2021年4月11日日曜日

腕白でもいい、たくましく成長中

 我が愛猫コバンが初めて我が家に顔を見せたのが昨年の3月17日でその時で多分生後一ヶ月ぐらいかなという感じだったので、今一歳ちょっとのはずである。

 だいたい一歳で体の成長は止まって、その時の体重を基準にして肥満してないかとかをみると良いらしいので、抱っこして体重計に乗って、その後ワシだけの体重測ってみたところ、軽く7キロを越えていて戦慄をおぼえた。どおりでオモチャ投げてあげた時の猫ジャンプ、着地音がドスッと響くわけである。普通の雄の成猫で5キロぐらいらしいので明らかにデカい。

 6キロオーバーに育てて6キロオーバーのブリ釣って一緒に食べよう、っていうのが目標の一つになってるけど、コバンの体重的には条件を余裕で満たしている。これは7キロオーバーのブリに目標上方修正が必要だな。

 なにしろ鮮度の良いアジの頭とか骨皮、刺身にしたときによけた助骨周りとか食わせまくったので骨太のがっしりした体型に育ってくれて、肩のあたり骨と筋肉の盛り上がりとか”野獣”の雰囲気が漂う逞しさ。ちょっとデブかなと思わなくもないけど触ると肋骨が分かるのでデブって程ではなくて固太り体型ぐらいなのでこのぐらいの体型を維持させたい。

 好物はアジで、あきらかに食いが良くて、カマスとかタチウオの頭はしばらく続くと飽きてきて残してオモチャにして遊んでたりするけど、アジはだいたい食べ残さずに食い切っている。頭は生より焼いたのが好みで、でもあばら周りや肉が付いてしまった皮とかの生のを一緒に出すとそっちから食べる。とはいえあんまり好き嫌いはない方で、1日1回は自動給餌器の動作確認も兼ねてやっすいカリカリを与えているけど、人間でいうジャンクフード的な感覚なのか喜んでカリカリ食べている。アジの頭とか奥歯(裂肉歯というらしい)で一応噛んでるっぽいけど、ちょっとアグアグガリガリしたら丸呑みしてる感じで野性的。さすが元野良ネコ。いい食いっぷりで餌あげるのは見ていて楽しいひとときである。

 雄猫は雌猫よりヤンチャらしいけど、たしかに”悪いこと坊主”で活性が上がってる状態の間は、洗濯ばさみやらポッパーやら持ってきて遊んでくれと要求してきて投げてやると跳んで走って大暴れしているし、脱走防止のフェンスによじ登ったり押し入れの上の段のところに前足引っかけてぶら下がったり、掛けてある上着に飛びついたり、隙あらばワシの眼鏡に猫パンチ食らわせてきたりと腕白ぶりを発揮している。

 確かに仔猫の時からネコジャラシへの反応も姉ネコのハイカグラより良くて、初めて我が家に遊びに来たときにガッチリ食いついて離そうとしなかったネコジャラシをデカくなった今でもガッチリ咥えて大喜びしている。

 お客さんがネコジャラシで遊ばせてるのを横から見て気がついたんだけど、ネコって”獲物”に襲いかかるときに、ヒゲが前方を向く。これって英語ではキャットフィッシュと呼ばれるナマズが餌食うときにもヒゲが前方向くのと同じで、ヒゲにアタッた獲物をガブッといくんだろうと思う。日本語の”ぬめっと滑らかな頭”の意味のナマズもいい名前だとおもうけど、英語の”ネコ魚”も悪くない命名だなと思うと共に、陸上哺乳類のヒゲも水中の魚のヒゲも、獲物を捕らえるために使うとなると似たような使い方をするっていう”収斂”現象の一つと思われ、猫のヒゲ、ナマズヒゲの機能美っていうのを改めて感じいるところである。猫のヒゲは大事な感覚器官で狭いところ通り抜けたりするのに使うと聞いてたけど、触覚で獲物を感じて捕らえるためにも機能しているようだ。猫のヒゲって縁起物らしいので部屋に落ちてるのを見つけると大事に保管している。ピアノの練習曲で有名な”猫踏んじゃった”ではヒゲを切れ!と引っかかれてブチ切れているけど、そもそも踏んじゃったから引っかかれたわけで、その腹いせにヒゲを切るなどという虐待はあきらかに動物愛護法にも触れる行為であり、厳に慎まねばならんことなんだなと思うのである。

 という感じでヤンチャが過ぎる場面もなきにしもあらずなんだけど、活性が上がる時間は1日2回程度で、その他の時間は基本寝るから”寝子”っていう語源説があるぐらいで実によく寝ている。お気に入りの寝床は最近は部屋の隅の座椅子の上で、そろそろ手狭になってきた感のある猫キャリーケースに寒くないようにTシャツ被せてタオル敷いた”巣”にも器用に頭から入って中で方向転換して寝てる。可愛いぜコバン。

 ワシの膝の上でも相変わらず寝てくれるんだけどさすがに重い。最近は頭だけ乗っけた状態でお許しいただいている。寒さが緩んできて夜布団には入ってこなくなって、枕元の座椅子か布団の上(重いっす)で寝ることが多くなったけど、昼寝してると脇の下に入ってきて腕を枕に寝息立ててたりするのでこれまた可愛いのである。

 という感じで、我が家の猫様は健康でおっきく育ってきており、下僕としてはこのうえない幸せを感じております。

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