2019年7月6日土曜日

大森がいっぱい

 走りだしたら止まらない。ブレーキの壊れたバカがスピニング熱を発症するとどうなるか、克明に記録しておきたい。
 猛毒のヘビに噛まれて死ぬまでの様子を自ら克明に記録したカール・P・シュミット博士の前例に倣って、この病気の治療法の確立のための献体となる所存である。このような治療不能な理不尽な病で苦しむのは私を最後にして欲しいと切に願うナマジであった。

 一旦小康状態となり寛解するかに見えたスピニング熱が、大森製作所「ポスカ1」216円(税込み)をきっかけにまた急性大森症という形で再発してしまい、慢性的PENN症候群も悪化したことは既に皆様にご報告したとおりである。
 ここまで再発から「ポスカ1」「マイクロセブンC1」、シェイクスピア「アルファ2260-030」、PENN「720」を購入したことを報告しているところだが、その後報告中にも症状は悪化するばかりで現在までにシェイクスピア「シグマプレジデント2440-040」、大森製作所(以下同)「マイクロセブンNo.1」「タックルオートSS」「マイコンSS」「プロフィットSS」と5台も買ってしまっている。
 賢明な読者諸氏におかれては既におわかりだと思うが、シグマプレジデントも大森製であり、これは急性大森症が劇症化しているとみて良いだろう。
 苦しい、辛い、病気が憎い!なんでアタイがこんな苦しい目にあわなきゃならないの?

<症例1>シェイクスピア「シグマプレジデント2440-040」

 「ポスカ1」を買ったら、その前身である「マイクロセブンC1」が欲しくなり買ってしまったことは既にご報告のとおりだけど、「マイクロセブンC1」が大森ダイヤモンドの一つの到達点と思えるぐらいに良くできた設計で実際に使いたくなった。けど、大森の「No.1」の大きさは普段使ってる7フィートの竿にはやや小さい気がする。No.2サイズの出物があれば安けりゃ買うのにな。と思ってた矢先に検索条件保存で見張ってた「シェイクスピア」に「シグマプレジデント2440-040」がポンッと出品された。
 どう見ても「マイクロセブンC2」の輸出仕様である。開始価格も2800円と安い。
 実は大森製作所のNo.2の大きさって人気がない。SSサイズが人気で、何にでも使えるNo.1サイズぐらいまでは弾数多くて、逆にNo.4以上になるとぶっ込み系の釣りにはリアドラグのマイコンとか需要があるのかまた弾数増える。っていうか、古いスピニングに共通だけどマス釣りに使うような小型機種は人気で値段も付くのでネットオークションにかかることも多く弾数多く、金さえ出せば手に入ることが多いけど、2号200m巻くぐらいのシーバスとかに使う大きさは値段付かないので出品多くなく出たら買いで損はない。


 今回も開始価格のまま入札ワシだけで無事確保。届いたら大森製じゃなかったという過ちはさすがに2度も繰り返すことなく、間違いなく大森製作所謹製なのは、交互に左右のネジ山を切ったねじ込み式ハンドルと、ラインローラーの樹脂製スリーブだけで充分証明できるだろう。面白いのはハンドルノブで国内版が木製のT字型なのに対してシグマプレジデントは大森小型機種ではお馴染みの3角形のパドル型になっている。米国ブランドのスピニングでもPENNとか握り込みやすさ重視なのかT字型(トーピード型含む)が多いけどシェイクスピア社としては、樹脂製ならともかく重い木製は邪魔でしかないと判断して軽さを重視したということか。
 ダイワの超長寿スピニング米国ダイワ版「トーナメントSS」も兄弟機の「ウィスカーSSトーナメント」が木製ハンドルノブなのに対して単純な樹脂製I字型だった。彼の国の釣り人の好みと我が国の釣り人の好みの違いの差でもあるんだろう。
 ワシャ違いがわからン男なので、性能的にはどっちでもかまわんけど米国仕様の方が余計な贅沢さが省かれてる気がして好みかな。シーバス釣るぐらいの大きさのリールだとあんまりハンドルノブ握り込まないしな。つまんどきゃ充分。
 というわけで、いっちょ使ってみるかと思うんだけど、使うならワシ替えスプールが欲しい。でも大森ダイヤモンドのNo.2サイズはさっき書いたとおり弾数少なく、とくにスプールが共用できる樹脂製でワンタッチスプールじゃないのとなると、国内名でいうところのマイクロセブンC2とキャリアーNo.2(キャリアーⅡもひょっとしていけるか?)しかなく、おいそれとは手に入らない。
 でもワシ解決方法知ってるもんね。金属製の例えばタックルオートのスプールを樹脂製のキャリアーに填めると高さが低くてドラグ締めてもスカスカになる、っていうことはスプールの乗っかってる座面にワッシャーでも噛まして高さを加えてやれば使えるんである。多分。
 しかもなぜか大森No.2の大きさの金属製のとスプールの互換性があるフルーガー「メダリスト1626Z」が我が家の蔵には部品破損やら抱えて使えない状態で転がっている。これのスプールを有効活用する方向でいってみよう。
 ついでにいい加減な処理で済ませていた穴が浅くて3階建てにならないドラグを、CDのポリカーボネイト樹脂板で、1枚軸に固定して回らないワッシャーを作ったうえで、ドラグパッドを1枚は純正のもののまま、他をテフロン仕上げガラス繊維製の薄いシートで作成1枚は純正のと交替、一枚追加で3階建てに仕立てあげて無事浅い穴に収納。ドラグの効きも問題なさそう。

 座面に金属とテフロンのワッシャーで2ミリ弱ほど嵩上げしたところちょうど良い具合になってドラグも問題なく作動している。スプール裏の音出しが座面のギザギザから遠ざかってしまったのでドラグ作動中のクリック音が出なくなってるけど、これはまた暇ができたらCDのポリカーボネイト樹脂板を加工して作ることにしよう。
 よっしゃできた。とラインを巻き始めて問題が発覚。メダリストのスプールのスカート部分が短くてスプールが一番上に来たときにロータとの隙間が空いてしまうというミニスカパンチラ状態。”スピーチとスカートは短い方が良い”って今のご時世”社会正義の戦士”様にセクハラだの女性蔑視だの怒られそうなことが昔はよく言われてたものだけど、女性のスカートが短い方が良いということについては言論の自由を尊重する立場からあえてここに賛同の意を表しておきたい。が、スピニングリールのスカートが短いのは砂浜遠投用のリールじゃ珍しくないっちゃそのとおりなんだけど、投げる回数多いルアー用のスピニングだとライン巻き込みそうだし水とか砂とか入ってきそうであんまり塩梅良くない。
 ではとタックル5No.2のスプールを見てみるとスカートわりと長めの真面目な女学生という感じなのでこれで試してみると、こっちはドラグノブがキッチリ填まらずスプール上面を押さえてしまいドラグが効き始めるとドラグがどんどん締まっていく。ドラグノブごと交換すると上手くいくが正直イマイチ。メダリストのスプールはどうせ余ってるからワッシャーとかスプールに接着していちいちスプール交換時に現場でチマチマ填めなくて良くしようと思ってたけど、タックル5はまだ直す気があるので、接着しちゃうのはどうもな、となるとドラグノブとワッシャー類持ち歩かなければならず面倒くせぇということで、まあ予備のスプールがなければ釣りにならんわけじゃなし、しばらくは予備スプールなしで妙案が浮かぶかマイクロセブンC2かキャリアーNo.2の出物があるかを気長に待つとしよう。なに、急ぐ旅じゃないサ。
 こういうときに中古リールを蒐集目的じゃなくて実釣機として購入するなら、やっぱりPENNのような今でもスペアスプール含め部品が売ってる機種か、弾数多くて中古で予備が手に入りやすい人気機種を選ぶべきで”隠れた名品”は実用的じゃないなと思わされるところである。マイクロセブンCシリーズは人気はそんなにないけど実力は間違いないと思う、思うんだけど実釣で使うとなると、弾数比較的多い一番小さいCSを狙うのがまだ実用的なのかなと思ったところである。

 なんでマス釣りでは古いリールはそれなりに人気あるのに、シーバス釣りでは古リール愛用者は少ないのか?遠投とか巻き感度とかまったく重視してない人間からすれば不思議な気がする。マス釣るンでもシーバス釣るんでも魚釣りなんて基本一緒で最新鋭の道具の利点もあれば古い道具の勝る点もあって、好みとかも言い始めたらどっちゃ使おうがお好きなようにっていう世界のハズである。
 今時の釣り人からすれば、私のような型遅れの道具を愛用している人間は「最新式の道具を使えばもっと釣れるのに」と思われているのかも知れない。でも賭けても良いけど、明確な意図があってなら別だろうけど”新製品が出たから”程度の理由で道具変えたぐらいでは釣果は伸びない。使っていれば慣れて使いこなせるようになるとしても短期的には道具を替えると感覚が違ってしまうので釣果はむしろ落ちる。嘘だと思ったら私の釣行の過去記録を見て欲しい。近所のシーバス釣りで6.5フィートのフェンウィック社ランカーギアXからもうチョイ長め7フィートで無茶がきくアグリースティックライトに竿を換えたときも、長さでためる分魚に突っ込まれて根に持ってかれて何匹かリーダー切られている。そういう竿だと慣れて対処できるようになるのにしばらくかかった。
 40年前の道具からたいして進化していない程度の”最新”の道具に換えるぐらいなら、今の道具のままで良い。釣り場にゃ一番手に馴染んだものを持ってきたいんでね。
 って思いながらも最近はいろんなリール試してたりして、そういう道具を楽しむ喜びが最新の機種を使いこなす行為にも当然あるんだろうなとは理解できるけど”シーバス釣りでは最新鋭の道具を使いこなすモノ”っていう釣具屋サイドが仕掛けてくる洗脳的宣伝にあんまり簡単に騙されてんなよ、と思うので天邪鬼の務めとして、そうじゃなくても好きにやって良いんだよということをしつこく書くのである。 

<症例2>大森製作所ダイヤモンド「マイクロセブンNo.1」

 劇症型の大森症を発症すると禁断症状が激しく出る。既に手元に売るほどの大森スピニングがあったとしても「もっと、もっと~大森なら何だっていいからもっと欲しい~!」と全く止められなくなる。痛ましいかぎりである。
 さらに症状が進むと「コメットとかキャリアーSSとか大森の人気機種が欲しぃ~、最低でもインスプールのプロラインかマイクロセブンの程度の良いのが欲しい~」などとうなされるようになり高額な治療費が必要になるのだが、私の場合まだそこまで病状が進行しているわけではないので対処療法的に安ダイヤでも動作不良のジャンク機でもかまわないのでとにかく買うことを治療方針とした。
 おあつらえむきにネットオークションに即決3台3千円のジャンク大森が出ていたのでためらわず流れる水のごとく即決。その3台が「マイクロセブンNo.1」「タックルオートSS」「マイコンSS」の3台で、いずれもジャンクというに相応しい未整備の状態だったけど、まずはその中では一番マシな「マイクロセブンNo.1」から分解清掃、整備に取りかかった。リールの分解清掃、整備は大森症に限らずスピニングリール熱には実釣に次いで効果的な治療法である。
 マイクロセブンと名の付くリールは大森製作所からいくつも出ているけど、コイツはアウトスプールで金属製の初期の頃のモノ。
 ワシがアウトスプールのリールに慣れていて手でベールを起こす釣り人に超お薦めする「タックル5」はコイツの普及版という位置づけなんだと思う。
 とはいえマイクロセブン(金属アウトスプール版)が豪奢なリールかというと、そんなことはなくてあくまでも大森のリールは実用機である。タックル5との違いといえばワンタッチスプールの採用と、ハンドル軸にも1個ボールベアリング追加で2ボールベアリング。ハンドルの後ろにハンドルノブの重みと釣り合いを取る錘としても機能してそうなハンドルネジ収納部ぐらいで、他はタックル5と部品共有できるはずってぐらいでたぶん一緒。

 このハンドルネジ収納部はまだ大森製作所方式の同じ軸上に左右にネジ山を交互に切った左右両用ハンドル開発以前のもので、左右用が別々のハンドルネジを、使ってない余っている方をなくさず収納できるようになっているんだけど、底にはちゃんと劣化しにくい素材のスポンジが敷いてあって中で遊んでしまいラトルのように音がしないようになっている。神は細部に宿るそうだけどこういう細かい気遣いが実に大森らしい丁寧な仕事っぷりである。
 分解清掃自体は、今回もCRC666ぶっかけ浸透一晩の後に始めたけど、ベールアーム基部の固着、ハンドル軸のギアに填まったボールベアリングの軸への固着が外せなかった。けど注油グリスアップには問題ないところまでバラせたので固着部分は放置のままガッチリオイルシーリングと、適宜注油で回転が悪かったベアリングも問題なく復活したので、次の10年はやや錆がキツかったベールスプリングが折れたら須山スプリングさんに作ってもらって交換するってだけで分解清掃はせずにとも済むはず。固着は無理に外そうとしない。これ大事な学び。

 スプールの裏のドラグの音だしのバネは欠損していたので、タチウオ用に使ってた単線ワイヤーの細めのでバネ作って再建しておいた。良い音でちゃんと鳴ってる。力のかかるベールスプリングとかじゃなくて単に爪を押さえておけば良い程度のバネならステンレスワイヤーで自作できるというのもこれまでの経験から学んだところ。
 もちろん、ラインローラーの水平出しとスプールの高さの調整でラインは緩めの逆テーパーに巻き上がるように仕上げて、実釣に耐えうる状態に復活させた自信がある。
 使える個体をぶっ壊した時の嫌な気分と真逆の”ジャンク”を上手く復活させられたときのえもいわれぬ満足感よ!

 てな感じで、ジャンク3台のうち最初の一台は軽い挨拶、準備運動ていどのジャンク具合だった。次の2台がちょっと手間掛かりそうなボロさで本格的な困難を伴う荒治療に突入していくのである。
 ということで、続きはまたのお楽しみ、って感じに今しばらく”症例報告”を続けさせていただくことになる。
 劇症型大森症の恐ろしさと、その治療の現実について次回も克明に報告していきたい。
 症状が軽いからと適切な処置を怠っていると、思わぬ症状の悪化に見舞われることもあり、こんな感染源にもなり得るブログを読んでいるあなたにとっても決して他人事じゃありませんよ。ご自愛くださいね。

12 件のコメント:

  1. シーバスにオールドスタイル居ないのは状況に合ってない場合でも無理矢理PE使わせたいメーカーとメディアが原因です。
    PEの為に小型シマノ一台入れてますがナイロンだと4300ssと比較しても何も勝ってないですし整備の手間が激増しているからPEに対応したに過ぎず進化とは言えません。

    スピニング熱大森症もまだそれに向いた竿を物色しないで済んでるみたいですし大森インスプールに本格的にのめりこんだりするとか重篤化するともう治療不能になるかとw

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  2. ぬこさんおはようございます

     確かに、なんでみんなPEなんだろうなって不思議なぐらいシーバス釣りではPE使ってますよね。夜釣りも多いシーバス釣りではライントラブル少ないナイロンラインの方が扱い楽で面倒臭くなくて良いと思うんですけどね。

     ただ、古いリールでPEが使えないっていうのもメディアとかの印象操作でしかないかも知れません。腰があってライントラブル少ないファイヤーラインでしたけど、4400SSで普通に使えてました。遠投したいサーフとか青物混ざるカヤックでのナブラ撃ちの時とかでつかってました。
     たぶんやり方と竿しだいでどうとでもなると思います。興味があったら試してみてください。ちなみに伸びるナイロンラインでちょうどよかった竿に遠投したくていきなりPE巻いたスプール用意して使ったらアタリ弾きまくって使いものになりませんでした。
     っていうようなことがあるので、メーカーお薦めの道具立て一式が考えなくても良くて”考えない釣り人”には無難で楽なのかもしれません。
     我々は考えましょう。

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    1. 私も中型SSシリーズはPE多用しますし440ssも一時期PEスプール準備してましたが、
      そんなPennでも710以下の700系と4300ss等小型ssでPE使用しますと、ラインローラーに溝が出来てしまいます。
      往年の大森等は素のPEでも溝が出来る心配はほぼないですが構造的に厳しいのがあるのも事実です。
      ファイアライン、まだ使用した経験がなく古い竿にも良かろうと550ssにスプール3個分準備しましたが、嫁さんにカネ掛かる釣り止められてて未使用のままですw
      菌は感染してもうすぐ私の手元にもΣの1が来ます

      この前の紀伊半島でのあれが羨まですw

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    2.  溝ができてしまうのは困りますね。

       440SSが大丈夫で4300SSがダメってことは、細いPEだと狭い幅に強い力が集中して削れ始めるということでしょうか?
       そのへんよくわかりませんが、私は細いPEって信用してなくてっていうか、細いPEを扱うほどの細かい気配りができる釣り人じゃない、という風に自分のことを信用してません。
       シーバス狙いの場合のPEでも1号から2号を使っててそれより細いPEは使ったことがありません。PEラインは引っ張り強度の強さの割に傷に弱いし衝撃を吸収しないしで細いと結構簡単に切れるので結局引っ張り強度が示すほどには強いと思えないので細いのは正直使いこなせません。昔出始めに”同じ強度でこんなに細い”と喜んでPEラインでバス釣りしてあわせるたびにバツバツ切れて懲りました。

       というように、釣り人それぞれに癖やら好みやらがあって「真実はいつも一つ」なんてことはないんだと思います。
       ということで結局は人様の言ってることをましてや、釣り具売りたいのが見え見えの釣具屋のいうことなど参考程度にして、自分自身で試しておく必要があるよっていういつもの年寄りの繰り言になるわけです。

       お互い闘病頑張りましょう。大森症くれぐれもお大事に。

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  3. 小中型700系や小型ssはラインローラーの材質に問題があるからです。
    銅か真鍮に薄いメッキしてあるだけですしあれではPEの太さに関係なく溝ができます。


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    1.  確かに4400SSからブッシュ入りだったりしてラインローラーの仕様がちがうようですね。
       ただ疑問に思うのが、よくPEラインだとガイドやらラインローラーが削れると聞くのですが、同じドラグ設定で使うならむしろPEは滑りが良いので削れないハズなんです。そうするとなんで削れるかっていうと引っ張り強度が強いのでドラグ値上げてその分削れるか、編み糸なので砂とかを拾ってヤスリになってるかぐらいしか思いつかず、原因がそうであれば、ドラグ値を上げすぎないで表面を樹脂加工してあるファイアーラインとかを使うなら削れない理屈になります。
       とか考えていけば、ナイロンラインで問題なく使える道具がPEにすると使えないとは限らないんじゃないかと思うのです。
       小型のリールでPE使う時にそんなギリギリとドラグ値上げないように思うのですがそうでもないのでしょうか?
       逆に考えるとPEで削れるような問題ある材質ならナイロンでも削れるはずで、私の場合はそうはなっていないのでPEにすると削れるというのがどうにも腑に落ちにくいのですが、そのあたりは使用状況やらを実際に見てみないと分からない釣り人が違うことによる差とかもあるので、こうやって書いた言葉だけでは分からないことなのかも知れません。まあ、真実は一つだけじゃないってことでしょうか。

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  4. こんにちは
    自分がこの手のリールを集め始めた頃は房オクにフリー会員の5000円入札制限があって良い感じのリミッターとなっておりタックルオートや初代マイクロ7あたりで満足しておりました。
    そのリミッターがなくなり、数年でコメットやプロライン、スーパー7を揃えて大森症が完治……
    そんなふうに考えていた時期が自分にもありました。
    各方面の情報が集まれば集まるほど違う合併症の羅患者になるだけですよ(笑)

    1960`s Compac名義の大森、Heddon名義の稲村、同じくCompac名義1950`s Olympicもとい植野精工。

    最近海外オクにて下リンク先の広告を見つけたおかげでolympic model85なるジャンクリールを引っ張り出してきてレストア妄想をしております。
    https://www.sekaimon.com/itemdetail/151811823736?country=US

    ナマジさんも合併症にご注意を!!(手遅れかとおもいますが)

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    1.  手遅れ感アリアリです。
       稲村のロディー「ジャイロ」がちょっと欲しいなと思ってます。ベールアーム無しのスピニング方面の症状が出かかってます。

       先ほどマイクロ7C2が届いてニヤけております。ウッドハンドルがデカくて重い。C1のはそれ程でもない感じでしたがリール大きくなっても手は大きくなんねえの法則に反してます。3角ツマミのシグマプレジデント040のほうが使いやすそう。大森はハンドル共通のが多いので他のリールから持ってくりゃ良いんですけどね。
       今から整備して明日初陣に間に合うか?

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  5. コメント返信ありがとうございます。
    Cシリーズのウッドハンドルは確かに重いですね。
    握りやすさ以上に重いハンドルノブでサイド気味に雑なキャストをするとベイル倒れが起きやすいのに悩まされました。
    標準でローターブレーキ付きのカーディナルの偉大さを思い知らされます。
    邪道ですが後期大森インスプール(2世301)やPENN722(おそらく714も)だと内部にマジックテープの硬い側を貼り付けることでローターブレーキ使用に改造可能です。
    どんな変則フォームでキャストしてもベイル倒れと無縁になるのでオススメですよ。

    ロディー225を所有してますが、非常に凝ったギミックで一見の価値ありです。しかしローターバランスが壊滅的で実戦に出さずお蔵入りとなりました。確かもっと小型モデルがあったはずなのでそれならばあるいは……

    ベイルアーム無しだとFIN-NORのTYCOONとか素敵です。
    http://gt-exor.blogspot.com/2008/04/tycoon-fin-nor-no3.html

    その他イタリーのザンギやらコプテスがいっぱい出してた気がしますが実釣で使えるんでしょうかね?謎です。

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    1.  マイクロ7C2はラインローラーのベールアーム側の金具が欠損でした。オークションの写真でも確認できるので文句もいえン状態。まあ980円だったのでシグマプレジテントの替えスプール手に入ったから良いか。でも、ちょっとやる気なくしてシグマもライン巻いて明日使う気が失せました。

       意図しないベール倒れは私のような左手でライン放出調整ベール戻しを行う釣り人にはもう一つ使える裏技があって、内蹴り式のスピニングの場合、内蹴りのバネを外してしまいハンドル回してもベールが返らないようにするというのもあります。

       ロディーは実釣向けじゃないですか、残念。実用性のあるベールアームレス機としてはPENNのⅤ、Ⅵの6500サイズにベールアームレスのタイプがあって、こいつらどうもローター形状が専用設計のようで気になってます。

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  6. C2の欠損は残念ですね。
    まあ980円で予備スプールが手に入ったと思えば十分元が取れてそうな気もしますが……いつかキャリアや同型機に流用できると良いですね。

    近代型ペンにもベールレス機があるのは盲点でした。
    画像を見ましたがシンプルで男らしすぎますね。
    ローターもかなり肉抜きしてありますし別設計っぽい。

    そういえば海外のオールドリール愛好家が古いインスプールをベールレスやハーフベール仕様に改造して使っているのを見たことがあります。
    修復の厳しいジャンク品などはこういう使い方も良いかもしれませんね。
    https://www.youtube.com/watch?v=UWUxdULVoIs&list=LLqO3EJCWswbuBLnbvAGyzEQ&index=277&t=0s

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    1.  C2のローラーだめ元で壊れたフルーガーメダリストの部品試してみたら直径はぴったりで、厚さがあってローラーを締め付けて回転しなくなってるけど削って調整できそうな気配。復活させられそうなのでまた暇なときに作業してみます。こうやって直して遊ぶの楽しいです。

       PENNのベールレス機はやっぱりちょっとそそられますよね。

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