2021年8月29日日曜日

ナマジの豪華飯ー生け簀好釣なら毎日メシウマー

 

 ”生け簀”こと近所漁港での食材仕入れが良い調子だと、釣ってきた魚を上手に計画的に料理していく手間と段取りは必要になるけど、それも含めて最近は自分の”釣りの一部”として楽しんでいるし、季節毎のとれとれの魚はなんちゅうても旨くて困る(全く困らない)。

 最近のお気に入りは、冒頭写真の豆アジの頭とワタだけ取ったのを酢締めにしたもので、調理が楽にもかかわらず、実に良い味で、ちょっと冬に健康診断受けたらコレステロール値があやしくなってて、かかりつけのお医者さんに”揚げ物禁止令”を出されてしまったところだったけど、より健康的な豆アジ酢締めが豆アジ天ぷらからの南蛮漬けの必勝パターンに代替する、我が家の定番料理となった。

 さすがに、豆アジも育ってきてスーパーで売ってる「アジ小」サイズのも混じり初めて、酢締めで骨ごとバリバリと食ってるんだけど、夏の初めの骨が気にならないザ・豆アジと違って若干尻尾の方の骨が口にあたるというか、バリバリという噛みごたえが大きくなりすぎてきた気がするので、そろそろ大きめのは3枚下ろしとかにした方が良さそうだけど、なんにしろ豆アジの酢締めは、暑いおりサッパリした酸味が食欲をそそってくれるし、揚げモンじゃないので、酢の効果もあって健康面でも安心だし、2日3日は冷蔵庫で日持ちしてくれるので、釣ってきた次の日にまとめて作っておくと、手間いらずで超素敵な常備菜になる。

 ということで、ナマジ風の豆アジ酢締めの作り方をご紹介しつつ、先日ぐらいの釣果があった場合、ナマジはどういう献立で”水揚げ”を楽しんでいるのかという実例を紹介してみたい。腹減った夜中とかに読むと”飯テロ”になりかねないので、各自自己責任で読んでみてね。

 まあ、料理なんて色んなやり方があるわけで、こうでなきゃダメだというものはあんまりないと思うけど、夏場の気温が高い時期の魚料理において、気をつけた方が良い事項が一点あって、それは調理中に素材の温度を上げてしまわないように気をつけるということで、水産加工の現場においては基本の事項だと思うけど、それは家庭の料理でも一緒で、工程中で1カ所でも材料の温度が上がってしまうと、温度が上がるのとその後下げるのに掛かった時間の分、往復で素材の温度が高い状態に晒されることになり、温度が上がってしまった分、自己消化とかが進んでしまうので、料理が食卓に上がる際の鮮度やその後の日持ちに悪い影響を生じかねない。ということで、我が家の酢締めでは、塩水に漬け込んでから酢液につけ込むという工程が生じるけど、魚釣ってきて明日午前中に酢締め仕込むぞ!となったら、塩水作るための水500mlと漬け込む酢液を作るための酢とめんつゆを冷蔵庫にぶち込んでおく。ついでに、流しに素材である豆アジたちをぶちまけての作業になるけど、その際にもなるべく冷やしたまま作業を進められるように、あらかじめペットボトルに水を入れて凍らしておいて、流しの上の魚に乗っけておいて冷えた状態をなるべく確保するように気をつけている。

 ついでの豆知識。これまでクーラーバックに魚を入れて持ち帰るのに米袋とネコ砂袋が丈夫なので、それに小分けにしたジップロックに分け入れた魚を入れていたけど、ジップロックが穴開くのは当然として、米袋とかでもマアジの鋭い棘で結構穴が開く。これがカリカリタイプの”ネコ餌”の袋が丈夫で、多分ネコ様が囓っても破れないように丈夫なんだろうと思うけど、豆アジの棘程度では穴が開かず、クーラーバック内に粘液まみれの魚汁が漏れることもなくとても重宝している。

 さてそれでは、実際の調理に入って行くと、とりあえず500mlの冷水に50gの食塩を溶かす。カマス干物の時は食塩水はジップロックで作って漬け込んだけど、頭の先の歯のある部分さえ切り落としておけば入れ物に穴が開くことはないカマスと違って、マアジにはヒレだのに棘があるので、タッパーで漬け込んでいる。この際のタッパーはゴムパッキン付きでしっかり蓋ができるものだと、冷水に塩を溶かすのにガシャガシャと振って混ぜやすいので好適。そうやって冷たい塩水ができたらば、包丁で豆アジの頭の後ろあたりで背骨までバツッと切り込みを入れて、頭をもぎつつ指で内臓を掻き出す感じで引っ張ってやると内臓も綺麗に取れる。取ったら、ポンポンと冷塩水に頭とワタをとった豆アジを投入していく。5匹ずつぐらいまな板に載せて、まずバツバツバツと切れ込みを入れて、その後頭をもいでいく感じでまとめ作業で効率が上がる。500mlだと一番上の魚が水面から出てたりするけどギュギュッと押してやっってなるべく沈めてやって、写真みたいな感じであれば問題なく塩は効いてくれる。豆アジが小さいときは60匹余裕で浸けることができたけど、大きくなってきて60はタッパに収まりきらなくなってきて、12匹掛ける4食分で48匹酢締めにしている。

 で、この状態で冷蔵庫に2時間でちょっと薄めぐらいの塩加減になる、チョイ薄めの塩加減で酢で締めてから醤油垂らして調整して食べるのがワシの好み。

 2時間待ってる間に、酢締めで余った頭と、いくらかネコ餌兼出汁取り用の仔サバと豆アジを魚焼きグリルで10分ぐらい焼く。そしてそのままラップも掛けずにキッチンペーパーを敷いた容器に入れ、熱を取ってから冷蔵庫で焼き干しのように乾燥させつつ保存、必要量を取り出して愛猫の餌、味噌汁の出汁兼具として使う。焼き干し用の仔サバ、豆アジが多い場合はフライパンに油敷いてから魚入れて蓋して蒸し焼きにする感じで焼くと数が処理できる。

 さて、塩水に浸けて2時間経ったものがこちらでございます。

 薬味は生姜を効かせていたけど、面倒臭いので最近は粉からしをぶち込んでお茶にごすというか、酢液を濁している。

 ザルに空けて、食塩水を切って、タッパを洗ってから酢300ml、めんつゆ50ml、水も少なめの50mlぐらい、粉からし少々ぐらいの漬け汁を作っておいて、食塩水切ったアジたちを詰めていく。途中で隙間ができないようにギュウギュウと押しを加えながら、汁から全部出てしまってるようなアジが無いように沈めていく。

 あとは、お好みの浸かり具合で食べれば良し。夏の初めの小型の時はその日の夜から食べても平気だったけど、魚が育ってきて、このぐらいの大きさだと、翌日からぐらいじゃないと背骨と尻尾のアタリが堅くて食べにくい。1日浸けておくとお酢の効果で骨もヒレも柔らかくなってきて、バリバリ食べられる。っていっても限度はあるだろうけど、徐々に魚が育ってくるのを食べているので、だんだん慣れてきて小アジ級ぐらいまでは骨ごと行けそうに思う。さらに魚が大きくなる時期には数が釣れなくなってくるだろうから、3枚に下ろしてから酢締めで問題ないと思う。豆アジは数が釣れるし、数食べないと食った気にならないので、頭とワタだけ外して鱗も取らないというのは、手間いらずで数を処理するのに非常に向いている。豆アジが沢山釣れて釣れて、という向きには是非お試し下さい。

 という感じで、仕込んだ豆アジ酢漬けは翌日以降が食べ頃なので、仕込んだ日は別の魚を食べることになる。

 今回は、割と育った仔サバと小アジぐらいのマアジも釣れていたので、まずは足の速い仔サバを消費すべく、昼食で仔サバと小アジの塩焼きと、小アジ出汁のキャベツと大根の味噌汁。アジは何やっても旨い魚だけど、仔サバは意外にアジ釣りしてる人は喜ばない、仔サバもブランドサバみたいに脂が乗ってるわけじゃないけど、カスカスではないし鮮度も良いので、塩焼き上等のオカズである。ワタ取ってグリルで焼くだけでこの美味しさ。仔サバ中心に釣れたら、今期のお気に入り”サバとタマネギの甘めの味噌汁”も捨てがたい。

 夕飯は、ヒラセイゴの塩焼き。30センチ位あったので刺身にもできたけど、塩焼きの方が歩留まりがいいし、調理も簡単なうえに、今期生け簀が”禁漁”のおりにセイゴ釣って食べてたら、だんだん舌が馴染んできたのか、セイゴの塩焼き美味しく感じるようになってきた。パッとしない味だと思ってたけど、もはやご馳走と言って過言じゃないかも。 

 そして、翌日から2日間は酢締めと、味噌汁か納豆か、キャベツ千切りかという感じで副菜付けて美味しくいただく。まとめて料理してあるので手間も省けるし、味ももちろん良いしで、塩焼きやらも含めて、なんとも贅沢に旨い魚を食べており、ワシだけこんな旨いモン食ってていいんやろか?と思うけど、自分で釣ってきて自分で料理して、誰に気兼ねする必要があるものかというところだろう。

 まあ、ワシ以上に堪能しているのが愛猫のコバンで、美味しいモノは部屋の端とかに持ってって確保してから、こっそり邪魔されずに食べたいようで、各種猫のオモチャ(ゴミに見えるかもですがペットボトルやら空き瓶、テープの芯とかお気に入りのオモチャなんです)が入っているダンボールのところに持って来て、アグアグと食っている。他のネコに取られないようにというノラ時代の習性なんだろうけど、ワシきみの餌取ったりせんから安心して食って良いよ。

 最近また太ってきて、7キロ越えたんじゃないかと思っている。

 という感じで、1人と1匹の食生活は、近所漁港が安定して釣れてくれると、非常に充実したモノとなるので、”禁漁”になどならずに楽しませてもらいたいものだと切に願うところである。

2021年8月21日土曜日

ストライパーの角度

 アタイ病気が憎いッ!また変なルアー買っちゃった。

 このルアーこの角度で初見でなにか分かったら、多分あなたはもう手遅れな感じに病魔に冒されてます。

 なんじゃコレ?っていう答合わせは後ほどということにして、まずはいつものことながら説明させて下さい。お願いします。

 この地に来て始めての冬、港の堤防外側にカマスが回ってきて、それを追って良型の青物がやってきて、地元の上手い人達に混じって参戦しなんとか1匹ものにしたのもはや2年近く前になってしまいました。

 2回目の冬、今期は堅く釣果を重ねようと思ったものの、そんなに甘いものではなく、港の外側にカマスの群れが付いた期間が短かったこともあり、サゴシ一匹ジャンプ一発でバラしたのみの貧果に終わり悔しい思いをしている。

 ってなこともあって、来たるべき次の青物シーズンに向けて既に戦いは始まっており、戦力増強を図るべく、中古で安いブツは無いかとネットオークションなどを定期的に巡回しているところ。

 狙っているのは、実績ルア-であるブル-アイランド田中版「ザ・スプラッシャー」はすでにしこたま在庫してあるので問題ないとして、ちょっと回ってくる魚の最大が思ったよりデカいということが判明したこともあり、道具立てを強力にして、より大型のルア-をという方針で弾を込めているところである。地元の上手い人達はカマスで泳がせの他はテトラの低い足場とかからダイビングペンシルで結果を出しているけど、ワシ膝が痛いのでテトラ上り下りがしんどくて、堤防の上から投げるのでダイビングペンシルがダイブさせにくい、っていうのと他人様と違うタイプで攻めないと、まともにやってて手練れどもに勝てるわけがないと思い、過去のカヤック青物とかの経験から、水中はミノーとシンペンに任せることにして、水面系ではルアー本体が浮き上がって水面から出そうになって滑走するぐらいの方が、魚にルア-を見切られない感じでブリ一家には効くような気がしているところ。ザ・スプラッシャーがまさにそんなルア-なんだけど、もうチョイ大型のとなると18センチのザウルス「ポップトプススイマー」はビンゴなんだけどマイナーすぎて補充全然できていない。ヨーズリの名作「サーフェスクルーザー」はしこたま買い込んだ。あと、何かヘッドが斜めに切ってあってジャークすれば水面滑走してくれそうなルア-って何があるかなと、候補としてギブス「ポラリス」なんかも増強の方針にしていて、今回の謎ルアーは、ギブスのルア-のオマケとして入手したモノである。

 メーカー名のあたりが削れてて判読不明と説明されていたけど、体側に小さな鏡を並べてある独特の構造を知ってる人間なら一発でメーカー分かるはずである。同社の日本では一番知られていそうなルア-である「ジグザッガ-」にもこういう鏡付きのカラーがあった。

 そう、発泡樹脂充填という独特の製造方法で有名な「BOONE(ブーン)」のルア-で間違いない。コリャなかなかのレアものかもな、12センチ位あるので水面系で大きめのプラグは値段付くからいざとなったら売りさばけるだろうしオマケだけでも”買い”で問題ないなと、あっさり落札。届いてから名前を調べてみたら「サンダンスポッパー」っていう名前だと分かったのと同時に、BOONE社が今でも現役で作ってるモデルだと知って驚愕した。

 さらに驚愕の事実は、動かないシンキングペンシルで元祖”I字系”といっていい怪作「ニードルフィッシュ」と我が家の蔵にも一個転がってた写真の「スピナーナ」と兄弟の「キャスターナ」も現役モデルと言う事実。

 どこから突っ込んで良いのか迷うぐらい突っ込みどころ満載だけど、まずはBOONE社が単独で生き残ってるところに失礼ながら驚いた。同社のウェブサイトをグーグル翻訳で見ていくと、日本じゃジグザッガ-はそこそこ人気だけど、発泡樹脂製ってところからして異端な感じで、スピナーナ、キャスターナ兄弟はダーターというかトローリングルア-としてまともな感じだけど、その他のメンツが、何をすれば良いのか昔のバスマンには理解不能だったニードルフィッシュ(コイツは木製らしい)や、トローリングで使う水面でバシャバシャやって魚の気を引く集魚板の一種である”飛行機”を小型化してバスプラグにした「ブーンバード」とかのキワモノルアーメーカーって印象が強くて、ヘドンやボーマーさえ統廃合から逃れられなかったなかで今も生き残っているとは驚き以外の何物でもなかった。でも、ウェブサイトでお勉強していくと同社の主力商品はカジキ用のトローリングヘッドとかの海のトローリング関連で、そっちでは堅いシェアと歴史を誇る会社のようである。ナルホド、ブーンバードはもともとトローリング用の”飛行機”作ってる会社だからこそ生み出せた怪作であったか。ちなみにブーンバードは廃盤のようだけど元ネタの”飛行機”自体は当然のように現役バリバリ。ついでにもいっちょちなみにジグザッガ-も廃盤で日本の中古市場だと良い値段している。

 「ソフトベイトは我が社が元祖だぜ!」と誇らしく書いているので、日本人としては「チョイ待ったれや!ヤマシタ式のタコベイトの方が先だろ」とヤマリア社のサイトで確認すると、BOONE社はルア-作って60有余年と書いてるので多分1950年代とかの創業ぐらいとして、ヤマシタ(当時)が塩ビ製の「ゴールデンベイト」を発売したのが1948年とあるので、たぶんタコベイトをソフトベイトに数えるならヤマシタの方が本家だと思う。BOONE社が言ってるのはスヌークとか釣るのに伝統的に使われてるジグヘッド内蔵のエビ型ソフトルア-とかのコトかなと。

 まあ、なんにしても立派な会社である。日本人が知ってるような古くからあるルアーメーカーで統廃合の波にのまれず単独で生き残ってるのって、あとはマンズとかバグリーぐらいか?そうそうギブスもなにげに生き残ってるな。海関係は堅いシェアがあればバス関係ほど世界的な流行廃りに影響受けないのだろうか?って考えて海に強い米国製ルアーメーカーって考えるとミローも思いついてミローもそういや残ってるはず。米国人の道具を見る目は確かなものがあるって感じてるけど、まあニードルフィッシュを現役で存在させているぐらいに使いこなしているってところからして、改めて尊敬するところである。ワシがフッコスペシャルとか作るより先に、もちろん日本のアホな釣り人連中が”I字系”とかいまさらながら言われて飛びつくよりはるか昔から”動きの無いルアーが効くときがある”ってのを体験して知ってるってのは偉いよね。

 でもって「サンダンスポッパー」。名前の由来は体側の鏡が太陽を乱反射してサンがダンスっちまってるってところからだろうけど。この形にピンときたらストライパーって感じで、ストライパー狙いに使われているルア-だと見て取れる。などと書くと多くの読者が頭に?マーク状態だろうけど、右の写真でサンダンスポッパーの下2番目に並べたのは、クリークチャブ製のその名も「ストライパーストライク」ってぐらいで、このての形のルア-で米国人が狙うのはストライパーで間違いないと思うのであります。で、ついでにその下はグデブロッド社”ゴールデンアイ”「トラブルメーカー」のストライパーサイズ、そして下から2個はこれまたストライパー狙いの銘品で日本では黎明期のロウニンアジ狙いでも活躍したギブス「ポラリス」で下の大っきいのが18センチ位あって良い大きさかなと。他のはだいたい12センチ前後。

 でもって、コイツらに共通するのが斜めに角度をつけて切ってある頭にくぼみがついていて、引くと飛沫上げると共に浮き上がって水面から飛び出しそうな感じになるところ。実は自分の好み的にもワシがシイラだのロウニンアジだのポッパーで狙う釣りをやってた頃の流行的にも、この手の角度のついたカップを持ったポッパーよりは垂直に近いカップで水噛みが良く、ドボンと低周波な感じの音が出るのが出番が多かった。のでストライパーストライキングもポラリスも今ひとつピンとこず蔵の肥やしになっていた。ストライパーストライキングにいたってはシンキングポッパーという止める”間”で食わせることができない”忙しい”ポッパーでもありとりあえず習慣で2個買ってしまっていたけどちょっと後悔したモノである。

 ところが、ここに来てポッパーやチャガーと言うよりいっそ日本風に”スプラッシャー”と呼ぶ方がしっくりくる、引っ張ると飛沫上げつつ水面上に躍り上がろうとするポッパーが案外自分の冬の青物狙いにハマってくれるんじゃなかろうか?って気がしてきて、まあ米国人の好みのルア-にハズレは無いだろうて、というのもあり、米国東海岸のストライパー用の古強者どもに、その”ストライパーの角度”のついたカップに、いっちょ期待してみるかなと、青物回ってくるのなんて冬になってからなのに、すでにいつでも準備はできているのである。

 備えよ!つねに!!ということで塩味ちょい濃いめでお送りしました、”ルア-図鑑うすしお味”第47弾でございました。

2021年8月13日金曜日

スピニング熱患者が観た”シン・エヴァンゲリオン劇場版”

  低気圧接近の影響か、体調やや悪くて、こんな時に絶対ややこしくて感性も知識も記憶も思考も総動員して観ねばならん庵野秀明総監督作品”シン・エヴァンゲリオン”を観てしまって、果たしてワシは耐えられるのか?もうチョイ後で観ようと思ったりもしたけど、辛抱たまらんくなって、夕飯食ってから、集中するために愛猫を1Fに放流しておいてネット最速配信開始のアマゾンプライムビデオで観た。

 メッチャ疲れました。もう、予想以上に堪能。考察し、興奮し、感動し、スッキリしてわけが分からないぐらいに楽しめて、ほんと庵野監督は紛れもない天才だなと今更いうことじゃないけど思った。作中生き残り人類の生活の中での”田植えシーン”とか、なんで、寝る間も惜しんで絵ばっかり描いて、映画ばっかり作ってたはずの庵野監督があんなに体験して知ってるかのように描けるのかなんていうちょっとしたところからして、もうスゴい。作画陣とか監督陣に農家のご子息がおられたのかも知れないけど、そうだとしてもそこまで日常的?な場面にホントっぽさを描き出すから、SF的な突飛な描写にも良い感じで没入してみることができるんじゃなかろうか。とにかく伏線やら他作品のオマージュやらも含め情報量がいちいち多くて、脳内検索が追いつかずに映画観るときは”禁じ手”だとおもうけど、ちょっと巻き戻したりしないと情報処理できないぐらいだった。

 まあ、そんな感じで語り出したら端から端までいくらでも書けるんだけど、そんなものはアニメ考察サイトやら、そういう話題の巨大ネット掲示板のスレッドでも覗いたらナンボでも出てくるだろうから、そんなもんワシが釣りブログ(なのか?)で書かんでもいい話で、今ここでアニオタであり、リールマニアであるワシだから書けるネタをとりあえず書いておきたい。

 観た人は「ああ、あれね」と思うだろうけど、作中出てきたリールはオリムピック社「トゥルーテンパー」のサイズ感から言って我が家にも1台蔵にある「727」です。ハイ。と思って再度静止映像で確認したら0っていう数字が見えたので小型の「707」やった。まだまだワシも精度が甘いな。

 いずれにせよなんで、そんなマイナーなリール持ってきたんだろうか?オリンピック開催されてたはずの2020年公開予定だったあたりに作画したからオリムピックか?にしてもなぜトゥルーテンパーやねん?シャルマンやエメラルドではあかんかったのか?物語世界的にはもともと軍事オタでカメラマニアの相田君の釣り道具だったから、マニアックな選択もありっちゃありかとは思う。

 謎の設定とかが多くて考察が盛り上がる作品だけど、ワシ的にはなぜ「トゥルーテンパー707」だったのかっていうのが、最大の謎だな。

 アニオタならシンジ君の愛機はと聞かれたら「初号機」と答えるのが筋だが、リールマニアならコレからは「トゥルーテンパー707」と答えるのが正解だろう。

2021年8月7日土曜日

寝る子は育つ!?

 ネコって、もともと暑い乾燥地帯の出自だとかで、寒さにゃ弱いけど暑さにゃ強いとか聞くけど、クーラーかかった部屋でひっくり返って寝ている姿を見るにつけ、その説はあやしいものであると感じる。

 お気に入りの寝床が何カ所かあって、冒頭写真の様に座椅子を枕にとかそういう定位置で寝てることが多いとはいえ、なんかウダウダと遊んでて眠くなってそのままの位置で転がって寝てしまったという状況も散見され、寝相も単に転がってるだけみたいな変な格好だったりもして、たまに死んでるんじゃないかと不安になるけど、よく見るとお腹が上下(ネコは腹式呼吸)してるので安心する。

 座椅子を枕に、の他のコバンの寝る定位置としては、パソコン関係の機器が入ったダンボールの上のダンボール製の”巣”と、コバン堅めの枕がお好みなのか、扇風機の土台部分を枕にする形でもよく寝ている。

 下の扇風機の土台を枕に寝ているときがそうなんだけど、たまに白目を剥いてというか、瞬膜みたいなのだけ閉じた状態で寝てると、起きてるんだか、寝てるんだか、どこ見てるんだか不気味でちょっと笑える。

 ネコに瞬膜的なものがあるのは飼うようになって初めて知ったけど、肉食の生き物には、攻撃して噛みついた獲物に反撃食らって眼球傷つかないように、という必要性から対策取ってるのが多くて、サメなんかは噛みつく瞬間めん玉ぐりっと白目にするし、両生類のは水中眼鏡的な用途が主体かもだけど、両生類爬虫類には瞬膜がある。

 ネコって確実に夢見てるなっていうのは、寝てるときにビクビク動いたりしているので分かる。そんでもって嫌な夢で寝苦しいのかグネグネし始めて変な姿勢で寝てたりするのもなかなかに可愛いので、嫌な夢から逃れられるようにナデナデしてあげたくなる。 

 写真の様な状態だと夢の中で「前に進めへんがな~」って困ってそうなので、頭の位置を座椅子の上に直してあげたりもする。変な寝相も可愛いの。

 さすがに暑い時期は一緒に布団ではなかなか寝てくれないので、下僕としては寂しい限りなので、何かの気まぐれで股の間でお眠りになってくださったときなどは、寝返りもうてずに気持ちよく寝ていただくことに専念するしかないしだいでございます。

 ああ、布団に入ってきて腕を枕に寝息を立ててくれる冬が待ち遠しい。温かくって柔らかくて、可愛いのが自分の脇あたりでモゾモゾとしながら眠りに落ちていくのを意識の片隅で感じつつ、温かい眠りにつく幸せよ。

 最近ちょっと心配なのは、やや食欲が落ちていることで、7キロ越えたときは10キロとかの大型猫に育つのかと期待したけど、現在7キロちょっと切るぐらいの体重に落ち着いた。

 ワシの味噌汁の出汁兼コバンの主食として、豆アジを一定数は塩もかけずに、酢締めで使わなかった頭と共に、焼いて冷蔵庫で焼き干し的なものにしてあるんだけど、さすがに”生け簀”解禁後は連日豆アジもしくは仔サバ状態が続いて飽きたのもあるんだろうけど、食いが悪い。必殺のチュールを上に絞ってやると、喜んでチュールだけ舐め取ってる。こうなってくると夜食に食べさせているカリカリが逆に食いが良くなってきて、お出かけで1階の三和土に放流するときとかはカリカリ食わせてお留守番してもらってる。

 ちなみに餌のお時間だけど、暑い時期は夜に活性が上がりがちで、夜中の1時頃に1回餌をねだってくるので、その時間は起きるの面倒なので自動給餌器でカリカリ食べていただいている。朝は4時か5時頃に腹減ったとニャーニャー鳴き始めるので小用足しがてら豆アジを準備して食べていただく。無視して寝ていると、コタツ机の上から腹の上に飛び降りるという悶絶級の抗議が始まるので、そうなる前に速やかに対処させていただいております。

 あとは、ワシの昼飯の時間と夕飯の時間に合わせて食べていただくのと、出かけるときには少量のカリカリをおやつとして与えているという感じ。

 意外に良く食ってくれて見ていて笑えるのがソーメンで、やっぱり猫様も夏場食欲がないときにはソーメンでツルッと済ませておくっていういのは共通のようである。NHKの岩合先生の「世界ネコ歩き」でもパスタみんなでガシガシ食ってる猫たちが出てきたけど、意外にネコは麺類好きなのかも。映像では人間が食うような味付けされたポモドーロだったけど、我が家では味無しの素ソーメンを喜んで食ってます。パンとご飯はほとんど食わんのに面白いものである。

 基本暑いと昼間は寝まくってて、”ネコは寝子”を証明するような有様なんだけど、夜涼しくなると活性上がってきて、オモチャで遊んでくれとご要望あそばれたり、部屋中走り回って暴れたり、敷こうと思った布団やら布団の入ってた押し入れに潜り込んだりと、寝る前に疲れるまで遊んで、トイレ済ませてからでないとすんなり寝てくれないので。いい加減こっちは眠いんだけど、持ってくるルア-だの洗濯ばさみだののオモチャを割と本気のフェイント入れつつ投げさせていただいたりとお付き合いした後に就寝しております。まあ、可愛いんだけど。

 で、朝起きて餌をあげてワシャ2度寝に入るんだけど、そのまま放置しておくとまた涼しいうちにと暴れ出すので、換気がてら網戸にしてやると、朝の鳥の羽ばたきやら、近所の猫の動向やらを熱心に見ているので、そのあいだ下僕のワシは良い夢見させてもらいます。

 ネコのいる生活も1年たとうとしておりますが、予想以上にネコ様可愛い。もう、面倒臭いことも正直あるけど、全て許す。

 今後も下僕として尽くさせていただくので、病気などせずに元気にしていて欲しい。コバンに対しては他に望むものなど何もない。

 一緒に暮らしていくそのことに喜びが満ち満ちている。