ルアー図鑑うすしお味第13弾はいつ手に入れたのかも忘れたりしながら蔵に入っているルアーで欧州原産のマイナーどころに登場いただこう。
一番手はポーランド、12センチはそれほど長いわけじゃないけど、ご覧のような幅広ボディーなので、かなりバカっぽいデカブツ。スローシンキングのダートさせて使うパイク用ルアーかと思ったら、裏を見るとフローティングとなっていて、カテゴリー的にはペンシルのようだ。
サルモ社スライダーは、ちょっとネットで調べてみたら、今時流行のS字系ビックベイトの源流と紹介している記事もあった。
全くそんなこと知らずに、ワゴンセールで見つけて「ポーランドのルアーなんて珍しいやんケ」と即バイト。
似たようなルアー他にもあったよなと、探してみたらあったけど、そういやこいつニールズマスターものやんケ、思いっ切りインビンシブルネタのところで出すの忘れてたので、フィンランド出身ということでここで登場ダートマスター15。
シンキングで、何釣るために当時のナマジは買ったのか理解に苦しむが、パイクはそのうち釣りに行かんとアカンということか。
リバイアサン的な巨大パイクを、フィンランドあたりでもよし、オランダの干拓地の水路でもよし、ロシアでも良し。
アラスカでパイクは一回宿おさえにかかったけど、テロかなんかの影響で航空券が取れるかどうかわからん状態になって流れている。
パイクは死ぬまでにどこかの水辺でやっつけておきたいと、こういうルアー達を見ていると思う。
もういっちょフィンランド。
フィンランドものとしては、クサモなんてのは有名B級ルアーだろう。
リアルタイムで使ってたわけではないが、うすしお味シリーズ書き始めてから、中古屋で安く売ってるのを見つけたので、ネタ用に買ってみたが、なかなか味わい深い逸品。
ビッケレとジョイントのがビーサスであってるだろうか。
JOSさんに連れて行ってもらった古釣り具カフェでビーサスのジョイントのお尻はミノーでは珍しいワイヤーグルグルの処理になっていると教えてもらった。
たぶん製造工程でジョイント後方は別に作って塗装まで済ませておいて、最後にワイヤーを通してグルグルしてとめたという処理なんだろうと思う。
さらにフィンランドおかわり。
なんと読んで良いのか「UKKO」ルアー、インターネットって便利ねェ、ググったらトゥルス社のウッコで正解のようだ。
豪州のキラルアーと薄い金属リップに彩色している感じとかテイスト似ていると、やっぱり北欧と豪州のつながりを感じてしまう。
リグがごついのはサーモンだのパイクだのを釣るためだろうか。
フィンランドに旅行して釣り具屋突撃した人のレポートもググった時に引っ掛かってきたが、ミノーの棚がもうこの手の小規模工房で作ってるっぽいミノーだらけでレポートしてる人も興奮しまくってたが、読むだけでこっちも興奮した。
どこで手に入れたのか、誰かからもらったのか全く記憶にないが、確かにそれは存在するのであった。
ハンガリー出身の名前不明のクランクベイト。手に取ると「男の友情」を実感する。
カザフスタンにヨーロッパオオナマズ釣りに単身乗り込んだ時に、グループで来ていたハンガリーの釣り人達と仲良くなって、最後、凄腕の「泳がせ」使いの釣り人と同船して、目の前で人間サイズのナマズを釣られて感服した直後、デッキハンドの兄ちゃんがワシの竿先踏みおって穂先折れて涙目の時に、「元気出せ」とくれたルアー。釣り人なら愛竿が時にお金では買えないぐらいの大切な相棒となることは重々承知だろう。彼の竿は竿先がソリッドグラスのPENNブランドの剛竿だった。渋すぎる。
彼は今もヨーロッパで得意の生き餌泳がせでデカイナマズ釣ってるだろうか。
オレはあの竿直して、デカイロウニンアジ釣ったよ。
距離も時間も超越して男の友情は存在し得る。
スプーン・スピナー欧州モノはパラバンとかパンサーとか蔵には転がってるはずだけど、ここはいっちょフロピーでバカにしたフランスに名誉挽回のチャンスを与えるとしよう。
フロピーを生んだルブレックス社のオークラである。もう日本のルアーの黎明期こいつがなければ、たぶん忠サンのバイトもついでにダイワのクルセイダーも生まれていないはずっていうぐらいの伝説的な逸物。
上からオークラ、バイト、クルセイダーだけど、ダイワのこの時代の潔いまでのコピーキャットぶりには「おおらかな時代だったんだな」と思わせられる。バイトもかなり影響受けてるはずだ。
ついでにフランスネタもういっちょ、メップスミノーの変わり種。
普通メップスミノーといったら写真上のミノーが付いているのだが、下のはミノーが見たこと無いタイプなのでとりあえず見つけた時に確保して使わず保管していたモノ。ナンジャロこれ。
欧州、いまだ上陸したことないが、是非釣りに行きたいし、釣り具屋巡りして、欧州ローカルなルアー達をゲットしたりしたいものである。
南欧のヨーロッパオオナマズ、北欧のパイクやタイセイヨウサケ、地中海の小島で小物釣りなんてのや、内陸のヨーロッパコイ科魚探訪とか、スイスやドイツの河川環境学の旅なんてのも楽しいかもしれん。牧場の川でのべ竿に玉浮きでマス釣ったりなんてのもいいさね。
なんてのを各国のルアー達をいじくりながら夢想してみる。
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