2015年4月19日日曜日
無敵艦隊
今自分の中で北欧フィンランドのニールズマスターというルアーメーカーがブームである。
JOSさんに連れられて行った、とある「古釣り具カフェ」でニールズマスター社のビッジーを初めて実物見て、さらに店内の水槽でスイムテストもして、何というかゲンゴロウのようなと言うかコチのようなというか、平べったいボディーの魅力にやられて思わず買ってしまった。
コレクション用として使わないものを買うのは止めておこうと心に誓っているのだが、禁を破ってしまった。良くあることだが。
写真一番上がそいつである。この愛嬌あるルアーの魅力がとても私の写真では伝えられないことが残念である。
一番下のは高校生のころ買った同社スペアヘッド。適度に重量があって、槍(スピアー)の頭の名のもとだと思われる鰓の部分の張り出しが飛行姿勢安定に貢献しているのか、小粒な割に良く飛んでくれた記憶があるが、ニールズマスターのルアーって田舎じゃあんまり売って無くて正直思い切ってキャストできないお宝ルアーだった。
真ん中のは謎の太いミノー、数年前に中古屋でこんなんあったんだ、と購入してしまったモノだが名前が出てこない。どなたか知ってたら教えて下さい。
でもまあ、ニールズマスターとくればインビンシブルである。ラパラの影に隠れがちだが、厚めで綺麗な塗装とナマズっぽいまるい頭部などラパラとはまた違う北欧ルアーの名作である。
塗装のパターンとかアメリカモノともまた違って味わい深い。北欧のカラーパターンセンスはオーストラリアのバラムンディ用ミノーにチョットばかしポップになって引き継がれているように感じるのは私だけだろうか。
ニールズマスターブームが自分の中に来て、なんぼか買い足して12センチぐらいをシーバスに導入しようかと思って、メガネを作りに横浜行ったついでにSスイに寄ったが、今正規代理店が日本にないようで、12センチ売って無かった。20センチとかがあったが流石に使い道がない。Sスイでは一時期インビンシブルを「北欧のルドラ」とかキャッチーなポップを付けて推していたが、あんまり流行ったようには見受けられない。
インビンシブル自体は、ラパラの向こうをはるぐらいのミノーなので普通に優秀で、釣る能力は高いはずである。メーカーも「無敵」という意味のインビンシブルをその名に付けた気合いの入り方。でも今時のジャパニーズミノーを見慣れた釣り人には、この美麗な塗装も、しっかりした動きの機能も、お好みではなかったのかもしれない。
店員さんとしては「使って魚釣ってもらえば実力は納得いただけるだろう」との思いがあったのだろうが、今時の釣り人の魚釣る能力ってたいしたことなくて、インビンで魚釣るところまでいける使い手って案外いなかったのかもしれない。
と言う自分も、実はこいつでも魚釣ってなくて、これまた引っかけたら困る系ルアーだった。上が学生時代の生き残りで8センチ、下が最近中古屋で買った5センチ。
中古市場とかで12センチで良い色あったら買ってシーバス釣ってみたいところ。
そしてこれがまた、謎なミノーで、フィンランディアだと思うのだが、一番下の顎にキールがあるのが一番最近のモデル。一番上のラパラフローティングみたいなのも実は20年以上前にフィンランディアの名前で売られていたモノ。
これら2種の間ぐらいに売られていたと思われる2番目のモノもフィンランディアだと思っていたのだが、なんか違う名前があるような不確定情報がある。
これまた、分かる人がいれば教えて欲しいところだ。
北欧ものって、ABUとラパラがメジャーでかつアメリカのバスルアーのような人気はないのが実情だけど、イケアとかの家具やらボルボやらの車でみても北欧デザインの優秀さってやっぱりあるように思っていて、ひそかにタラ釣り用とかで作られてた、メタルジグなんかのソルブローケンとかスティングシルダーとか、海のルアー長い人間は、渋くて格好いいルアーだったよなと想い出すのである。
北欧、白夜の中でタラ釣りとか、フィヨルドの川に遡上するタイセイヨウサケとか、湖沼のパイクとか、いっぺん行ってみたいものだ。
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一昨年、札幌のタックルベリーに新品のインビンシブルがたくさん並んでました。
返信削除コータックのスプーンも大量に出ていたのでコータックが代理店をやっていたのかもしれません。
東京湾でシーバス釣ってやろうと手に入れた12cmのジョイントのインビンシブルをまだ持っていたはず。
釣り具部屋から見つかればGWのお土産にどうぞ。
虎ファンさん こんばんは
返信削除正解!最後の正規代理店はコータックだったようです。フィンランディアの3センチぐらいの管理釣り場バージョンとか日本向けの製品もあったように記憶してます。
しかし、コータックつぶれたと知ったときはショックでした。渓流で使ってたスプーンのコンデックスとかいつでもどこでも手に入ると思っていたのですが。
まあ中古探せばまだ買えるのかもしれないですが。
インビンシブル、シーバス用のミノーとしては弾数確保が難しいのでメインとはしないですが、使ってみたいルアーに自分の中でなっています。8センチはまだネット上で売っているのを見つけたのでいくつかポチりました。
「このルアーで釣ってみたい」なんていうのもルアーの釣りの楽しみ方としては健全なのかなと、物欲に負けた言い訳を自分にしているところです。
今ネットで調べてたら、どうもフィンランディアの写真の真ん中にあるのは、スタルワートという名前のルアーようです。
返信削除ビッジーとスペアヘッドの真ん中のは、ニールズマスターのルアーとしては他にハーカーという名前が出てくるのでそれかなと思いますが、写真が出てきません。まあ、そのうちどこかで知ることになるでしょう。
やっぱりそうでしたか。
返信削除札幌では見たことないぐらい大量のインビンシブルとスプーンが並んでました。
コータック倒産の話を聞いた後だったので流れたんだなあと思っていました。
昔はラパラ並みの紙のボックスにプラスティックの蓋がついていましたが、並んでいたのは安モンくさいパッケージでした。
コンデックスのいい塩梅のサイズがなく、でかいサケ用と思われるようなのがたくさん並んでいましたが、私は然別湖でミヤベイワナの反応が良かったスプーンをいくつか仕入れました。
小さいサイズのインビンシブルもいくつか持っていますが、発掘できるかどうか。
参考になる本もありますが、発掘できるかどうか(笑)
最近、釣り具部屋の整理が悪くてどうもいけません。
GWに発掘しますか?(笑)
物欲に連敗中で、今日は仕事帰りに閉店間際の渋谷Sスイに滑り込んで、売れ残ってた15センチの「北欧のルドラ」ゲットしてきました。
返信削除黄色緑オレンジと良い塩梅に派手派手な売れ残りカラーでやっぱり豪州でバラムンディ釣るのが似合いそうなルックスしてます。
ウチの釣り具部屋も、釣り具はまだ何とかなるのですが、本がどうしようもなくなってます。「井上博司のブラックバス攻略法」とか「B級ルアー列伝」とかニールズマスターネタがあったはずなので読みたいのですが、発掘あきらめてます。