2020年10月24日土曜日

みつめていたい

  秋の雨がらみの夜、潮も割と得意な夜引かない潮、2日かかってセイゴ一匹の貧果。ワレ泣き濡れて猫とたわむれつつ電脳の海を徘徊していたら、面白い動画が紹介されているのを発見。

 ギア、ラチェットとかの様々な方式、工夫を分かりやすく紹介したコンピューターグラフィック(CG)の動画で、おそらく工作機械とかに使われる機構なんだろうけど、もろにリールに使われているのもあって、じっくりと見ながら「この方式スピニングリールに使えるんじゃネ?」とかまじまじと見入ってしまった。

 ユーチューブにあるので、以下にリンクを貼ったのでお暇なかたは是非みてみて欲しい。

 「Mechanical principles part 01」「Mechanical principles part 02

 パート1の30秒ぐらいのところの、軸の回転を角度を付けたもう1方の軸に伝える方式とか、2回噛ませば90度軸の方向を変換するスピニングに使えるんじゃなかろうか?増速は必要だろうけど力の伝達が直接的で良さそうに感じるけどどうだろう?

 1分40秒ぐらいのところの”S字カム”はまさに”ダイワ方式”のスプール上下を等速にする方式そのもので、2分ぐらいに出てくるスプール上下に使われる単純なカム方式が上の方と下の方で明らかに減速する、つまりスピニングリールだとそのあたりに山ができる、のと比較できて面白い。この辺の回転を直線往復運動に変換する機構はスピニングリールに組み込んだら、”プラナマチック”みたいな密巻きと綾巻が適度に混ざるような機構にならないかしら?とか妄想してしまう。

 パート2の20秒ぐらいからの大きなギアの内側の小さなギアに軸を固定して上下動させると等速で動いているように見えるってのは、新しいスプール上下の方法として使えるんじゃなかろうか?と一瞬思ったけど、それってメタロイヤルが採用している機構がそういうやつだったっけ?と思い出した。まあ、こういう基本的な機構とかはとっくの昔にリール設計する技術者とかは検討して試してるんだろうね。

 1分45秒ぐらいからの”かさ歯車”での回転軸90度変換はまんまスピニングに使われる”ベベルギア”だし、その後の1分55秒ぐらいから出てくるのはワシも大好きな”ウォームギア(冒頭写真)”だな。こうしてみるとウォームギアはベベルギアに比べて歯が接している面が多くて摩擦が多そうで確かに力の伝達効率的には悪いというのも頷けるけど、逆に”多点受け”しているので耐久性に優れているっていうのも納得。

 ユーチューブって関連動画が紹介されてくるので、ズルズルと見てしまう。

 「KING MECHANICAL」のなかの「mechanical mechanism - cardan」では、さっきのパート1で気になった、軸の回転を角度を変えて伝える”関節”の方式がいろいろ紹介されている。「mechanical mechanism - Gear」ではさっきも出てきた”かさ歯車”が使われるベベルギア、「top 3 mechanical mechanism - Face gear」ではフェースギアと古めのスピニングリールでお馴染みのギア方式がクルクルと回っててなぜかジッと見てしまう。

 「あなたが見なければならない驚きの金属加工プロセス10種類」「あなたが見なければならない驚くべき金属加工プロセス7つ」なんてのもついでに見てしまって、リールとか作るときにも使われる手法である金属を型にあわせて曲げて伸ばして”プレス加工”とかは、板状の金属を加工した部品はだいたいコレで作ってるだろうし、叩いたり力を掛けたりしながら伸ばして成型する”絞り加工”なんかも局面を有するベイトリールのサイドカバーとかでは使う工程かも?、”ダイキャスト”はリール製造ではお馴染みの熱して溶かした金属を鋳型に流し込んで成型する”鋳造”で複雑な形も作れるのでスピニングの本体とかはだいたいコレで作ってると思う、高級な両軸リールやフライリールの本体製造時に使われる金属の塊を削って作る”削り出し加工(マシンカットと呼ばれたりするけどあんなモン手作業で削れるかよ!)”とかも紹介されていて、具体的な事例がなかなかの迫力で紹介されていてこれまたズルズルと見てしまう。アルミのオタマを手作業で鋳造しているほのぼのとした作業工程から、巨大な鋼材をアホみたいなハンマー?でドヤしている鍛造工程まで、なかなかに社会見学っぽくて楽しめる。

 リール製造に関わる工程も社会見学したから、ルア-製造の代表的な手法である金型を使って樹脂性ルア-を作る工程をお勉強しようかな、とそれっぽい動画を探していたら、「05 射出成形」ッテなのもあったけど「プラモデルができるまで / 田宮模型会社案内 16分」が非常に良くまとまっていて分かりやすくて勉強になった。昔のパチモノルア-とか7分20秒ぐらいで出てくる”ならいフライス”で立体コピーしてたんだろうなと思ってしまう。いま3Dプリンターも個人で買えるような機種も出てきているから、紫外線硬化のレジン樹脂を使うタイプなら強度的にもそれなりにありそうだし、個人でルア-2つに割って3Dデータ複写して打ち出して立体コピーを作るとか既に可能なのかもしれない。パチモン作ってる暇と費用があるなら、ちゃんとルアー買った方が早いんだろうけど、ルア-に限らずリールの樹脂性パーツとかでも、廃盤で入手が難しいとかになったら作っちまうという選択肢のある時代がすぐそこに来ているのかもしれない。と思うと同時に、金属加工の道具があるといろいろ捗るなと旋盤とか鋳造用の炉とかいくらぐらいするんだろうと気になりはじめてて、そちらの沼からは極めて危険な臭いがプンプンしているので理性をもって耐えているところである。


 てな話とは全く関係ないけど、最近科レベルで新しい新種の魚が見つかったとかでナショジオ日本語版サイトに報告が上がっていた。「地下にすむ奇妙な魚、新種どころか新しい科だった、インドのドラゴンスネークヘッド」、ドラゴンスネークヘッドってドラゴン(龍)自体がヘビの神格化された想像上の生物であり、言ってみればヘビの上位互換機種であるので、名前が重複気味でゴチャついている。スネークヘッドは一般的にライギョの仲間を指すので日本語なら雷龍魚ぐらいになってそこはかとなく中二臭くて良い塩梅だけど、ドラゴンとスネークは重ねるなよ!って思ってしまう。なんていうのはまあどうでも良くて、生物多様性の”ホットスポット”としてNHKでも福山雅治さんが訪れていたような記憶があるインドは西ガーツ山脈あたりで、井戸とか地下水脈から水を引いた田んぼから2種見つかったそうだ。地下と地上を行き来するようで目と色素があって、古い時代にライギョの仲間とたもとを分かったらしいけど、いわれてみるとライギョっぽくもある。生物分類の区分けは小さい方から種、属、科、目、綱、門なので、1属1種の特殊な新種の魚が見つかったっていうのは洞窟とか深海とか特殊な環境下からはたまにあったように記憶しているけど、科が違うっていうのはちょっと記憶にない。無脊椎動物なら2008年アフリカで見つかった新種昆虫と化石種から”カマキリナナフシ(学名直訳、今和名がついているようで「カカトアルキ」となっている、何じゃソリャ?)”目という新目が報告されてひっくり返ったことを憶えているけど、脊椎動物で新科発見はそれに近い衝撃度ではないかと感じている。現地の人達例によって「なに学者先生はさわいでるんだべさ、あんなもん田んぼに水引いたら出てくるから昔っから田植えの後に食ってただよ。」とか言ってそう。世界にはまだまだ謎の生き物はひっそりとだったり、現地の人に食われたりだったりしつつ生きているのである。世界ってよくわかんなくって素敵。

0 件のコメント:

コメントを投稿