まあ、ルアー投げる釣りで使えそうなサイズってなると、このへんだろうなって2機種です。
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27モノフィル」は1950年代後半に登場。ミスティックさんとこで
歴史のところを読むと、その名のとおりモノフィラメント(単繊維)ナイロンラインの使用を前提とした軽快なモデルで、糸巻き量は15LB300ヤードとなっている。ナイロン繊維の登場はもっと早く1930年代に遡るけど、釣り糸としてはしばらくはダクロン系の編み糸が主流で、細い単繊維のナイロンラインの活躍はナイロンを発明したデュポン社からかの有名な「ストレーン」が発売されてからとのことで、PENNモノフィルシリーズはストレーンに象徴されるライトタックルな新しい時代の釣りに対応して開発・発売された機種ということらしい。ストレーン、80年代のバス釣り少年だったワシにも懐かしい。蛍光黄色が好きだったけど白っぽい色のも視認性良くてルアー用のナイロンラインにナニが必要か、さすがナイロンを生み出したメーカーよく分かってるって感じだったのを憶えている。
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180ベイマスター」 は、それより古い1941年以前の登場となっている。糸巻き量は20LB250ヤードとなっていて、モノフィルと同様に15LBを巻くと約333ヤード巻けるはずでほぼ同じような糸巻き量でこちらの方が古くからある小型軽量機なんだけど、モノフィルとの違いは細かく見ていけばあるんだけど、ぶっちゃけ似たような機種で、わざわざモノフィルを新たに売り出したのはPENNもまた「新型です!」って売らないといかんかった販売戦略上の都合なのかなと勝手に想像している。
両機種とも、ベースになったのは「155ビーチマスター」らしく、部品番号とか見ていくと”155”流用のものが多い。155は1941年以前の登場時「ライトタックル キャスティング リール」という名だったようで、もともとライトタックルの155をベースにさらにスプール幅を狭くして、軽快でスポーティーなあるいは気軽な釣りに対応する機種として用意したのが27モノフィルと180ベイマスターの2機種なんだろうと思う。
で、いつものように分解整備して紹介っていこうかと思ってたんだけど、おもいっきりはしょっておきます。というのも、上手くいってて大きな問題が生じないかぎり設計は変えないのがPENNのお約束で、マイナーチェンジで逆転防止の爪をラチェットに押さえつける小さいバネが、青銅製の板バネになってなんぼか扱いやすくなったとか、180ベイマスターではギアがメインは鋼系で磁石にくっつくので、ピニオンはステンかと思ったらこちらも磁石にくっつくので「同じ素材同士のギアの組み合わせは削れるんじゃなかったっけ、ピニオンのほうは磁性のあるステンか?」という仕様だったり、27モノフィルではステンのピニオンに真鍮のメインギアの黄金タッグになってて、後発機種では最適化されているのか?と思ったら、調べると結局180のギアには変遷があったようでよく分からんな?とかいうのを除くと、ほぼ機械的には前回紹介した「
85シーボーイ」と一緒なので書いてもつまらんというか面倒くせぇだけなので省略。ついでにギア比も一緒で3倍速の低速機。
っていう中で、85シーボーイと今回の2機種で大きく違うのは、ベークライトの側板と本体を金属の輪っかで補強している点で、コレがあると”THE従来型PENN両軸機種”って感じになるのと同時に、ベークライトの部分がメチャクチャ薄くできる。両機種ともに平行巻機構(レベルワインダー)が無い機種なので側板側にはクリックブレーキが入ってるだけってのもあって薄っぺらい。本体側も、どうしても厚くなるメインギアの入ってるあたりだけ凸ってるけど、基本的に薄い。比較のために全体としては同程度の大きさになるABU「アンバサダー5000」と並べてみるとこんな感じで一目瞭然。アンバサダーはレベルワインダーのギアが側板側に入ってるし、本体側もメカプレートをカパっと全体覆う形なので厚みがある。と同時にPENNの2機種はスプール径がなるべく大きくなるよう設計してあるので、糸巻き量自体は非常に多くなっているのが分かると思う。リールは糸巻きなので機械部分を小さくっていうのはダイワ「
トーナメントSS」あたりに源流を持つ”ドデカコンパクト”コンセプトだけど、それを体現していると言って良いかと。だからといってアンバサダーより従来型PENN両軸機が優れているとは一概に言えないけど、従来型PENN両軸機の無駄のない単純さは魅力ではあると思う。
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左:180では革の柔軟性は失われ、右27では原型をとどめていない |
で、分解整備も慣れてきたもんでサクサクと、と分解までは簡単だし組むのも苦労はしなかったんだけど、えらく手こずったのがドラグ回り。革のドラグパッドはいかんせん寿命が短い。180の方は分解時3枚のうち2枚は一応形を保っていたので持つかなと、1枚はナニカあてがうとして、2枚はそのまま使おうとしたけど脱脂の段階でパキパキと割れた。革の柔軟性は既に損なわれていた。27の方にいたっては完全に腐っててネッチョリとした粘土状のものが金属のドラグワッシャーにへばりついている状態で「腐ってやがる、遅すぎたんだ」って感じだったんだけど、その状態で分解前、ドラグは普通に機能していたっていうのがなかなかに驚きの事実。虎は死して皮を残すけど、革は死んでもドラグ性能は生きていた。
いずれにしても、ドラグパッドは都合つけねばならん。ついでにメインギア下の赤ファイバーワッシャーはボチボチ経年劣化してるだろうから、テフロンかジュラコン製のに換装しておきたい。
両機種とも、調べるとドラグパッドはパーツナンバー「
6-155」で多くの機種で共通の部品となっており、現行では革ではなく、れいのカーボン素材のHT-100製で、「スピンフィッシャー6500SS」にも使われているドラグパッドである。ただワシ抜かってて、6500SSのドラグパッドは7500SSか5500SSと共通のドラグパッド使ってると漠然と思い違いしてて、予備在庫が無い。無いけど6500SSの予備スプール自体は、現状陸っぱり青物狙いでたまに使うだけなので余らせてるのはなんぼかあるので、そっから引っぺがして使う方針を一旦立てた。
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オレンジで囲ったのが新しいパッド |
まず革パッドが溶けていた27モノフィルについて、メインギアの下、ラチェットに挟まれていた赤ファイバーワッシャーは、内径が適合した1mm厚のジュラコンワッシャーの外径を爪切りニッパーで大まかに調整、サンドペーパーで仕上げたのに換装。6500SSから引っぱがしてきたドラグパッド3枚をメインギアのしかるべき場所に格納、しようとしたら微妙に外径が大きくて、堅めで加工しにくいHT-100をチアチマ削ってなんとかぶち込んで、手間は食ったけど効きも調整幅もまずまずで滑らかな作動の良い感じのドラグに仕上がって一安心。
で、グリス塗り塗りしながら組みました。結果、ドラグパッド・ワッシャー全体の厚みが増えすぎて収まりきらず、スタードラグがいっぱいいっぱいになっててギリ填められん。
どれか薄いモノに変えなきゃならん、ということでメインギア下の1mm厚のジュラコンを0.5mm厚のテフロンに変えたらなんとか収まって、ヤレヤレだぜってドラグテストとかして、低負荷では滑らかにラインが出て行くなと合格出していたんだけど、高負荷でキュッと止めるぐらいにしてライン引き出すと、引っかかってからズルッと出て行く感じであんばいが悪い。しばらくドラグ回して慣らせばどうにかならんか?といじってたら、今度は逆転防止が誤作動し始めて、最終的に1回転に1回ぐらいしか止まらなくなってしまった。何が起こってるのか分からんかったので分解してみると、薄いテフロンワッシャーがメインギアとラチェットの間で押しつぶされてはみ出していて、ラチェットの歯を覆ってしまっている。テフロンワッシャーを新しいモノに変えても結果は同じようなことになってしまう。
メインギアの中に収まっていれば外周方向にずれることはないだろうけど、ギアの裏だと高負荷掛けると逃げて外周方向にずれてしまうようだ。仕方ないのでとりあえずギア裏には元の赤ファイバーワッシャーを入れて、ドラグパッドを一枚自作カーボンパッドから0.5mmの薄いテフロンに変えて何とか全体の厚みを許容範囲内に収めてみた。一応ドラグとして機能はするようになったけど、エラいしゃくるし回転が安定しない。ナニがダメなのかわからんけどこれではイカンということはわかる。
タックルオートNo.3では安定した性能を見せてくれているけど、今回は合ってないのか自作カーボンパッドはいまいち。
厚みがあるとダメなのでフェルトはダメっていうか高負荷掛けるつもりなので熱に強い素材じゃないとまずい。薄くてもテフロンは滑りが良すぎて高負荷掛けにくいだろうからこれもまずそう。なんかないかな?と悩んで、そういえばアンバサダーのドラグが三階建て方式の機種用のドラグパッドはカーボン系素材の薄いシート状だったよなと思い出して、在庫していたので試してみる。
これは上手くいった。薄いので加工も楽で外周はハサミで切って、内径はアートナイフで調整。メインギア裏のワッシャーはジュラコン1mmにして組んでみたところ、ドラグの滑らかさ、調整幅とも文句なし。もう少しキュッと締まるとなお良しだけど、実際に使うドラグ値ぐらいまでは締められるし、いざとなったらサミングで止めれば良いので上出来というもの。さすがはABU、老舗だけあってドラグパッドも優秀だ。
これで2台とも整備が済んで、ラインも巻いて実戦投入の準備が整い、27モノフィルの方が入手時期が早かったこともあり、そちらから
近所の港に持ち込んで投げてみた。結果、そのままでは使いにくいということが判明。
まず、平行巻機構が無いとライン巻くときどっかに偏るんじゃないかという心配はあんまり気にしなくて良かった。30~40m程度のラインの出入りだと多少偏っても気にするほどでもなく、実際には真ん中へん中心にちょっと盛り上がる感じに巻けるので問題なさげ。 クラッチも、つい癖で繋がずにハンドル回し始めたりしてもクランクの場合プカッと浮いて待機してくれているので問題にならない。
じゃあナニがだめかというと、ブレーキがスプールの軸を両側から押さえるキャスコン(キャストコントロール摘まみ)締めて恒常的に回転押さえつけるのとサミングで調整するだけだと、遠投しようとするとすぐに回転数が上がりすぎてバックラッシュ多発。ならばとキャスコン締めると飛ばん。遠投競技の人とか特別なブレーキは無しのベイトリールでキャスコンもゆるゆるでサミングだけでぶん投げるらしいけど、試技の一発だけ飛んでくれれば良い遠投競技と違って、ルアーの釣りはトラブルなく投げ続けられないと、いちいちバックラッシュ直してたら時合いを逃してしまう。
昔の石物師とかが使いこなしてたのを知ってると鼻で笑われるかもだけど、ぶっ込んでおく釣りとも投げる回数が違うので、トラブルが少ないことの重要性はまた違うと屁理屈こねておきたい。
ルアー投げるならなんかキャスコン以外のブレーキは欲しい。って思った人は多いようで、後付けで自作のブレーキを工作する方法はいろんな人が紹介していて、百均で買えるネオジム磁石(なんならピップエレキバンも使えるとか)と金属のスプールでなければアルミ板か銅板で円盤作ってスプールに貼り付けて電磁ブレーキ(マグブレーキ)をこさえてしまうというのが簡単そうなのでやってみた。
磁石とスプールの距離をダイヤルとかで変えてブレーキ力を調整可能とかいう一般的な”マグブレーキ”の仕様にするのは難しいけど、自分の良く使うルアーの重量にあわせてブレーキ力固定で良ければ、サクサクで簡単にできる。
アルミ板から円盤切り出してスプールの側板側に貼り付ける。側板側にスプールに接触しないけど磁界にアルミの円盤が入るぐらい近づけてネオジム磁石を貼り付ける。磁石を多く、近くすればブレーキは強く効く。貼り付けるにはエポキシ接着剤は意外にポロッと剥がれやすいので、フロッグチューンでお馴染みのウレタン系接着剤(商品名「パンドー」)で貼り付けたら上手くいった。ウレタン系接着剤はつるっとした表面の樹脂にベチョッと粘っこく接着するけど引きはがすとビヨーンと粘りつつも最終的にベリベリッと綺麗に剥がれるので原状回復や磁石の変更も視野に入れると最適かなと。
で
実際に投げてみたら、「マグブレーキすげえ!」って感じで格段に投げやすくなっていて、もうチョイブレーキ効かせたい気もするので、様子見て磁石追加しても良いし、投げてて多少慣れてきたら逆にブレーキ弱めるために磁石1個外すとかの調整も可能。
接触型の遠心ブレーキとかだと自作するには相当な精度の技術が要りそうだけど、非接触型の電磁誘導とか利用したマグブレーキって、接触してないがゆえに、工作の精度が雑でも充分成立するので自作するならマグブレーキ一択だなと思ったところ。
あと、レベルワインダー(平行巻機構)が付いていないリールを使ってよく分かったのが、スプールと連動するタイプのレベルワインダーは結構ブレーキとして働いてるんだなということで、レベルワインダー無しの従来型PENN両軸機がボールベアリングも使ってないのに、指で弾いたスプールがいつまでもクルクル回り続けるのは、そういう理由でブレーキ力が細い軸の先のほうに掛かる摩擦ぐらいのショボいのしか生じてないからなのである。前回の答あわせだけど分かったかな?
レベルワインダーそう考えると、そこそこのブレーキ力があってかつ、回転・接触型の摩擦力で効かせるブレーキ機構で、効き方としては遠心ブレーキと同様に低速で弱く、回転が速くなるにつれ速度の2乗に比例するかたちで強く効く。てことは、結局店頭性能的に回転が良いリールっていったってあんま意味ねぇじゃんって思う。なぜなら、回転が良すぎると今回キャスコン以外のブレーキ無しの素の27モノフィルで回りすぎて投げにくかったというのを実感してその思いを強めたけど、かねてからワシ、結局ベイトキャスティングリールってさっきも書いたように遠投競技でもなければ、ある程度トラブルが起きないことを重視してブレーキ強めに設定して使うのが通常で、レベルワインダー固定にした機種で店頭でクルックルに回ろうが、実際に釣り場で使うときにはレベルワインダーのブレーキ力も込みでブレーキ力設定してたのを、レベルワインダー抜きでやるとなったらその分遠心ブレーキなりを強く設定しないとならなくなるだけで、回転数が上がるとか、競技的に一発の遠投能力が高いリールに釣り場で何の意味があるのかって話だと思う。ってのに気がついてからTAKE先生の「
2500C」読んだら、連動式のレベルワインダーは遠心ブレーキ的に効くって同じようなことを書いておられて、答合わせで”正解”って丸もらった気がしたと共に、ワシより先にネタにされてしまったので、ワシがパクったように見えるやんけ!と思ってしまいました。パクってないんです「真実は一つ」なので同じ所にたどり着いただけなんです。信じてプリーズ。
で、準備は万端、あとは実戦投入でバンバン釣って、釣ったらまた課題が出てくるだろうから、いざ釣り場へ!ってならない問題が1つ残ってて、気にせず放置してもちょっとやりにくいだけでなんとかなるとは思うけど、できたら細かいところも詰めて、そういう細かい工夫の積み重ねが釣りの技術の向上そのものだと思うので、なんとかしてしまいたい。
なにが問題かというと”グリップ”の問題で、重心高めの丸アブと比較しても、ごらんのように”腰高”になっている。スプールが大きいせいもあってサミングすべき位置が高くてやりにくいのもあるけど、手前側の横棒(ピラー)の位置が高いのも親指にアタって握りにくい。親指の付け根が浮いていてグリップを保持できていない。
リールの親指乗せる側を向かい合わせで置いてみたのが下の写真だけど、横棒の位置の高さの違いが分かるだろう。
上の写真はどちらも、竿は一緒で実際に27モノフィルを使ったときの竿で、フェンウィックの「FVR66CMH-2J」なんだけど、この竿で27モノフィル投げられるかと聞かれれば投げられるし、実際投げてたんだけど「どうにかできんかなぁ」と気になる程度には気になるので、どうにかしてしまいたい。
なぜ、こういう投げにくいことになるかという原因の一つに、今時の竿はブランクススルーで竿のブランクスがバットエンドまで貫通しているのが流行で、そうなるとリールはロッドの中心より上に来るのがあたりまえ体操。
一方で、昔の竿はブランクスとグリップが外せて、グリップはオフセットしてリールが沈んだ形になる”ガングリップ”が多かった。27モノフィルも古い時代の設計なのでその時代の竿のグリップに対応しているのだろうと思う。
で、家にあるグリップ着脱式でオフセットのあるグリップに装着してみたら、案の定良い塩梅。左がダイコー「スピードスティック1#ー26HOBB」で、グリップがシングルのトップウォーター系の柔い竿なので今回の用途には合わん。右はヘドン「パル#5123」のスペックは剥げてて読めないけど、グラスソリッドの短めのマスキーロッドで、ツーテンの虎ファンさんが「ナマジこの手の竿好きやろ」とくれた竿で、もちろんお好みであり丈夫で良い感じでコレを使うのは一つ手としてある。グリップがやや短めだけどなんなら延長手術してもかまわない。
ちなみに写真の背景に竿が何本も見切れているけど、オフセットしてないグリップの竿は、試すまでもないかもだったけどFVR同様にリールが腰高問題が生じて塩梅悪い。
もいっちょ、手として考えたのはオフセットグリップ中古の安いのでも買って、ブランクスもグリップもお好きな感じのをあつらえてしまうというもので、オフセットグリップ一応入手した。しかし、高かった。こんなショボい先端の締める部分が欠品の品で落札額3500円で送料入れて4000円がとこかかってしまった。基本2ピースにするので先端無くても突っ込んで接着してしまえば良いんだけど、程度の良いオフセットグリップの相場は軽く万越えだったりする。スピードスティックのグリップもグリップだけで7千円から1万円近い相場になっててビビった。水面系のバスマン道具に金かけやがる。とりあえずブランクスの候補はいくつかあって、手元に既にあるものを利用するか、新たに中古で買うか、いずれにせよ時間の掛かる作業になるので気長に行こうという感じで後回し。
で、当面ヘドン「パル」と並行して試す竿として、FVRのグリップ微調整したのを試してみたい。FVRはさすがフェンウィック”さすフェン”という感じで、今時の竿だけどちょっとずっしり重いぐらいの厚巻きで、ミディアムヘビーアクションのこの手の竿が簡単に折れたら、バス釣っててもフラットヘッドとかのデカナマズだのマスキーだのが食ってくるのが想定されるお国柄、クレームものであり怖くて華奢にしては売れんのだろう。魚掛けてないけどディープクランクとか引いててしっかりした感じがして頼もしいので結構気に入り始めている。フェンウィックの下級グレード竿は正義。
で、調整としては親指の付け根が浮いてしまうのを、そこにお座布団敷いてあげて楽にしてやろうという感じ。
マジックテープが効かなくなった余らしてるロッドベルトを畳んで芯にしてビニールテープでグリグリ巻いて固定。テニス用のグリップテープで滑らないように仕上げていっちょ上がり。という雑い仕事だけどそこそこ良い感じ。あとは釣り場で実際に投げて巻いて掛けて釣ってどうか、試してみたいと思っている。
ということで、従来型PENN両軸機は、「180ベイマスター」主軸に「27モノフィル」を予備機で、主に根魚クランク用としてしばらく運用してみようとおもっちょりマス。
とにかく魚が釣れないと、従来型PENN両軸機方面の症状は治まってくれそうにないので、とっととこいつらでオトトを仕留めて治療に励みたいところ。またこれが値段が安いのもあってマウスが思わず滑りやすい分野なのよね。
さてどうなることやら。