きがどうちゃらとかいう「ごたく」だったようだが、まあ、およそ釣れそうにないルアーで釣具屋でもいつまでも売れ残っていたのだが、なにをトチ狂ったのか貧乏学生のナマジ君は買ってしまった。パッケージの値札シールには1200円とある。1200円もあればもっと別のルアー買えただろうと思わなくもない。結果パッケージも開けずに残ってるわけだが、これで魚釣ったことある人ってどれぐらいいるのだろうか。
でもまあ、人のルアーに掛ける飽くなき探求心と、消えていったものの持つ哀切とか味わい深いルアーである。
結局、実験室や会議室の科学的な理論なんてのは、経験則や天才の思いつきとかにはなかなか勝てないのではないかと思うところだ。
なにげにフィンランド製で、ラパラ、ニールズマスターと出身地は同じ。フィンランド人はいろんなルアー作りおる。
もいっちょ、科学的に解明した的な「ごたく」で大ゴケしたルアーとしてフレンジーミノーをついでに紹介しておく。
既に日本では「リアルミノー」が登場した90年代くらいの登場で、登場時点でもうそのナチュラルプリントが古くさかった。ので全然売れなかったと思う。
今見ると、不気味なプリント模様がオリジナリティーあって悪くないように思うのは気のせいだろうか。
メーカーは分解性素材のワームのガルプシリーズで大当たりをかましたバークレイである。
オッサン世代にはラインのトライリーンが懐かしい。
まあ、このあたりが後から思えば充分メジャーだったと振り返られるぐらいにマイナーなところを狙っていきたい。
ご用とお急ぎでない方はごゆるりと楽しんで行ってください。
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