2018年4月14日土曜日

ただいま準備中

 小遠征やらいただいた小ネタやら、種々準備に追われている。
 残念ながら今週末の小遠征は春の嵐で来週に延期になったけど、それならそれで近所シーバスの仕込みもしておきたくアレコレと細工したりライン巻いたりという感じ。

 小遠征は雨降りそうな予報が早くから出ていたので、この機会にとゴアテックスの合羽を洗濯して撥水剤をかけた。コレまでは撥水剤はスプレー式のものをプシューッと塗布してたんだけど、割と良い値段するくせに容量少なくムラなく塗布するのも面倒な作業だった。そのため撥水処理は年1、2回しかしておらず几帳面な人に見つかったら「高性能なゴアテックスの機能が生かせてない!」とおしかりを受けそうだ。まあ他人様になに言われようとどうでも良いけど、ちゃんと撥水性保っておけばべた付かず快適なのに、多くの時間を安合羽同様の性能で過ごさねばならないのは勿体ない。
 ということでどうにかならんのか?とググって調べてみたところ、洗濯機で糊付け、のような手軽な作業で撥水剤を塗布できる製品があるようなので買ってみた。洗濯機を使う撥水剤の多くは乾燥機乾燥が必要だったりするようだけど今回買った「グランジャーズ クロージングリペル」は普通に干すだけのようで簡単。かつ1着でキャップ2杯という薬剤を、使おうと思えば2着回し終わった後の溶液にさらに2着め以降をぶち込んで同じように処理しても何ら問題ないはずで、今回は上下3着とヘラ釣りスカートに塗布した上に、薬液の中にしばらく突っ込んで折り畳み傘も処理してみた。これでよければ費用対効果は良さそうだけど、雨降ってないのでまだそう断じるのは早計というものだろうか。

 小遠征では海の小物をのべ竿で狙う予定。浮子作りが楽しくて仕方ない今日この頃なので、いっちょ小物用浮子を作ってみた。
 エサはオキアミなのでヘラ釣りのように餌が徐々に溶けていくわけじゃなくなじみ幅は見なくて良いので、餌がついてるかついてないかが分かれば良い。魚が食ったアタリは当然みるけど、それはエサ落ちたのが分かる感度ならば当然分かるので、結局欲しい機能はエサ落ちが分かるだけの性能のトップがついていれば良いはず、であれば短めトップで間に合うだろう。トップが短かければその分足も短めにできる。というかその方が立ち上がりも早いはずで合理的。
 作ってみたらこんな感じ。上の二つでボディー20ミリと25ミリ。売られているオイカワ用の小物浮子も参考にしたけど機能を考えれば似たような形に収斂する。
 水深2mとかを狙う予定なので、もう少しオモリを背負うのもあった方がいいかなと以前作った「ポ60底ポ」のトップをぶった切ってでっち上げてみたのが一番下。もともと段底用なんだけど足もトップと同じポリカーボネイトにしたらそのせいか長いトップが道糸に絡みがちなのでやっぱり竹足のが良いとお蔵入りにしたものを再利用してみた。長くて絡んだトップもぶった切ればスッキリするだろう。

 これは小遠征とは直接関係ないんだけど、ゆるふわヘラ釣り「小ネタ」のハリス回収瓶のところを読んだ風雲児さんから、磯釣り用のベストにはチャックもついてないポケットにマジックテープの引っかける方だけが取り付けてある「ダストポケット」があって、簡単な仕組みでハリスゴミが散らばらずに回収できて便利。同じようなものはカメラ袋とか百均ででも買ってきて作れば簡単で、作ってぶら下げておけばどうか?とのタレコミをいただいた。
 フライマン考案のハリス回収瓶、使ってみるとなかなかによくできてて、ハリスをぐるぐる巻いて回収できるのと共に、ハリ自体やオモリの切れっぱしのようなものも瓶の中に回収してしまえば散らばらず、サイズも小さくてヘラ釣りには良い感じに使えているので、とりあえずは困っていないんだけど、袋ぶら下げておく方式はシーバス釣りとか歩き回る釣りの時に便利そうなので早速作ってみた。
 干潮時に水底に残されていた長尺の道糸とかも可能な限り回収したいので、さすがに小さいハリス回収瓶では間に合わない。
 これまではグシャグシャと丸めて結んでウエストポーチとか合羽のポケットに放り込んでいたけど、汚れるし中で道具と絡んだりもするので始末に悪い。
 ラインに限らずルアーに引っかかったビニール袋とかも汚れ気にせず突っ込めるゴミ回収袋をいつもぶら下げておくというのは悪くない考えだと思う。
 釣り場にゴミがない方が良いなんていうのは、小難しい理屈も書こうと思えば書けるけど、それより何よりその方が気分いいジャン。そう思うよね釣り人なら、という感じだ。

 早速、出かけたおりに百均に行って、良い「袋」がないか物色してみると、ぴったりのがあった。ペットボトル保冷用バックで、片手を突っ込める大きさといい、保冷用に裏に銀紙張ってあって厚みがある丈夫そうな質感といい上出来である。ぶら下げるための持ち手もあって、何より良いのが紐で口を綴じる巾着方式で、安物のチャックは塩気のある水がかかるとすぐに錆びるのでチャックじゃないのがあればいいなと思っていたけどまさにドンピシャ。これで100円は安すぎる。マジックテープも100円で買って、内側に縫いつけてとりあえずサクッといっちょあがり。
 持ち手をウエストポーチ型の救命浮環のベルトに通して、水辺に出るときは常に携帯することにする。

 釣りの準備するのって実に楽しい時間で、釣り場にルアーのパッケージとか捨ててあるのを見ると、なぜ買ってきたら箱から出してハリ先チェックしたりお風呂テストしたりしながら愛でたりしつつ、タックルボックスなりに収納して準備しないのか理解に苦しむ。
 滅茶苦茶四六時中考えに考えて準備に準備を重ねても、釣り場に立てば想定の範囲外のことばかり起こって、毎回反省したり学んだりする事ばかりなのに、ろくに準備もしないような輩が魚釣ってるようには思えないんだけどどうなんだろうかその辺?準備もせずに釣り場にゴミ捨てるような奴が以外と魚釣ってたりするんだろうか?
 そんなわきゃないと思いたい。釣り場や魚に敬意を持たないような奴に釣られてたまるかととても強く思う。
 別に釣果で他人に負けても、相手は魚のはずで他人は関係ないっちゃないはずだけど、釣り場にルアーのパッケージやら絡んだラインやらを捨てるようなクソ馬鹿野郎にだけは負けるわけにはいかんので、苦戦を楽しんでばっかりじゃなくて、馬鹿の横っ面をシッポでビチビチとはり倒せるような良い魚をたまには釣っておかねばなるまいて。

 準備はできてる。

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