2024年1月6日土曜日

正月からどうなってるんだ?めでたくない!!都合の良い神などいない証明

 「祈るな!祈れば手がふさがる!!」と引用したすぐ、舌の根もかわかんうちにあれだけど、震災、飛行機事故、火災の被害にあい亡くなったかたの、ご冥福と、被災された方の日常が早く戻ることを、正直祈ることぐらいしかできることがない。まあ少額ながら寄付ぐらいはさせてもらっているにしてもだ。

 そういうなかで、被災地で不足する物資に空腹を抱え、眠れる夜を過ごしている方々のことを思うと、被害が特になかったからといってお屠蘇気分で楽しいことをやりまくりっていうのは、なんか罪悪感が漂う。苦しんでる人がいるのにお気楽に遊んでて良いのか?っていうのは多くの人が思うだろうし、”不謹慎警察”に目を付けかねられない。

 ただ、逆を考えると、被災して大変な目にあってる人が「オレがこんなに苦しんでるのに楽しく遊びやがってけしからん。」なんて普通思わないでしょって話で、不謹慎だ何だと、あんまりそういうことを言うと、まるで被災者が他者の幸福をねたんでいることを前提にしているようであり、それはそれで失礼ではないかと思う。自分たちが苦労している状況が良くなることは切実に願っているだろうけど、他者の幸福にケチ付ける気などサラサラないというか、そんな余裕はないだろうと思う。”不謹慎警察”など無視して良いと思う。

 被災者の苦労を思い、できることをしてあげたいと思い、今は個人で動くような時期じゃないだろうから、とりあえず金はあったら困らないだろうから寄付ぐらいが個人でできる限られたことで、災害救助などの専門家にまずは任せつつ、お祈りするぐらいしかやることはないだろう。手がふさがってなくてもいまは使いようがない。なら祈ってもいいだろう。

 そういう状況で、ハッキリ言って日本に住んでいれば地震関連は特にだけど、明日は我が身である。いつ自分が被災してもおかしくない。ただ、現在は幸運にも被災していないなら、いつ被災して死んでも良いぐらいの覚悟で、やりたいこと、やるべきことはやっておくべきで、それを不謹慎というようなヤツは、自分だけはいつまでも安全だというマヌケな勘違いでもしているのだろうか。

 災害で亡くなった方を思うとき、その人生が突然意図しない形でぶった切られてしまった無念を思うと、胸が苦しい。東北の大震災では知人や縁者が何人も亡くなっている。個別のお顔を思い浮かべると、さらに胸の苦しみはしんどいものとなる。せいぜい生きている自分はやりたいこと、やるべきことをしっかりやっておかねばならないと、思わされる。そうしなければせっかく生きているのに、死んだ人はもうやりたくてもできないのに、なんか間違っていると強く思う。

 だから、私は全力で釣りにも行く、旨い魚料理も食う、猫と遊ぶ、それが今自分がやりたいことであり、かつやるべきことだと信じるからである。

 ただ、個人が仲間内だけで楽しくお正月を過ごしているのぐらいは何の問題も無いと思っているけど、被災者の目にも自ずと入ってしまうような楽しみは、ちょっと時期をずらすなりするのが賢明なのかなとも思う。春の一般参賀のとりやめとか、確かに中止したことがメッセージとして、悲しみや祈りの気持ちを表しているようでもあり、妥当な判断であったんだろうと思う。

 当ブログも、新春お年玉企画とかめでたいのを用意していたんだけど、不特定多数の目に触れるのがネットのさだめなので、ちょっとそれは延期かな。いつもこの時期は干物生産とかで釣行顛末記は貯め気味だけど、正月の楽しい釣りの記事とかは遅れてるのを、ちょっと被災地も落ち着いたぐらいで出すぐらいでちょうど良くなるのかなと思っている。

 被災地が落ち着いてきたら、次は被災現場の作業ボランティアが募集されるだろうから、時間と体力がある人は是非行ってあげてください。がれきの撤去なんかでも意外と重機でガサッとやれない手作業人海戦術が必要な場面も多いので重宝されると思います。ってのが東北でのボランティアに行ってきた経験からのアドバイス。ワシ体力的にもう無理なので若い人にお任せする。あとは私の出番は”買って支援”の段階ぐらいまでないかな?

 ボランティアでも現地に行ってお金を落としてくるのでも、気をつけて欲しいのは、人が亡くなり、財産が失われた現場で「震災の爪痕はこんな感じでーす」とか記念写真とったりしないように。ボランティア参加時の注意事項の一つだったけど、さすがにそれやられたらムカつくってのは分かるよね。

 まあ、心の隅に苦しんでいる被災者がいることを忘れずに、さしのべる手があるなら可能な範囲でさしのべて、それはそれとして自分の幸福は追い求めたとしても非難されなきゃならんような話じゃない。という線を基本にナマジのブログは運営していきます。空気読みつつ空気読まんでいくぜ!!

2 件のコメント:

  1. Kazu@岡山2024年1月9日 22:31

     ナマジさん、前記事の太刀魚の釣果フォトのロッドが「ん、なんかフライロッドじゃないん?」って思って、またおもしろい釣りしとんじゃないかと期待しつつ、記事読まずにひとまずご挨拶です。今年もよろしくお願いいたします。
     明るい年を迎えたいのはやまやまだけど、ネット社会は「おおやけ」ですから、気づかいしますよね。でも・・いい線ついて書いてくださいませ今年も、読みますので。

    磯辺でなくしたもの・・・・ナマジさん絶賛してたボガ覚えてます。私はビクトリノックスのフィシャーマンです。どうにか実物取り戻したい!!!

     
     
     

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    1. kazuさん ことしもよろしくです。
       ビクトリノックスなくすのは私も経験してます。
       ブレードと栓抜きがベースのコルク抜きも付いてるうすいヤツが学生時代からの愛用品で名前なんて言うのか分からず「ドリンカー」と勝手に呼んでました。ワインのコルク抜きって必要なときに出てこないことが多く、若い頃はのんべぇだったので重宝してました。今は飲まないのでブレード1枚あれば足りるんですけどなんか愛着あるので無くしたときも同じタイプを探して買いました。

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