ミッチェルやD・A・Mも好きだけど、やっぱりワシはスピニングはPENNと大森が好き。両軸はABUとPENNが好きというのをいじってて改めて感じましたとさ。高性能とか最新鋭とかどうでも良くて、釣り場で困らず帰ってきて手入れが楽な実用機として、そのあたりが優れていると思うのである。っていうか実際優れていると断言する。
2026年7月25日土曜日
渋滞解消めざして
買ったまま整備待ちで放置しているリールがたまってきて渋滞している。台所の脇の作業場にリールの入った段ボール箱が積み上がって掃除の時に邪魔くさくなってきてるので、暇を見つけてチマチマと整備と修繕を進めている。大改造予定の”ネタリール”はまだ在庫しつつ、いつもいじってるPENN勢と大森勢をシュシュッと整備して、ついでにABU「ブラックマックス」のクラッチが死んだのの修理もあわせて小ネタとしてご紹介したい。他にも各個紹介する大ネタは温めているので、それもまた別の機会に。アレだなとか読者の皆さんにはうっすら予想が付くかと思いますが、今日は小ネタ集でご容赦を。 まずはブラックマックス。根魚クランクで活躍中のお気に入りの機種で樹脂製でちょっと安っぽいぐらいなのに、錆の心配の無い外側、雨の中で浸水したとて投げる感触の変わらない電磁ブレーキ、ディープクランク漢巻きするのに苦労しない適度な低ギア比と魚釣るのに必要十分な性能で安心して使ってたんだけど、いきなり釣り場でクラッチが繋がらなくなって巻いても空転するだけになり、指でスプールをチマチマクルクル回してルアー回収したけど、なんか使い方間違って”壊した”んじゃなかろうか?と不安になった。でも、分解してみたらクラッチを戻すためのスピニングのベールスプリングと同様のトーションバネがポッキリ逝ってて、これはまあ消耗品的なバネなのでよく使って”壊れた”って状態だったので安心した。で、単純なトーションバネなら自作できるのでステンレス鋼線の適当な在庫を引っ張り出してきてでっち上げて無事復活。ブラックマックス、フックセットボタンという押さえてアワセ入れると、爪がスプールの歯車に掛かってドラグが滑らず強くアワセが効くというドラグをキャンセルするようなけったいな機構が付いていて、そのボタンを押し上げるのもクラッチのバネの後方を利用しててそれ用のバネがあるわけでなく省部品化された設計になっている。バネ作るのにそれ用のペンチで不格好なのをでっち上げたけど、本当なら突っ込む支柱の径よりちょい太い棒にぐりぐり巻き付けて作るともっと綺麗に作れるんだろう。まあ正常に作動すりゃいいやという方針である。 PENN勢は3桁スピンフィッシャー一気通貫の時に入手した「850ss」、「650ss」、「450ss」が放置されていたので、この機会にサクサクと整備。まあ4桁と大きくは設計変わってないので、粛々と進めていく。850ssは右巻になってたので、左巻用のハンドル軸のネジと反対側のネジ穴ふさぐネジを確保したしで、左巻仕様に変更。これで850ssは箱入り1式揃いの状態になった。650ssはぶっちゃけ銘板以外初期「6500ss」と変わらん。で、もいっちょの450ssは4500ssとは本体金属製でハンドルキャップがごっついのが見た目的には違うけど、ベールアーム側にベール反転の蹴飛ばしがきて、反対側にベールスプリングが来ている仕様とかの設計はおおむね同じで、450ssを樹脂本体化したのが、4500ssでその兄弟機が5500ssという感じになっている。こいつも粛々と分解して整備していくんだけど、一個部品が欠損でラインローラーの樹脂製スリーブが抜けていた。最初外した時に落としたか?と自分の耄碌具合を疑ったけど、ラインローラー外すときに何かが落ちたということも無かったと思うし、探しても樹脂製スリーブ見当たらなかったので、最初から付いてなかったのだろう。樹脂製スリーブの予備は多くの機種で共通であることもあって余裕があって、まあ問題ないんだけど、軸とラインローラーの金属どうしの隙間に適当なよく滑って摩耗にある程度強い樹脂のチューブをぶち込めば良いだけなので、なんか小細工して間に合わせることはできるのでは?とテフロンのチューブとか近い径のを入手して試してみたけど、ぴったりの径ではなくラインローラーの穴に入らない。別に大きい分には切って径を小さくしてしまえば良いだろうと試したけど、今度は厚みがありすぎて軸とラインローラーの隙間に収まらない。なら薄い樹脂でさっきも書いた、滑りが良くて摩擦に強い素材のシートから適当に切り出して円筒形に巻いてやって収めれば良いだろうって考えて、そういえばテフロンの薄いシートを探してて、テフロン単体ではなくてグラスファイバーシートにテフロン加工した薄いシートを見つけてドラグパッドの調整用とかで使ったあまりが在庫してあるので、それでとりあえず行ってみた。薄いので1重ではスカスカだったので3回巻き付けてぐらいで隙間が埋まったので良しとしておこう。今回調べたところテフロンのシートはちょっとお値段するけど、モノタロウで購入できるので、好きな厚さのを買って、ワッシャーやスリーブに加工していろいろ使えそう。 大森勢「オートベールNo.1」(写真右)は使うあてもなく、でももう一台「タックルオートNo.1」とあわせて3750円即決で出てきたらマウスが滑った。まあ何の問題もない個体で、サクサクである。この個体はベール反転機構のバネがれいのメガネバネではなく大森大型機にみられるようなグルグル方式で、さらにハンドルノブがネジ止めでノブの交換ができるタイプで、オートベールってこんな仕様だったっけ?っていう個体。製造時期でその辺微妙な仕様違いはあるのかも。で、もういっちょが「タックル5No.3」(写真左)でしかも右巻状態で左のネジはなし。まあ外蹴り「マイクロセブンNo.3」の左用ネジを持ってくれば左巻にはできる。けどあんま使うことを想定していないので、右巻でもいいのよ。じゃあなんで買ったかというと、norishioさんが発見した”大森のワンタッチスプールじゃないアウトスプール機のNo.3サイズのドラグノブはPENNスピンフィッシャー5500ssのドラグノブが流用可能”という裏技をこの目で確かめたかったからである。分解整備自体は単純な外蹴り機は楽で良いというのを再認識しつつ、5500ssはドラグノブを「550ssg」のに交換してたりして余ったドラグノブが在庫してあったので、それに交換してみたらネジがぴったり合うのはともかく、ドラグノブの直径がスプールの上の糸がみ防止で高さがある円周の内側のスペースに元々そういう用途で設計されているかのようにピタッとはまる。元のドラグノブは樹脂製で、キチガイみたいにドラグ逆転させて魚に突っ走られるとドラグが熱を持ってドラグノブの押さえる面が溶けかねない。その点5500ssの後期型のドラグノブは押さえる面が 真鍮製であり、さすがに坩堝とか炉がないと溶けないはずで、強烈な走りの魚をやっつけるのにドラグノブの耐熱性強化は心強い。norishioさんの名言「これで大森はあと100年は闘える。」はあながち大げさってこともないだろう。ドラグノブの熱対策としては、熱伝導率の低いテフロンのパッドを、ドラグワッシャー上面とドラグノブの間に入れるという小技もあるけど、ドラグ押さえる面が金属になってるドラグノブ使っておけば安心というものだろう。面白い偶然から生じた裏技。大森スピニングは丈夫でメンテが楽な設計なので、スプールエッジの形状調整とドラグノブの耐熱対策とかで強化してやれば、超実用的なスピニングに仕上がるのはこれまでも書いてきたとおりである。「余計なものはついてなく、必要なものは足りている」ってな評をTAKE先生が「コメットG1」について書いていたけど、まさにそのとおりと思う。
登録:
コメントの投稿 (Atom)




0 件のコメント:
コメントを投稿