2019年10月19日土曜日

ご近所チヌ資源管理計画


 チヌ釣りの際のリリースするか確保するかの基準について、私的規則を決めました。

 「2匹目が釣れたら2匹目を確保」

 以上、って感じに単純明快になものにした。
 キャッチ・アンド・リリースについては以前にもサイトの方で書いた。その時と考え方はあんまり変わってないんだけど、ぶっちゃけ仕事もあって”週末釣り師”だったころは持ち帰って捌いて料理して余さず食べるって、次の日ゆっくり家で飯食えるかどうかも分からんのに面倒くせぇ。っていう要素が大きく、かつ釣り場の魚はちょっとでも多い方がイイよねって単純に思ってたところがある。

 今現在状況はずいぶん変わってて、毎日釣りに行ってもかまわない無職という身分であり時間はそれなりに自由にでき、一方で食糧確保は重要な案件となりつつあるのでよっぽどの大魚でもないかぎり持ち帰っても余らすようなことにはならないので、持ち帰りたいのは持ち帰りたい心境。
 とはいえ、釣り場を荒廃させてしまったりしたら元も子もないので考えなしに何でもかんでも持ち帰るというのもおそらく間違ってるんだろう。
 ただ、キッチリと資源量調査をして科学的に妥当な持ち帰り数を設定するとかワシ個人じゃできるわけもない(科学的根拠に基づいた資源管理も完璧ってわけでもないし)。
 まあ、マアジみたいな浮き魚やらマハゼみたいな小型魚は数が多いんだから釣り人の持ち帰り量とかあんまり気にしなくて良いんだろうなとはザクッと思っている(移動性少なそうなゴンズイは要注意かなとも思ってる)。


 悩ましかったのが件の”チヌ”ことクロダイで、この地にはえらい数が多いようで港でも河口でも砂浜でも護岸でも地磯でもどこにでも出没して、これまで5匹かそこらしか釣ったことのない人間が何を心配する必要がある?っていうぐらい数自体は居るんだろう。
 当地でも釣りモノとして人気で筏釣りや港での浮きを使った釣りを主体に多くの釣り人が楽しんでいて、それなりにお持ち帰りされていてこの数である。食費浮かせるのに全部持って帰って良いんと違うか?と思わなくもないけど、どうも自分の釣り場の、ルアーに食ってくることがあるような浅場に突っ込んでくる個体っていう条件に絞るとそこまで数が多くないように思う。かつ見えてるヤツらみんなデカくて40は越えてる感じで、そこまで育つのに10年から掛かってるって話だと、今まだルアーで釣る方法がそれほど当地ではやられてないのでワシぐらいしか狙ってないけど”チニング”なんてヘンテコな言葉作って流行らせようとしている釣り業界の目論見もあって遅かれ早かれルアーでも狙われるようになるだろうから、そうなると見えてたヤツが抜かれていって居なくなるのは早いと予想している。
 今時、世界の果てのジャングルの奥地に釣りに行っても船外機に日本の釣り具メーカーのステッカーが貼ってあるぐらいで釣り人の腕は長く地球上のどこに居ても届く。
 新たに開拓したと思った釣りモノでも、そのうち同じように気がつく釣り人がいて秘密はバレて広まり、釣り場には人山が立ち、魚はスレて数を減らしていく。
 いままで何度か経験してきたことであり、どこに行こうが逃げられない。


 ただ、逃げ切れないにしても抵抗して、少しでも良い釣り場を維持していきたいと願う。
 そのために、少しでも釣り場の魚を減らさないようにオールリリースにするべきか?
 実は違うんじゃないかと思う。既に魚が減ってしまった状況なら、その方がイイしなんなら釣りしない方が望ましかったりもするんだろうけど、現状私の釣り場にはチヌいっぱいいる。
 ほっときゃ誰かが見つけて、割と簡単に釣れるということを知ってしまい人山コースなのは目に見えている。
 チヌ釣るの現時点で苦戦しまくってるけど、そんなもん1シーズン目っからワシ程度のつたない釣り人がもう5匹も釣ってる時点で上手いヤツらにかかったら”簡単”に釣られてしまうだろうとは想像に難くない。
 実際やってることは魚見つけてルアー投げてるだけっていう酷く簡単なことで、釣れるという認識があったらそんなに難しくない状況だと思ってる。今は当地では”見えてるヤツにルアー投げても無視されるだけ”っていう認識だから見逃されているってだけの話だと思う。
 私も、ケン一から”釣れる魚”だと聞かされていたから、釣り方掴むまで時間は掛かるかもしれないけど釣れるハズとある程度確信を持ってルアー投げてた。私が釣れたのは今回はケン一やJOSさんのような何年も掛けて開拓してきた釣り人から、クロダイ系はルアーフライでの釣りの対象となるという”根拠”をもらったから釣れたのである。おかげさまでとしかいいようがない。

 魚が多すぎる釣り場の悲劇的な結末として思い出すのは、昔東北で、解禁中毎週末必ずと言って良いほど通ってオールリリースで楽しんでたイワナの支流。
 元々見つけた段階で魚影も濃く型も良かったけど、土曜の朝一はそこに入るのでたぶんその後では釣りにくく毎週オールリリースの人間しか釣ってない状況に近くて魚が残り、2年目以降はあからさまに異様な魚影になって、案内したりすると驚かれる状況になっていた。その川も東京に戻ってしばらくして行ってみると、1度目は魚籠持った釣り人が何人か居てイヤな予感がしたけど2度目には釣り人いなくなってて、魚も釣りが成立しないぐらいに居なくなってた。
 今考えると、もう少し魚間引いてやって難しい釣り場にしておくべきだったのかもしれない。

 あんまり釣り場に魚が沢山いて釣れすぎると、考えなしになんでもかんでも持ち帰るようなよからぬ釣り人を含め多くの釣り人を呼んでしまってかえってよろしくないと最近思うようになってきた。


 当地において今後自分のシーバス釣り場に人山が立つようなことはないと楽観している。だって、魚そんなに居ないし既にルアーでさんざん狙われているしで、20年以上シーバス釣りやってきたワタクシが恥ずかしながら40以上の大きさの魚、予定外のヒラフッコ入れてもまだ4匹しか釣ってないっていう「チヌより難しいやんケ!」な状況なので、来るなら来てみろテメーらにゃ釣れやしねぇから、ぐらいの不遜な心持ちでいる。
 川崎のご近所ポイントでも春のバチ抜けは、やり方分かっちまえば素人でも釣れる釣りなので見つけた最初の頃はウハウハだったけど、後半は人山立って大苦戦をしいられた。でも、条件良い日を選んで1匹2匹釣るのがやっとの魚少ない秋には釣り人いるのは橋桁周りぐらいでノビノビと釣りを楽しめた。
 っていうくらいで魚釣れすぎるのもどうかと思うよ実際。ちょっと難しくてスカ食いながら釣るぐらいの方が熱くなれるし人山も立たないしで良いんじゃないでしょうか?


 で、そのちょっと難しくておいそれとは釣れないんだけど、ワシが暇に飽かせて通える分の情報量で優位に立って釣りを成立させて楽しめる程度に”間引く”にはどのぐらい持ち帰れば良いのか。釣りしながら考えてしまい魚釣れなかったけど、良い方針を思いついた。
 それが、最初の方で書いた「2匹目を確保」である。要するに釣りに行って自分の技術で1匹釣れるけど、複数は釣れないぐらいの難しい釣り場にしておきたければ、単純明快複数釣れたらその分持ち帰れば良いんじゃなかろうか?
 これなら、机上の空論かもしれないけど自分が上手くなっていくにしたがい、資源に与える影響が大きくなっていきさらに難易度が上がって、常に1匹釣れるかどうかぐらいになりゃせんだろうか?
 まあ基本理念はそういうことで、実際には3つも4つも釣れることは想定してなくて2匹目だけ持って帰るで良いだろうって話。
 割とスッキリした整理だと自画自賛するんだけどどうでしょう?

 1匹も釣れなきゃつまんないと思うけど、数釣りするような小物じゃないなら簡単に釣れすぎるのもいまいち攻略しがいがないというかツマランと思うよ。
 結局、自分のような面倒くせぇ性格の釣り人は、今の技量で釣れるよりちょっと難易度の高い獲物が釣りたいわけで、釣れなきゃ釣れない中で楽しむんだろうけど、釣り場の状況が悪くなっていき「昔は良かった」的なことしか言えない老害じみた釣り人にはなりたくないので、少しでも釣り場を良い状態に保つにはどうすれば良いのかっていうことを、どうやったら魚が釣れるのかってことなんかより、時に真剣に考えてみたりする秋の夜長。

 つらつら書いてみたけど、まったくもって”自分の釣りのため”だけを考えている。みんなの釣り場を!とかそんなヌルいことを考えてる余裕なんて全くない。なんてゲスいんでしょう。自分だけ釣れればそれで良いっていうのか?って聞かれたらぶっちゃけもちろんそれで良いって思っちゃってる自分の身勝手さと他人に釣らせる魚はねぇゼっていう底意地の悪さが露呈していて、我がことながら何とかならんのかと思わなくてもないけど、そんなもんだよね実際。
 アジやらハゼならみんなで並んで仲良く釣れば良いと思うし、そういうことができる釣りモノの素晴らしさってのはしみじみと感じるところだけど、貴重な獲物を独り占めしたいという実にあからさまに正直な欲望もまた私の中に真実として存在するのである。
 アタイちょっぴり恥ずかしい。でもそれがアタイってやつなのヨ。

2019年10月12日土曜日

神秘的なリール部品


 PENNスピンフィッシャーの4200と4300の大きさがだいぶ集まった。
 上段左から714Z、430ss、4300ss。
 下段左から716Z、420ss、4200ssで、右端の中段?が今主軸機で使っている430ssg。
 こいつらは、糸巻き量的には420ssで4LB150ヤード、430ssで4LB300ヤードというカタログ数値でいわゆるウルトラライトからライトタックルでのルアーの釣りに好適な大きさで、特に4300ssの大きさは汎用性が高くて渓流からバスからシーバスとかの軽めの海の釣りもこなす万能選手で4機種とも愛着もある名機達だ。
 4200の大きさは4200ssがややスプール径小さすぎる気がしてあまり好みじゃなかったんだけど「フェンウィックGFS55Jのリングシートに似合うPENNがどうしても欲しい~」と駄々をこねて716Zは購入。この時も4200ssほどスプール径が小さくなくて使いやすそうで、インスプールのモデルだからかな?ぐらいに思ってたけど、この度ボディーが金属鋳造製の公式第3世代(ミスティックリールパーツさんの整理では第2世代)の420ssを入手(JOSさん感謝!)して使ってみると、4200ssで感じたほどのスプール径の小ささはなく、とても使いやすく実際に好釣である。



 若干ドラグの効きが小型青物釣るには滑り出しが引っかかる感じがあったのでドラグパッドを純正のテフロン乾式からカーボン湿式に換装してドラグも今時のリールと比べても負けやしないゼなものになっている。カーボンのパッドは4400ss用のを耳切るとちょうど良い大きさになる。
 
 という感じで使ってみて感じるのが、後継機のハズの4200ssと420ssがなんかやけに使用感が違うなというところ。
 420ssは430ssと似たような使用感だし、端的に言えば430ssのスプール部分を小っちゃくしただけの設計に見受けられる。
 事実420ssと430ssのハンドル軸のギアは品番「8-420」で共通である。使用感似てて当然。さすれば430ss愛用していたので使いやすく感じたのもまた当然。
 ところが、4200ssになると、設計ががらりと変わってくる。以前どこかで書いたけど、どうも4桁スピンフィシャーになって最初にギア方式を伝統のウォームギア(中型以上ではハイポイドギア)から変更して大森的なハイポイドフェースギアを採用したのは、この4200ssだったようである。
 他のモデルは4桁になっても最初はハイポイドギアでその後ハイポイドフェースギア化というのが多く、同じ4桁スピンフィッシャーでも製造時期でギア方式が違ったりする。最後までウォームギアだったのが4300ssで、4桁化の時に設計し直してメインギアが小さくなり左右両用になっているけど、その設計は430ssgに引き継がれている。
 話を4200ssに戻すと、716Zから420ssになった際にはアウトスプール化しつつもギア方式とかはほぼ一緒、サイレントドック採用でカリカリ鳴らなくしたぐらいか?


 ところが、420ssから4200ssはギア方式から変更したので、当たり前だけど内部設計も全く違っている。
 写真の左が716Zで真ん中の420ssとギア方式やらクランクの形式が同じというのが良く分かると思う。
 対して右の4200ssについては、ギアがハイポイドフェースギアになり、スプールの上下はハンドル軸の歯車を介して上下させるカム方式で、逆転防止機構はローター軸のギアの直上、本体内部に設けられている。
 ちなみにサイレント化はハンドル軸のギアに噛ませたワイヤーの部品が逆転防止の爪を正回転時押し上げる方式。
 という感じで、内部設計をあらためてしげしげと眺めてみると”4200ssはPENNが作った小型ダイヤモンドみたいなスピニング”だと思えてくる。
 ハイポイドフェースギアでローター軸のギアの上に逆転防止を持ってくるってあたりが大森っぽいと思ってしまうのは単なる思い込みだろうか?単に当時の流行か?
 シェイクスピアSIGUMAシリーズとかで、小型で単純、軽量なスピニングを米国で売りまくってた大森を見て、PENN社としても「うちも小型機はああいう軽量軽快なのを目指そうか?」と思っても不思議じゃないように思う。
 4200ssはあきらかに軽く作ることを目標とされて作られている。ライン巻いてグリス込みの湿重量だけど、716Zが255グラム、420ssが253グラムと金属本体なのもあって小型機としてはやや重めなのに対して、4200ssはグラファイトボディー化の効果も遺憾なく発揮して198グラムと大幅に軽量化されている。
 まあそうはいっても、今試しにタックルオートSS測ったら187グラムと本体金属なのに素晴らしく軽くて、軽く小さくは大森にはかなわないなと思うものの、PENNスピンフィッシャーの海でも余裕を持って使える丈夫さを考えると、その分多少重くなってるのはPENNらしい個性だとも思えてきて、まあいいやんケと思えてくる。

 軽量小型化のためだと思うけど、スプールの大きさ自体も写真のように変えている。径も違うし高さも違う。左が4200ss。
 それらも合わさって、全体的に小さくまとまった可愛いリールになっている。
 4200ssはあんまり使いどころのないミソッカス扱いしてたけど、なかなかにこれも味わい深い1台である。見直した。

 ただ使うとなると、やっぱり420ssのほうが手に馴染みがあるしどうにも格好いいリールなので420ssを新天地での小物釣りには使うことにした。
 3桁と4桁スピンフィッシャーの間には部品互換性がけっこうあって、スプールが共有できるってのが実用性高いんだけど、420ssをいただいて、4200ssのスプールを替えスプールにできるなと思って填めようとして、上手くカチッと止まってくれないので、互換性ないんだなとちょっと残念に思った。どちらの機種もすでに替えスプールの在庫はミスティックさんところにもないのでちょっと困った。
 ただ、互換性ないわりにはスムーズにハマってくれて、寸法的には入らなくもない感じなんである。


 ちょっと頭に引っかかったので、なんとかならんやろか?とあれこれいじりつつ調べてみたところ、どうもこれハマらないのはスプールの径やら高さの問題じゃないようだ。4桁スピンフィッシャーの小型機種のワンタッチッスプールを止める爪の方式には大きく分けて一般的な金属タイプと、終盤にでた樹脂製タイプがあって、金属タイプなら3桁とも互換性あるけど、金属タイプに適合したスプールは樹脂製の爪では止まらず逆もまた止まらないようなのである。写真の白い樹脂の部品が新型の爪(2021.8追記:パーツリストで見る限りどうも金属タイプと樹脂タイプどちらも同じスリーブでイケるよう。互換性無いような設計にはPENNはしないってことか。結局4200ssのスプールが420ssにハマらないのは高さの問題のよう)。

 420ssにハマる新型の爪が装着できる主軸か、逆パターンで4200ssにハマる金属爪の主軸が部品として手に入ればスプール使い回しできそうなんだけど、どちらの部品も在庫がないようである。後者は初期4200ssに採用されていたので間違いなく製造されていたはずだけど、前者は多分4300ssのが流用できるだろうというやや博打的な買い物になる。けど、どっちゃにせよ現時点で入手不能(後から気づいたけどこの方式だとスプール交換するのに軸毎交換が必要で釣り場で交換は非現実的)。
 どうにかならないかと、スプールの径的には4200ssを引き継いでいるはずの420ssgなら替えスプール含めパーツ在庫まだあるようなので、主軸とスプールが移植できないかとかも430系使って検討してみたけど、ワンタッチと普通のスプールじゃ座面の高さが違ってて合わない。

 万事休すか?爪の形状だけなのになンとかならんのかいな?と頭を捻っていたら、爪がハマるスプールの真ん中にハマってる部品”スプールスリーブ”っていうやつだけ手にはいらんかな?とミスティックさんの在庫を確認するもこれまた欠品。
 実はこの部品、716Z,714Z,420ss,430ss,4300ssには共通なのである。4200ssだけ小型化のためにスプールの高さも低くしたので若干短いのである。くそミソッカスめ。
 となると420ssの替えスプールが売りに出されるのを気長に待つしかないなということに落ち着きかけた。海外のネットオークションだと売りに出てるのあったけど、海外発送しませんとなっててアタイ悔しいの。
 ところが、何を考えたのか自分でも良く分からんけど、ちょっとぐらい長くても改造する方法あるンと違うか?とか思ったのか、420ssのスリーブに4200ssから持ってきたスプールを填めてみた。


 結果填まった。ちょっとボタンの部分が飛び出してるのは、そこにラインが巻いてしまうという嫌な不具合を誘発しそうで怖いけど、とりあえず使えなくもなさそうであり、高さ違うけどスプールの上下幅も問題なく許容範囲で、元々互換性は保って設計していた臭い。流石や。
 いずれにせよもしもの時の替えスプールぐらいの役目は果たしてくれそうである。
 420ssのスリーブも欠品だけど、同じスリーブを使ってる716Zの替えスプールが安く某ネットオークションに出ていたのでサクッと確保。とりあえず420ss替えスプール有りの体制が整ってバンザイである。

 まあ、あとはスプールとか主軸の欠品してたのがミスティックリールパーツさんで在庫復活するのを気長に待ちつつ、ネットオークションでスプール出てたら見逃すなってところだろう。
 在庫復活なんてあるのか?といぶかしむ筋もおられるかと思うけど、どっかの釣具屋が潰れて倉庫から在庫出てきたとか、復刻版発売にともなってとかだと思うけど、在庫復活することが実際にあったんですよハイ。

 714Z、716Zを運用して行くにあたり、壊れそうな部品はベールスプリングは在庫あったので確保してあるし、ベールワイヤーはベールアームの穴の位置を変えて返るときの衝撃を弱くして長持ちするように手を入れたし、あとはワンタッチを止める主軸の金属の爪が折れることがあるようなので(だから新型4桁のワンタッチの爪は交換可能な樹脂製なんだろう)主軸の予備だけ欲しいなと思ってたんだけど、ながらく欠品だったのがなぜか先日復活しているのを発見。
 ついでに他の部品も含めて確保。

 ワンタッチの爪折れ問題はPENN社の方でも把握していたようで、今回買った金属製の中でも2種類あるのが見て取れて、1種類は写真じゃクロっぽく写っちゃってるけど、馴染みのある銅製の爪のやつで、左のはどうもステンレス製の爪のようである。耐久性は大幅に増したんじゃないだろうか?
 それでも金属の爪は折れるということで、最終的な形は樹脂製の爪を交換しながら使うという方式になったんだろうと推測できる。
 スピンフィッシャーが、長く売っていく間に顧客からの修理の依頼やらを受けて情報集積して細かい改善を重ねた”たたき上げの実用機”であるってワシが書くのはこういうことですワ。不具合修正するより先にニューモデルが出るような促成栽培のポッと出の一発屋とは年期が違うんですワ。

 ちなみに他に買った部品にも主軸が見えてると思うけど、本当は5500ssの主軸が欲しかった。なぜなら5500ssの永年使ってる個体で消耗品以外で唯一壊れたのが主軸に填まってる真鍮の台座の部分で、ドラグ効いてライン出て行くときに力の掛かる部分であり、そこが金属疲労で割れるのが、ギアが摩耗するとかより早かった。ので、予備あれば欲しいなと思ったんだけど、やっぱり同じような壊れ方するのか、5500ssの主軸は欠品だった。
 購入できた4500ssや4400ssの主軸は逆にその大きさのリールで釣る魚ではドラグそれ程負荷かけないので壊れないということなのかもしれない。
 ミスティックさんちの在庫見てるだけでなかなか想像を広げて楽しめるのである。

 最近、実釣に忙しくて道具いじってる暇も道具ネタネチネチと書く余裕もなかったけど、今日は台風でこもってたので久しぶりにネチっこく書いてみました。
 楽しんでいただけたら嬉しいです。
 台風被害にあった方々にはお見舞い申し上げます。こちらはだいぶ降りましたが峠は越えた様子、これからの進路にあたってる方々は逃げるときはケツまくってためらいなく逃げてください。

※2021追記、コロナ禍の物流の混乱等を受け、「MYSTIC REEL PARTS」さん海外発送を止めてしまっています。

2019年10月6日日曜日

貧乏暇なし


 気候の穏やかな港町に移住して、ノンビリと療養する予定が、なぜこうなったのか?驚くぐらいに忙しい。
 魚が見えていると、多少疲れてようが体調悪かろうがとにかく目の前の魚釣っておけ、今釣らなかった魚は次は居ないぞという強迫観念に突き動かされて、アホのように釣行を繰り返しているのが主な原因だけど、生活するうえで必要な諸々を自分で片付けているっていうのも馬車馬に拍車をかけるようにして暇な時間を削り取っていく。

 ちょっと近所に釣りに行って、あとはゆっくり小説やらマンガやら読んでしばらくまったりと暮らしていこうという当初目論見は儚くも崩れて、マンガなど新刊追っかけるのが精一杯で布団に入って読み始めると疲れていてすぐ寝落ちしてしまいあまり読めていない。
 でも、それがイヤかというとそうでもなくて、自分の手でいろんなことを片付けていくのは楽しくもあり、一所懸命”生活”しているという実感には満足を覚える。

 ブログネタもPENNネタとか暖めてるのもあるんだけど、顛末記書くだけで結構時間かかるというのもあって、ちょっと丁寧に写真撮って書いてる暇と気力がなく放置してあるのでそのうち書かねばの娘である。

 基本”主夫”なので、炊事洗濯掃除はキッチリやらねばならぬ。特に掃除は苦手で放置しておくと”汚部屋”になっても割と平気な性格なので、そうならないように掃除機は毎週日曜にかけるとか、機械的にやっつける規則を作って”お掃除チェックシート”も作って今のところ清潔な我が家を保っている。

 古い一戸建てなのであちこちガタがきていて、立て付けが悪いのぐらいどうってことないけど、雨漏りが結構あって一番酷いところは大工さんに入ってもらって直してもらったけど、ショボい防水樹脂の劣化とかは自分で腐りかけた天井板割り外してコーキングしなおした。

 エアコンも秋になってやっと付けられたんだけど、部屋の障子が穴だらけでっていうか、そもそも欄間とかもあってがら空きに空いていて、障子の穴は塞いで欄間も障子紙で目張りして冷気を逃がさないようにした。これで来年の夏暑くて死ぬことはないだろう。

 地上波TVのアンテナが設置されてなくて、工事して取り付けてもらおうかとも検討したけど、地上波深夜アニメとNHKの動物番組ぐらいしか観ないしで、そのうち地上派受信せずにオンデマンド配信とかですまそうという心づもりだったのを前倒しして、地上波とはおさらばしてNHKの受信料も払わない手続きをした。
 「ダーウィンが来た!」とか一番組100円程度で見逃し配信ネット視聴できるので視聴する番組数少なければその都度買った方が、受信料払うよりも、オンデマンド配信の見放題プランよりも安上がりだ。
 民報テレビ局のスポンサー様におもねった、視聴者をバカ扱いしたような番組などとっくの昔に見限っていたけど、これでおさらば縁が切れて清々する。

 もいっちょ縁を切りたいウ○ンドウズさまが、まだ縁を切れそうになくてしばらくはこのままナノがなんとも歯がゆい。リナックス機の導入はやっぱりちょっとワシのような情報弱者には難易度が高い。タブレットPCの「FIRE」でなんでもできるようになるとウ○ンドウズ機いらなくなるんだろうけど、タブレットにはUSBポートがないので、ブルートゥースの無線機能で何とかすれば良いんだろうけど、カメラとか外付けハードディスクやプリンター、スキャナーとかとの連携させかたがイマイチ分からんのよ昭和の男には。アタイ悔しい。

 新居で非常に快適なのが”釣り部屋”で、細長いフローリングの洋間に棚を備え付けて、釣り具を押し入れ箱とかダンボール箱に整理して何が入ってるか見える側面に記入。
 箱は引き出し式以外は積んでも2段までぐらいにして、欲しいものがどこにあるのか、いちいち山を崩して引っ張り出していた前の部屋の押し入れ保管から比べると格段に機能的になって、釣りの準備が捗っている。
 すさまじい量の釣り具だ、と引っ越しの時感じたけど、棚で高さも使って整理すると案外スッキリと収まってこのぐらいは普通のご家庭にもあるよね、ってかんじである。

 雨が多く暖かいので、10月になっても朝顔が咲きまくっていてなかなか風情がある。
 イソヒヨドリが多い土地で、まあ鳥全体おおいんだけど、朝夕さえずりまくってて、釣り場で水際街灯があると夜暗くなっても良い声聞かせてくれたりもしている。
 お隣の犬も可愛いけど、港町だけあって猫が多くて、都会ほど警戒心強くなくて餌で釣ればおさわり自由でとても可愛くて猫が多いだけでも越してきた価値があるというモノ。

 魚は相変わらず安くて美味くて、底びき網が獲ってきたユメカサゴがTHEカサゴやらソイ系やらに比べれば1段落ちかなと思ってたんだけど、鮮度良いやつはなんらひけをとらない美味しさで、こちらでガシと呼ぶカサゴの煮付けって煮付け魚でも自分の中では上位の一つだけど、やっぱりカサゴ系の煮付けの美味さはたまらんものがあると再認識。煮汁だけでドンブリ飯が食えるぐらいの良い出汁。寒くなったら接岸するだろうから根魚も狙いたい。
 あと、秋のゴンズイの実力には恐れ入った。煮返していくと煮汁がどんどん濃くなっていって、家系豚骨醤油のようなドロッとした濃いぃ汁になってこれまた丼飯余裕なのであった。グズグズに煮崩れると骨がスルッと綺麗に抜けて鰭も皮も美味しくいただけるのでゴンズイは良く煮るべし。


 
 最後まで付き合ってくれた読者様にサービスで”虫テロ”お見舞いしておこう。みんな軍曹好きだよね?
 我が家の警備担当アシダカグモ軍曹であります。
 多分こいつ一番デカい個体じゃないです。何匹か居るのかも。

 という感じでボロいながらも楽しい我が家で港町の生活をこれでもかってぐらい全力で楽しんでおります。

2019年9月29日日曜日

道草食います



 文字どおり道ばたに生えてる草食います。

 食費を浮かせるために、タンパク質は魚で良いとして、炭水化物は田んぼも畑もなしではどうもならんとして、野菜はそこら辺で食べられる野草を取ってくれば何とかなるんじゃないかということはこれまでも考えていた。
 山菜採りなんていうのはそれだけで1つの娯楽分野を形成しているぐらいで、キノコ採りもあわせれば、結構いろんな食材が手に入るはずである。
 じゃあ、移住してこれまでなんでやってこなかったんだ?とくにキノコなんて去年もやってたからこちらでもやりゃあ良いジャン。と自分でも思う。
 ただ、意外に食材確保するつもりでガッチリやるとなると面倒くせぇことも多い。
 キノコなんて当然山なり林に入って行く必要があるから、採って良い場所の確認から始まって場所開拓せねばならず、そもそも釣りで自転車でも徒歩でも足を酷使しまくってるので右膝痛くて山登りたくない。
 野草については、生えてるところ見つければ採ってくるのは難しくないかもしれないけど、栽培種じゃない野生種は皮が堅かったり灰汁が強かったりでそのままでは食べられず、手間暇かけてやる必要がある。
 例を出すなら、時期になればツクシなんて袋いっぱい採ってこれるけど、じゃあそのハカマ取りをしましょうという段階になったら「こんなに採ってくるんじゃなかった」とウンザリするぐらいに手間暇が掛かる。
 婆ちゃんが割とそういうの好きで、蕗とかイタドリとか採ってきて食べてたけど、茹でて水にさらして灰汁を抜いて、皮やら硬い筋やらを丁寧に取ってと細々と手間暇掛けていて、ガキの頃はそういうのの渋い味わいなど分かるわけもなく、スーパーで野菜買ってきたほうが手っ取り早いのに?と思っていた。

 手間暇掛けてでも良いと、その味やら楽しみにに魅力を感じているならやれば良いんだけど、食費浮かせたいぐらいのユルい動機では、あんまり手間掛かるんならスーパーで買った方が安くて早い、ってことになってしまう。

 そう考えると、そのままあく抜きやら皮むきやらしなくて食べられて、かつ山に分け入らなくても道ばたや釣り場で入手可能、かつ有毒植物と間違える危険が少ない、っていう野草を探すしかないなと思っていた。
 そんな都合の良い野草があるかと思われるかも知れないけど、割とあるんである。春の七草なんてそういうのが多くて、ナズナ、ハコベラなんていうのが馴染みもあってまずは候補になる。戦時中の体験談とかで、毎日ハコベばっかりで小鳥じゃねえんだゾっていうようなことが書かれているのを目にしたことがあるけど、そのぐらい身近で食用にも適しているんだと思う。インコにだけ食わせておくのはもったいない。
 ナズナも花穂が立って別名の”ぺんぺん草”の由来であるバチ型のタネの部分を目印に探せば間違いようがない。細かく見るとナズナもハコベも何種か含まれた総称のようだけどどれも食べられるうえに似た有毒植物もなく”道草”初心者にはおあつらえ向けだろう。
 ということで生えてる場所見つけたら収穫して帰ろうとおもっていたけど、意外に見つけられない。魚釣りに行くときは頭の中魚でいっぱいなので道ばたの草にまで意識が行かないモノである。
 ハコベなんて子供の頃インコ飼ってたときには毎日のように近所で収穫していたので探しゃああるはずなんだけど。

 ってな感じで野草方面はぜんぜん探索進んでなかったんだけど、昨日ハゼ釣るにあたって、ハゼ釣るなら当然天ぷらか唐揚げかで揚げ物が第一の選択肢で、となると天ぷらで食っちまえる野草なら取ってきてももハゼ揚げるついでなので調理に手間が掛からない。
 多少皮がかたかろうが、灰汁が強かろうが天ぷらなら下処理いらずっていう野草は結構あるようで、採取の対象がグッと広がる。
 今回狙ったのは葛である。
 海外じゃ侵略的移入種として大問題になってるらしいけど、原産地である日本でも道ばたのフェンスによじ登り、ススキやセイタカアワダチソウに絡みつきと、どこにでも生えてるようなやっかいな雑草である。
 ただご存じのように、地下茎から取れる澱粉は葛湯の素になったり漢方では葛根湯の原料になったりと有用な植物でもあったりする。
 このクズが、なんと新芽の部分は可食なんだそうである。毛がモコモコ生えていて茹でたりして食べるには皮むきが必要で面倒だけど、天ぷらならそのままいけるそうである。
 しかも、癖もなくかなり美味しいらしい。
 困っている移入先の国に教えてあげなきゃならん有用情報かもしれんけど、まずはワシが食うてみんとナ。

 釣り場からの帰り道、自転車にまたがったまま道ばたの草むらから立ち上がっているクズの新芽をポキポキと折り取っていくと、ものの10分ほどでまあこれぐらいあれば足りるだろうという程度には採取できた。
 ついでにヒージャー汁にはフーチバーでお馴染みのヨモギの柔らかそうな部分の葉っぱも摘んどいた。草餅の”草”としてのほうが有名か?
 そんなに沢山摘んだつもりはなかったけど、一食では食い切れなくて翌日昼飯回しにする程度には量もあって、これで味が良ければ簡単に採れて文句ない食材ということになる。

 調理は、水洗い、適当に切りそろえる、衣つけて揚げる、完成。と至って簡単。
 ちょっと堅い部分も若葉も試しに揚げてみた。
 
 クズ、何の問題もなく美味しくいただけます。癖がなくってちょっと野草としては物足りないぐらいだけど、歯ごたえも適度にあって美味しいという情報に偽りなしでございました。
 クズの新芽なんて地上部が枯れている冬以外は入手可能で、いくらでも採り放題である。こりゃいい獲物をみつけた。
 若葉もそれなりに食える。新芽のやや根元の堅い部分はちょっと噛み切りにくいけどまあ食えないほどじゃない。

 ヨモギも当たり前に食えるけど、こちらはもろに草餅の香りが強くて個性的で、あんまりいっぺんに沢山食うモノではなさそう。
 市販の野菜でいえば春菊ポジションか?臭いに癖のある獣肉や脂っぽい肉を食べるときに口中をほろ苦さと峻烈な香りでさっぱりさせるとかが使いどころかも。
 
 ”道草”第1弾はなかなかに良い収穫があった。
 今密かに、こういう”サバイバル系”の食に注目が集まってるというのがあって、ネット上にもいろんな記事が紹介されているので、ちょっとづつお勉強して毒草の罠にかからないようにだけ気をつけて、これからも道草食ってみたい。

2019年9月22日日曜日

釣り具で大事なのはハリとイト、もひとつあげるならカッパ



 竿とかリールとかぐらい好きなの使っとけば良いジャンって思ってるけど、ハリとイトには割と細かく気を使っているつもりである。
 これまでも書いてきたけど、単純に値段の高い高級品を選べってわけじゃなくて、例えばナイロンラインなら、頻繁に巻き替えることも想定して値段と品質の釣り合いも重要視している。
 品質に関しては単純な”高品質”というよりは、ある程度の性能でいいので2つの意味で”安定”しているのが大事だと思っている。
 ひとつは当然、強度やら太さやらが安定している性能的な安定性で、まあ最近の製品はよほどあやしいモノを買わない限り大丈夫にはなっている。
 昔はたまにあったけど、妙に強かったり変な場面で切れたりっていうのじゃ困るってあたりまえの話。
 もう一つの安定性は供給の安定性で、せっかく特性も把握して使い込んだラインが廃盤では、また新しいラインに乗り換えて感覚違ってしまうと面倒臭い。
 2号のナイロンラインはながらくダイワのジャストロンを愛用しているけど、ジャストロン初めて使った頃は、ボビン巻きで安い値段の割に高品質で驚いたものだけど、さすがに今ではもっと費用対効果の良いラインも存在すると思う。
 でも、ダイワがズッと売ってくれているので、使い心地の変わらない、どのぐらい伸びるかとか限界値はどの辺か、とか感覚的に分かってるこのラインを変える予定はない。
 残念ながらジャストロンは太さが2号からなので、細糸については6LBがアプロードピンクの徳用300m巻きで4LBについては100m千円ぐらいのをあれこれ試していたんだけど、安いボビン巻きでなかなか良いのが見つかったので紹介してみたい。

 東亜ストリング「レグロン ワールドプレミアム」というラインで”本来ハリス用に開発した最高級原糸を使用したワールドプレミアムライン”を謳ってて、しかもお値段0.8号5LB600mで定価2000円、実売は通販で1500円ぐらいと大変お求めやすくなっております。
 1号4LBぐらいのナイロンラインが多いので表示どおりならかなり強いハズなんだけど、使用した感じは0.8号5LBっていうほどか?とやや疑問。正直1号4LBのラインと切れるときの感じとか飛距離とか変わらんような気がする。
 実際測定して他のメーカーの1号ラインとかと比較してみたいけど、実釣忙しすぎて実験してる暇がない。
 とはいえこの値段で今時っぽい性能のラインで実用性は充分。通販なら手に入りやすいので試しにと使って来たけど、1巻き使い切ったところでこれはイケると判断して2巻き買いだめ。
 安っぽい蛍光グリーンが昭和っぽくて視認性も良いのも評価する。
 タダちょっと不安なのが、初めて買ったときはアマゾンでも買えたけど、今回売ってなくてヤフーショピングで入手したんだけど、ひょっとしてもう在庫売り切ったら廃盤か?という心配がある。
 ということで売れれば再生産されるだろうから皆さん、ナイロンラインで安いのが欲しいというときは検討してみてね。
 だいたい70mを3時間の釣りなら2回使ってひっくり返してまた2回使って交換という使い方をしているので、8巻きから9巻きのかける4回で32~36釣行分は使えて実にお買い得なんである。

 という感じで道糸についてはジャストロン2号8LBとレグロン0.8号5LBを現在愛用中。



 でもって私恥ずかしながら無職無収入でもあり、ハリスの方も値段も含めて良いのがないかなと探してた。
 ルアーの場合、ハリス(リーダー)の部分は道糸ほど操作性とかに影響しないし先には重くて自分で動くルアーがついてる関係もあって、ぶっちゃけ強度が欲しけりゃ太くすりゃ良いだけの場合が多く、餌釣りやフライフィッシングの細いハリスのように「シーガーグランドマックス」みたいな高性能ハリスじゃなくてもシーガーなら品質も手に入りやすさも問題ないし良いだろうと「シーガーエース」とかを使ってた。
 ただ、ヘラ釣りのハリスをあれこれ試してたときに、ハリス用のフロロは単価高いけど、道糸用のフロロは比較的安価であると気がついてしまい、シーガーのフロロの道糸「R18」シリーズを昨年あたりから試してたんだけど、何の問題もない気がしている。3号12LBをメインにちょっと太さが欲しいとき用に4号16LBを用意。
 定価でシーガーエース3号が10m670円、R18は定価100m2700円で10mなら270円と定価でもかなり安いうえに、実売価格は通販で1300円前後とかでこれでもかというぐらいにお買い得なのである。
 エースのボビンに小出しに巻いて釣り場には持っていっている。

 ナイロンラインは昔に比べて進化しまくっているので、特殊な強度や遠投性が必要な釣りや、深場でストンと沈めて伸びなく操作したいっていう釣り以外ではPEラインに優位性をまったく感じない。
 昔のナイロンラインの印象で、巻き癖がつきやすくて強度がなくてとか思っている人は、是非ジャストロンやらレグロン買って試してみることをお薦めするところである。
 もちろんPEの方が有利な点もあるんだけど、総合で評価すればナイロンの方が圧倒的に”使いやすい”と思っております。

※2025年から順次可能な限りラインを生分解性があると報告された「クインスター」「バルカン」に変更。最高のラインであることは疑いようがないと思ってます。

2019年9月14日土曜日

オレの技術はメッキじゃないと思うんだけど


 久しぶりの”妄想タックルボックス”。いつもはまだ釣ってない魚に対してあれこれと、あらん限りの欲望混じりの妄想を詰め込んだ内容でおおくりしてきたんだけど、今回書こうと思ってから金玉ネタとか書いているうちに時間が経過し、実際にメッキについては攻略が結構進んでしまい、あまつさえチヌさん関連でも結果が出始めていたりして、妄想というよりは、現場での試行錯誤を経た選手交代的ルアーの出し入れを反映した「対メッキ用(クロダイ、シーバスも想定)タックルボックス」となっている。
 基本的に陸っぱりで持ち歩くのはタックルボックス1つだけで、あんまりルアーの数増やしすぎても全部投げられるわきゃないので数を絞りつつ戦闘力高い内容になってきていると自負している。

 良く釣り場で見かけるのが、デカいタックルボックス兼クーラーに予備竿刺してという重装備で一箇所で粘ってるルアーマンだけど、あの方式は全くワシの性分に合わん。
 実績のある良いポイントで粘ってりゃそのうち魚回ってくるのかもしれないけど、ワシ他の釣りモノでもそうだけど、メッキは特に極端で、今投げて食ってくるヤツがいないなら別の所に探しに行く、という基本方針の下に同じ場所では追いがなければ3投もすれば移動する。
 その方式だとクーラーとか心底邪魔で、メッキ持ち帰ろうとクーラー用意したときはイライラさせられっぱなしで2度と陸っぱりでリュックに入らない大きさのクーラーは持ち歩かんゾと誓ったほどである。
 美味そうな獲物があがったら釣り止めて自転車の前カゴにぶち込んで持ち帰ればいいんだと判明したし、別にその後また出撃しても釣り場まで近いので大した問題はない。


 でもって、現在実際に使っているところのメッキ釣りつつクロダイもシーバスも隙があれば狙っちゃうよという打線を紹介していきたい。
 まずは不動のトップバッター。対メッキに関してはワシの中では”必殺”のBHポッパー。
 BHはダイワの名作クランク「バスハンター」に由来するシリーズ名で、発売当時ちょっとお高くてシステマチックな感じに攻めていたTDシリーズの弟分的存在としてバス釣り少年の身方的低価格で売っていた。
 これがちょっと小さめ「野池サイズ」が効をそうしたのか、BHポッパーに限らず、なかなかに優れもの揃いで、バスに限らず渓流や海でも大活躍するのであった。

 BHポッパーは本来のバス釣り用としてなら、縦浮きで細い形を生かして一箇所でチュポッ、チュポッとおとなし目ゆっくり目の音と動きで誘うんだろうけど、なぜかこれが、止めると見切られることも多いメッキ釣りでリール巻く手を休めずに中高速引きする中にパコッ、パコッとポッピングを混ぜていくという、シイラ釣りとかで使う泡引きポッパーのような使い方で、泡を引きながら絶妙な振動系の動きをしてくれて、南の島ではメッキに限らずフエダイ系やらミナミクロダイ、オオクチユゴイ、カライワシ(レディーフィッシュ)なんてのにも抜群の効果を発揮してくれた。
 上の写真、南の島で使ってた個体の歯形でボロボロになった勇姿をみていただければ、その実力のほどがしのばれるというものだろう。
 広く探る場合、飛距離の出るシンキングのクリスタルポッパーを使っていたけど、漁港のメッキの場合船だまりとかの足下にいることが多いので遠投の必要性は薄く軽さに由来する動きと食い込みの良さでBHポッパー1択である。
 集合写真では左上の4個が水面系でBHポッパーの他には、やや大きめのシオッ子とかを想定して、食わせる力はピカイチの小魚逃走系レッドペッパーベイビーとこれまた信頼と実績の現行チャグバグ小さい方を用意している。

 次に、BHポッパーに追いはあるんだけどもう一つ食い切らない、っていうとき、ちょっと水面下で誘うための小型ミノーとして主に投げているのはシュガーミノー4センチのサスペンドとシンキングとラパラCD3で、この大きさのミノーでジャーキングとかしたときにバランス崩してひっくり返ることの少ない安定感が重要だと感じている。安定性ではCD3が最強だけどシュガーミノーは細身の分ハリ掛かりが良いように思う。
 基本竿で引いて引いた分急いでリール巻いて回収というジャーキングでスピードを稼ぐ。メッキはトロ臭い動かし方では食ってこないことも多いので基本早めで動かす。ジャーキングだとライン巻いて回収してるときの速度が落ちた時に食うことも多いけど最初からゆっくりただ巻きではイマイチ追わない。
 真ん中の列の上の方がミノーで、他にはシーバス想定して大きめのフラットラップ8、足場高い時に水噛みが良く足下まで引けるマイティーペッパー5とレックスディープ5、クロダイの目の前を通すために底べったりを低速で引いてもきちんと動いてくれるCD5を用意。CD5、クロダイ普通ルアーを後ろから食うように思うので根掛かり防止で腹のフックは外してある。

 おおむね、トップとミノーで組み立てているけど、スプーンも良い日があるのでバイト、マスター、コンデックス、ピュア、ハスルアーと3グラムぐらいの小さいのから5グラムまで揃えている。ボウズ逃れのウグイ釣りの時にも威力を発揮している。小型ジグも1本。
 集合写真では右。その上の「ひみつ」となってるのは主にセイゴ用のセイゴスペシャルなど非公開自作ルアー達。

 あと活躍しているのが小型のシンキングペンシルで、海爆リップレスとフラッタースティック4はすっかりお気に入りである。ハクがいる場所では特に卓効があるように感じる。アピール勝負が多い自分の釣りの中では比較的”マッチザベイト”的な要素の強いルアーになるかと。色はどのルアーでもそうだけど派手なのと地味なのぐらいの使い分けは一応ワシでも気にはしている。派手な方が良いときが多いけどいつもそうとは限らないのでどちらも用意している。集合写真では左下。

 あと、バイブレーションも用意しているけど今のところあんまり活躍していない。飛距離が必要な場面と砂底ズル引きが効きそうな場面があったら使うかもと一応入れている。

 
 だいたい使うルアーは固まってきているので、予備のルアーとかネットオークションでセッセと買い集めている。BHポッパーとか10個ぐらいあったと思ってたけどもう半分も残ってなくて、とうの昔に廃盤なのでチマチマと買い足ししている。
 水面系の大きい方のレッドペッパーとチャグバクについては、他の候補も試して、というか遊んでみたいので日によって3DSポッパーやらジャンピンミノーが入ってたりもする。


 メッキ用の小型ルアーのハリについて、メッキ釣っててもシオ、ハマチ、フッコ、チヌあたりのやや良い型の魚が食ってくることは想定できるというか、実際にそういう場面に遭遇してるんだけど、元からついてるトリプルフックはまったくそういう場合に用をなさないぐらいに華奢である。
 ので、基本は同じ重さでも太く丈夫にできるシングルフックに変更が方針。
 ただ、そうすると写真一番上のCD3のように比較的大きなフックどうしで絡んでしまうことがたまに発生して、アタって掛からなくてその状態でルアーがあがってくるとイーッ!っとなる。
 でもってそれを防ぐためには2番目のシュガーミノーのように後ろのフックをオープンアイのガマカツ「サイワッシュ」フックをスプリットリング使わずにハメてやることで、写真に写ってるぐらいまでしかフックが前に行かないように自由度を奪ってやるというのが古くから使われていた小技。なんだけど、最近オープンアイサイワッシュの小さいのは売ってない。
 ので、次善の策としてダブルフックをスプリットリング使わず直づけ。というのをやってみた。当然ながらトリプルほどヤワじゃないけどシングルに比べると細い。
 まあ無いモノはしかたないよね、と使ってたらそれなりに丈夫で今のところ伸ばされていないうえに、どうも後ろから絡みつくように追ってきたメッキの顔に外側から掛かることが増えた気がしてフッキングする率は良くなった気がする。これまた当然か。
 ということで味を占めて別に細長くてフックが絡まないBHポッパーも後方ダブルフック直づけに変えてある。やっぱり気持ちフッキングはしやすくなった気がする。

 トリプルよりはマシとはいえシングルほど太くはないので強度的にやや心配だったけど、今のところ大丈夫で”歳無し”も無事ゲットできた。デカい魚の時はさすがに小型ルアーは口にスポッと入るのか腹のシングルフックが口の横の蝶番の良い位置に掛かってたっていうのもある。
 シーバスですらドラグ値上げて強引にやりとりすると、小型ルアーでも何でもないシーバスルアーに元からついているトリプルフックを普通に曲げてしまうので、ましてや貝だの蟹だの噛みつぶす歯とアゴを持つクロダイに噛みつぶされてしまわないかという不安は依然としてあるけど、小型ルアーに乗るハリの大きさって元々限界もあるので様子見ながらやっていくしかないなと思っている。
 写真の立派なアゴは、新天地初チヌのアゴで、あちこち抜けたり摩耗していたりなかなかに迫力がある。とともに摩耗具合とか年月を感じさせるものがあり、どのくらい成長に時間が掛かるのかちょっと調べてみたら、40センチで10年近くかかるとの情報があった。
 そこら中に沢山いるように見えるけど、見えてるやつらは釣り方開発されてないような性質を持ってる個体で生き残ってるってだけで、釣り方開発されてお持ち帰りで抜かれていくような状況になると、いなくなるのはアッちゅう間だろうなと理解した。1匹抜いたら次の補充に10年掛かる。
 持ち帰る数については慎重に少なめに考えておいた方がよさそうに思う。
 まあ心配せんでもそんなに釣れんけどナ。

 という感じで、ルアーの選択に関してはそれなりに目星が立ってきたので、あとはひたすら投げまくるのみという感じである。

2019年9月7日土曜日

きんたまムカデに囓られた~♬ ※グロい蟲ネタ注意



 先日、夜中の一時頃、金玉にヒリヒリと焼けるような痛みを感じて目を覚まし、悪い病気もらうような行いもしていないので、こりゃ何か毒虫にやられたなと陰嚢の裏とか確認していると、ムカデの最後の2本の足らしいものが付着しており、寝てるあいだにムカデVS睾丸のバトルが繰り広げられていたと推理、電気つけて下手人捜ししてみると探すほどもなく、畳の上をヨタついて這っている3センチほどのムカデを発見、ティッシュでプチッとして無事ふぐりの仇は取ったりました。
 しかしワシのゴールデンボール、本人も知らない間に迎撃していたということは、矢に貫かれてゴールデンボール・レクイエムにでも進化していたのだろうか?(何言ってるんだコイツ?な人は”ゴールド・エクスベリエンス・レクイエム”でググってね)

 どうも近所で倉庫の取り壊しがあったので、そこから逃げてきた蟲どもが入ってきていたようで、他にもモゾモゾと這っている虫がいたので捕まえてコウタイの餌にしてやった。


 我が家の警備・防衛体制はどうなってるんだと、壁及び窓担当ヤモリ様と床及びドア方面担当アシダカグモ軍曹を問いただしたところ、黙して語らず。
 頼りにしてるんだからしっかり頼んまっせ。

 ヤモリ様は何匹かいるようで、毎晩勤勉に働いている。可愛いヤツらである。

 アシダカグモ軍曹はド迫力の大きさのが一匹いて、よく初めて見た東北以北の人がビビってCDぐらいの大きさがあったと意味不明な供述をしたりしているけど、さすがにCDの大きさはないだろうと思っていて、昔実家で毎夜のごとくゴキブリを追いまわしていた大型個体がそのぐらいあった気もするけど、記憶の中で成長したもので実際にはそんな個体はいないと思ってたけど認識を改めた。実際デカい。
 ウィキってみると、やっぱり最大級のオスで脚広げた大きさは130ミリとかなっていてCD級は実在するのである(CDって令和の時代には今一ピンとこないか?)。
 調べて初めて知ったけど、古い時代に果物とかに紛れてやってきた外来種らしい。
 同じく外来種ですばしっこさでは定評のあるクロゴキブリを早さで狩るという実に素晴らしい捕食者で、実家でもハエトリグモ類とともに同居を許されていたが新居でも活躍を期待しているところである。
 ゴキブリ対策で設置したホイホイ系の罠は、軍曹がタールの沼にハマッた獲物に釣られて自分も沼に沈んだスミロドンのようになってしまう恐れがあるので撤去して、台所のゴキブリ対策は毒餌方式とした。

 ところでナマジのお稲荷さん(©あんど先生)は大丈夫だったのか?とご心配の皆様、ご安心を、仇討ちを果たした後ネットで治療法を調べると、熱いお湯で毒を失活させつつ流すのとステロイド軟膏がよいとのことだったので、熱いシャワーでキャンタマを丁寧に洗い、人心地ついて眠ったら次の日には痛みもなく快癒しておりました。
 なにげにムカデ系には噛まれるの2回目なのでアナフィキラシーショックもちょっと心配だったけど、どうも毒虫系には強いようでハチにも何度も刺されているけどたいした被害にならずにすんでいる。
 しかし、ムカデはなんでわざわざ寝てる人間の所に来て噛むんだろうか?前回も寝てたら噛まれた。さすがにムカつくぞ。
 アシダカ軍曹もつかまえれば噛んでくるけど臆病でまず人間には近づいてこない。ムカデもゴキブリとかも食べる捕食者なので、毒虫だろうがこちらに寄ってきさえしなければ同居してもなんら問題ないと思ってるけど、素行が悪すぎる。一緒には暮らせねぇ。

 てな騒動があった翌日、雨が上がって蒸し暑くなってきた日没後、エアコンがまだないので網戸にして布団に転がってマンガ読んでたら、網戸の目をすり抜けるぐらいの羽アリがタブレットの画面に落ちてきてプチッと潰してマンガ読み続けてたんだけど、気付くとなにか布団の上に点々と粉のようなモノが落ちている。
 眼鏡外してたので眼鏡掛けてみたら、羽アリがうじゃうじゃといて飛び回ってもいる。
 雨上がりの蒸し暑い日に結婚飛行に飛び立つってのはありがちだけど、こんな小さいアリが大量に飛んでいるのは初めて経験した。
 慌てて、窓を閉めてベープノーマットを炊いて飛んでるのを撃墜してから掃除機かけた。

 ”自然との共存”ってなお題目を唱えるのは簡単だけど、実際には難しくて、ヤモリ様やアシダカ軍曹とは持ちつ持たれつ一緒に暮らせても、噛まれたり部屋の中五月蠅く飛び回られたらやっつけざるを得ない。
 ただ、だからといってムカデやアリがいなくなって欲しいかというと、全くそうは思わない。煩わしく悩ましい隣人だけど、豊かな自然環境を楽しみたいと思ったら、そういうヤツらに受ける不利益もある程度受け入れざるを得ないと理解している。
 カワウもいない川で釣りをしたがるような身勝手さは愚かだと思っている。
 何事にも良い面も悪い面もある。豊かな自然環境には毒虫だって豊かにいて当然。



 毒虫含めて豊かな自然環境だから、漁業なんていう自然に依存した産業が成り立って美味い魚が食えるのである。
 我が町の漁港には比較的大きな底びき網漁船が水揚げしていて、ガスエビ(ヒゲナガエビ)とか初めて食べたけど旨いもんである。これがまた一パック200円以下と安いのよ。
 同じ底びき網ものでニギスも干物以外では初めて食べたけど天ぷらでふわっとした白身を堪能した。骨ごといける。
 売ってるの見つけて狂喜乱舞したのが、朝獲れの”コガツオ”ことマルソウダで足が速い魚なので捌いてみて身が割れるようならショウガ効かせて煮付けだなと買ってみたら”鮮度抜群”シールに嘘はなく、刺身でいけた。
 マルソウダ刺身で食うの?って思うのは素人というもので、カツオの玄人はマルソウダの血合いの血のコクを楽しむモノなんです。小賢しいグルメどもはスマでも高い金だして食っとけ!ザマミロ小がつお165円!!まあスマも旨いと思うけど最近妙にもてはやされているのでそういうのはワシが食うべき魚じゃないとおもっちょります。

 という感じで、良しにつけ悪しきにつけ生き物豊富な環境を味わっております。