ワシ、”転売”という行為はある程度容認する。ワシが買うような釣り具とか趣味の世界では、欲しけりゃ高い金払ってでも買えば良いっていう単純な話で、コレクターズアイテムとか、別に買わなきゃ死ぬわけじゃなし、需要と供給で需要のあるモノを仕入れて、欲しい人間に供給して稼ぐ行為自体は、むしろ商売の基本のキだろうと思うので、値段が折り合わないとか嫌なら買わないってだけであり、むしろ古物とかで考えると価値が無いので売りにも出てこないってなるとお手上げなので、値段が高くても買えるのはありがたい。趣味の世界でも、トレーディングカードゲームのカードとか転売屋が買い占めると、本来の使用者である子供が買うことができなくなるっていう批判も目にするけど、まあ買えなくても死にゃしないんだから、大人の世界の経済っていうのは、そういうキッタネェ商売もあって、金が無いと手のだしようがないこともあるってのを学ばされるのは、社会勉強のうちだろうと思う。ただ、値段つり上げて転売ってのを食料品・医療品でやるのは勘弁してくれって心底思う。買えなきゃ死ぬような、人の生き死にに関係するようなモノの流通を妨げてまで、卑しく金ごときを稼ごうとするなと罵倒して批判しておきたい。転売って話ではないかもだけど、令和の米騒動で米抱え込んで、値段つり上げてた連中が在庫過多に陥って、結局安く放出しなくちゃならなくなってるのとか見ていると、人の食うモノで意地汚く儲けようとした報いじゃザマミロという感想しか湧かん。ただ、物価が何でも上がってる中で5キロが2000円程度とかの安い銘柄米が出てくると、しわ寄せ食らうだろう農家の人達が立ち行かなくなるんじゃないかというのは心配する。ワシは米農家さんが生産を続けられるのなら、底値2500~3000円くらいは負担しても良いと思っている。在庫抱えた中間業者がつぶれようがどうしようが知らんがなだけど、農家にはちゃんと経営が成り立つように相応の金額は払いたい。
っていうなかで、件の10m超級のディープダイバー「ポリス」を買うかというと、とりあえず現時点では買わない。一つにはこんな尖った性能のルアーを皆が皆使いこなせるわけもなく、使いこなせたとしてもそれはそれで、れいによって流行ったらスレてしまうので、最初は効果絶大でも釣れなくなる。となるともてあました釣り人が、安い値段で良いからとネットオークション・フリーマーケットなりに放出し始めるだろうから、買うのはそれからで遅くない。というのと、10mダイバーであるこのポリス、ちょっと簡単に扱える代物ではなさそうに思う。16ポンドフロロでキャスティングで10m以上潜るとあるけど、そのための大きなリップを支えるためには当然ボディーも大きく、88g、20センチは3オンス超えのデカブツで、ちょっと普通のバスタックルの延長では扱えん。ビッグベイト用で長めの竿か、マスキー用チョウザメ用とかの怪魚系用の竿がいりそうに思う。かつ、3オンス超級のデカブツを10m以上潜らせるのはハッキリ言って”重労働”だろう。試しに安くなったら買っても良いけど、これを主戦力に組み込めるかっていうと微妙である。
で、ついでに書くと我が家の蔵には、10m超級のディープダイバーがすでになんぼか転がっているのもとりあえず様子見で手を出さない理由の一つである。まあ、そいつらはボーマー「サーティファイドデプス30」とかマンズ「マグナムストレッチ30+」、ラパラ「Xラップマグナムダイブベイト30フィート」とかである。こいつら一応30フィート(約9m)潜るよとなってるけどトローリング想定のルアー達であり、サーティファイドデプス30の箱書きの潜行グラフを見ると、50LBのPEラインで船速5ノットぐらいで長距離引っ張ると最大で約18m潜るとなってる。50LBのPEでどれだけの距離引っ張れば10mを超えてくるかというと、約65フィート(約20m)で33フィート(約10m)ぐらいまで潜るようだ。もう少し細いPEでもイケると思うので、助走距離が20m近く掛かるとしても、なんとか50mぐらいぶん投げたら手前30mぐらいからは10m以上に潜ってくれそうではある。ただ、こいつらキャスティングはまったく想定されてなくて、まずは投げにくいし、代表してサーティファイドデプス30とかを見ると21センチ(リップ除いて)123gもあっって、ポリス以上に”投げて巻いて”がしんどそうで、コイツを近所漁港の底物や根魚狙うのに投入するのは躊躇しているところである。写真の隅に写ってる小さく見えるクランクベイトは実際にはそれほど小さくもないワシの主力ディープクランク「5XD」である。ダイビングクランクは浮力大きな太いボディーで大きな潜行用リップを支えることができるっていうのは、同じように10mを超えて潜るポリスが、サーティファイドデプスよりデカいリップが搭載できて、ずいぶん軽く?仕上がってることからも分かるところ。って感じで、20センチ超えのデカブツダイバーどもをワシが扱えるのかという懸念もあり、10mダイバーを使えば10水深が狙えるようになると単純にはいきそうにない。ので考えた。ジグヘッドのワームやらはフグに食われるし、底付近を攻めようとするとすぐに浮き始めるので適宜着底させてというのが必要になり、そうなると根がかりも問題になる。シンキングミノーやバイブレーションは沈めるのが時間掛かってかったるい上に巻けば浮いてくるので、底近くを横に引くのはかなり技術がいる。当然こいつらにも根掛かりの問題もある。メタルジグは沈みが早いので、多少巻いて浮いてきても都度沈めてやればそれなりに底付近を攻めることがデキる。根掛かり少ない砂底限定だけど今でも使ってる。とはいえイマイチアピール力には欠ける。
ということで、なんとかならんかと考えた。トローリングならあんまり潜らない”しんどくないルアー”でも潜行板やら砲丸みたいなダウンリガーを使って、必要な深度に届けることができる。って考えて、潜行板は結局潜らせる作業が生じるのは一緒だし投げにくいのも一緒なのでダメだとしても、望みの深さに届けるのはオモリに任せて、そっからハリス出してルアーを引っ張れば、オモリの重さとかを変えていけば、いろんな水深に対応できるし、使うルアーも動き重視で使いやすいのが選べる。ということで、カマスのルアー釣りでは実績充分のシャッドキャロのクランクベイト版”クランクキャロ”ならオモリ20号とか使えば10m水深もなんのそのだし、フローティングのルアーを使えば根がかるのがオモリの部分になるはずで、オモリの接続をショボいスナップとかにしておけば、基本根掛かり少ないところで使うつもりだけど、オモリだけが切れて海底に残すゴミを最低限にできる。まあ、あとは現場に持ち出して試行錯誤して詰めていくんだろうなと、早速実戦投入。クランクキャロの仕掛けは、親子サルカンのように枝スのほうにも回転するサルカンが付いた3方に結ぶところがあるサルカンを利用して、上は道糸からのリーダーに接続、下は細い縒りワイヤーを使って、横に出すのは普通に40センチかそこらのハリスを伸ばしてルアーを接続という感じ。 単体のディープダイバーで10m水深を狙おうと思うとルアーが大型化したけど、クランクキャロの場合は、むしろ大きすぎると絡みそうなので、とりあえずは小型のモノから試す。あと、引っ張るときにルアーをディープダイバーにして、棚を上がりにくくする方が良いのか、ある程度ルアーを浮かせたまま引っ張れるシャローランナーが根がかり防止の面から良いのか、あたりも試してみた。ついでに”クランクキャロ”の仕掛けだと、クランクに限らずミノーとか巻モノならなんでも使えるので、ミノーも用意した。1回目の試し投げの結果は、15号オモリで5~6m水深の底を狙うのに充分使えそう。投げて使う場合は原則根掛かりしない砂底のみだけど、テクトロの場合は漁港なので足下にゴミが沈んでてたまに根がかったけど、護岸の真上から長めにとってある中間リーダーのPE80LBを引っ張れば、フックが細いと曲がって回収できる。ちなみにルアーへのハリスが7号ナイロン、仕掛けへのハリスが根魚クランクのをそのまま使ってて、ハリスが12号ナイロン、中間リーダーが4~5mのPE80LB、道糸4号ナイロンをビミニツイストでダブルラインとって中間リーダーに接続という感じ。これは元々根魚クランク用のリーダーシステムで都合が良いのでそのまま使ってる。15号とかの重いオモリだと、オモリが仕掛けをしっかり沈めるので、多少潜るルアー使ったところで棚がキープできるってモンでもなく、ルアーはシャローランナーでちょっと巻いて、あるいは歩いて、仕掛けごとルアーが浮いてきたら一旦沈めてまた引っ張るって感じでよさげ。ちなみに沈むときもオモリに引っ張られてルアーは泳いでる。むしろルアー自体を浮いて根がかり回避させるか、沈めて底棚に入れるかは思案しどころ。って感触は掴めたけど、1回目は晴れててあんまり条件も良くなかったってのもあったけど、クランクにもミノーにも反応なし。 で2回目は、足下の根魚狙ってテクトロするとなると、根掛かり対策で弱めのフックを使わざるを得ず、ルアーもあまり大きくないので、狙いが良型根魚ではなく、ガシ(カサゴ)中心の小型根魚になっていくっていう状況が生じると分かった。まあそれはそれでかまわない。大型狙いの時は、根掛かり少ない場所を選んで丈夫なフックのルアーを引けば良い。ということで、途中から小型根魚に狙いを振ってタイニーピーナッツⅡSRを使って、見事「クランクキャロ」での1匹目をゲット、この仕掛け、釣り方で魚が釣れるという感触を得ることができた。それは良いんだけど、その後しょうもないミスで根掛かりで、リーダー、中間リーダー、道糸のビミニ部分と+ちょっと、くわえて当然ルアーとオモリの仕掛けを海にゴミとして残してしまった。足下テクトロであれば根がかっても、根掛かりの真上で中間リーダーまで含む長めのリーダーシステムに手が届き、それを引っ張って、フックなりオモリの付いてるスナップを伸ばしてしまえば海に残すことになるゴミを最低限に抑えられるんだけど、不用意に底の状態が分かってない場所でチョイ投げしてしまって、中間リーダーに手が届かず引っ張って金属部分を壊して回収ということができなかった。5mからの太い糸を海底に残してしまい慚愧に堪えない痛恨のミス。ヘッタクソって話で”ソニン”共を笑えない。
という痛い目をみて、砂底で根掛かりの心配がいらないところ以外では、クランクキャロは投げないっていうのと、テクトロするときは水深より長いリーダーシステム組んで、根がかっても強いリーダーシステム引っ張って最悪オモリ以外とかは回収できるように、フックをある程度弱くしたり、オモリの接続を切りやすくしたりという細かいところの詰めをきちんとしていきたい。
魚はとりあえず釣れる。あたりまえだけど。というなかで、今後は坊主逃れに小型根魚狙いですぐ曲がるハリ使って釣る方向と、投げてもテクトロでも砂底やらで根掛かりが心配無い場所を攻めるのに、ある程度ハリを丈夫にして良型を狙って行く方向と、それぞれ釣るためのフックやルアーの最適化も進めていきたい。現時点では前者の方向で、チビガシねらいのタイニー&プチピーナッツ勢、おとなしめラパラF5(アスリートS5.5とシュガーミノー5SPあたりも入れる)。もうチョイ大きめ狙いのピーナッツⅡSR、ロングA14A、マジェンダ80、チョイ大きめおとなしめはサイレントピーナッツⅡSR、ラパラF9、という布陣でとりあえず色々試してみたいと思っている。まあ、釣り場に立って魚の反応見ながら考えないと、所詮机上の空論で話が詰まっていかない。深目の砂底エリアを投げて広く探ってコチヒラメとかの底物系ありで良型根魚狙うのと、長く真っ直ぐな護岸足下をテクトロして、広く効率的に探って小型根魚で坊主逃れ、とかが当面習熟したい方向性だけど、こういう新しい試みは、上手くいって常時使えるような技術に育つなんてのはなかなか難しいけど、なんかのときに使える手札が1枚増えるだけでも、そのうち役立つときもあるだろうから、まずは海底にゴミを出さないことを至上命題としつつ、使える手札の一つとして育てていければ儲けものかなとおもっちょります。新しい釣り方、釣りものを常に探しておかないと、海も川も季節のあり方さえも変わっていく中、今までの釣りでしのぎきれるほど甘くはないと感じてるところ。10ぐらい試して1つか2つモノになったら、なんとか次の数年ぐらいは釣っていけると思うので、海を、釣り場の状況を見ながら、新たな手立ては常に考えていきたい。






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