2015年6月2日火曜日

愛しの台湾フェンウィック

 昨日は月曜、週初めからあんまり働きすぎると一週間持たないので、早めに上がって渋谷釣具屋地帯に寄り道して帰る。

 中古釣具屋で、大量のルアーの中からFマグ11を2個、シャッドラップの火虎のあんまり見たこと無い色調のをゲットしホクホクしつつ、買うあてもないけど一応竿のコーナーもひやかしてみる。

 欲しい竿はもうほとんど手に入れていて、予備に同じ竿が欲しいなとかその程度の興味しかない。

 いつも使っているフェンウィックのランカーギアXの6f半のスピニングは既に3本確保しているが、それでもワシのマークが目につくと、型番確かめてみたくなる。

 昨夜もワシのマークが何本かあって、そのうちの1本が見慣れたコルクグリップではなくEVA(昔はハイパロンと呼ンどりました)でスレッドも見たこと無い色。


 写真上の竿だが、一瞬、最近こんなモデル出したのかなと思ったが、よく見るとイーグルの文字が読める。
 イーグルは、HMGシリーズに始まったフェンウィックの、グラスコンポジットのカーボンブランクスを使った一連のロッドシリーズの低価格帯のモデル。東北時代に渓流で、最後のころのコルクグリップ時代のイーグルを愛用していた。


 目の前の竿は、そのさらに前の世代で、ケン一が学生時代に使ってたヤツもそうだったが、グリップEVA。ラッピングが紫とグレーで一周回っておしゃれな感じ。
 何気に型番確認するとES66-M2J。イーグルスピニング6f半ミディアムアクション2ピ-スジョイント。
 いつもシーバスオカッパリ近距離戦用に愛用している、ランカーギアX6f半ミディアムアクション2ピ-スジョイントとはブランク同じのガイドやグリップなどのいわゆる「コスメチック」違いの兄弟竿である。


 5千円もしなかったのでもちろん即決で購入決定。

 LGX66SM-2Jのほうはメチャクチャ好きな竿で、元々はバス釣り用に竿何本も持ってくのめんどくせェのでチョット強めのスピニングで何でも投げるよ、持ち運び考えると2ピースだよね、という感じで選んで使ってたのだが、運河やらでフッコサイズ中心のシーバス釣るのに投げる、5センチから12センチぐらいのルアーが無理なく投げられて、かつチビセイゴから70UPのスズキ様まで何とかなってしまう、使いでの広さが頼もしくて超お気に入りで愛用している。
 守備範囲の広さは使用ラインが6-15LBとなっていることからもうかがえるが、実際にスペック以上に守備範囲が広いのには感心する。バット結構強くて粘ってくれて、まあ最悪その竿で手に負えないサイズの魚がかかってしまえば、竿を一直線に魚に向けてしまい竿使わずリールで綱引きファイトすれば良いっちゃ良いんだが、この竿は12%入ってるグラスの粘りか設計なのか、60、70のシーバスとも竿をブチ曲げてファイトできて気持ちいい。

 実はイーグルもコルクグリップ時代のは同居人用も含めて2本持っていて、これで同じブランクスの兄弟竿6本目である。
 これらの竿が特別優れた竿だとか言う気は全く無くて人様には全くお勧めしないけど、でも私は使い慣れた竿の感覚を結構大事にするタイプなので、一生こいつらを使うつもりでセッセと備蓄している。

 実はこいつらの兄弟竿ってまだあって、分かっているだけでもフェンウィックのカーボンロッドの歴史を拓いたHMGの名を冠するシリーズや、ランカーギアの「X」が付く前のただのランカーギア、その前身のレガシーなんてのがあるはずである。ちなみにランカーギアXにのみSICガイドが付いているが、値段はHMGの方が高かったように記憶している。まあ、HMGのブランドには敬意を持って金払えということだったのだろうか。
 この頃のフェンウィックは台湾製で実はデキが良いんじゃないかと思っている。
 ダイワも今は安い竿はインドネシア工場だけど、この頃は台湾で作ってたはず。台湾の工場のオバちゃん達スレッドラッピングするのとか得意で綺麗に巻きあげてたとか聞いたことある。

 既に20年ふた昔前の竿達だけど、いつか次に出会う中古釣具屋片隅の1本を期待して、たまにチェックしておきたい。

 久しぶりにエグリました。

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