前回は”おとなしい”クランクの話だったけど、今回は逆に”漢らしい”デカブツの話で引き続き根魚クランクの話です。ルアー図鑑うすしお味83弾、行ってみましょう。
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| 上から10XD、バレット7+、ストリーク4 |
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| スーパ-シャッドラップ、SKTマグナム、ビックM4.0 |
前回は”おとなしい”クランクの話だったけど、今回は逆に”漢らしい”デカブツの話で引き続き根魚クランクの話です。ルアー図鑑うすしお味83弾、行ってみましょう。
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| 上から10XD、バレット7+、ストリーク4 |
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| スーパ-シャッドラップ、SKTマグナム、ビックM4.0 |
というわけでルアー図鑑うすしお味第82弾は、先週に引き続き根魚クランクの話でグダグダといっておきます。
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| ビースイッチャー4.0ほか |
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| 上からフューズ3つに下ハスティー3 |
「ラインが張ってない”感度が悪い”状態で食わせると食い込みが良い」は自分の長い釣り歴の中で確信を持っている真理の一つだと思っている。分かりやすい明確なアタリを出そうとすればするほど、魚にも明確に違和感を抱かれて吐かれて弾かれる。これを強く意識し始めたのはヘラ釣りがきっかけで、ヘラ釣りでアタリが大きく出るときには既にヘラが違和感覚えて逃避行動とり始めてるって話で、そうならないように軽い仕掛けやわざと底に這わせた状態でラインを緩めてやる。そうすると当然アタリが明確に出にくくなるところを、微妙な小さなアタリ、時にアタリとも言えない変化でアワセると、向こうも違和感感じにくい状態なので口にハリが入ってる時間が長く、急いでアワせなくても余裕で間に合うというのに気がついて、先人達が小さくチクッと入るようなアタリを出すようにと言っていることの意味が身に染みて理解できた。コレはもちろんヘラ釣りの応用発展でやっている”延べアジ”ではまったく同じことが言えるし、フライで食い込み悪いときはハリス細く長くしたり、ルアーでは竿を柔らかくダルい調子のモノにしてラインを伸びのあるナイロンにしてってやると、アタリ弾かれにくくなっていく。今年シーバス狙いで20センチ無いような当歳魚の湧きがいいので、いつものアグリースティックよりさらにダルい調子のマイクロライトグラスにしているけど、柔い方がアタリ弾きにくいということは明確に感じる。加えてそういう”感度の悪い”竿でもきちんと食わせていれば手元にすらアタリは感じるモノで、竿先とかライン変化とかも見ればかなり微妙なアタリもとれる。マイクロライトグラスは黄色いので星明かりでも竿先の動き見やすい。世の中の釣り人は感度感度とうるさいけど、どんな道具使ってれば感度の良さが不足していると感じるのか不思議で仕方ない。ヘッタクソなだけだろって正直思ってる。
ということで、ラインが張らない巻き抵抗の軽いフューズクランクで食わせると、食い込みが良くてしっかりハリ掛かりするのではないかという気がして、手札にできるように使いこなしてみたいと思っている。実績データが少ないので偶然という気もするけど、どうもヤイトハタは口の外側とかに掛かりがちでバレがちな気がするのでヤイトハタの多い状況で切る札にできたら釣りが面白くなると妄想している。チャイロマルハタとヤイトハタはそっくりさんで、同定に悩むようなことも多い似た魚種なんだけど、混ざって接岸することもあるけど、どちらかというとヤイトが釣れるときはしばらくヤイトが続いて、チャイマルが続くときはやっぱりチャイマルということが多いように感じる。似たような魚種だけど微妙にやっぱり性格も違うのだろうか?感度の悪いクランクを使う上で、水中での挙動はまあディープクランクがきちんと動いてないってことはないだろうから気にせず、となると問題は着底が分かりにくいということだけど、ポイントごとの水深の把握は既に終わっているので、根掛かりさせないように着底はさせないということを、普段から意識しているけど、それをより徹底して対応するのだろう。底から1mぐらい切っててもやる気ある魚なら余裕で食ってくる。底から30~50センチとかなら理想的かなと考えている。
「ビースイッチャー4.0」「フューズクランク」の2つは、たまに切る札どまりで終わっても良いけど、ひょっとすると1軍打線入り、もしくは代打の切り札的なルアーになってくれるかもしれないと期待している。ラトル無しのディープダイバーってDB3がまさにそうだけどバルサ製なら珍しくないし、古いメタルリップのディープダイバー、たとえばホットNやヘルベンダーとかもあるけど、バルサ製は強度問題があるし、メタルリップ系はトローリングなら必要な深度に達するかもだけど投げて巻くと意外にそこまで潜ってくれない。ましてや太いリーダー背負わせて浮力が強くなってしまう海水ではって話である。そういう中でビースイッチャーは貴重なレアキャラだと思うので新品も買って1票入れておいた。もう一方のフューズクランクは中古がクソ安いし、おそらく巻きの軽さは現行のデュエルのディープダイバーにも引き継がれているようにリップ形状を見るとみうけられるので、現行モデルでもよさげで確保が楽。ルアーの釣りって、やってるとだんだん釣り場に持ち込むルアーの構成は単純化していくものだけど、百花騒乱、ありとあらゆる工夫やペテンや個性を盛り込んだ市場にあふれるルアー達を選ぶ楽しさってのは間違いなくあるので、今日もネットの海で良さげなルアーにマウスが滑るのをヤメられない止まらないのである。アタイ病気が憎いッ!!
というわけで色々持ち込むんだけど、ハッキリ言って浅い水深ならともかく、太いリーダー背負わせて海水に3mも潜らそうとすると、それだけの潜行能力を持ってるルアーって限られていて、棚を維持して引いてくるのが難しく根掛かり地獄のドボンと沈んでいくモノを除いて、浮いて引っ張ると潜ってくダイバー系のルアーだとほとんどディープクランクのたぐいしか選択肢はない。過去にも書いているけど、深く潜るためのデカいリップを支えて浮いて、かつ深く潜るための助走距離にもなる飛距離も稼がなければならんとなると、太くてコンパクトにまとまったクランクベイトのボディー形状は好適で理にかなっている。
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| バス・マス用ディープ?ミノー |
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| マジェンダ軍団 |
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| 左上マグナムウォーリーダイバー、左下サンダークランク08、右ディープX200 |
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| 上から5つディープウォールアイ、下2つ5XD |
という感じで、深く潜るミノーもあるっちゃあるので、気分を変えて”変えると来る”を期待して今後は投げてみようと思う。まあ近所漁港では根魚に向かってディープクランク投げてる釣り人など居ないので、使ってる人間が少ないルアーが効くって要素はないにしても、ワシが近所漁港の根魚をクランクにスレさせているという懸念があると言えばあるので、手変え品変えしておくのは退屈がしのげる他にも意味があると信じておこう、という締めくくりのルアー図鑑うすしお味第81弾でした。
材料は、自家製干し椎茸、昆布、大根、マイタケ、ネギ、ちくわ、厚揚げ、メンツユ、塩と適当に冷蔵庫にあったもの中心にぶち込む。
作り方は適当でいい、まずは干し椎茸と昆布を適当に切ったものを鍋の水で数時間かけて戻す。戻し汁はそのまま出し汁になる。
あとは火の通りにくいモノから順番に適当に切って煮ていくんだけど、大根は水から入れておいて大丈夫。
味付けは、煮ていく最初の段階でちょっと薄いかなというぐらいに濃縮タイプのメンツユを入れておいて、煮ながら味見して良い塩梅になるようにメンツユと塩を追加していって味を調える。
グツグツ煮立ったら、タオルにくるんで保冷バックにぶち込んで味を染みさせると美味しく仕上がるけど、どうせ一回で食い切らずに煮返すうちに味は染みてくるし面倒くさいので、煮えたら1回目食って、熱が取れたら冷蔵庫に入れて翌日また煮返して2日目という感じで3日ぐらいかけて食べていくと、最後の方の大根とか味が良く染みてて抜群になる。途中で具と調味料追加して食べ伸ばしてもいいし、最後残りが少なくなったら卵割り入れてゴハンにぶっかけて食うのもお下品でよろしいかと。
もいっちょは、前回に引き続き麺類いってみましょうってことで、パスタにぶち込んでみた。冷凍していた干しエリンギと干し椎茸をジップロックにぶち込んで水入れて戻す。戻し汁がそのまま出し汁になるのは一緒。
後は具材として、安売りしてたナスと生のエリンギがあったので”追いキノコ”も投入して食感の違いとか楽しみつつ、買い置きのタマネギも賑やかし要因で投入。
パスタを茹でるのと同時進行で、フライパンで水戻しした干しキノコをベースに具材をぶち込んで煮て、メンツユで味付けする。ちょっと濃いかなってぐらいで麺に絡めるとちょうど良くなる。
漫画家のよしながふみ先生の作品で、よく登場人物がメンツユ使ってるのを読んで、みりんと酒と醤油ぐらいで作れるのになんで出来合のメンツユ使ってるんだろうって疑問に思ってたけど、濃縮タイプのメンツユ使い始めたら合点がいった。和食系の味付けはだいたいこれでいける便利さ。濃縮タイプだと常備しておいてササッと使えて便利。砂糖ぶち込めば煮魚やらすき焼き風の鍋にもできるし、一度使い始めたらもう、みりん、酒、醤油、砂糖で作る方式には戻れなくなった。逆に買わなくなったのがポン酢のたぐいで、あれはベースは酢と醤油混ぜるだけで鍋にかける必要もないので、都度作って冬とか柑橘が冷蔵庫にあれば絞るし、無ければ大根おろしだの練り辛子だの薬味でごまかしている。
で、麺が茹で上がったら具を煮てるフライパンにお湯を切って投入して混ぜる。最後香りづけにゴマ油をタラリと掛け回せば完成。まあ、なんか具をメンツユベースで煮てしまって和風のスープスパゲティーにしてしまうというのは冷蔵庫の余り物処理にも好適かと。だいたい何でもあうと思う。今回の和風キノコスパは、キノコ好きにはたまらんキノコだらけの一品に仕上がってて美味しゅうございました。
てな感じで、安いときに沢山入手して干して長持ちさせるというのは、ビンボ飯的に経済面でも利するところ多しなんだけど、干したことによって出せる味があったりして、料理の幅を広げて楽しい食事に寄与する面もこれまたありで、魚やキノコだけに限らず、乾物の利用、干して食ってしまうというのは今後も挑戦してみたいと思っている。干し柿とか好物と言って良いぐらい好きだし、切り干し大根なんていうのも独特の滋味があって良いモノだし、大根干すならタクワン漬けるか?とか興味は広がっていく。ま、ボチボチやってみます。干しキノコは基本的に切って干し網に並べて天日にまかせるだけの簡単なお仕事なので、乾物入門としては魚の干物より格段に簡単でもあり、実践に基づく自信を持って皆様にお薦めしておきます。