○活字:1位角幡唯介「狩りの思考法」、2位サイモン・シン「フェルマーの最終定理」、3位百田尚樹「ボックス!」、次点「フルメタ・ファミリー」1,2巻
1位は、地球上の高い山、極地、その他もろもろがことごとく踏破された現代において、冒険とはなんぞやと問い続け、北極圏でできるだけ便利な機械に頼らず犬ぞりで放浪する”冒険”が近年のライフワークとなっている、角幡先生の哲学的な読み物で、彼の地のイヌイットと付きあい狩りをする中で考えたもろもろが、自分の釣りと照らし合わせて考えると腑に落ちたり蒙を啓かれたりという感じでなかなか鋭かった。未来は不確定でわからない(それ故に、今目の前にある現実としっかり向き合わなければならない)という意味で狩猟民族であるイヌイットが使う”ナルホイヤ”という言葉。釣りでも予想や過去の実績にとらわれがちなので心しなければならないだろう。気候変動も世界情勢も変化が激しく、これまでの経験からの予想では対応しきれないと感じることが多い昨今、目の前で起こっている起こりつつあることをしっかりと見て対峙していくことが求められている、って言うは易しだよね。
2位の、「フェルマーの最終定理」は、ビワコオオナマズ釣らせてもらったSさんからお薦めされて、白土三平のマンガは愛読してるけど普段本はあまり読まないと言ってたし、結構長いつきあいだけどこれまで本を薦められたこともなかったので、なんでじゃろ?と思ったけど読めば分かった。たった一つの理由、それは面白いから。フェルマーの最終定理が証明されたってのはだいぶ前に話題になってたので耳ににしてはいたけど、数学のできない理系を自認するワシには縁の無い世界でありそんな難しい話チンプンカンプンだしぶっちゃけ興味なかった。本書でも難しい数学的な技術のところは丁寧な解説にもかかわらずサッパリ分からんかった。にもかかわらずクソ面白い。300年以上、あまたの天才の挑戦を撥ねつけ続けた難問を、ワイルズ博士が古今東西の数学者達の編み出した技術を駆使して8年の歳月を掛けて打ち破る。古今東西の数学者の中には重要な鍵となった予想を提唱した日本人数学者もいたし、この難問に敗れ去った天才達ももちろん含まれた。数学はもちろん様々な分野で技術の基礎となる学問であるけど、このレベルの難問となると現実的な応用云々よりむしろ人の知識欲の飽くなき挑戦の色が濃い。人は失敗しても敗れ去っても、知識を蓄え伝え、300年の時をかけてでも知りたいことを知る。その壮大な知的冒険と最後の扉を開いた天才の最後の最後の産みの苦しみ。極上のエンタメノンフィクションに仕上げた筆者の力量にも感服。
3位、は格闘技好きならこの辺お薦めとケン一からいくつか教えてもらった一つ。高校ボクシング部を舞台にした青春モノで、ボクシングで「ボックス!」って審判が声を選手にかけるのは、ダウンとかして中断した後に戦う意思があるかを問うように「拳を握れ!」って構えを取るよう促す言葉だけど、まさにそんな感じで困難や挫折に立ち向かう登場人物達に「ボックス!」って声を掛けてあげたくなるような熱い物語。天才型の親友に誘われてボクシング部に入った、勉強はできるけどスポーツはそれほどでもという主人公を中心に、THE青春という感じでボクシングに恋に打ち込んでいくんだけど、最後の方でボクシングをやめかかってた天才君が、天才独特の一瞬のきらめきで、無敗の高校王者をリングに沈めるシーンがクソ熱かった。ボクシングは現実でもいま日本勢はモンスター井上尚弥選手を中心に盛り上がってて、最近は地上波ではなく”アマプラ”やらのサブスクで中継されるので超楽しんでる。
次点の作者、賀東招二先生は、アニメ脚本やゲームシナリオ、ライトノベル方面の作家さんで、ライトノベルは「フルメタル・パニック」「甘城ブリリアントパーク」「コップクラフト」の3作品がアニメ化している人気作家だけど「コップクラフト」の次巻の新刊情報が途中で消えてしまい、長らく新刊出ていなかったので、何か事情があってもう筆を折られてしまったのかと思っていたら、思わぬところで新刊出ていたので喜んで「フルメタ・ファミリー」即2巻とも買ったらめちゃくちゃ楽しめた。「君さえいれば、武器などいらない」と大団円で完結したロボモノラノベ「フルメタル・パニック」の後日談的続編で、ヒロイン(沢山出てくるけどメインの)と結婚して2人の子持ちになった主人公の一家の物語。ヒロインが世界の有り様を変えてしまうような特殊能力を持っているので、大団円後もいろんな勢力から狙われていて、1巻1ページ目から襲撃くらっての家族4人総出での戦闘シーンでヒロインが「毎回毎回、『武器などいらない』って言っといて!」とぼやくという、あちこちを転々としながらのドタバタアクションコメディー。ギャグのテンポとかもう懐かしさすら感じる芸風なんだけど、結婚して子供も作ってるけどそういう事情でなかなか落ち着いて夫婦の時間が作れず、隙あれば情事に持ち込もうとするのがちょっと新鮮か。本編の登場人物やら設定やらは当然死なないかぎりは生きてるんだけど、外伝作品で賀東先生が武器描写が上手なので引っ張ってきたらしい大黒先生の「アナザー」シリーズの世界とも繋がってて、全部読んでるファンとしてはこれまた楽しめる要素。そんな中で娘の名前「夏美」がちょっと賀東先生ひどいじゃないのっていうぐらい本編作中ダントツの不憫なヒロイン「ナミ」から来ていて、主人公もさすがに罪悪感がひどくて悪夢に苦しめられていたのが、娘の成長とともに癒やされていくという話には涙腺崩壊しそうになった。あとこれまたヒロイン達の一人で優秀なのにボケ担当のテスタロッサ大佐(最終的な階級)が、最後引き終わりで颯爽と登場したっぽいのが、実は相当に失敗して苦労してた裏舞台がおまけエピソードで付いていて笑えたし3巻楽しみ。途中になってる他作品も書きたいと後書きで書かれてたのでそちらも期待してます。復活してくれて嬉しい。
○マンガ:1位九井諒子「ダンジョン飯」、2位オイスター「超可動ガールズ」、3位鳥山明「ドラゴンボール」
1位「ダンジョン飯」完結、最初ロールプレイングゲームでお馴染みの異世界の迷宮で魔物を料理して食べるという、九井諒子先生独特の感性の変なグルメマンガとして始まったのが、レッドドラゴンを倒すあたりから本格的なファンタジー冒険モノとして覚醒し、最後までクソ面白いまま走りきった。「ただひたすらに食は生の特権であった」という締めくくりは、この物語が内包する結構深めの題材を端的に表しているようで感慨深い。個人的には猫娘イヅツミの猫々しさがいたくお気に入り。あとポリコレをおちょくったような真っ黒エルフのフラメラのキャラクターデザインも秀逸だと思う。デビュー当時から独特の感性で天才の呼び声高かった九井先生の堂々の代表作となった。アニメ化もしてて、そちらでも実力派制作会社トリガーが九井先生の描く素晴らしいアクションシーンとかを、アニメ表現ならではの動きで一段と冴えた仕上がりに仕立てあげてて唸らされた。
2位「超可動ガールズ」も完結、なんていうことはないんだけど、何度も読み返してしまうマンガってあってそういう作品。自分でもなぜか分からんけど好きなんだろう。「超可動ガール1/6」からの続編だけど、オタクな青年が買ってきた、アニメやゲームの美少女フィギュア達が命をもって動き出してっていうドタバタ喜劇。基本設定が異世界からやってきた居候との日常という”ドラえもん”型で、作中でもそのことにふれられてたりするような、アニメやゲームのあるあるネタも楽しいけど、登場人物、登場フィギュア?それぞれのキャラクターが魅力的で、なんか楽しげな日々なのである。
3位「ドラゴンボール」も完結、ってとっくにしてるって話だけど、実は鳥山先生の描いた本編は完結してるけど、別の漫画家さんが描いてたり、アニメオリジナルだったりの”新作”は今でも作られ続けていて、ドラえもんが今でも新作映画作られてるのと同じで「ドラゴンボール」というのは、いろんな作家さんが今でも作ってる1つの伝統芸能的なモノになっているのかもしれない。ワシが読んだのは本編の電子版で何度目かの読み直しだけど、その面白さについてはいまさら説明する必要なんてないよねって話。ワシそこそこマンガ・アニメ方面のオタクだとは思うけど、そこまで濃くはないライト層だと自己分析している。けど、「ドポラゴンボール」にせよ「Dr.スランプ」せよ、そのあたりの昭和の名作マンガを雑誌掲載時に少年としてリアルタイムで読んでたってのは、若い濃いオタク達にも自慢できるオタクとしての経歴かなと思ってます。鳥山先生今年鬼籍に入られてしまったけど、そういう幸せなマンガ体験をありがとうと心から感謝するところである。
○アニメ:1位「MFゴースト」、2位「異世界おじさん」、3位「しかのこのこのここしたんたん」
1位「MFゴースト」は、しげの秀一先生原作のモータースポーツモノで「頭文字D」の豆腐屋の息子の弟子であるカナタ君が近未来の公道レースでトヨタ”86”を駆って活躍するという、「バリバリ伝説」の昔からのファンなら随喜の涙を流しながら楽しめる物語。基本市販車をベースにした車で競うんだけど、排気量制限が無く、当然大排気量の高級スポーツカーが有利に思えるけど、そこは”しげのマジック”な謎理論で非力な86を天才的な技術で操る主人公の活躍に胸がすくのである。今期放送されていたのは第2期だったんだけど、主人公ひじを怪我して2速にシフトチェンジするのが難しいという窮地に立たされ、予選で稼いだ順位を落としていくんだけど「抜かれた車をすべて抜き返すまでこのレースは終われません」的に闘志を燃やすというシーンで続きは3期へ、という飢餓感を煽るがごとき強烈な”引き終わり”で、本来なら3期も終わってから評価すべきなのかもだけど、どうにもこうにも面白かったので1位にせざるを得ない。もう原作マンガ読んじまうか悩むけど、アニメで見始めてしまったので3期を首を長くして待つことにしよう。
2位の「異世界おじさん」は今更感があるけど、地上派放送当時コロナで制作体制が整わず途中で制作延期になってしまい、ワシ最後まで制作されたの気がつかずにいたのを今年ネトフリで見つけて最後まで視聴。異世界モノっていつも書くけど、もう佃煮にでもするのかってぐらいの数作られていて、ありとあらゆるパターンが試されていて、今作の異世界で得た能力を現実世界に持ち帰って起きる騒動的な話も無かったわけではない。だがしかし、このおじさん(に限らずその甥っ子も他の登場人物も)が全くのすっとこどっこいなせいで、せっかく得られた魔法やら精霊さんとの交信能力やらを生かし切れておらず、なんぼでも金稼ぐ方向に使えるはずなのに、なぜか甥っ子の住むアパートに同居して「都市ガスvs氷魔法」とかのバカ映像で日銭を稼ぐユーチューバーで生計を立てているのである。ぜんぜん”オレ強えー”も”無双”もしていないところが凡百の異世界モノとは一線を画すところである。そもそもおじさんセガマニアが過ぎるきらいがあり、何でもかんでもセガのゲームから学んだ偏った知識で片を付けようとしすぎる。異世界での出来事を甥っ子やその幼なじみヒロインにイキュラスエルロンして見せてあげるんだけど、もうすっとこどっこいでツンデレエルフの乙女心は踏みにじり続けるし、タワシより安く売り飛ばされるしで、腹がよじれるほど笑えるのである。馬鹿馬鹿しくて楽しい作品でとても好ましいのである。
3位、「しかのこのこのここしたんたん」は令和のアニメでは屈指の怪作。これも馬鹿馬鹿しくて楽しいんだけど、角の生えた女子高校生とか話の内容もわけわからんけど、衝撃的なのが延々と鹿せんべいの製造過程の映像が流れるエンディング。最後おばちゃんが紙でくるっとまとめてできあがり。ってナニ考えて作ったんだろうか?エンディングには制作陣のセンスが問われるっていうのが持論だけど、どういうセンスしてるんだろうね?大丈夫か?ちなみに今年のアニメでエンディングが良かったのは正当派の主人公2人が歩いて行く系の「メタリックルージュ」、ヒロインが踊るエンディングはキャッツアイやら涼宮ハルヒやら名作ぞろいだけど「異世界スーサイドスクワッド」では偉いさんのオバハンが踊ってて笑わしてもらった、「薬屋のひとりごと」は哀愁の漂う歌がいい、「ダンジョン飯」は原作者ノリノリで描いたのが見てとれるイラストが素敵、「怪異と乙女と神隠し」の砂絵の瞳はグルグルと狂気をはらんでる、などなど、エンディングがいいアニメはいいアニメなのである。
○ドキュメンタリー他:1位ネトフリ「地球の海」、2位NHK「ダーウィンが来た!100年のミステリー!日本産ウーパールーパーを探せ」、3位ネトフリ「Mr.マクマホン:悪のオーナー」
1位は、同じような企画はNHKとBBCがタッグを組んだ「ブループラネット」が先にあって、焼き直しのように感じて見始めたけど、まったくもってすごかった。ここ数年のドローン撮影だのの撮影機材・技術の進歩は驚異的といってよく、そのせいもあってか今まで知られていなかったような海の不思議も明らかにされつつあり、驚きの連続だった。れいのセーシェルの”鳥を食うGT”も水中映像、ドローン映像ともにブループラネットの衝撃をさらに”おかわり”するようなド級のものであり、その他にも小石を発射する海の賢者やら群れる人魚(のモデル)やら、おもわず声が出るほどの圧巻の映像目白押しであった。あと英語ナレーションを担当してるのが超大物でちょっと驚く。ネトフリちょっと値上げしやがったけど、このレベルの作品が年1本でも視聴できるなら、パトロンとしてそのぐらい負担するのはやぶさかではない。
2位の、ダーウィンが来た!はワシそこそこ生物に関しては詳しいつもりだったけど、まったくの初耳案件で超面白かった。ウーパールーパーって昭和の人間には懐かしい、メキシコサラマンダーっていうサンショウウオの幼形成熟(ネオテニー)個体のことで、色素の薄い白っぽい体色に赤い外エラ、ぱっくり開く口につぶらな瞳で、現地では生息環境の悪化とかで絶滅が心配されているけど、ペットとしては今でもそこそこ人気があって繁殖技術は確立されていてペットショップとかで普通に手に入る。でそのウーパールーパーの日本版が、北海道の山の中の池に存在してて100年から前の記録も標本も残ってるけど、その池では既に環境の変化とかで絶滅している。でも最近、やや小型で標本個体ほどウーパールーパーっぽくないけどちゃんと生殖能力のあるエゾサンショウウオの幼形成熟個体が発見されていて、研究者達は今もどこか北海道の山の中の池とかで人知れず生息し続けている日本版ウーパールーパーであるエゾサンショウウオ幼形成熟個体群が存在するのでは?と地図情報やらであたりをつけて探索に乗り出す。もうこれ、昔の川口浩探検隊のノリでワシ大興奮。通常は池の浅いところの沈んだ枝とかに産卵するエゾサンショウウオの卵が池の深いところで発見されて、俄然期待は高まるんだけど今回の池では発見には至らなかった、ってところも川口浩探検隊ノリで楽しめた。幼形成熟ってサンショウウオのような両生類の他では、雌成虫に羽の生えない蛍の仲間とか、サクラマスに対して稚魚の模様であるパーマークが成魚でも残るヤマメ、はヤマメ(を含むサケ属共通祖先)が海に降りて進化したのがサクラマスって順番で今でもヤマメの方が主流でありちょっと幼形成熟の概念とは逆かもだけど、まあいずれにせよ生き物って環境に合わせて進化しなくても、その遺伝情報の中に環境に対応して札を切るような”可塑性”を多かれ少なかれ持ち合わせていて、ときに進化の逆戻りをするような不思議な戦術で生き残ることもあるという、実に面白いお話である。ちなみにホモサピは毛深く顎も強かったご先祖様の幼形成熟的な特徴があるとする説もあったりするし、猫始め家畜にも若干幼形成熟的な特徴があるとかも聞く。まあ世話してもらえるなら幼く可愛い見た目としぐさのまま大きくなった方が有利だもんな。って愛猫コバンのニャーンと可愛く甘えてくる姿を見ると納得する。生き物って不思議で面白いとつくづく思わされた。
3位は、2位がウーパールーパーならこっちはシンディーローパーである。何を言ってるのか分からないと思うが、Mr.マクマホンは世界最大のプロレス団体である「WWE」の生みの親とでもいうべき名物オーナー(元)で、WWEの興業を今年からアベマTVで見始めて面白かったので興味をひかれて見たんだけど、昔のTVショーが華やかなりしころは、WWEも今よりもっと歌ありプロレスありって感じのごった煮な感じのエンタメだったようで、レスラーがバンド組んで演奏してたりMr.マクマホンも歌ったり司会したりとワチャワチャしてたようである。そんな中で他団体のシマを荒らす仁義なき戦いを仕掛けたMr.マクマホンは、さらにお茶の間の注目を集めるためにとエンタメ業界との融合的な試みも行っていて、若い頃の絶賛売り出し中のシンディーローパーを選手のセコンドに付けたりしてて驚いた。シンディーローパーとプロレスってちょっと思いつかない組み合わせ。で、辣腕を振るってWWEを世界一のプロレス団体に育て上げたMr.マクマホン、選手への禁止薬物(ドーピングに使う)の提供やら女性への性的虐待やらのスキャンダルで窮地に立たされる場面も出てくるんだけど、そういう昔の話ではなく、この番組放送直前に昔のセクハラかなんかで訴訟ざたになって負けたらしく、番組の始まるときに、インタビューはそれ以前に撮られたモノです的なテロップが出て制作側としては美味しかったんだろうなと下衆なことを思ってしまった。WWEの興業を見ていると舞台裏の駆け引き的な部分も楽しく見せていてそれも面白い部分なんだけど、そういうエンタメ的に作ったものではない本物の裏舞台のドキュメンタリーもこれまた相当に面白いのであった。
今年もあいもかわらず、アベマTV、Netflix、NHKオンデマンド、アマゾンプライムに金払って番組視聴している。正直興味のある番組全部は見ていられないぐらいに沢山の番組が提供されていて、部屋にいながら好きなときにそれが視聴できるっていうのは、テレビで決まった時間の放送を見なきゃならなかったり、映画館やレンタルビデオ屋に行かなきゃならなかった時代を思うと、めちゃくちゃ便利になっている。なっているけど、時間が無限にあるわきゃないので映画など見たい作品を”お気に入り”にチェック入れたは良いけどその後案外見ていない。自分で選ばなくても自動的になんか見ることになってた「金曜ロードショー」とかの時代のほうが、自分の興味なかった分野の作品も見ることができたりして、案外良かったのかもと思ったり思わなかったり。来年は面白そうな作品はなるべく沢山見ようとは思う。
今年も楽しんだ作品に関わるすべての表現者のみなさんに感謝。オタクなエンタメに関して現代は最高の時代であることは疑いようもなく、その恩恵を存分に楽しんでいきたい。
(画像引用元:九井諒子「ダンジョン飯」14巻Kindle版、角幡唯介「狩りの思考法」Kindle版)
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