2026年7月18日土曜日

脱獄!あるいは解呪!!

 PC(パーソナルコンピューター)はじめ、情報機器関連にはいらん機能が満載されている。情報機器関連にかぎらず、なんでもだけど”基本性能がしっかりしていて丈夫でメンテが楽”っていうのが欲しい、余計な蛇足機能なぞ不要、って話なのにいらんものばかりついてるっていうのは、常々口がそろそろph下がりすぎて胃になるぐらい繰り返し書いてきているが、スピニングリールの瞬間的逆転防止機構をはじめ、あると不便になるものばかりついてきやがる。まあ、リールなら古いの探してきて使っとけばいいけど、PCとかあんまり古いと役に立たんし、携帯電話もガラケーでよかったけど既に売ってない。まあスマホのアンドロイドOS(オペレーテイングシステム)は面倒くさくなくて楽でいいけど、PCはほんと面倒くさいというのを、今回PCがクラッシュしくさって、今しばらく同じソフトや周辺機器を使いたいので「来年10月までもてばいい!」ってウ○ンドウズ(以下「クソ窓」という)10機を中古で安く手に入れたんだけど、まあ先代が壊れる前と同じ作業環境に復帰させるだけで、面倒くさい面倒くさい面倒くさい、面倒くさい。ダウンロードやらの読み込み待機時間が長いとはいえ、2日かかってなんとか復旧したと思ったら、不具合発生でまた半日がとこ潰されて、ワシ365連休の無職だからボーッと漫画読み読み作業していられたけど、普通の勤め人とか土日休みとか吹っ飛ぶぐらいで、みんなどうしてるのかと心配になる。みな情報強者でサクサクなのか?

 使い慣れてたはずのクソ窓10機でこんなに面倒なら、なんかだいぶ使用感が変わってさらにややこしくなったらしいクソ窓11機とかに換えたらどれだけ長期戦になるのか、考えただけでうんざりする。するけどクソ窓10のサポートが終わる来年10月以降は、11に移行するか、別のOSのPCにするか、はたまたノーガードで殴り合い上等でいくか、判断せねばならずそう思うと気が重い。マックは値段が高いのと意識高い系な印象が性に合わんし、かといってリナックスは情報弱者には技術と知識のハードル高すぎる。今回PC不在中に活躍してくれたアンドロイド系のOSが入ったFIREタブレットがなんか画面分割して同時作業ができんのがちょっとやりにくい、ぐらいで意外と何でもできたので、でかいタブレットにキーボードつけてというのやグーグルPCは悪くない気がしてきているけど、その場合はあとは対応するソフトや周辺機器がどのぐらい充実してるか、特にウェブサイトを維持管理する体制が確保できるかってのが課題か?プリンタとかスキャナーとかもう使いまくったので今のクソ窓仕様のは買い換えてもいいと考えると、タブレット系でなんなら2枚持ちで同時作業とか、クラウドで同期しながら使えば案外いけるのかとか考えている。いるけどまあそれは、しばらく猶予ができたのでおいおい考えていこう。

 で、今回なにがそんなに面倒くさかったのかというと、まずは各種使ってるソフトやらの再度の読み込みとかが時間もかかって面倒なのは前述の通りだけど、これはある程度仕方がない。っていう中でありがたかったのが、ジャストシステム社「一太郎2015」で、ネットにつないだまま買ったときの円盤から再ダウンロードを始めたら、再度ダウンロード購入しないといけないのかなと思っていた日本語変換ソフトATOKも「ATOK2015」をサービスしてくれた上になんかおまけソフトも付いてきた。ATOKシリーズは、今でこそFIREタブレットに元から入ってる日本語変換ソフトとかでもそれなりに使えるレベルになっててちょっと感心したけど、昔の変換ソフトはATOKが優秀すぎて他を使う気にならなかったぐらいだった。最新版は買い切りじゃなくて月額660円とかのサブスク方式になったようで、PCのソフトはどんどんサブスク化している傾向にあるらしいけど、もしクソ窓11機を買うことになったら感謝を込めて月額660円払わせてもらってもいいかもと思わされた。2015版をまだ使いたいっていう、ケチくせえ客も大事にしてくれるその姿勢を高く評価したい。古い機種はクソ窓自体が認識しなくなってるのかもだけど、キャノンのプリンター「IP2700」を接続するのにプリンタドライバーをネットから落としてこなきゃならんかったのは、「普通プリンターぐらいUSB接続したら、ハイハイってクリックしてけば繋がるだろ!」って話なのに、わざと繋がりにくくして買い換えを促してるのかと疑ってしまう面倒くささだったので、ネット繋いで円盤回すだけで無料のサービスがお奨めされてきた徳島の産んだ優良企業ジャストシステムさんの優しさには感心する。こういうのが企業の良心ってやつだと思う。ファッ○ンマイ○ロソフトは爪の垢でも取り寄せて煎じて飲みやがれ。

 で、まあサブスクいろいろ動画配信とか天気情報とかレンタルサーバとか買い物いろいろアマゾンにヤフーにメルカリにとネット関連の情報業者さんと契約しているわけだけど、新しいPCにすると、全部新たにサインインせねばならんわけで地味に面倒くさい。最近はセキュリティーの強化とかで、登録してある携帯電話にパスコードが送られてくる2段階承認方式が多くてめんどくささに拍車がかかっている。ただ、ちょっとありがたかったのは使ってる端末と紐付けて4桁数字とかのいわゆるPINとか呼ばれるパスコードで次回からはOKよってなってるのが増えたのは、メインで使ってるPCは1台なので楽になった。普段使ってる急ぎ繋いでおかなきゃならんサービスはとりあえず繋いだ。パスワードは基本PCにというかグーグルに憶えさせないようにしてたけど、面倒くさくなってきて買い物とか銀行口座とかのパスは悪用されかねないので保存しないけど、動画配信とかタダ見されてもワシが不利益くらうわけではないので保存した。

 で、邪魔くさいのがクソ窓のいろいろと初期設定で出てくるサービスで、ネットブラウザはグーグル「クローム」使い慣れているので備え付けのエッジとかいうのをクロームに換えようと検索かけた時点で「エッジにはクロームの技術が使われている」云々とか推しまくってきて、どうせいらん機能が山盛り付加されてるんだろうから無視してクロームを入れてエッジはデスクトップ画面や画面下から抹殺した。最初の画面に表示されてくる天気やらニュースやらも消す。こういうお仕着せの機能を取っ払うのを、Kindle界隈ではJailbreak(脱獄)と呼ばれていて、今調べたらスマホ界隈でもAI界隈でも使う俗語らしく、機能の制限を取っ払うという意味だけど、ワシもKindleの壁紙を釣った大物写真に換えて悦に入ったりしていた。ただ、PC界隈ではあまり使わない用語らしい。でも、PC界隈こそ機能にかかった”制限”を取っ払いたくなる事項が山のようにあり、象徴的なのは御用聞きのイルカに質問があるか聞かれて「おまえの消し方」って聞くのがネットミーム(インターネットでの共有される画像等)になってたぐらいで、ほんと邪魔くさいのが多い。その手のかわいいやつならまだしも、やたら容量食ったり処理速度を遅くしたりといういらん機能は「設定」いじったぐらいではどうにもならないものもあって、ほぼ呪いのような消すには先祖の代に遡って因果を断ち切るがごときのめんどくせえ作業が必要になるものがある。そういう”特級呪物”としてクソ窓で有名だったのがディフェンダーという標準装備のセキュリティーソフトで、これを有効にしておくとクソ重くてワシの使う中古パソコンのごとき低スペック機は呪いで動けなくなる。で、設定で切ってもすぐに復活する、削っても自動更新で復活するというまさに祓っても祓いきれない呪い状態で、前のPCではワシ詳しく丁寧に解説されているネット記事を見ながらようよう解呪に成功した。でもさすがに評判悪すぎたのか、今回最初からウイルスバスター入れておいたら特別なお祓いせずに設定切るだけで呪い発動していないので今のところ大丈夫なようである。

 で、今回新たに遭遇した特級呪物が「Onedrive」というクソ窓に付いてくるクラウドデータ同期サービスで、以前から一応使ってはいて、データのバックアップは基本は外付けのハードディスクで、その他に写真は「Amazonphotos」というアマプラ契約してるとタダで写真動画が保存し放題というぶっ壊れ性能のサービスを利用していて、Onedriveは容量制限があるので、まあエクセルと一太郎、HTML形式、テキスト形式のデータだけ保管していた。おかげでサイトのHTML方式のデータは公開するために契約してるサクラのレンタルサーバには保存されてるし、バックアップとってなかったけど、サーバからダウンロードせずとも、他の外付けハードディスクに保管してたのを新しいPCに入れてから、同期を開始したら勝手に復活させてくれて一瞬ありがたがったけど、これがなぜか設定が以前と違ってて、とにかくクラウド上のデータを本体として優先的に扱う仕様になってしまって、かつ、ショートカットとかクイックアクセスにピン止めしたホルダも勝手に設定が変わって、PC本体のホルダに行かずに、クラウド上のホルダに直結するようになってしまう。常時バックアップしており、よしんばネット回線が切断されてもバックアップされたファイルがPC上に残るので不具合はないように思うのだけど、勝手に設定変えられるのはめちゃくちゃカンに触って気分が悪い。そしてクソ窓とおさらばした時に、クラウドからまず読み込む設定になってるのはなんか不都合起きそうで、ワシがそのぐらいはすぐに思いつくぐらいなので、様々な不具合が生じることが想定される。なので、最初は勝手に変えられたショートカットやピン止めしたホルダを元に戻してみるんだけど、呪いが発動してすぐにクラウドのホルダにつながるようになってしまう。どうもあちこち開いてみるとホルダやファイルの”パス”にOnedriveが入ってしまうのが原因のようで、それを変えようとしても変え方が分からずネットで調べてもドンピシャの答にたどり着けない(ていうか最近ネット検索しても広告やクソ情報が優先されてきて答にたどり着くのが難しくなってないか?)。クラウドで複数の端末を同期して使う場合には、各端末のホルダやファイルを優先していると端末間で保存時点の違うファイルとかになってしまいかねず、そういう使い方であればクラウド優先が正解なのだろう。ただワシの作業環境はPC一台でタブレットはマンガとか小説読むのに使ってて作業には基本使わないので外したい設定なんだけど、これが設定開いていっても何しても呪いの解き方が分からない。こういう情報弱者の使用者を設定して無理矢理に自動で統一的な仕様を押しつけてくるのが、ぶっちゃけ我慢ならん。クソ窓の顧客の多くがそれで良いんだろうけど、ちょっと違うことをしたいとなるとどうにもならないこの不自由さはクッソ気分が悪い。しかもクソ窓11になるとさらに鬼畜で、基本全部のファイルがクラウドに保管されて、PCにはクラウドのファイルに接続するためのショートカットみたいな空ファイルだけが残されるようになるようで、曰く「PCや携帯端末のハードディスク容量をほとんど使わないので容量を気にしなくて良くなります」だそうだけど、肝心のクラウドの容量自体は無料で使える分はショボくて、すぐに一杯になって有料のサービスを売りつけられるのはともかく、下手すると容量超えた順に勝手に削除されてしまうとか、ほんと顧客のことを考えてない弩弓の特級呪物としか言い様がなく恐れ入る。災害時とかネット関連のシステムダウンとか何らかのトラブルでネット環境とか使えなくなったらどうにもならんってだけでもワシは生理的にダメ。ネット上でも解呪方法がいろいろと解説されているけど結構面倒なお祓いが必要なようだ。クソ窓本当にクソオブクソ。

 結局、最終的な判断としてはワシ自動同期の設定自体を切った。そして外付けハードに保存してないような直近のファイルだけ、手動でクラウド上に作ったファイルにその日の最後に保存したときについでにコピーを保存するマニュアル方式とした。その使い方であるなら、サイト用に借りてるサクラのレンタルサーバは容量大きいので、そっちに放り込んだ方がよっぽど信頼できるけど、無料のサービス分ぐらいは危険分散の意味もあって使っておく。

 ネット使ってクラウドサービス利用してバックアップとっておくっていうのは、危険分散の意味では非常に有効で、外付けハードディスクにバックアップとってても、津波でPC本体と一緒に持ってかれたら終わりであり、どっか遠くののサーバにデータが残ってるってのは復旧させられる確率がだいぶ上がる。ただ日常的に使うとなると、クラウドサービスの利用にはウチのような無線でワイファイの環境だと、光回線とかの有線のような通信速度が確保できないので、そこそこ時間がかかって、でかいデータを保存しておこうとすると、送ってる間はPCで動画とか上手く再生できなくなってやや不具合生じる。そういう個々の事情に合わせて設定やら使い方が選べるようになってないと、便利な機能も呪われたアイテムに成り下がる。クソ窓作ってるマイ○ロソフト社様におかれましては、シェア低下をAIアシスタントだクラウドサービスの常駐だと、イラン機能を押しつけるのではなく、真に使い勝手の良い設定変更も簡単なOSか、昔書いたけど簡易版「素人の窓」でも作って売っておけって心底思う。機能削減した「素人の窓」が仮にお値段割高でもそっちを買う層はいっぱいいると思うけどどうだろう。

 そうでもなければ、呪われたOSであるクソ窓との因縁もそろそろ終わりにしたいと切に願う情報弱者なワシなのであった。

2026年7月11日土曜日

修理、修繕、リペア、繕いたい

  ワシ、常々モノは長く使いたいと思っている。もちろんモノは永遠には形をとどめず、行く川の水は絶えずして、盛者必衰のさだめだともわきまえていてもである。

 家電やら情報機器やらの、定期的に壊れる仕様には、そうしなければモノが売れないという売る側の理屈もわからんではないけど常々ムカつかされているのはこれまでも度々書いてきたとおり。なんだけど、また我が家のPCがおかしくなってきて、あなたがこの記事を読んでいる頃、我が家のPCはこの世にはいないかもしれない。データのバックアップはまめにする体制になってるのでいつ死んでもデータが失われる被害は最低限で済むはずで、そこは良いんだけど、使えなくなるともろもろ生活に支障が出るレベルなので、だましだまし動かしつつ予備機を手配した(無事?代替わりしました)。ちょっと悩んだけど、ウインドウズ10のサポート期間が27年10月まで延長になったので、ウインドウズ10搭載の中古機買ってそこまで持たせる作戦とした。なんかウインドウズ11は使いにくいという評判も聞くし、勝手にクラウドにバックアップを作って、クラウドサーバの無料分がいっぱいになると有料のサービスを売りつけてくるという阿漕な商売らしいのも気にくわん。ウインドウズのシェアって徐々に減っててマックやアンドロイド系に流れてるのもむべなるかな。殿様商売のつけを払いやがれってなもんだけど、ワシ結局ウインドウズしかよう使わんので、最終的にツケを払うマイクロソフトに金を搾り取られる側であり泣けてくる。情報弱者は搾取される嫌なご時世さ。

 モノは長く使いたいといっても、なにも漆器(英語圏で陶器が”CHINA”と呼ばれるように”JAPAN”と呼ばれると聞いたこともあるけど誇らしい)のように千年使える必要はない。ワシはエルフじゃねぇしそんなに長生きじゃないからな。でも20年くらいはもってほしいと切に願う。というなかで、最近、PENNの「430ss」のジャンク個体も修理したし、家の屋根とベランダも修繕したしで、なんか修繕欲とでもいうモノに火が付いてしまい、ジャンクな釣り具を探して直したい衝動に駆られている。釣り具は最近の電子制御なブレーキ搭載リールとか電動リールとか以外は手動の道具であり、素人の工作でどうにかなることも多く、直して使って愛着を持つには好適な対象だと思う。とはいえそう都合良く手頃なリールが出てくるかっていうとさにあらずで、直したくもないような真性のゴミは対象から除外すると、なかなか良い弾は出てこない。その点ルアーなら数が多いのもあって、修繕欲を満たしてくれそうな手頃な出物もそれなりにあって、またそういうのは安いからマウスの滑りも良い。れいによってクリッククリックってなもんである。

 ジャンクルアーで一番多いのは、塗装が割れたり剥げたりしたもので、こんなもん箱入りの美品を求めるコレクターでもなけりゃ、使える程度に修繕するのはわけない。見た目にこだわらなければ割れたところにエポキシでも盛ってやればいいし、全体にウレタンコーティングかけてやっても良い。ここで重要なことをカリスマとして皆様にお伝えしておくと、ウレタンコーティング剤は使う分だけ小出しにして使うと冷凍庫保管で長期保存可能。今回使ったのは購入履歴調べると2025年4月14日となっており、1年以上ルアーのコーティングに竿のラッピングスレッドのコーティングにとチマチマと使い続けて使い切れそうになっている。この手の1液性のウレタン塗料は溶剤の揮発と共に空気中の水蒸気と反応して固まるそうで、ビンに直にドブ漬けは空気と触れてしっかり反応が始まってしまった塗料をビンに戻すことになり、そうなると冷凍保存しようが薄め液で薄めようが反応が進んでしまい使いたいと思って冷凍庫から出してくると固まってしまってて使えないということが起こる。エポキシやUV固化樹脂に比べると溶剤の揮発分で”痩せる”というのは否めないけど、1液性で手間がかからないのはありがたく、厚く塗りたきゃ重ね塗りすれば良いわけで釣り具関係のコーティング剤としては現在これが一番気にいっている。銘柄的には「東邦産業 ウレタンフィニッシャーEX」というのを愛用している。

 写真一番上ののラパラ「BXミノー」はバルサをプラスチックっぽい樹脂ボディーで覆った個性的なルアーなんだけど、バルサの軽さを活かそうとしたら樹脂は薄くなるわけで、中古で買ったら所々ひびが入ってたので全体的に筆塗りコーティング。お次は上から順にサルモ「パーチ」、ダイワ「バルサマック」、ザウルス「クランカウルス」もひび割れてたり塗装欠けてたりしたので、エポキシ盛ってから全体的に筆塗りコーティング。これらはみなバルサなりドーム材なりの木製で湿気吸って膨張したり逆に乾燥で縮んだり、もちろんぶつけたりしてもひびとか欠けとか生じやすいけど、ウレタンコーティングして防水処理し直してやれば実用上なんの問題もないはず。木製ルアーってのはそうやって使うモノだってぐらいで、そうやって直し直し疵も愛でつつ使うのは陶器とかの”金継ぎ”みたいで良いんじゃないだろうか。

 とはいえ限度があるって話で、あんまりボロいと塗り直したくなってくる。そうなればお好きな色に塗り直せば良い。リペイントとかいうとエアブラシ買って綺麗にとか考えがちで面倒くさそうに感じるかもだけど、再塗装なんぞ単色仕上げに目玉つけただけでも十分で、それは昔ラパラが自由に塗装を重ねて欲しいという感じでパ-ルホワイト単色のカラーで売り出したら、そのままでよく釣れるとなって定番色化したなんて逸話があるぐらいで、ぶっちゃけワシ黄色一色で塗っとけばいいやぐらいに思ってる。それだと色気がなさ過ぎるとおもうなら、今回したように尻だけ白のツートンカラーやグリッター振りかけとかお手軽でお薦め。今回は蛍光黄色を使ったので、蛍光黄色の塗料は浮子のトップなんかに使うときに光を通して見やすい感じの透明感があって、ルアーの場合下塗りしないと発色が良くないので白を下に塗ったので、ついでにツートン化しているけど、梅雨の晴れ間で急いで仕上げたので、ウレタンコーティングの時に色が若干流れてる。急いては事を仕損じるって事例だけどグラデーションを狙って塗ったということにしておこう。タックルハウス「キーパプース」、ラッキークラフト「ストリームドライブ」は色塗りだけだったけど、ダイワ「ピーナッツⅡDRサイレント」はオモリの固着が外れてカタカタと鳴ってサイレントじゃなくなってたので、ある程度塗装剥いで動いてしまってるオモリの位置を確認して、小さい穴を開けて瞬間接着剤を垂らしてオモリ固定して、穴はティッシュの紙縒りでふさいでから瞬間接着剤で固めて、色塗ってウレタンコーティングってやってる。腹側のネームは残してみた。穴開けて塞ぐのはそれほど難しくなく、小さい穴ならティッシュ詰めて瞬間接着剤で簡単に塞げるし、穴が大きければバルサとか割り箸とか手頃な木片を削って詰めてやればいい。この小技知ってると、ラトルを黙らせるのも、逆に中空の樹脂製ルアーならラトル追加も簡単。重心移動の玉を固定して固定重心化とかもよくやる手法。もちろん開けた穴ではなく開いてしまった穴を塞ぐのにも知ってると重宝する。ティッシュ詰めて瞬着はアマゾンでペーシュカショーロの牙で穴開いたルアーを現地で瞬着とティッシュという最低限の材料だけで補修してる記事を読んでいたく感心して真似させてもらっている。

 で、もうちょい手間がかかるのがリップが折れている、あるいは抜けている場合の補修で、っていうとこれまたポリカーボネイトの板やアクリル板を加工してって思うと面倒だけど、カナ切りバサミ程度で加工できるFRPのいわゆる基盤板やちょい柔らかいプラケースの仕切り板のあまってるのやら百均のタッパーとかの樹脂板をチョキチョキ加工して使うとアクリルカッターとかで切り出すより楽で良い。柔らかい樹脂板のリップって意外に良くて、衝撃に強いので折れにくかったりする。最近買ったラパラ「フローターエリート85」のリップが指で押すとやや曲がるぐらいの柔らかめの樹脂でできていて、さすがラパラと感心したところである。

 でもって、今回リップ修繕は2つで、一つはラパラ「ダウンディープラトリンファットラップ5」で、これがさっきさすがと褒めた同じラパラと思えないぐらいにリップに問題があって、細くてミョーンと伸ばしたリップは急速潜行能力に優れているけどワシの使ってた7センチ版では折れたし、ジャンク一山買ったなかに入ってたのは抜けていた。これ、折れた7センチから回収したリップが上手くねじ込めるように削れば修理に使えそうなんだけど、あえて別の方法に挑戦してみた。カナ切りバサミで切れて、加工がある程度楽な素材として我が家の在庫にアルミの1mmの板があったのでそれで行く。アルミなら曲がることはあってもポキッと折れることはないだろう。ということで元々のリップの形状を正常な個体からもってきて適当に参考にして、アルミ板を切り出して端をサンドペーパーでバリとか取って丸める。差し込んでコニシのSUとかの強力接着剤で接着しても、そもそもそれほど深く刺せるほどリップ用の穴が設計されていない。なのでちょっと考えて、突っ込むアルミのリップの先に穴を開けてステンワイヤーを引っかけて、それを本体の差し込む穴の底にドリルで穴を開けてつっこんで接着剤で留める形にして、あとは隙間を塞ぐ形で基盤板と割り箸で固めてエポキシで埋めるように接着。まあまあの強度でリップを接着できたけど、あとで思いついたけど、リップに開けた穴を使って本体側にネジで留めるレーベル方式のほうが抜けはなくできたかも。ただ、穴が浅い関係上、本体の端の方にしかネジ留めできないので、そうなると本体割れてリップがもげる可能性は出てくる。良し悪しか?で、アルミのリップのルアーは昔からリップを曲げるチューニングがあったぐらいで、深く潜るようにしゃくれさせたり調整可能かなと考えてたんだけど、実際に投げて引っ張ってみると、グルングルンにきりもみしたりそもそも上手く泳いでくれなくて、オリジナルと似たような形状のリップにしたつもりだけど、あのスプーンのように窪んだ形状が水をしっかり噛んでアクションさせているのか、平面的な形状だけ真似してもダメなようだった。素直に真っ直ぐに調整してなんとか回転はしなくなったけど、水中で大きくS字を描くような動きで、他に無いアクションといえば聞こえはいいけど、正直釣れそうには見えない。そして急速潜行してくれない。まあ、アルミの板からリップを成型してしまうという技術は応用効きそうなので、一つ勉強になったということでよしとしておこう。

 もう一つは今回2個目のダイワ「バルサマック」で、リップが折れている。これリップを作って修繕ってなりそうなものだけど、偶然の出会いってあるもので、ネットオークションで本体と同時期に、ラパラとかのリップだけ5つぐらいセットで出品されていた中に、明らかに使えそうなダイワのリップが混ざっていたのでどちらも落札。もちろん安値だったけど、ワシのようなルアーの部品さえ欲しがる好き者はいるので、ゴミになりそうな壊れた釣り具でも、バラして使えそうな部品があればネットオークションなりフリマなりに”部品売り”で出してもらえると、出品側も小遣い稼ぎになるだろうし、落札側は”それさえあれば直せるのに!”という部品が手に入ると大変助かるので、是非お願いしたい。”部品取り用”として丸ごとジャンクで売りに出してもらっても構わないけど、部品売りの方が小さいので送料的にお得で助かる。というわけで、リップのサイズがこれで合ってるのかどうか分からんけど、ちゃんとDAIWAのロゴ入りリップの付いたバルサマックに復活した。コレクターズアイテムにはならんかもだけど、実釣用には問題ないし、リップの折れたルアーとリップがネット経由で我が家で出会って一つになったというのはなかなかに感慨深い。仲人として今後の幸せをお祈りいたします。

 という感じで、ジャンクルアーの修繕は、暇はつぶせるし、実弾補給にもなるし、なにより自分の手によって、ルアーが復活して新たに息を吹き返すのはとても気分が良いもので、生きていればモノは壊すし、自分含めて命あるモノはいつか死ぬし、”さよならだけが人生さ”って昔の人が言ったことが胸に染みるようになってくる白秋のお年頃なんだけど、そういうなかで時の流れにあらがうことができたような、一矢報いたような満足感をおぼえるのである。

 形あるモノはいずれ壊れる、だとしても道具は大事に長く使いたい。

2026年7月4日土曜日

ゴリ巻きするなら両軸使え!

 PENNスピンフィッシャー「430ss」は東北時代、「4300ss」のバックアップ機として愛用していた。スプール共通なのでスペアスプール体制が組めるのが利点。430ssは基本的にインスプールの名機「714z」をアウトスプール化した、金属ボディーの左ハンドル専用機でもってスピンフィッシャー小型機伝統のウォームギア機。714zととはハンドル、逆転防止関連等一緒で、ハンドル軸ギアも実は、430ssではサイレント化されているので、古いタイプだとサイレントドックの爪が挟めるようにラチェットが浮かせてないので同一のモノではないけど、実は430ssが4300ssにモデルチェンジしたあとも714zは販売されていた超ロングセラーモデルなので、714zの後期型のモデルのハンドル軸のギアは430ssのそれと共通である。っていうのを利用して、714zに430ssのサイレントドックを移植してやれば、管理釣り場で隣の人に「カリカリうるせぇ!」って怒られなくて済むサイレント仕様の714zができあがりって裏技もある。

 でもって、430ssのジャンク個体がネットフリマで5千円ちょい送料込みで出てきたので、つい出来心でマウスが滑ってクリッククリック。ギアが摩耗していて、スプールが干渉して異音がしている、あとワンタッチの爪が3本中1本折れてる、という説明だったけど、PENNでギアが摩耗してるのは見たことがないので、なんかの間違いだろうっていう読み。スプールの干渉は座面が低すぎるので適当にテフロンワッシャーでも足せばどうとでもなる。ワンタッチの爪は2本でも多分機能する。ということであっさり復活させられるだろうという読みでサクッと確保。これが、読みが甘すぎたって話で恐ろしく手間と金が掛かってしまい、沼の底でもがくようなはめにあわされた。

 ま、とりあえず全バラしするわなということで、分解していく。分解前にワンタッチの爪は2本でも機能していることは確認できてるので、スプールの干渉とギアかなと思ってギアが逝ってるとは思えないので、なにが原因で一部空転するんだろうなと思ってたけど、予想に反して思いっきりハンドル軸側のギアが摩耗している。写真上段の左側が摩耗してしまってギアの山が削れて幅広く真鍮の金色が見えている部分。右は比較対象の削れていない部分。で、削れまくってるのでローター軸のギアの裏のボディーの内側に真鍮粉がこびりついている。ステンレスのローター軸ギアに真鍮のハンドル軸ギアの組み合わせで、かつウォームギア方式は、丈夫でなかなか削れないというのが定説で、実際に長期使用で摩耗してギア交換したいけど、714zのハンドル軸ギアが430ssのギアに使えるかどうかという質問も受けたことがあるので、削れることもあるとは理屈では知っていたけど、現物に会うまで感覚的にはなかなか信じがたいものがあった。

 でもモノは必ず壊れるってぐらいで、削れるときは削れるんだろう。ちなみに714zの後期のハンドル軸ギアは、430ssのものと同じなので流用可能。サイレントドックの爪が挟むようにラチェットが浮いてない時代の714zのハンドル軸ギアは、ドックをカリカリ鳴るモノにすれば流用できそうだけど、430ssでは爪でラチェット挟むのでドックがハズレないので、ドックを固定するネジが無くやや運用上問題ないか不安が残る。でもって、これ削れているのがハンドル軸側のギアだけならそれだけ探してくれば良いけど、ローター軸のギアも逝ってるとなると両方セットで確保しなくてはならず泣けてくる。他の714zからハンドル軸のギアを借りてちゃんと機能するか試してみたら、問題なくハンドル巻いてローター滑らかに回転してくれたので、とりあえずハンドル軸のギアだけ交換すればなんとかなりそう。写真右がラチェットが爪で挟める430ssおよび後期の714zのハンドル軸ギアの形状。左が古い714zのハンドル軸ギアの形状で、ラチェットがギアに密着しているのが分かるだろうか。いずれにせよ、ギアの歯が削れているのは直しようがないのでセカイ○ンでお買いモんだろうなと、この時点でややうんざり。

 ただ、ここまではそうはいっても売り主の説明どおりではあり、読みが外れたとはいえ想定内で悪い方っていう程度。こっからが、正直トサカに来た。スプールが干渉して音がしているのはスリーブにテフロンワッシャー追加して高さ稼いでやれば大丈夫だろう、ってスプールまわりをいじり始めたら、なぜスプールが干渉してローターと擦るぐらい下がっているのか、なぜ丈夫なウォームギアの真鍮の山が均一にではなく片側だけ削れまくってるのか、やっと理解できた。スリーブのスプールが乗っかる座面にワッシャーが本来あるはずが抜き取られていて、擦れてメッキはげて地金が見えている。座面のワッシャーはおろか、ドラグパッドも抜き取られていて付属していない。要するにガチガチにドラグ固めて負荷が掛かってもドラグが滑って力が逃げるようにはせずに運用されていたとしか考えられない。ドラグ効かせる気がないから、ドラグの音だしも一枚の薄い板を折り曲げてある形状なのが、折れて根元部分だけ残ってる状態でそのままにされていて機能していない。そら、なんぼ丈夫なギアでも小型機のギアはドラグも使わずゴリ巻きして使うようには設計されておらず、高負荷のときには無理矢理巻いたら削れるしかないだろう。よって、まんべんなく削れているのではなく一部だけ削れている。これは「壊れたのではなく壊した」っていうヤツだろう。だ~か~らスピニングリールはそういう使い方できるリールじゃないんだって、見て分からんかね?わからんから20キロ越えるような青物釣るのにもゴリ巻きしてスピニング壊して文句言って、あげく剛性とか言い始めて、10万もするようなアホなスピニングが出てくるって話。スピニングは回転軸90度かえて巻くけったいな道具で、ローターの片方にラインが負荷を掛けてくる構造なので、ゴリ巻きしたらローター歪んだまま巻くことになって無理が生じるっていうのを、無理矢理ゴリ巻き仕様に仕上げたわけの分からんようになってるハンドルもたためないような奇形スピニングで皆さん釣ってござる。アホかと。ポンピングして竿で負荷を抜いた分を巻け!それだけのことである、ポンピングするとラインテンションが変わってバレるとか、竿掛けで船縁に固定した両軸リールしかしらんかった餌釣りから転向した遊漁船の船長とかが言うんだろうけど、竿が適切ならポンピングが原因でバレるとかないから。もっというと、いつも書くようにデカいのと力勝負するなら、巻き上げ効率の面からもリールの耐久性剛性の面からも”両軸受け”のリールが正解で、投げるのが難しいとか言い始めたら、そいつは腕がないんだからおとなしく小物でも釣っておけって話だと思う。道理に合わない無理矢理な道具や釣り方で、なまじ魚を釣ってしまうと、それが正しいかのように受け止められて、みんなで変なことやってる今みたいな状況になる。遠投カゴ釣りの人でも磯の底モノ師でも、普通に引き手サミングで大型の両軸リール使いこなしている。やっとショアジギとかベイトも使われるようになってきたようだけど、引き手サミング仕様ではなさげで、とっととカリスマのワシが20年ぐらい前から言ってることに気づいてくれって話。 

 で、多分売りに出してた人も、ジャンク買って直そうとしてたけど手に負えなくて放出したんだろうと思う。まあそういう個体こそ、ワシが入手して実釣可能なところまで修繕してやらねばならないだろう。そういうお務めだろうと思う。座面はテフロンワッシャー2枚でローターと擦らなくなった。ドラグは大径の1階建て方式でパッドは純正のテフロンパッドが在庫してあるけど、430ssは小さいけど小型青物ぐらいはやっつけることはできる機種なので、自作のカーボンシート製ドラグパッドを奢っておいた。音出しはスプール裏のネジは残ってたので、ステンレス硬線をまげて作った”音だし”をネジで固定してギリギリとやかまし目の音が鳴るようにでっち上げた。この形状は714zとかでは薄い金属板で作られているのの真似。

 で、とりあえずハンドル軸のギアは買わねばだけど、それ以外を組んでおくかと組み立てたら、逆転防止の軸がハマってる樹脂スリーブを紛失してしまった。お盆の上で作業しているので無くなるはずがないのだけど、本体側に付いてるのに気がつかずに作業してて、パーツクリーナーかけたりするのに持ち運んだときにでもどこかに落としてしまったのだろう。そういう怪しい場所を探し回ったけど出てこず。なぜか失くしたおぼえもないバネが出てきて頭をひねらざるをえない。ジジイ手も器用さが失われてきているし、注意力も散漫になってきてしょうも無いミスしがちで嫌になってくる。結局、逆転防止機構まわりは予備部品一式確保してあったので、そこから出してきて間に合わせたけど、上手くいかないときはこんなもんである。

 で、あとはギアを買うだけか、という話なんだけど、何度も書いてきたように海外通販では送料安く上げるにはまとめ買いで関税掛かる1万6千円だかの手前まで買ってしまえという悪癖をまた発揮して、予備があっても良いだろうと2本爪になってしまってる主軸も3本爪のを予備に1本購入、そして右巻仕様の850ssを左巻にするためのハンドルの軸とネジと、ショボい部品計4つで15,135円とけっこういってしまう。セカ○モンちょい前にシステムがサイバー攻撃受けたとかで、数ヶ月システムダウンしていて、”わび石”的にクーポン貰ってたの使っても、手数料と米国内の送料が一つ一つに掛かってきて高くなるのはどうしようもない。くわえて、今回他にも詫びとして既存のユーザーはVIP会員の使える簡易包装サービスとかいうのが使えて、これは部品だけだとかなり小さくなるので、「ミスティックリールパーツ」さんで買ってたときに、FedExじゃなくUPSの小型便にまとまると千円台で済むことがあったので期待したけど、佐川の国際便で送ってきやがって送料4,113円もしやがった。計2万円がところで部品1個5千円弱でございます。予備も含めて今回の430ssに部品代だけで1万円弱掛かって、本体が5千円強だったとしても合計1万5000円ぐらいになってて、それだけあればそこそこ程度のいい個体が買えるじゃんという事実は、目の前に酷い使われ方して壊れているリールがあって、それを使用可能なまでに修繕しておきたいという理屈を越えた執着によって意味を失い、老後(今現在だが)の資金を削っていくのである。アタイ病気がニクいっ!

 で、届いたギアを収まるべくして収めて、無事修繕完了。使用に際してなんの問題もない実力の、優秀な実用機である430ssの本来の性能を取り戻せている自信がある。

 まあワシがカリスマとして言いたいのは、道具を良く理解して、壊れるのは仕方ないけど”壊す”のはやめてくれっていうのと、そうやって道具の使い方や特性を理解せず壊す釣り人の意見を汲んで、ワケの分からんフォーミュラーカーで木材運搬させるような、本来の目的とかけ離れたような奇形的な道具を作って市場に出さないでくれって、毎度のジジイの繰り言をまた書いておく。なんか、多くの釣り人が今時の道具だから釣りやすい、性能が高いとか思ってるかもだけど、基本性能は30年40年昔のリールの方が堅い設計されてて優れてることが多くて、例えばデカいの釣りたいってなったときに、最新の高級スピニングよりも、古いPENNの両軸とか持ってきた方が適切で使いやすいってのは間違いなくあると思っている。自分だけ古い道具使って釣るのは不安があると思うし、高いの買わされた人間はそんなので釣られたらメンツ丸つぶれなのでグジャグジャ言ってくるけど無視して賢く釣っておいて欲しいと心から願う。さすがに釣具メーカーが無くなると、まあ困るわけで、多少は騙されてやって欲しいところだけど、あんまり変なもんしか作らないなら不買で姿勢を正してやって欲しいと、釣り人の皆様にお願いしたい。

2026年6月27日土曜日

屋根の上のシリコン塗り

  5月の初め、以前直したはずの位置から雨漏りが・・・。

 写真は天井板を取っ払ってヘッドランプで屋根裏を覗き込んだときの様子だけど、じんわりと雨水が染みてきて、ポタポタと滴っており、下の釣り具部屋の天井板の継ぎ目から、これまたポタポタと下で受けているバケツに水滴が落ちてきている状態。まいったなー。

 それにしても、以前この位置はグラス繊維のシートをポリエステル樹脂で固めてた、いわゆるFRPを使用して対応しているのに、なぜそこからまた漏れる?よく分からんのでとりあえず、ベランダ伝いで屋根に登って様子を見てみる。

 見たところ、FRPが割れてるとかは無い。でもその辺りから漏れてくるのはたしかなので、考えられる原因としては、まずは側面が最初は密着してたはずなのに、ちょっと浮きはじめているので、横から流れ込む雨水が漏れる。もういっちょはなんかガラス繊維がモコッと盛り上がってるところがいくつかあって、塗った時点でそんなのあった記憶がないのでちょっと怪しい。あとは全体的に雨風にさらされて風化していて薄くなってるように見えるところもある、ッテぐらいか。

 とりあえず、FRPの部分の側面のスレート瓦との間にできた隙間はシリコンコーキング剤で埋める。ガラス繊維がモコモコしてることろもシリコンコーキング剤で防水。薄くなったFRPの雨漏り地点の直上あたりには、そろそろ固まり始めて使い切りたいルアー塗装用のペンキを塗ってしまう。という方針を立てて雨が来る前に屋根に登って作業した。今回、コーキング剤を沢山塗布するということで、新兵器の”コーキングガン”を導入した。コーキングガン用のカートリッジになったシリコンコーキング剤を、カパっと本体の銃身に填めてトリガーを引くと切って穴を開けておいた先からムニューッとコーキング剤が出てくるのだけど、銃身とそれに見合ったコーキング剤を押し出す弁が付いた芯棒の長さに対してトリガーが短いので、どうするんだろうと思ったけど、先人の知恵というのはありがたいモノで、トリガーを引ききって戻すと、銃身の後ろの方に心棒を”猿ぼぼ”的にというか自在鉤的に止めたり出したりを調整している金具が付いてて、戻すときには心棒を自由にして押し込まれた位置のママをキープ。トリガーを引き始めると心棒をつかまえて押し込み、戻すために手で金具を押さえてないかぎり、トリガー引き続けるだけでどんどん押し込む方向にのみ進んでコーキング剤がニュルニュルッと出てくる仕組み。シンプルな道具だけどチューブを手で搾るより格段に楽で最後まで使い切れる。誰が考えたのか分からんけど良くできてると感心した。

 ということで、FRPの端っこの隙間をコーキング剤で埋めて、グラス繊維がモコってしまってるところもコーキング剤盛っておく。そして、ここら辺から漏ってるんだよなというあたりに黄色いペンキを塗っておいた。

 これでどうだろって、上手くいってるかどうかを試す、格好の機会が来て、台風5号。紀伊半島でも久しぶりに感じるぐらいにドシャメシャに降った。結果、直したところに関しては微妙に漏れる位置が変わったけど、普通に漏れて、雨量の関係か別のところも漏れやがって、どうにもできていませんでした。クソっ!ちょっと怖いぐらいの降り方で、頭の中でルルルールールルルールーって雨だれの唄を流しながら眠りにつきましたとさ。

 で、こうなりゃ仕方ないので、FRP部分はポリエチレン樹脂の塗り直し。付近の怪しげな浮いたスレートの隙間にコーキング剤ぶち込み。あと新たな雨漏り箇所には防水ブチルテープというモノも試してみる。コイツは粘着面がスライムみたいなというかガムみたいなねっちょり張り付く系で、ちょっと最初付きが甘い感じがしたけどだんだん粘着していくモノだと思う。で、縦に入ってるスレート瓦の切れ目にはコーキングガンでシリコンぶち込み。コーキングガンナーとしての腕もだいぶ上達してきたかな。瓦の場合、水は下に落としていくけど空気は隙間から取り入れるという構造になっていて、あんまり密閉してしまうようなことは屋根裏に湿気が溜まってカビはえたりして良くないのかもだけど、雨漏りするのは斜面がユルい一面だけなので、他の2面で通気性は確保できてるだろうし、もっと言うなら梁の端の方とかデカい隙間があって、鳥とかハクビシンとかコウモリとか入ってきて棲みそうなぐらいで、問題ないだろう。

 で、FRPを再度強化してやるべく、ポリエチレン樹脂をローラーで塗ってやる。主剤に付属の固化剤を2%投入して、よくかき混ぜて塗りたくる。ひたすら塗り塗り。小っちゃいローラーだったけど、刷毛より断然塗りやすくて作業がはかどった。

 今回の作業はそこそこ効果があったようで、すぐに次の雨が来て雨量もまとまったけど、雨漏り無し。天井裏覗いてみるとFRPの下の梁にじんわりと湿ってる感じがあったけど、これを完全に止めるには、コーキングガン撃ちまくりでまわりの隙間という隙間を埋める物量戦が必要になるだろう。それをするか、もうあきらめて業者さんに入ってもらってトタン系の金属屋根に張り替えるか、また漏れてきたら考えよう。築40年超どのみち限界に近づいてはいる。とりあえず、現時点で絶賛大雨ダダ降り中の台風7号の雨でも漏れは無し。しかし、8号いつの間に追い抜いてったんだ?

 と、一応屋根の雨漏り問題はそれなりに妥協できるところまで終息させることができたんだけど、新たな問題が発覚。屋根に登るのにベランダから上がっていくんだけど、なんか上から見ると、ベランダの角の柱を支える部分からアルミの部品がはみ出しているように見える。裏側の草むらになってる空き地に回って確認して肝が冷えた。

 「腐ってやがる、古すぎたんだ」

 ベランダ全体が立方体の篭のような形状で、母屋の柱に2本か3本のボトルで固定されている他に、ベランダの下の一階流し台の屋根の端の方にも屋根の柱の上に乗せる形でベランダの張り出した先の方の角が乗っかっている。その乗っかってた屋根の柱が、屋根のトタンが錆びて朽ち落ちたために、もろに雨水をかぶりまくって、長い年月のうちに腐って、ベランダから掛かってた加重に耐えきれずグジャッと潰れてしまっている。

 母屋の柱に固定されているとはいえ、築40ウン年のそれである、ベランダごと崩壊しても不思議ではない。これはいかにもまずい。直すにしても腐った柱を取り替えるには一回ベランダをハズして作業せねばならず、現実的ではない。柱を使って支えるのをあきらめて、地面から足場組むなりポールを立てるなりして2カ所を支えるってのも考えたけど、ある程度の長さのある足場パイプとかをキッチリ組む技術や知識が無いうえに加工する道具もない。業者さん呼んでやってもらうとそれなりにオゼゼがかかる。

 色々考えて、屋根の柱は先の方は朽ちて落ちてるけど、先以外はまだ腐ってない。そこで重さを支えてもらうしかないだろう。その上で、これ以上柱が腐らないようにサビ落ちたトタン屋根の端を補修して、柱の腐った部分はなるべく削り取ってぐらいが現実的な方法だろうと思う。ということで、つっかえ棒にする端材と下がってきてるであろうベランダを一旦持ち上げて、つっかえ棒を入れてから下ろすための車載のジャッキの中古をネットフリマで安価に見つけてきた。車載のパンタグラフ型ジャッキとかも廃車するときに下ろしてなんぼかでも小遣い稼ぐためにか安っすく売ってるのね。”令和の闇市”ことメ○カリ、なんでも売ってるもんだ。おかげで助かった。

 やることは単純、屋根の柱の上にはトタンのとんがりがきてるので、端材2本で挟み込んで、ジャッキを乗せて、上のベランダの梁との間に入れて、グシャッとなって沈んだ分を元のベランダの脚の高さに戻すぐらいの感覚で、だいたいこれで水平だろうってぐらいにちょっとだけジャッキアップ。右も左も同様にするけど、左は屋根の柱とベランダの梁の位置がややズレていてギリギリ。

 ジャッキアップしたら、屋根の柱とベランダの梁が上下に揃う場所に端材を合わせてみて、切る角度とかをマジックで書いてノコギリでギコギコ切っていく。

 ジャッキアップしたまま、長さと角度をあわせて切ってきた端材をつっかえ棒として入れまくって、真ん中へんのが入ったら、ジャッキを下ろしてハズして、さらにジャッキの位置にまた長さ切りそろえた端材を入れてトンカチでコンコンして填め込む。左側はさっき書いたように、屋根の柱とベランダの梁がややズレているので、ジャッキだとあるていど幅があって支えられるので、そのまま柱として使わせてもらう。とりあえずこれで、腐ってない屋根の柱にベランダの重さのなんぼかが乗ってる状態のハズで崩落は防げるのかなと思ってる。

 あとはこれ以上腐ってこないように錆びた屋根の修理。適当な大きさの板を、端の方が崩れ落ちたトタンのところに貼り付けて、下の腐った柱にこれ以上雨水が染みこまないようにするのに、なんの板が良いか?モノ○ロウのサイトで金属板が良いか、ポリカーボネイトとか塩ビの波板が良いかとかあれこれ悩んだ結果、昔ルアーのリップ作るのに使ってて切るためのカッターとかもあって加工もできるアクリル板がとりあえず値段も安めだし、余ったらルアーのリップ作れるしということで決定。モノタ○ウのサイトは危ない。気がつくと2,3時間平気で過ぎててあれこれ余計なモノもカートに入れている。ついでにトタンにアクリル板を貼り付けるためのシリコンコーキング剤も、どうせ屋根の補修にまた要るだろう分も含めて5本ぐらいまとめ買い。ねっちょり接着して端っこにコーキング剤盛ってとりあえずトタン屋根の補修はこんな感じ。コーキングガン1本でシリコン塗るのが楽々になった。あとは腐った柱の、木材のグズグズになった部分をガリガリと掻き落として、ペンキかなんか塗って防腐処理してしまいたいけど、それはまた冬の乾燥したときにでもしておこう。今回とりあえずここまで。

 日曜大工の素人仕事でだましだましやってるけど、どっかで屋根の張り替えとかは業者さんに来てもらってやらんといかんのかなと思いつつも、ワシが死ぬまであと長くて30年やそこら、上手く手入れしつつ持たせられたら持たせてしまいたいけどどうなることやら。まあDIYは貧乏生活の醍醐味。せいぜい楽しんでおくとしよう。

2026年6月20日土曜日

へちま

  「お染二の字」、「白熊中金」、「八つ橋荒巻」、「黒三光」、「源氏車」、「八ッ橋赤底荒巻」、「新魁荒巻」、という新しい打順の鮎毛針浮き流し釣りの仕掛けをこしらえた。

 今期、我が鮎釣りポイントのアユの遡上具合は”小当たり”ぐらいで、まあ夕マズメに頑張って10匹ぐらいは釣れるかなというぐらいの、夕涼みにはちょうど良い塩梅である。

 てな話をしてたら、去シーズン当地で鮎毛針釣りも楽しまれたひじさんから、「閉店するっていってた古い釣具屋の閉店セールで入手した鮎毛針(デッドストックもの)をまだ送ってなかったので送ります。「へちま」と書いてあるのは、付属ハリスがナイロンでなく本テグスだそうです。天然のテグス蚕製!僕は初めて触りました。いつのだよwww おまけに同じ店で入手したこちらもデットストックの流し浮きも付けます。」と物資補給があった。ありがたいことである。特に鮎毛針はワシは自作するときフライフックの18番20番といった小さいハリにチマチマと巻いているので、ある程度巻き貯めた備蓄はあるけど、それだけだと心許ないので、ネットでそれこそデッドストックを投げ売りしてるようなのを探して、ちょくちょくと予備弾倉を補充していたので実にタイムリー。

 ということで、いつもはフライパターンとかを独自解釈で鮎毛針に落とし込んだ、「仇虫(アダムス由来)」、「水の女王(クィーンオブウォーターズ由来)「借苦(シャック由来)」とかいい加減な毛針で打線組んでるけど、今回は買いためてあったり、自作したりも含めて伝統的な鮎毛針で組んでみた。ひじさんにいただいたのは大阪の「カク久」というところのもの、購入済みのは加賀の「秀峰」謹製となっている。右端の2本はナマジ謹製。

 いただいた流し浮子はダンベル型にリリアン貫通のジタバグのように左右に揺れるタイプで、ひじさんが使ってみたところ、どうも仕掛けが絡むトラブル多い印象、ということだったので、まあそのへんは小物釣り師は絡む仕掛けにゃとりあえずパイプってなもんで、パイプ突っ込んでみた。リリアンのような柔らかい部分があると絡みやすい。逆に張りのあるパイプを使えば絡みにくくできるハズ。で、浮子の位置は前後に浮き止め入れてやれば好きなところにできる。場合によっては浮子上げ下げして、毛針を水面に叩きつけるようにして誘ったりもするので、浮子の位置は好みの位置に調整できるとベター。いつも使ってるのは写真の左端の棒状のタイプで、この単純な形状でも流れの抵抗を受けてジタバタとクロールするように揺れる。

 で、仕掛けはハリを結ぶメインライン部分は0.8号ナイロンで、上の方の道糸部分は視認性重視で、ピンクGTRの1.5号を使った。仕掛けの上部に流し浮子、最後の方にシモリ玉の浮子、浮子の間に毛針が6本、シモリ玉の後ろに1本で、毛針は枝ス方式で0.8号のメインのラインに8の字結びを作って、締めずに隙間を空けたままにして、下に向いてラインが突っ込む穴に枝スになる毛針の付いたハリスを突っ込んでメインのラインに電車結び。ハリスの長さは、長すぎると絡みやすいので適当に。長さ多少ランダムにして動きに差が出るようにしてる。絡みやすさはラインの種類によっても異なり、ホンテロンのようなエステル系は堅めで絡みにくく、ナイロンの方がしなやかで絡みやすいけど、気持ちしなやかな方が掛かりが良い気がするので、絡むと面倒な上の方のハリにはエステル系ハリスのを使って、後半の食わせたいハリにはナイロンとか一応変えている。今回いただいた毛針には”本物のテグス”が使われていて、パリッと堅めの感触だったけど、この乾いた状態だと弱いらしく、結ぶときにも濡らしてから結ぶようにとのことだった。たしかに濡らすとちょっとシットリとしてパリパリ感が薄れて結びやすい。で、どのぐらいの強度があるのかと、余ったハリスで引っ張って切ってみたら、普段使ってるナイロン0.4号とは比ぶべくもない弱さで、全体が伸びるのではなく、ガムとかみたいに切れるところに近いあたりがミョーンと伸びつつボツッと切れる。10センチやそこらのアユに切られるおそれはないと思うけど、尺ウグイちゃんとかだとちょっと心許ないぐらい。でも竿も4.5mで柔くてためが効くし案外なんとかなるかも。今時の0.4号ナイロンの強さが異常なのかもとも思う。

 という感じで、伝統的な鮎毛針をお題に1打線組むのを楽しんだんだけど、”へちま”と呼ばれた”本テグス”についても、ツーテンの虎ファンさんも交えいろいろメールでやりとりして、その歴史やら製法やらいろいろと興味深かった。その時のやりとりを、一部抜粋、改稿してのせてみると、

ナマジ:ありがとうございます。テグス蚕のテグスは私も触ったことないので、どんなのか触ってみたいですね。私の持ってる毛針で本テグス仕様を謳ってるのは、ホンテロンとかのエステル系のハリスでした。違うやんけ。絹もそうですけど、天然の繊維でも保存が良ければ長持ちするもんですね。

虎ファンさん:テグスという言葉自体久々に目にしましたが、こんな風に作られていたとは驚きです。知りませんでした。web.tuat.ac.jp/~kaiko/03/dissect/SilkenGut.html

 ナマジ:クスサンからテグス作るのは三平君もやってたので酢で固めるとか知識としては知ってました。繭を作る前の終令幼虫は独特のシワシワ感が出てくるそうで、秋田ではその状態を指す言葉として「ひきってくる」というらしいです。養蚕用語かな?(正解でした)あと、誰だったか忘れましたが、引っ張って伸ばす伸ばし方で太さを調節するんだけど、片方だけ細く伸ばしてテーパーつけてテーパーリーダーのようなモノも作れたとか書いてました。文明崩壊後してナイロンラインが手に入らなくなったら、クスノキ蹴っ飛ばしてクスサンの幼虫捕まえねばならんですね。

 虎ファンさん:三平がテグス作ってたっけ。覚えてないなあ。でも、面白いな。 ポテチやかっぱえびせんの袋が白黒になっている時代やし。

ナマジ:三平君じゃなかったかも?矢口高雄先生の子供の頃の想い出とかを綴ったエッセイかエッセイマンガだったようなおぼろげな記憶が蘇ってきました。と書いて、データ化して持ってるかもなと探してみたらありました。「釣りキチ三平の釣れづれの記」(「続・釣りキチ三平の釣れづれの記」もある)でした。イラスト付きのエッセイ集ですね。ちなみにクスサンじゃなくてヤママユガの幼虫つかってました。テーパーラインの話もこの本に出てました。

 虎ファンさん:その本、我が家にはなかった。クスサンに限らないのか。三平の話になると、秋田県の「横手市増田まんが美術館」に行ってみたくなる。

ひじさん:盛況ですね。テグスサンは中国にいるけど日本には分布せず、日本ではクスサンを使うんですね。テグスとクスでややこしいなあ。 ところで、テグスサン・テグス・・どっちが先なんだろう。テグス=漢字だと「手繰糸」で、これが取れるからテグスサンだと勝手に思ってましたけど、ウィキの説明は、「天蚕糸」で「ティエン・ツァン」が「テグス」に転じ、テグスサンから取るからテグスだと。「糸」は読まない漢字(有名なのは鹿児島の頴娃(えい)の「娃」)てことかな。 じゃあハリスやエダスは?釣り人用語なだけ? ますますわからなくなってきました。 

ナマジ:テグスの語源はネットで検索かけてみると、「天蚕子」中国語読みから説が優勢ですね。子が読まない漢字ではなくスーと読むのならティエン・ツァン・スーからテングス→テグスとなりそうな気もするし、ハリス、枝スのスも糸と同じ意味で使ってそうに思うのですが、ネットのお勉強ではそこまでたどり着けませんでした。推理としては悪くない気がしてますが。クスサンの繭はなんか雑なつくりでそんな穴だらけで大丈夫か?という代物ですが、ヤママユガの仲間のウスタビガの繭は拾ったときに緑色のオシャレな感じといい、パカッと上部の口が開いて成虫が出て行ったらしい良くできてる機能性といい感動して、子供の頃蛇の脱皮ガラとかと一緒に宝物箱に入れてました。ヤママユガの繭も薄緑の綺麗な色で後にヤママユガの繭から糸をとって布にするという雅な技術が存在すると知ったときも、あの美しい繭なら良い糸が採れそうだなと納得したモノです。今でも長野とかでは生産してるとか。https://oishii.iijan.or.jp/products/post-1880こちらも「天蚕子」と書くけど読み方はテンサンシだそうな。って考えると、テグスがとれる蛾からは繭から糸もとれたりする。逆に絹糸線がある大きな蛾の幼虫からは絹糸線引っ張り出して酢で処理してテグスが作れそう。お蚕さんでもできそうに思いますけどどうだろ?お蚕サン、韓国出張行ったときに、屋台でサナギの揚げたのが売ってるのを買って食べてる人が居たので(ひょっとしてひじサンだったか?)1つ2つ摘まんでみましたが、食べられなくはないけど、鼻から匂いが抜ける度に、「大ごい」の茶色のパッケージが頭に浮かんできて、美味しいというほどのモノではなかったように記憶してます。コイ様に食べていただくための餌を人間ごときが食べるのは分不相応なのかもです。

虎ファンさん: 嫁と長野旅行をした時に岡谷の天蚕博物館に行ったことがあります。「あゝ野麦峠」の世界の説明やトヨタだけでなく、日産までも自動織機を作っていたのかと感心したことよりも、ご自由にお食べ下さいとあって、反射的に口に放り込んだサナギの味と臭いの方が記憶に残っています。

ひじさん:なお、僕もまだ使ってませんが、本ヘチマは濡れてないと切れやすいらしいので、仕掛け作りの際は気をつけて。まあ大物釣る仕掛けじゃないからギュウギュウ結ばないとは思うけどね。

 ナマジ:毛針と浮子届きました。ありがとうございます。本ヘチマのテグス、触ってみましたが乾いてるとパリパリしてて確かに結びに弱そう。張りがあるのは絡みにくいので、そこはホンテロンハリスと似たような性格か?「お染」は単純で自分でも作りますが名作です。透け透けに荒く巻いてお尻にオレンジっていう色っぽいハリです。打線組むの楽しんでみます。

 って感じでした。

 その後、引き続きお勉強してたところ、なぜへちまという呼び方になったのかとか、詳しく紹介されているブログ「長良川と郡上竿の世界」にたどり着きたいへん勉強になりました。勝部直建著「テグス文化史」というのが参考資料として優れているようで、孫引きさせてもらうと「中国でテグスが作られ始めたのはいまから800年前の南宋時代であるという。その元となる虫は、中国南部産の楓蚕(フウサン)と呼ばれる蛾の幼虫で、テグス蛾、天蚕とも呼ばれた。」という古い歴史のあるもので、中国で作られたテグスが江戸時代に持ち込まれ、全国各地に行商人が卸して回ったとのこと。

 その後、「テグスの断面をまるく、太さを均一にするために輸入された”荒テグス”を磨く(金属板に開けた穴を通したりして削って整える)ようになり、明治の頃には各太さの磨きテグスが全国に流通するようになったとか。その中で輸入テグスにも産地により品質に差があり、ヘソ、アイス、ヘチマなどの名前をつけてランク分けされた。最初は中国湖西省産の最高級テグスがヘチマと呼ばれたが、終盤にはヘチマを名乗った様々な商品が出回った。」とのことで、ナイロンやエステルに取って代わられる直前のころには高級な本テグスに「ヘチマ」と名付けられていたようで、いわば”ヘチマ”は「高級テグスですよ」という宣伝文句のようなモノになっていたようだ。

 「国内では、1800年頃から信州で、ヤママユガやクスサンの幼虫からテグスが作られ始め、輸入のテグスが希少で高価であったため、全国各地にも生産が広まった」とのこと。やはり、ワシが想像したとおりお蚕さんからもテグスを作る試みはなされていたようだけど、とれる長さも質的にもイマイチだったようだ。

 輸入した荒テグスを、日本で加工した「磨きテグス」はその技術が高く評価され、戦前には世界中に流通したようで、淡路島が高級ブランド産地だったそうな。0.4号の細さにまで磨いた製品が流通していたようで、たしかに凄い技術だと思わされる。

 で、その蛾の絹糸線から作った”本テグス”がナイロンやらの合成樹脂に取って代わられていったという歴史だと思っていたけど、今回お勉強して、その間に「人造テグス」という絹糸を芯にゼラチンで固めたような製法で作られていたと知った。長尺のものが作れるのは良いけど、製造できる太さがやや太く水を吸って弱くなっていくのが欠点だったのが、水を吸ってふやけて弱くなっていく難点を克服したのが、いまも小もの釣りの「ブラックラーヂ」とかに名を残す最初の人造テグスの「ラーヂテグス」で、日中戦争、第2次世界大戦の時代に本テグスの供給も滞ってしまったなか、お茶やタマネギの皮で煮るなどして当時の釣り人は長持ちさせて人造テグスを使っていたそうな。という人造テグスがあって、その次にお馴染み東レからナイロンテグスが現れるまで、人造テグスは道糸用だったのでハリス用には”本テグス”が使用されていたのだろうと推定している。

 東レによるナイロンテグスは昭和20年前後、昭和17年にまず商品名アミランのナイロンラインを「東洋合成テグス」として販売開始。その後昭和22年に、ナイロンの透明化に成功し泣く子も黙る「銀鱗」ブランドの発売を開始している。その後輸入も含め他社製品も出てきて、ナイロンラインが本テグスに取って代わっていったのだろうと思われる。

 つまり本テグスが付いているいただいた毛針は、ナイロンテグスが発売される前か、発売されて過渡期に本テグスがなくなっていくまでの幾ばくかの間に作られたデッドストック品かもと推理できそう。昭和20年とかで80年前、その後過渡期が長かったとしても20年も本テグスの生産、流通が持ったと思えず、60年よりは前かなと推理してます。ワシより年寄りの毛針。長さの単位の書き方がセンチが漢字で”糎”なのも、古さを物語っている。

 と、ブログ「長良川と郡上竿の世界」の内容から引用、簡素化して、長々と他人のふんどしで書かせていただき、申し訳ないところだけど、あげられてる参考文献がなかなか手に入りそうにもないので、ご容赦願いたい。道具の歴史、発達の経緯って知ってると、なぜその道具が必要とされたのか?という根源に迫ることができ、自分にとって必要な道具を適切に選ぶためのベースとなる知識たり得るんだけど、なかなかそういうところにまで突っ込んでる情報って出てこないので、是非紹介したく書かせてもらいました。釣りで大事なのはハリと糸っていつも書いている釣り糸の歴史。

 その釣り糸の歴史の源泉には馬毛、絹糸を処理したモノ、麻縄など植物の繊維から得たモノもあるけど、透明なハリスの源泉としては糸を吐いて繭を作る蛾の絹糸線から作り出した”本テグス”があったということは、今日日強力な合成繊維が普通に使われているのと対比してなかなかに”遠くに来た”感じがすると同時に、小さな虫の作り出すテグスが透明な繊維が他になかった時代、魚釣りにおいて決定的な仕事をやってのけていただろうということに痛快さというか面白みを感じるところである。早速、アユ釣りに行ってみたけど今でも”ヘチマ”のハリスは小アユぐらい問題なく釣る実釣能力を備えていた。経てきた年月を思うと、なかなかにものもちが良く、絹にせよ、漆にせよ、鳥の羽根飾りにせよ、適切な保存状態における生物由来の素材の長持ちする性能には感心するところである。漆とか千年持つからね。

 って、本テグスについてお勉強してたら、「絹糸からケブラーに匹敵する繊維素材」カイコの糸を摂氏125〜215度、1900〜9800気圧で加工すると、絹本来の結晶構造を保ったまま繊維同士が融合し、透明で緻密な固体素材が生まれる。強度は防弾チョッキに使われるケブラーに匹敵し、弾道試験では炭素繊維強化ポリマー(CFRP)とほぼ同等の耐貫通性を示した。っていう報告なんかもネットニュースになってて、生物由来の素材の有用性、発展性ってまだまだあるんだなと思ったりもして、そういう色んなことを考えながら、本テグスで釣りすると、釣果がUPするとか下品な話ではないにせよ、釣りがちょっと楽しくなって、自分が今やってる釣りが、どういう歴史の流れの中で培われてきた道具や技術を用いているのか?自分の釣り師としての立ち位置が意識できたりして趣深いモノがあったりします。

 とにかく強くて切れない糸を使っておけば良いっていうのは、適切に切れないと危なっかしかったりするという実害もありつつ、思考停止で適材適所を踏まえられていないことも多く、時に強くもなく切れもする、でも必要十分な面白い道具を使っておくってのは、楽しみの面で利する面が大きいのかなと思っちょります。

2026年6月13日土曜日

フライでも回転の力 を信じてみる

 シルシルシルシルと静かにブレードが回り続けている。この春からずっと回りっぱなし。

 最初スピナーのそれだった回転は、フライにも伝染してしまった。ワシのここ数年のフライフィッシングは膝の調子が思わしくなかったということもあり、渓流などには行かず主に海で、メッキやセイゴも釣らなくもないけど、冬期のアカカマス越冬群?を港内で釣るというのが恒例となっている。

 そのアカカマス狙い、明るい時間については、オレンジチャーリーと白牛キャンディーミノー小、黄色ミラージュなどを主軸とした現状の1軍フライ達で不足は感じていない。ただ、暗い時間のフライの弱さをどうにかする手がないかとは思っている。暗い時間はとにかくダメっていうなら諦めて餌でもルアーでも投げておけなんだけど、魚の活性によっては普通に釣れるときも有り、餌で釣れてるのに釣れないといっても餌と比べて10:1とかの成績になるにしても、まったく釣れないわけじゃないこともあるとなると、なにかとっかかりを見つけて攻略できるのではないかという望みが捨てきれない。過去、カラーを蓄光含め派手にとか、水を押す量を増やすためにボリュームもたせたり、夜釣りはシルエットの黒って黒フライ投げてみたり、ケミが食われることもあるらしいのでケミホタル背負わせてみたり、と試せる方法は試してきたが、結局はやや大きめ派手目のフライでユックリ引く、灯火の影響のあるところに餌追ってきたヤツはなんぼか食う。ぐらいはあるけど、それでダメなときはどうにもしようがないのが現状である。あと考えられる手でやってないのはリップ付けて泳がせる、ラトラー背負わせて音で誘う、ペラかブレードを回すぐらいで、ラトラーは確かケン一が試してたけど結果は思わしくなく、ペラはOニーサンが使ってたけどこれもいまいち、リップは作るの面倒くさくてフライの量産が面倒で手が出にくい。って感じではあるけど、最近ルアーでスピナー方面に症状が出てるのに加えて、ケン一がコチとか底物狙いでブレード付きのフライを巻いてるのを見て、そこまで巻くのも面倒ではなさそうなので、ブレードは良いかもしれんと巻いてみた。絡みそうだし重量的に投げにくそうだと思ってたけど、太めのフロロでぶら下げると絡みにくく投げるのも小さいブレードなら問題なさげで、まずはそのタイプ含め2種類ほど作ってみた。

 一つはケン一もやっているフロロでぶら下げたスピナベ風(スピナベとは逆にブレードが下に来る)で、もういっちょはフックにパイプ被せたスイベルを刺してスレッドをハリのフトコロの適当な位置に巻いてズレにくいようにしたもの。後者が単純で手間が要らんけどどうか?

 どちらも投げるのは問題なくできそう。ただフックに刺した版はブレードがウイングを拾って絡んでしまいがちで、やるならロングシャンクのフックでウイングを短めにしないとダメっぽい。スピナベ風は優秀で問題なさげ。ブレードがスピナー自作に使ったののあまりでそこそこサイズあるけどもう少し小さいのも用意して、こまかいところをもう少しだけ詰めてみた。

 材料は、普通にフライを巻くための素材にプラスして、極小のスイベルとリング、1.0以下のブレード、ぶら下げるのに使うフロロの10号前後の糸。スイベルとリングはヘラ用スイベルと管釣りスプーン用リングに小さいのがある。ブレードは「日本の道具屋」で各種大きさのが売ってるのでヤフオクで探せば入手できる。0.8号と0.6号を確保した。金属パーツで一番重いブレードで0.2g前後でたいした重量ではない。あと必要なのはスレッドと瞬着、フックに刺す方式用に適当な太さの仕掛け用パイプぐらいか。

 で、フックに刺す方式は、ブレードを付けたスイベルを仕掛け用パイプに突っ込んでフライのハリに刺して、バーブレスフックを使ってるので落ちてしまわないようにセキ糸でハリの軸に止めを作ってやる。という単純な方式。で試投の結果、前述のようにペラに掛かるような長さのウイングやらテールやらがあると絡んで塩梅よろしくないと判明したので、尻尾はブレードにかからないぐらいにスイベルとリングの長さぐらいに収める。そうすると全体的にはよほどのロングシャンクじゃないとボリュームが足りなくなりそうなので、ウイングをニワトリのハックル使ってグリグリと巻いてみた。まあウーリーバッカー系のテール短めでブレード有りって感じ。

 フロロのアームでブレードをぶら下げる”スピナベ方式”は、フロロをスイベルに突っ込んで焼いて端に玉を作って折り返してスレッドで巻き止めて瞬着で固める。フックの方にも端に焼いた玉を作って抜け防止としてからスレッドで固定して瞬着で固める。っていうフロロにスイベルを付けたモノができればあとは簡単で、それほど巻くのが面倒ってことはない。リップ付きフライのシリコン接着剤とかでウールなんかを巻いて作ったヘッドを固めてリップを成形して作る面倒くささに比べたらなんてことはない。で、スピナベみたいに下にぶら下げてやるのが王道だろうなと思うけど、これフックの後方に付けたら、普通のストリーマーの後方にブレードが来て、ブレードにテールとかが絡まないようにできるのでは?っていうか既存の巻いてあるフライに後付け可能では?と思いついて、オレンジチャーリー大に後付けで付けてみた。付けることはできる。おそらく絡むことも防げるだろう。ただ、フックの後ろに張りのあるフロロが突き出しているのは、いかにもフライが口に入るのを邪魔しそうで、多分上手く機能しないだろうなと思う。なら、ブレードの前の位置あたりのフロロに巻き止めるなりしてリアフックを追加してはどうか?って考えると、だったらそんな面倒くせぇことせずに、最初からロングシャンクのフックに巻いてウイングやテールがブレードまで来ないようにしておけって話に戻ってくる。右下写真の上からスピナベ方式、後方にフロロでぶら下げ、ウイングをブレードにかからないように短くカット。となっている。スピナベ方式がフライの造形自体の自由度が高くてやりやすいかなと今のところ思うけど、あとは使ってみて「ブレード効く!」ってなったら、こまかく詰めていけば良いだろう。とりあえずはスピナベ方式と、ハリにブレード付けてフライを短く刈り揃える方式の2つを試してみたい。

 来季は暗い時間に、キビナゴでボコスカ釣ってる横で毛針にはアタリも極わずかで泣きが入る状況を打破したい。それでもダメならいよいよ面倒くせぇけど、リップ付けてラトルも入れてみるかというところだけど、巻くのめんどくせぇフライって、カマス釣りみたいなフライの消耗が激しい釣りでは、あんまり使いたくないんだよな。それでも釣れるなら頑張って巻くしかないけど。ブレードで勝負決めてしまいたいところである。今年も冬にアカカマスが回って来て、夜に餌で浅い棚でバコバコ釣れる状況が生じるっていうのがまず前提として必要で、例年どおりが通用しなくなってきた昨今、どうなるか分かったモノではないにしてもである。備えは怠らずにのぞみたい。

2026年6月6日土曜日

エグリまくり

  世の中、なんでも値上げ値上げで、そら原油価格が上がってりゃ値が上がらないモノがあれば不思議ってぐらいで(米の値段が下がってるけどな)、物価高にワシのようなビンボ人は爪に火をともすような節約の日々を送ってるかというと、さにあらず。ネットで釣り具買いまくりのマウスは滑りまくり、クリッククリックしまくりの、郵便受けや玄関前にはルアーやらリールやら届きまくり。なぜなら、なんか中古の釣り具があんまり売れないのか、オークションでは競り勝つし、ゴミ捨て価格みたいな放出品も出てくる頻度が多くなってるようで手が出るし、って感じで止まりゃしない。まあ、買う側は買い控える、売る側はなんぼかでも現金化してしまいたい、ってなったら、生活なんて二の次の三の次な沼の底の住人ならここがチャンスと買わねば損である。良い子は真似しないように、マニアどもは後に続けってなもんである。

 あとで個別にネタにするものもあるけど、とりあえず順不同でざっくりと書き連ねてみる。

 まずはヤフーフリマで「ジャンクですゴミなので文句言わないでね」っていう1500円のセット。もう、多少腹の割れ目を補修したように色が塗られているとはいえマンズ「ストレッチベビー1マイナス」だけで元が取れるという内容、同じくマンズ「ベビー1マイナス」も色剥げ激しいけど機能的にはなんの問題もなさそうで、再塗装でもして楽しめば良い。そして素晴らしいのがボーマー「ウォータードック」の大サイズでメタルリップを曲げるチューンが施されて、ラインアイの金具が欠損していたけど、ペンチでメタルリップは真っ直ぐに直して多少の凸凹は気にしない、金具も”LUXON”製の純正品とはいかないにせよ、スピナベとか自作する用のステンレス硬線とワイヤースリーブででっち上げて機能的には復活。同じくボーマー「ロングA14A」は腹に玉填めてシンキングにチューニング済みでこれはこのまま使っても面白そう。もいっちょボーマー「ファットフリーシャッド」は目玉が張り替えられている程度でそのまま問題なく使える状態。ビルノーマン「ディープランナー」もワシ的にはお宝で、コイツもラインアイ用の金具が欠損してたので自作してあてがっておいた。ラパラ「F11、CD8、ダウンディープラトリンファットラップ5」はダウンディープはリップ折れ個体で、あの細く絞った樹脂製リップはやっぱり折れるんだなと再認識。リップ再生しても良いけどまあ優先度は低いな。CD8はそのまま使えそう、F11はアイのところがちょっとバルサにひび入ってたので接着剤で補強して使用可能にしておいた。コットンコーデル「ウォーリーダイバー」は素人塗装がなされているだけで問題なし、色など好きに塗れば良い、もいっちょコーデルもの「ボウイハウディー」は前後のペラがヒートンごと欠損してたので、後方に長めのヒートン使ってハンダ線巻いて「テールウェイテッドボウイハウディー」にでっち上げた。純正のテールウェイテッドボウイハウディーは縦浮きで尻の鉛のオモリを削って好きな浮き角に調整するというペンシルだけど、斜め浮きに仕上げておいた。ストーム「ライトニンシャッド」は縦に割れたようで接着剤で貼り合わせてあって、さすがにジャンクとしかいいようがないけど、ルーハージェンセン「ブラッシュベイビー1/6」ひび補修有り、バンディッド「バンディッド100」かな?は普通に使えそう。アーボガスト「ジッターバグ」×2は改造しようとして変なことになってるけど、カップとか入手すれば直せるだろうし、改造の元ネタとしても使えそう。もいっちょ正体不明のクランクがあったけど、まあ使えなくもないだろうってッ程度(リップに「Age45sc」とあったので調べたらラッキークラフト製だった。なら絶対使える)。と、1500円ではあり得ないぐらい充実した内容で、修繕も楽しめるし、文句のあろうハズもなく大満足の超お買い得セットだった。ついでにラパラCDJ9の上半身だけというのが送料込み300円で出てて反射食い。こんなもん誰が買うと想定して出したのかだけど、こうして実際買うヤツがいるという事実。300円で手数料送料引いたら駄賃にもならんと思うけど、我が家にはフローティングの上半身だけ使ってウェイクベイト作ったりして余った下半身があったりするので有効活用させてもらう。

 そして、同じくネットフリーマーケットのメルカリでは、継続して探してるボーマー「Aソルト16」が1000円で出てきたので確保。曳き縄漁師さんとかが使ってたらしいヨーズリ「トビウオルアー」800円はヨーズリがアタックルブランドで攻めに攻めまくってた時代の珍品。4個セットも同時に出品されてたけど1個の方を買った。ワシにもそのぐらいのためらいはあるのだよ。でも2つめのボーマー「サーティファイドデプスCD25」1080円にはためらわず手が出た。そして探してた秘密のスイッシャー1800円。と値段に納得できるモノには手を出している。コイツが何者か「秘密もクソも・・・」って思っていただければしめたもの。

 主戦場となるヤフオクでは、ジャンクありでお買い得だったワーデンス「スーパールースターテール×2」748円+送料で弾込め、ヨーヅリ「不明ミノー(Lジャック?)」495円は良い感じの15センチクラスの太いミノーなんだけど、男らしくワイヤー貫通の構造のそのワイヤーが収まってる部分に水が入っきて沈んでいく仕様でフローティングで使いたいので穴はシリコン接着剤で埋める。ダイワ「バスハンターMBN、同M」2100円+送料は人気の骨模様とギラギラのバスハンターだけどBNの方内部でオモリが割れて飛び散ったのか汚れがあって安く手に入った。「秘密のスイッシャー小」1800+送料はそのうちネタにします。スピナー6点(メップス各種)660円+送料は普通にお買い得。謎の北欧勢OPM「Fミノー8」1200円はちょっと値が張ったけど確保。

 今ワシの中ではフィンランドのOPM社が激アツで、釣り具の松屋オンラインショップで、倉庫在庫発掘品のOPM「トラウトスプーン」1098円×2、「ミニポットベリー」1628円を確保と安くないけど、それでもマウスは止まらなかった。ミニポットベリーはもうちょっと買い増ししておきたいぐらいに思っている。こんなもん買うのワシぐらいだと思うけど、在庫まだ沢山ありそうな雰囲気で興味のある方は買ってあげてください。トラウトスプーンは木材と金属の組み合わせらしくなにげに釣れそうなブツです。ミニポットベリーは”なんだかな~”という脱力の逸品。ミニってことは・・・。

 リールに関しては、ジャンクなPENN「430SS」金5100円をメルカリ即決、こいつにはトラウマ級に苦労させられることになる。リョービ「グレキラー」ヤフオク金2200円落札はジャンクだけど非常に買って良かった”阿波釣法”を知るために重要な資料的価値の高い1台。PENN「トービート型ノブハンドル」ヤフオク1500円落札は反射的に手が出た、間に合ってるっての。SA「システム2 78L」はメルカリで、同「78M」とスプール互換性有りとみて3300円で確保したけど、78Mでも古いタイプでスプール径からして違ってて、互換性無かった。まあ使えるので良いンだけどやや失敗。

 5月はだいたいこんなところで、月の釣り具予算3万円など屁のように五月の薫風にかき消され、7万超えの大赤字。アタイ病気がニクいッ!

 ということで、一部リールも入ってますが、とりとめもなく、方向性も、節操もなく手当たり次第でえぐっておりますルアー達でルアーうすしお味第90弾はいってみました。おいおい秘密のスイッシャーとはなんぞ?とか430ss修復激闘編とグレキラーと回転釣法についてなど個別こまかいネタとしてまた別途紹介しようかなと思いますので、ご興味のある方はお楽しみに。