2025年10月25日土曜日

もっとデカく!!

  前回は”おとなしい”クランクの話だったけど、今回は逆に”漢らしい”デカブツの話で引き続き根魚クランクの話です。ルアー図鑑うすしお味83弾、行ってみましょう。

上から10XD、バレット7+、ストリーク4
 水深3m前後を攻めるためのディープクランクはそこまで大きなボディーを必要としない。海でぶっといリーダー背負わせてるけど主軸の5XDやらベクトロン60は7センチとか8センチとかのボディーの普通のクランクベイトの範疇である。海水で4mぐらい潜る、淡水での5mダイバーもマッドペッパーマグナムやDD22など、ちょっと大きいけどしょせん淡水魚釣るためのルアーでデカブツってほどでもない。これが、淡水で7m以上、海水で5m以上潜らせようとなると話が違ってきて、その手のマグナムディープクランクとして我が家の蔵に備蓄されている弾は、ストライクキング「10XD」、ブーヤ「ストリークフォー」、デュエル「バレットクランク7+」という2オンス級50グラムオーバーの10センチ近いグラマラスボディーなブツで、すでに試投は済ませている。単純に使いやすいのはバレットクランク7+で、独自の重心移動システムで飛距離が出るので深く潜らせるには好都合。で、そのリップの形状が今時流行の急速潜行ディープダイバーのお約束のしゃくれたリップではなく、ヨーヅリ時代からの伝統である根元をキュッと絞った長さのあるリップで、国産品にも安易なしゃくれリップのパクリが多い中、独自の設計で一番機能的なマグナムディープダイバーに仕上げているのは、さすが世界のヨーヅリ(デュエル)と感心する。で、多くのパクリを生むことになった源泉だと思うクランクベイトの老舗ストライキングブランドが誇るXDシリーズの長兄「10XD」は飛距離こそややバレットクランクに後れを取るものの潜行深度は遜色なく、しゃくれリップのディープダイバー家元のデキの良さに感心する。そしてブーヤーは後発なので特色を持たせるために発泡樹脂ボディーに貫通ワイヤー構造という変態な仕様で、みちっと詰まったボディーが奏でるラトルサウンドはなんか良い音色なんである。潜行深度的には前述の2つにやや後れを取るけど、音が良いという長所は捨てがたいモノがある。あと独特の目の作り出す表情も良い。こいつらはカマスの時期にカマスの群れの下についてる根魚やら底物を狙うのに使いたいと思ってたんだけど、カマスの時期にはまずカマス釣っておけだし、余裕が出ても次に青物狙いで、底物まで手が出なかった。青物狙いのスピニングタックルではマグナムディープクランクは抵抗重くて巻きにくい。ということもあって”従来型PENN両軸機”で両手投げの練習を始めているところである。PENN「スクイダー140」ならたぶんグリグリと巻いてデカいクランクを深くまで届かせることができるのではないかと期待している。

スーパ-シャッドラップ、SKTマグナム、ビックM4.0
 っていう、必然的にデカくなる超深場狙いではなくても、デカクランクって使えるんじゃないかって40cmあるようなハタ系が釣れてくると思ってしまう。釣れたらお持ち帰りされてしまうので、基本的にスレた魚はワシがスレさせた魚という例外を除いて居ないはずである。であればアピール力強化でデカクランクで勝負決めるというのは一つの方向性としてあるのではないか?と妄想してしまう。蔵になんかないかとゴソゴソしてみるとクランクではなくシャッドかもだけど、14センチあるスーパーシャッドラップはいくつか在庫がある。ただカウントダウンモデルはともかくフローティングはそこまで潜らないからイマイチか?ってことで淡水で4mぐらい潜るマグナムクランクは無いかと調べたら、けっこう普通のシャロークランクっぽい見た目のものでも、でかい図体だとリップもデカくてけっこう潜るようで、一時流行ったのが廃れたのか、中古の値段も安いのでいくつか買ってみた。ラッキークラフトの「SKTマグナム」は11cmで14f潜るとなってて、メガバス「ビックM4.0」は12.6cmで4m潜るとなっててこのあたりはちょうど良いかなと。で現物がうちに来て持った瞬間SKTマグナムはいけそうだと直感する。重くて太くてミチッと詰まってる感じがしてノンラトル。気に入ったので投げる前から買い増しした。

 で、そこまでマグナムではないけどデカくて派手な存在に、これまで投げてきた中で、リップがクソデカいけど、それが潜行能力ではなく暴れる方向に効いているっていうやつがいて、こいつらもアピール力的には強烈だと思うのでSKTと共に今後投げてみたいと思っている。具体的にはアーボガストのマドバク兄弟長兄の「マドバグG27」と和製システムクランクの草分けスミスハスティーシリーズの長兄「ハスティー4」の2つである。過去に紹介したことの繰り返しになるけど、G27はとにかくデカい”お好み焼きのコテ”に例えた金属リップが、ハスティー4ではボディーのおでこの曲線と一体化して幅広のフラットフィッシュ系のようになってるデカリップが、大きく水の抵抗を受けて、時につんのめるようにしながら激しくガコガコと暴れるのである。こいつらで釣ったら多分それだけで自慢になると思う。っていうか他人に自慢してもポカンとされるだけだろうけど自分の中で気持ちよすぎる究極の自己満足が得られるだろう。

 ってなるとちょっと竿がデカリップモノはもとよりビッククランク用には専用のものが欲しくなる。買いました。まあワシの買う竿なので中古で4千円とかの安竿で、信頼と安心のバスプロショップスオリジナルのごっついグラスの2ピースロッドというワシの好みのど真ん中の竿で、「パワープラストロフィークラス2056 76H」というグラスで作ったライギョ竿みたいなバカ竿。7フィート半の重いグラスロッドなのになぜかグリップが短めでバランス悪いのはご愛敬。アメ人がナマズとか釣る時にそんなもん気にするかよって話だろう。逆にそれが引き手サミングの両手投げには塩梅良いので、従来型PENN両軸機と組ませるべく、親指の根元を乗っける座布団をリールシートに設けて、フォアグリップを延長する形でブットいバット部分にテニスのグリップテープ巻いておいた。これでぶん投げる練習してみよう。飛距離出るようなら青物兼底物狙いの時もこの組み合わせで行けるかも?

 ってな感じで妄想を膨らませていると、どうしても気になってくるというか投げてみたくなるのが、クソデカトローリングミノーで、以前ボーマー「サーティファイドデプス25」やマンズ「S25+ジョイント」はベイトタックルで投げてもクルクル飛行姿勢が安定せず飛距離出ずこりゃダメだという感触だった。しかしさらにデカい「サーティファイドデプス30」や「S30+」なら単純に重量増で飛んできゃしないだろうか?そしてまだ投げたことがないラパラ「Xラップマグナムダイバー30」はどうだろう?などと意味不明な供述を繰り返しており。病はさらに深まっていくのであった。秋深し隣はナニを病む人ぞ。アタイ病気が憎いッ!!

※長竿で投げたときにクルクル回ってしまったサーティファイドデプス25だけど、6.5fのいつものアグリースティックGX2で投げたら飛行姿勢安定して飛距離出る上にDD22より潜る。買い増しが難しいけどイケそうな感触。30もいけるかも。

2025年10月18日土曜日

おとなしく音無し

  音の少ないルアーの強さってあるように思う。少なくともラトルじゃらじゃらのルアーとは魚の反応が違うことは間違いない。どちらか一方が常に良ければ迷う必要も無いけど、状況によって違うようにも思うので、派手なのと地味なのはとりあえず両方試してみるべきだと思っている。まあ派手なのと地味なのの両極端の間には無限のグラデーションが美しく存在するわけで、そんへん細かく細かく突っ込んでいくと収拾つかなくなるので、あまり釣りの現場では細分化はしないつもりだけど、釣り場でワシが使う、派手なの1つと地味なの1つは究極の選択としてコレとコレってのを選ぶことになる(実際には2つには絞りきれずもうちょっとユルいけど)。そのために釣り場で余裕のある状況をみて、いろんなのを試して、これがオレの「派手」、これがワシの「地味」っていうのを決めていく作業をして、そいつらに託すって話だと考えている。

 というわけでルアー図鑑うすしお味第82弾は、先週に引き続き根魚クランクの話でグダグダといっておきます。

ビースイッチャー4.0ほか
 実際の魚が釣れるか釣れないかにおいて、クランクベイトが地味か派手かなんてのは、そもそも地味なクランクベイトでもワームとかと比べたら派手に決まってるので「そんなもんクランク食ってくるような活性のある魚ならどっちでも食ってくる」っていう切り捨ても一つの戦略かもしれない。ただ、やっぱりたいして濁りも出てなくて、日が傾いたとはいえまだ沈んでない明るさのある中とかだと、ちょっとアメリカンにど派手なクランクでガコガコ鳴らしながら攻めるのは、それがハマれば勝負早いしその可能性は当然あるんだろうけど、なんか気持ち的には、まだ夜の帳が降りてないなら、も少し地味におとなしく静かに小さく行ってみたくなるのも、また釣り人心理というものだろう。あといつも40cm越えるような良型が接岸してるとは限らないので、20センチぐらいのなら個体数も多いだろうし小型のクランクなら充分食ってくるので、そういうのも釣っておきたいといういじましい想いもあったりして、1軍ボックスにもおとなしめのクランクは常備している。ただ、前回同様50LBナイロンのリーダー背負って海水中3mの深さに潜行してもらうとなると、おとなしく、静かにはともかく、小さくっていうのはなかなか難しく、該当するクランクが限られまくる。最初に使ってたのは上の写真の下から2列目、スミスの同じボディーデザインで潜行深度を変えた”システムクランク”の長兄「ディプシードゥーMAX」で、これはサイズもピーナッツⅡ(上写真下列がピーナッツⅡサイレント)とかの小型シャロークランクに毛が生えた程度で動きの質的にもおとなしめ、ラトルは入ってるけどうるさいってほどではなく、実際に魚もよく連れてきてくれたし能力的には問題なかった。ただ、深く潜る小型クランクベイトって需要が少ないのと、泳ぎの安定性確保が難しくちゃんと泳がないのがあったりしたらしく廃盤で、兄弟の1,2,3は現行カタログモデルだけどお兄ちゃんは中古も弾数少なく入手に難がある。でお次にコレはどうだろうと試したのが上の写真の真ん中列メガバスの「X200ディープ」で、これは潜行能力も充分で、やや細身で小さめのボディー、おとなしめの動きと音で優秀。弾数も人気あったので中古がいくらでも入手できる。実績もあって文句はない。無いけどどうせならノンラトルのがないか?といらん欲が出てしまう。今年根魚あんまり釣れてない中、上写真2列目右のノンラトルの樹脂製クランクであるサンシャインフィッシング「ベクトロン60」が良い魚を引っ張ってきてくれていて、強度面で問題抱えているバグリー「DB3」(写真だとベクトロンの横)の後継として投入したけど、動き自体はブリブリと大きく、DB3とはまた違う個性ではあるけど期待以上の働きをしてくれている。っていうのがあるのでノンラトルはやっぱり効く場面があるよなって話で、小型でおとなしい、淡水でなら3.5m~4mぐらい潜るクランクベイトという、技術的にも深く潜るにゃデカいリップがいるからそれを支えるデカいボディーが必要なのに、ボディーは小さくとかやり始めると安定させにくいだろうし、そこまで潜らせて地味にいきたいならワームでも使ってろって話だろうから需要も多そうに思えない。まあでもいろんなルアー作られているし探せばなくもないんじゃないか?とネットの海にドブンと浸かって探してみたら、ございましたその名をジップベイツ「ビースイッチャー4.0」でその名の通り4mダイバー。小さいので50LBのリーダー背負ってちゃんと潜ってくれるか心配しつつ試し投げしてみたけど、小さいのに飛ぶし、潜りも安定してピッチの細かい振動みたいな動きでグイグイ急速潜行して3.5mぐらいは潜ってくれる。これぞワシが求めていたモノだと久しぶりにヨーヅリとか以外の国産ルアー新品箱入り買いました。ジップベイツって中小メーカーだけど、チヌポッパーの釣りを牽引した「ザブラポッパー」とかのブランドで、オリジナリティーのある先駆的なルアーを作ってる印象で好感持てる。音がしないのは重心移動の磁性タングステンのオモリが棒に刺さって前後して、着水後は磁力で前の位置に固定されてカタカタ暴れないようになっているそうで、同じような仕組みダイワやデュエルでも見た気がするけど特許技術だそうである。細かいところで方式違うんだろう。なんにせよ凝った機構を搭載した高性能なジャパニーズルアーって感じがしてワシっぽくないなという気もするけど、性能的に優れているので1票入れざるを得ない。ルアーが良く釣れるか魚にそっぽ向かれるかは、なかなか使い込まないと分からないものだけど、ディープダイバーについては、まず欲しい潜行能力があるかないかが大前提でありキモなので、この高性能さは買いである。おそらく状況にハマってくれさえすれば期待した仕事をキッチリこなしてくれるだろう。コレで釣れんかったら釣り人の責任というもの。

上からフューズ3つに下ハスティー3
 もう一つ、おとなしいディープクランクで試したくなって投げてみているのがデュエル「フューズクランク」。3.5mぐらい潜る5XDよりチョイ潜らず、潮位が低いときや根がある上を通したいときには、スミス「ハスティー3」を使っていて、こいつはカタログ数値で3.8m、太いリーダーで海水使用だと3m弱ぐらい潜る感触。ハスティー3は性能的にもバランス良く仕上がってるし、カラーも豊富で不満はないけど、たまには違うのも使いたいなと、カタログ数値で3.5mの潜行深度のディープダイバーであるフューズクランクが買って使わずに放置してあるなと、実釣に連れだしてみたけど、これが、ヨーヅリ伝統の長くて根元が絞ってあるディープダイバー用のリップのおかげか、効能宣伝文句のとおり軽い引き抵抗でシュルシュルと潜っていくのは良いんだけど、軽い引き抵抗の分ラインが張ってなくて、水中での挙動も着底も分かりにくいスカスカした巻き心地でこりゃダメだと一回駄目出しした。でも、後になってつらつら考えていると、ラインテンションが抜け気味で手元感度が悪いっていうのは、逆に考えれば”魚の方にも違和感与えにくい”ってことじゃなかろうかということに思いが至って、ハタと膝を打って、これはひょっとして面白い手札になるかもしれないと検証作業のため実戦投入してみることにして投げている。ちなみにコイツもハスティーもサイレントじゃない。

 「ラインが張ってない”感度が悪い”状態で食わせると食い込みが良い」は自分の長い釣り歴の中で確信を持っている真理の一つだと思っている。分かりやすい明確なアタリを出そうとすればするほど、魚にも明確に違和感を抱かれて吐かれて弾かれる。これを強く意識し始めたのはヘラ釣りがきっかけで、ヘラ釣りでアタリが大きく出るときには既にヘラが違和感覚えて逃避行動とり始めてるって話で、そうならないように軽い仕掛けやわざと底に這わせた状態でラインを緩めてやる。そうすると当然アタリが明確に出にくくなるところを、微妙な小さなアタリ、時にアタリとも言えない変化でアワセると、向こうも違和感感じにくい状態なので口にハリが入ってる時間が長く、急いでアワせなくても余裕で間に合うというのに気がついて、先人達が小さくチクッと入るようなアタリを出すようにと言っていることの意味が身に染みて理解できた。コレはもちろんヘラ釣りの応用発展でやっている”延べアジ”ではまったく同じことが言えるし、フライで食い込み悪いときはハリス細く長くしたり、ルアーでは竿を柔らかくダルい調子のモノにしてラインを伸びのあるナイロンにしてってやると、アタリ弾かれにくくなっていく。今年シーバス狙いで20センチ無いような当歳魚の湧きがいいので、いつものアグリースティックよりさらにダルい調子のマイクロライトグラスにしているけど、柔い方がアタリ弾きにくいということは明確に感じる。加えてそういう”感度の悪い”竿でもきちんと食わせていれば手元にすらアタリは感じるモノで、竿先とかライン変化とかも見ればかなり微妙なアタリもとれる。マイクロライトグラスは黄色いので星明かりでも竿先の動き見やすい。世の中の釣り人は感度感度とうるさいけど、どんな道具使ってれば感度の良さが不足していると感じるのか不思議で仕方ない。ヘッタクソなだけだろって正直思ってる。

 ということで、ラインが張らない巻き抵抗の軽いフューズクランクで食わせると、食い込みが良くてしっかりハリ掛かりするのではないかという気がして、手札にできるように使いこなしてみたいと思っている。実績データが少ないので偶然という気もするけど、どうもヤイトハタは口の外側とかに掛かりがちでバレがちな気がするのでヤイトハタの多い状況で切る札にできたら釣りが面白くなると妄想している。チャイロマルハタとヤイトハタはそっくりさんで、同定に悩むようなことも多い似た魚種なんだけど、混ざって接岸することもあるけど、どちらかというとヤイトが釣れるときはしばらくヤイトが続いて、チャイマルが続くときはやっぱりチャイマルということが多いように感じる。似たような魚種だけど微妙にやっぱり性格も違うのだろうか?感度の悪いクランクを使う上で、水中での挙動はまあディープクランクがきちんと動いてないってことはないだろうから気にせず、となると問題は着底が分かりにくいということだけど、ポイントごとの水深の把握は既に終わっているので、根掛かりさせないように着底はさせないということを、普段から意識しているけど、それをより徹底して対応するのだろう。底から1mぐらい切っててもやる気ある魚なら余裕で食ってくる。底から30~50センチとかなら理想的かなと考えている。

 「ビースイッチャー4.0」「フューズクランク」の2つは、たまに切る札どまりで終わっても良いけど、ひょっとすると1軍打線入り、もしくは代打の切り札的なルアーになってくれるかもしれないと期待している。ラトル無しのディープダイバーってDB3がまさにそうだけどバルサ製なら珍しくないし、古いメタルリップのディープダイバー、たとえばホットNやヘルベンダーとかもあるけど、バルサ製は強度問題があるし、メタルリップ系はトローリングなら必要な深度に達するかもだけど投げて巻くと意外にそこまで潜ってくれない。ましてや太いリーダー背負わせて浮力が強くなってしまう海水ではって話である。そういう中でビースイッチャーは貴重なレアキャラだと思うので新品も買って1票入れておいた。もう一方のフューズクランクは中古がクソ安いし、おそらく巻きの軽さは現行のデュエルのディープダイバーにも引き継がれているようにリップ形状を見るとみうけられるので、現行モデルでもよさげで確保が楽。

 ルアーの釣りって、やってるとだんだん釣り場に持ち込むルアーの構成は単純化していくものだけど、百花騒乱、ありとあらゆる工夫やペテンや個性を盛り込んだ市場にあふれるルアー達を選ぶ楽しさってのは間違いなくあるので、今日もネットの海で良さげなルアーにマウスが滑るのをヤメられない止まらないのである。アタイ病気が憎いッ!!

2025年10月11日土曜日

もっと長く!

  根魚クランクはぶっちゃけあまり魚が釣れる釣りではない。ひたすら条件の良い、雨かウネリかでちょっと時化気味の日に出撃を繰り返す釣りで、魚が寄っていれば勝負は早いけど、やることはポイントごとの水深とかの地形把握が終わっていればクランクぶん投げて巻くだけの簡単なお仕事であり、シーバス狙いと一緒で”お楽しみルアー”でも持ち込んで遊ばないと飽きてしまう。

 というわけで色々持ち込むんだけど、ハッキリ言って浅い水深ならともかく、太いリーダー背負わせて海水に3mも潜らそうとすると、それだけの潜行能力を持ってるルアーって限られていて、棚を維持して引いてくるのが難しく根掛かり地獄のドボンと沈んでいくモノを除いて、浮いて引っ張ると潜ってくダイバー系のルアーだとほとんどディープクランクのたぐいしか選択肢はない。過去にも書いているけど、深く潜るためのデカいリップを支えて浮いて、かつ深く潜るための助走距離にもなる飛距離も稼がなければならんとなると、太くてコンパクトにまとまったクランクベイトのボディー形状は好適で理にかなっている。

バス・マス用ディープ?ミノー
 「ラリーニクソンとか琵琶湖に来たときにレーベルのロングビルとかディープダイビングなミノーなげてたやんけ、アレでいかんのか?」と思うかもだけど、遺憾ながらいかんのである。あの手のバス用のディープミノーはせいぜい潜って2mがところで、レーベルのロングビルもTDミノーのそれも、バグリー「ダイビングバンゴー」やメガバス「リバイアサン」、ベルズ「マジェンダ」あたりもカタログスペックで2m行くかどうかで、ベルズ「マジェンダ」あたりはワシャ長めのクランクベイト扱いしているけど、淡水で12LBナイロン直結とかでそのぐらいだと、実際に50LBリーダー背負わせて海水で引っ張ると、せいぜい1m強しか潜ってない感触である。リップの大きなミノーとしては他にマス用のバスディ「シュガーディープ」、ザウルス「レックスディープ」とかもあるけど、さらに細いラインの使用が前提であり、1mも潜るかどうかという感じになる。

 ただ、バス用やマス用にこだわらなければディープに深く潜るミノーは存在する。さっき書いたクランクベイトの反対に、デカいリップを支えきれない細いボディーの浮力と、飛ぶときは後方になる、前方に突き出したリップが比重が大きいので”前方重心”で姿勢が安定させにくく投げにくい、っていう2つの問題も、相応にデカいというか長いボディーにして投げずにトローリングでもしてしまえば解決する。トローリング用のミノーには30フィート(約9m)ダイバーとかもあって、過去デカミノーをネタにしたときにもそういうデカブツを取り上げている。ただそいつらは2つの意味で投げにくい。一つめには心理的に、20センチぐらいある太めのミノーはちょっと投げるのをためらうぐらいにはゲテモノ臭が漂う。海の魚は20センチの餌ぐらい食う大きさのはいくらでも居るし、冬の泳がせでは25センチ以上のカマス餌に根魚やら青物やら釣ってるのも目にするので、投げりゃ良いンだけど、次の2つめの理由もあわせると、どうにも投げにくいのである。2つめの問題はトローリング想定であり投げる仕様にそもそもなってないので、前方重心でかつ動きの良さを担保するためだろうけど、大きさのわりには軽くて空気抵抗ばかりクソ大きくて、ぶん投げても飛行姿勢安定せずクルクルしながらすぐ失速ボチャンとなって、飛距離が出なければせっかくの潜行能力も生かせないという問題。

マジェンダ軍団
 ただ、マジェンダのようにミノーとクランクの中間的な形状であれば、投げやすいバランスに仕上げることはできるし、潜行能力も探せば十分なモノはあるんじゃないか?あればあったでコンパクトにまとまった太短いクランクベイトとは違うミノーの”長さ”が効く場面とかあるんじゃなかろうか?そう信じて集中力持続させて投げることができるようなルアーが、このありとあらゆる種類のルアーが作られて来たなかで一つも無いってこともないだろうと、気になるルアーがあれば探っていた。ちなみに写真のマジェンダ軍団は固定重心と重心移動版に分けてあって袋に詰めてるのが固定重心。

左上マグナムウォーリーダイバー、左下サンダークランク08、右ディープX200
 結果、やっぱり無いわけじゃなかった。一つにはマジェンダを例に出したけどクランクっぽい太いミノーであれば、充分潜って充分投げやすいっていうバランスのものはある。コットンコーデル「マグナムウォーリーダイバー」あたりがそれ。ストーム「サンダークランク08」も”クランク”って言ってしまってるぐらいだけど、ストームのサンダーシリーズは紛れもないミノーなので、まさにミノーとクランクの中間的な存在なんだろうと思ったけどイマイチ潜らず。一方マグナムウォーリーダイバーは3mぐらいは潜ってくれる。合格。既に1軍入りしているメガバス「ディープX200」もクランクですって扱いだけど、わりと細身でミノーとクランクの中間であり、まあこのあたりは逆に言うとクランクとの違いはそこまで無いのかなと思う。太いミノーは長いクランク説の実例か。

上から5つディープウォールアイ、下2つ5XD
 そんなわけでミノーっぽいミノーにトローリング以外で深く潜らせるのはしんどいかなと思っていた。ところが、深く潜るミノーっていうことでトローリング用と思われるけど、アメルア通販サイト店じまいセールで、どうせなら普段買わないようなのを買おうと手を出したバンディッド「ディープウォールアイ」っていう、名前のとおりウォールアイ用のミノーがなかなかにやりおる感じで、投げやすく良く潜ってくれた。見た目はロングA15Aに今時っぽいしゃくれたディープダイバーの幅広リップが付いてるだけでなんてことはない。トローリングで最大27フィート(8m強)潜るっていうけど投げて使ったらそこまで潜る前に戻ってくるだろうと思ってたけど、使う前にトリプルフック3本仕様なのをシングル2本に変えたりしていじってるときに「コイツ(オモリ)動くぞ!」と重心移動であることに気がついた。なぜかしらんけどトローリングなら固定重心の方が動き安定するし立ち上がりも良いだろうけど、投げることも想定しているのか、とにかく重心移動搭載。実際投げて巻いてみると飛ぶし良く潜る。さすがに8mも潜らせられるほど飛んでかないけど、3.5mぐらいは潜ってくれていて、かつわりと急速潜行。クランクで比較すると一軍四番扱いのストライクキング「5XD」相当の能力があると思う。5XDはハッキリ言ってディープクランクの現時点での最高到達点だと感じているぐらいに完成度が高い。それと互角の潜行能力。ちょっとビビった。もちろん写真でも分かるように5XDの方がコンパクトにまとまっていて、ディープウォールアイは同じ能力だとしても長い。長いからリップを支える浮力的には稼げて当然ではある。あるけどそれにしてもやりおる感じ。深く潜るミノーは基本トローリング用の需要しかなく、重心移動にしてしまうというのは盲点だったのかもしれない。けど他にあまりない能力のルアーなので切る札としては面白い存在。バスでもシーバスでも使いどころあるだろうって思う。ただ見た目がもろ15Aのパクリなのはいかがなモノかと思ったけど、バンディッドもボーマーと仲良くプラドコ傘下のブランドになってるから良いのか?山賊がそんなこまけぇこと気にしねぇって話か。

 他に同じような能力のルアーが無いか色々調べてみたけど重心移動のディープダイビングミノーでかつ3m以上潜るってのは他にはメガバスのワンテンのディープタイプぐらいしか見つけられなかった。メガバスは現行モデルはちょっと高級すぎて手が出ない。型落ちになって中古が安くなったら買うか?近い条件でバスディ「ディープシェイカー」というシャッド系のやや長いミノーっぽくも見えるのもあったようだけど、重心移動のオモリが背中に回る設計で同ブランドのモーグルクランクでもそのケがあったと思うけど、底に当たってヒラを打つとひっくり返ってしばらく復帰しないらしいのでちょっと使いにくそうであり、人気も出ず廃盤らしく確保も難しめで入手していない。販売期間が短いことが多い国産品はディープダイビングミノー自体がマイナーな分野でもあるし弾数確保に難があるのは必然か。一方で、固定重心でもカタログ数値で3m以上潜るとなっているミノーはデカブツ以外でも改めて注意して探せば見つかった、ていうか蔵に転がってた。写真一番上のハトリーズ「スティッキー3」が3m、ボーマー「ロングAディープ25A」が12フィートで約3.6m潜るカタログスペックになっている。どちらも太くて長いクランク系ミノーではあるけど、前述のウォーリーダイバーとかよりはミノーっぽい。25Aのほうはシーバス用に買ったけど、リップでかくてスピニングのシーバスタックルでは抵抗大きすぎて巻きにくくて、一つ下の24A(写真上から2番目)は使えそうだけど、25Aはちょっとしんどいなと思ってたけど、ディープクランク投げるための根魚クランクの道具で投げて巻くと、意外にベイトで投げるとスピニングで投げたときの印象と違い飛行姿勢安定して飛ぶし巻き抵抗もさほどではなく、潜行能力も50ポンドのリーダー背負って海中3mぐらいは潜ってくれる。これはまずまず使えると見直して合格点出した。一方スティッキー3のほうはハトリーズのルアーは基本8LBナイロン推奨であり50LBリーダー背負わせると1.5m潜ってるかどうか怪しいぐらいで潜行能力不足。って感じで25Aは良い暴れっぷりでアピール度高く良い札かも。そして買い増しせねばと悪い病気が出る。バンディッドのディープウォールアイは今日本じゃ売ってないみたいで中古も弾数少なく買い増し思うようにいかないので、その点でも25Aは優秀。なんぼでも買える。さすが老舗のボーマーブランド。

 という感じで、深く潜るミノーもあるっちゃあるので、気分を変えて”変えると来る”を期待して今後は投げてみようと思う。まあ近所漁港では根魚に向かってディープクランク投げてる釣り人など居ないので、使ってる人間が少ないルアーが効くって要素はないにしても、ワシが近所漁港の根魚をクランクにスレさせているという懸念があると言えばあるので、手変え品変えしておくのは退屈がしのげる他にも意味があると信じておこう、という締めくくりのルアー図鑑うすしお味第81弾でした。

2025年10月4日土曜日

乾物の実力ービンボ飯干しキノコ編ー

 太陽は偉大である。天照大神の例を出すまでもなく、その偉大な力は古くから神として尊ばれあがめ奉られてきたぐらいのモノで、もしも太陽が無かったら地球はたちまち凍りつくって話でワシら太陽なしでは生きていけない。地球上の生態系では熱水噴出口の化学合成細菌を生産者とするとか例外的なモノを除くと、ほとんどの生き物が植物が太陽の光を用いて光合成で得た有機物をエネルギー源として利用している。つまり巡り巡ってワシやサメ、ヒョウのような頂点捕食者(サメとヒョウと私ではなく、イーグルシャークパーンサー♪のことね)であっても、太陽が無ければエネルギーを得て活動するための糧を得ることができない。単純に生物種の生息できる温度に関係するだけでなく、その光をエネルギー源として我々生き物は恩恵を享受しているということが大きな事実としてあり、あまつさえ人類は電気エネルギーとしての利用もすれば、極論すると太陽光が引き起こしたと言える風や川の流れからも帆船や水車の昔からエネルギーを得てきて産業や生活に便利に使っている。石油、石炭も元をたどれば過去の太陽エネルギーの蓄積であり、神とあがめられて当然の存在とも言えるだろう。

 そういう中で、ワシ的に太陽光の直接利用として生活から切って離せないのが、「干す」という行為で、それはもちろん洗濯物や布団を干すのも含まれるけど、食生活において干物の役割がとてもありがたいと感じているところ。太陽光を用いてその熱で水分を蒸発させ乾燥させたうえで紫外線で殺菌し、食べモノを長持ちさせるというご先祖様から連綿と引き継いできた生活の食の知恵。ありがたいことである。もちろんその主力としては”魚の干物”がワシの食生活の多くの部分を占めるものとして、主に冬期中心としたカマスであったりアジであったりの干物を、干し網が空く暇もないぐらいに作りまくって食べまくって、あちこちにお使いに出したりもしている。魚の干物つくりは、当地に越してくる以前からの手習いであり、古い小さい方の干物網はかれこれ15年以上は使い続けている歴戦の強者である。魚も干してきたが、芋なんかも干してきた。

 そして、最近のマイブームは”干しキノコ”である。キノコについては以前”キノコ狩り”にハマったときに、あれって雨のあととか条件が良いときにニョコニョコ生えてくるので、一度に食べきれないぐらいの収穫があったりした。そういうときは汚れをはらって適当に切って干して保存。煮込み料理なんかに重宝していた。紀伊半島のこの地でも温暖で雨の多い気候から考えてキノコ狩りは楽しめると期待していたけど、杉や檜の植林された山が多く、出るキノコの種類が限られるって以前に私有地であり勝手に採取して良いような場所があまり見あたらない。加えて、都会の公園の整備された遊歩道周りでのキノコ狩りと違って、こちらで本格的にやろうと思うと、急峻な山に分け入ってという形になりそうで、膝も怪しいお年頃なので、近場で私有地じゃなさげなところを軽く探索はしてみたけど、素人が種同定できそうな食菌の発生は見つけられず断念している。とはいえ、この地では製材業の副産物のおがくず利用でのキノコ栽培が結構盛んで、海産物や蜜柑、木材が表の名産物なら裏名産が菌床栽培のキノコ達なのはすでにご紹介したところである。これが、ワシのような貧乏人が買うのは、規格外品の一袋いくらの持ってけ価格のものや、しなびかけて半額シール貼られた特価品で、いつも手に入るとは限らない。まあ正規の値段で買っても産地価格であり安いんだけど、安売りしてるときの価格でドカッと仕入れておけばなお安い。そして一気に食い切ってしまうのが難しければ、干せば良いのである。エリンギと椎茸が主なんだけど、エリンギは食感が売りなので干してどうか?と半信半疑で干してみたけど、案ずるより産むがやすしってぐらいで、シャキシャキしていた食感が水分飛んでギュッと締まってジャキジャキという新たな食感を得ていて悪くなく、かつ独特の香りが生じてきてこれはこれでありである。椎茸においてはいわずもがな、干し椎茸はなにも立派な”ドンコ”でなくても、規格外品の小っちゃいのでも香り高く、良く出汁が出て、ビタミンDも増えているはずである。どちらも素晴らしい干しキノコで間違いない。

 で、どうやって食うか?まあどうとでも食えるんだけど、まずは良い出汁がとれるので、煮込み系の料理が王道だろう。ということでお煮染め作ってみた。

 材料は、自家製干し椎茸、昆布、大根、マイタケ、ネギ、ちくわ、厚揚げ、メンツユ、塩と適当に冷蔵庫にあったもの中心にぶち込む。

 作り方は適当でいい、まずは干し椎茸と昆布を適当に切ったものを鍋の水で数時間かけて戻す。戻し汁はそのまま出し汁になる。

 あとは火の通りにくいモノから順番に適当に切って煮ていくんだけど、大根は水から入れておいて大丈夫。

 味付けは、煮ていく最初の段階でちょっと薄いかなというぐらいに濃縮タイプのメンツユを入れておいて、煮ながら味見して良い塩梅になるようにメンツユと塩を追加していって味を調える。

 グツグツ煮立ったら、タオルにくるんで保冷バックにぶち込んで味を染みさせると美味しく仕上がるけど、どうせ一回で食い切らずに煮返すうちに味は染みてくるし面倒くさいので、煮えたら1回目食って、熱が取れたら冷蔵庫に入れて翌日また煮返して2日目という感じで3日ぐらいかけて食べていくと、最後の方の大根とか味が良く染みてて抜群になる。途中で具と調味料追加して食べ伸ばしてもいいし、最後残りが少なくなったら卵割り入れてゴハンにぶっかけて食うのもお下品でよろしいかと。

 もいっちょは、前回に引き続き麺類いってみましょうってことで、パスタにぶち込んでみた。

 冷凍していた干しエリンギと干し椎茸をジップロックにぶち込んで水入れて戻す。戻し汁がそのまま出し汁になるのは一緒。

 後は具材として、安売りしてたナスと生のエリンギがあったので”追いキノコ”も投入して食感の違いとか楽しみつつ、買い置きのタマネギも賑やかし要因で投入。

 パスタを茹でるのと同時進行で、フライパンで水戻しした干しキノコをベースに具材をぶち込んで煮て、メンツユで味付けする。ちょっと濃いかなってぐらいで麺に絡めるとちょうど良くなる。

 漫画家のよしながふみ先生の作品で、よく登場人物がメンツユ使ってるのを読んで、みりんと酒と醤油ぐらいで作れるのになんで出来合のメンツユ使ってるんだろうって疑問に思ってたけど、濃縮タイプのメンツユ使い始めたら合点がいった。和食系の味付けはだいたいこれでいける便利さ。濃縮タイプだと常備しておいてササッと使えて便利。砂糖ぶち込めば煮魚やらすき焼き風の鍋にもできるし、一度使い始めたらもう、みりん、酒、醤油、砂糖で作る方式には戻れなくなった。逆に買わなくなったのがポン酢のたぐいで、あれはベースは酢と醤油混ぜるだけで鍋にかける必要もないので、都度作って冬とか柑橘が冷蔵庫にあれば絞るし、無ければ大根おろしだの練り辛子だの薬味でごまかしている。

 で、麺が茹で上がったら具を煮てるフライパンにお湯を切って投入して混ぜる。最後香りづけにゴマ油をタラリと掛け回せば完成。まあ、なんか具をメンツユベースで煮てしまって和風のスープスパゲティーにしてしまうというのは冷蔵庫の余り物処理にも好適かと。だいたい何でもあうと思う。今回の和風キノコスパは、キノコ好きにはたまらんキノコだらけの一品に仕上がってて美味しゅうございました。

 てな感じで、安いときに沢山入手して干して長持ちさせるというのは、ビンボ飯的に経済面でも利するところ多しなんだけど、干したことによって出せる味があったりして、料理の幅を広げて楽しい食事に寄与する面もこれまたありで、魚やキノコだけに限らず、乾物の利用、干して食ってしまうというのは今後も挑戦してみたいと思っている。干し柿とか好物と言って良いぐらい好きだし、切り干し大根なんていうのも独特の滋味があって良いモノだし、大根干すならタクワン漬けるか?とか興味は広がっていく。ま、ボチボチやってみます。干しキノコは基本的に切って干し網に並べて天日にまかせるだけの簡単なお仕事なので、乾物入門としては魚の干物より格段に簡単でもあり、実践に基づく自信を持って皆様にお薦めしておきます。