2020年9月6日日曜日
いろいろと甘い生活
ねこっ飼いの朝は早い。
夜は居室内のケージに入れるんだけど、最初は嫌がって底に敷いたダンボールをガリガリしたり鳴いて抗議したりで「オレこいつと暮らしていけるんだろうか」と不安になったけど、っわりとすぐにケージに入れたら寝る時間と学習してくれて、病院への送迎とかに使うキャリーケースの中に古タオルを敷いて寝床を作ってあげたんだけど、キャリーケースの屋根が夜寝る定位置になっている。なんかスヌーピーみたい。
とはいえ6時前ぐらいには起きだしてゴソゴソやり始めるので、こちらも起きて、布団上げて掃除機掛け→ケージの扉開放→ブラシ掛け→餌→猫トイレ掃除、とネコ様の下僕として朝の一連の作業をこなさねばならぬ。
トイレは問題なく猫トイレの砂にしかしないし、餌も好き嫌いなく食べてくれてその点は楽。カブト割りにして焼いたフッコの頭とかの大物はケージの外で食おうとするのでその時だけケージの扉を閉める。爪研ぎも柱とか襖じゃなくて座椅子の背を気に入ってくれたようで、座椅子ならまあボロくなったら買い換えれば良い程度なのでありがたい。市販のダンボール製爪研ぎも用意したけどたまに囓るぐらいであまり使ってない。
猫が飼い主の買ったモノを思惑通り使ってくれないってのはお約束らしい。
ただ、まだ生後半年ちょっとぐらいの子供なのもあるのか単に性格なのか、コバンやんちゃで困る。
猫って一撃必殺の瞬発力で狩りをする生き物なので、群れで獲物を追跡する狩りをする犬に比べると運動量が少なく、一日の大半を毛繕いと眠りに費やしてるので、もちろん散歩とか連れて行く必要もなく楽なんだけど、一日のうちに2回ぐらい活性が上がる時間帯があって、だいたい朝飯食った後と夜寝る前なんだけど、たまに変な時間に暴れ出したなと思うとその後トイレすることが多い。これもわりとありがちな現象らしく”トイレハイ”というそうな。
活性があがってる時は、オモチャとして与えてあるフック外したルア-2個を投げてあげたりして遊ばせるんだけど、活性上がってるときは興奮して歯止めがきかないのか、普段は爪を立てないように気をつけてくれてるんだろうけど、ルアー投げるまえに目の前でじらして動かしてるときとか、まだ興奮冷め切ってないときに不用意に手を出したときとか爪立てて引っかかれる。ひっかき傷が絶えない。まあ猫だからいたしかたない。
活性が上がると、部屋中走り回って高いところにも登りたがって、ゲージの上やら飛び上がるのは良いンだけど、意外と大丈夫だなと思ってた障子の戸を、桟をハシゴのようにして駆け上がって欄間にセミのように張り付きやがって、障子下の方は裏にガラスが入ってたので最悪脱走はしないだろうと高をくくってたけど、こりゃどうにもならんと空き部屋の襖と入れ替え。まあ猫だからいたしかたない。
このぐらいは大丈夫かなと思うことはだいたいダメで、パソコン下のカラーボックスの中に筆記具とかこまごまとしたものを収納して、その前をケージで蓋してたんだけど、ケージの隙間から猫の手が入るけど大丈夫だろうと思ってたら、むしろ逆に手を突っ込んでモノを引きずり出すっていうのは好きなようで、気がつくとボールペンとか引っ張り出してガリガリ囓ってたりするので、ケージを猫の手が入らない細い網目のに変更した。まあ猫だからいたしかたない。
群れで暮らして序列や掟のハッキリしている狼由来の犬と違って、基本単独行動の猫は親兄弟との関係とかからある程度の”しつけ”は受けるようだけど、あんまり”しつけ”てどうこうできると期待すするような生き物ではないようで、ネコ様のやりたいようにして問題が生じないように下僕である人間が工夫するのが基本のようである。
ただ、親がクケッとか鳴きながらおイタをした仔猫に猫パンチ食らわせている様子はわりと見るので、まったくしつけができないというわけでもなく、猫を叱ってしつけるのはダメです的な”猫ッかわいがり”が過ぎる識者の見解は正直疑わしいと思っている。
ネットでお勉強したところによると、直接叩いたりするのは飼い主に対する不信感を募らせることがあるので望ましくなく、大きな音とかが嫌いなので、やっちゃイケないことをしたときには何か落下音とか猫が驚く音を出して、やっちゃイケないことをすると嫌な音がすると学習させるのが次善の策で、一番良いのはやっちゃイケないことより楽しそうなオモチャとかで気をそらせて止めさせるのが最善だとか。
まあ、そういう”おイタ”の問題やらトイレ掃除に餌にと面倒臭いんだけど、足下で無防備に寝てる様とか、帰宅すると喜んで足下にスリスリしてくる様とか、一緒に昼寝してると髪の毛舐めてグルーミングしてくれる様とか、雷にビビってケージに隠れる様とか、太い前足の好ましさとか、投げたルア-に突撃する野性味あふれるしなやかな身のこなしとか、なぜか白目剥いて寝てる様とか、喉を撫でてやったときに細くなる目とか、暗がりでこちらを見つめる丸く開いた瞳のウルッとした感じとか、数え上げるときりがないぐらいに面倒臭さ以上に可愛さにあふれているので、ネコ様の下僕も悪くないなと思う今日この頃である。
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